「40代独身で女性だから保険は要らない」って思っていませんか?
それでは楽しい老後の生活を迎えられませんよ。
40代独身女性こそ、生命保険が必要です!
今回は生命保険なんて全く考えていない40代独身女性に向けた、生命保険が必要である本当の理由を解説していきます。
生命保険の知識が全く無くても、分かりやすく解説しています。
この記事を参考に、生命保険の知識を付けて、自分を見つめる時間を作りましょう!
目次
40代独身女性の生命保険が必要である3つの理由
まず初めに、40代独身女性の生命保険が必要である理由を、3つに絞って解説していきます。
昨今、男女問わず独身の方が多くなっている傾向があります。
女性で独身だからといって、生命保険がいらないわけではありません。
理由として下記が挙げられます。
- 女性の死因1位は女性特有の病気
- 入院時の収入面での問題
- 老後に備えた貯蓄が必要
3つの理由を知ることで、もしもの時に備えた生命保険の重要性に気付けるはずです。
それでは40代独身女性の生命保険が必要である3つの理由を解説していきます。
女性向けがん保険は加入すべき?がん罹患率や保障内容から必要性を解説します
女性の死因1位は女性特有の病気
1つ目は女性特有の死因1位が女性特有の病気であることです。
女性特有の病気とは
- 乳がん
- 子宮頸がん
- 子宮筋腫
などの病気を指します。
女性はこの特有の病気に注意しなければなりません。
近年では、30代前半から乳がんの罹患率が増加し始め、40代後半にピークとなります。
また、子宮頸がんや子宮筋腫も40代を迎えると、増加傾向にあります。
この女性特有の病気は、入院や手術が必要となるため、そのためにも生命保険でカバーしましょう。
女性特有の病気に備えるため、40代独身女性には生命保険が必要となります。
独身の入院時を考えるべき
2つ目は独身の入院時を考えましょう。
例えば40代独身女性のあなたが、病気や怪我で入院した際に看護してくれる方はいますか?
また、入院時に収入がない中、入院費は誰が払いますか?
貯蓄に余裕があるのであれば生命保険は要りません。
しかし、大多数の方が貯蓄に余裕はありません。
入院時に収入がない時でも、入院費をカバーするのが生命保険です。
自分のことはすべて自分でやらなければいけません。
しかし、もしもの時は自分ではどうにでもできない時があります。
そのためにも生命保険という支えを持っておきましょう。
老後に備えた貯蓄はどの年代でも必要
最後の3つ目は老後に備えた貯蓄はどの年代でも必要となります。
理由として、老後は公的年金を受給できますが、これはあくまでも予定です。
国の状況次第で、受給されない可能性もあります。
そのためにも老後への貯蓄は重要です。
それでは貯蓄と生命保険ではどのような関係があるのでしょうか。
理由が2つあります。
- 個人的に年金保険に入れば貯蓄として運用できる
- 入院した場合に、貯蓄を切り崩さなくて済む
この2つの理由から、貯蓄と生命保険の関係性が分かります。
なので、生命保険は必要となるのです。
40代独身女性が生命保険に加入しない3つのリスク
それでは40代独身女性が生命保険に加入しないと、どのようなリスクがあるのでしょうか。
独身男性や家庭持ち女性、年齢の生命保険と違って、40代独身女性しかない特有のリスクがあります。
そのリスクを把握することで、リスクへの備えができるということです。
また40代独身女性の生命保険選びの事前知識にもなるので、必ず押さえておきましょう。
それでは解説していきます。
40代向けの生命保険のおすすめな選び方!ライフスタイルやリスクから決めよう
独身男性との違いは女性特有の病気
まず初めは、独身男性との生命保険に加入しないリスクです。
結論は、女性特有の病気があるかどうかです。
男性は大きな特有の病気というものは無く、生命保険に加入はしなければいけないものの、独身女性ほどではありません。
また、女性は先程にも記述した通り、40代から乳がんの罹患率は急激に上昇し、ピークを迎えます。
そのためにも、生命保険に加入せず、気づいた時にはもう遅いといった形になる可能性もあります。
そのリスクを背負うくらいならば、生命保険に加入することをおすすめします。
家庭持ちとの違いは支える人がいるかどうか
2つ目は家庭持ちとのリスクの違いです。
家庭持ちは、配偶者や子供がいるため、支えてくれる存在があります。
しかし、独身女性はその存在がいません。
親に頼ることも可能ですが、40代ならば親はすでに高齢で、むしろ介護をしなければいけないかもしれません。
入院時の費用、怪我をしたときの治療費などはすべて自分ひとりで行わなければいけません。
そのリスクと隣合わせにならないためにも、生命保険には加入しておきましょう。
年齢によって保険の選び方も変わる
最後は年齢によってのリスクです。
年齢によって病気別のリスクは変わります。
若い時は怪我の保障を中心に、中盤になると入院や収入面での保障、高齢になると死亡保障と医療保障が中心です。
その年代で必要な生命保険に加入し、見直しを行わなければ、家計へのリスクが格段に上がります。
そうならないためにも、適切で自分にピッタリの生命保険に加入しましょう。
40代独身女性の生命保険選びのポイント4選
これで40代独身女性の、生命保険の必要性からリスクについても、押さえることができました。
しかし、「じゃあ生命保険に加入しよう。」と相談場所に行くにはまだ早いです。
選び方のポイントをしっかり押さえておくことで、貯蓄にも、家計の負担にもならず、適切な生命保険を選ぶことができます。
今回は40代独身女性にフォーカスして、生命保険の選び方を4つ解説していきます。
医療保険は女性特有の病気を主契約・特約で付帯
まずは医療保険についての選び方です。
医療保険とは、入院費や手術費をカバーしてくれる生命保険の一つです。
その中でも、女性特有の病気について保障がある医療保険を選びましょう。
ただし、医療保険に限らず保険全般で言えることがあります。
それは主契約と特約どちらで加入するのかを、決めなければいけません。
主契約とは
主契約とは、保険の中でもベースとなる保障内容を指します。
医療保険に一切加入しておらず、これから加入しようとしている場合は、主契約で女性特有の病気を保障している医療保険に加入しましょう。
新規の医療保険に加入するならば、女性特有の病気を保障する医療保険がある生命保険会社を探しましょう。
特約とは
特約とは、主契約にプラスして保障内容を追加するオプションのようなものです。
現在加入している医療保険があり、女性特有の病気を保障するものが無ければ、既存の契約に特約を付帯しましょう。
もちろん生命保険会社によって、女性特有の病気を保障する医療保険、特約があるか分かりません。
既加入中の医療保険があるなら、そこの生命保険会社へ確認しましょう。
ただし、女性特有の病気を保障する医療保険に注力するばかり、普通の病気への保障が疎かにならないよう注意しましょう。
死亡保険の考えはお墓代と葬式代
2つ目は死亡保険の選び方です。
死亡保険は通称、お墓代と葬式代と言われています。
家庭持ちの場合は、お金を残す家族がいますが、独身の場合は必要ありません。
お墓代と葬式代を賄える死亡保険を選びましょう。
お墓代と葬式代の合わせた平均は、約500万円前後と言われています。
その保障以上の死亡保険に加入してしまうと、無駄な保険料が掛かります。
そうならないためにも、適切な必要保障額を計算して、死亡保険を選びましょう。
がん保険は余裕があれば加入するべき
次はがん保険の選び方です。
がん保険は収入に余裕があれば加入しましょう。
理由として、女性特有の病気を保障している医療保険に加入している場合は、がん保険と重複してしまい、保険料の払い過ぎに繋がるからです。
ではがん保険のメリットはなんでしょうか。
正解は、女性特有の病気以外にもがんの種類は多く存在します。
女性特有の病気以外のがんが、発症してしまった場合に備えてのがん保険です。
さらにがん保険専門の会社で加入すると、より手厚い保障が受けられます。
家計に余裕のある方は、がん保険専門の生命保険会社でがん保険に加入しましょう。
個人年金保険も余裕があれば加入
最後は個人年金の選び方です。
個人年金保険も余裕があれば加入しましょう。
理由として、個人年金保険の保険料は家計を圧迫しかねないので、余裕がある方におすすめします。
個人年金の特徴として、
- 定額年金
- 変額年金
の2種類があり、定額年金は契約時に年金額を確定させるものです。
変額年金は運用実績によって将来受け取る年金額が変動する保険です。
加入をするときは、自分がどちらの方法で受け取りたいか慎重に見極めながら契約しましょう。
注意すべき40代独身女性の生命保険選びの落とし穴
生命保険別で選び方を解説しましたが、この選び方に沿って加入すればほとんど問題ありません。
しかし、注意しなければ折角の良い生命保険が、台無しになってしまう危険もあります。
そうならないためにも、生命保険の選び方の落とし穴には注意して、慎重に選ぶことが大切です。
それでは40代独身女性の生命保険選びの落とし穴を解説していきます。
持病を隠して医療保険に加入すると告知義務違反に!違反しないためにはどうすればいい?
生命保険会社は絞るべき
まずは、生命保険会社はできるだけ絞って加入しましょう。
理由として、現在の保障内容が一つにまとまるからです。
基本的に既加入中の生命保険会社で、対象者の保障内容を一つにまとめた資料を作成することができます。
そのため、一つの生命保険会社にいくつもの保険に加入しても、入院保障、死亡保障の総額を教えてくれます。
ライフイベントごとに保障を見直すときに便利ですし、保障内容の把握もしやすいです。
さらに、保険証書もまとめやすく、もし入院して保険金を請求する場合、一枚の請求書で済むことができます。
整理面でも何かと便利なので、なるべく一つの生命保険会社、最悪少ない生命保険会社で収めるようにしましょう。
持病がある場合の生命保険選びは慎重に
二つ目は持病がある場合の生命保険選びは慎重に行いましょう。
理由として、持病がある場合、生命保険に加入できない可能性もあります。
また、直近で入院や怪我によって通院を行っていた場合も同様です。
基本的に告知を行って生命保険に加入をするのですが、告知違反をして加入をすると、二度とその生命保険会社で加入できず、もしもの時に保険金が支払われません。
では持病を持っている人は、生命保険に加入できないかと言われると、そうではありません。
加入できるパターンとして、生命保険会社によって異なりますが、服薬して、基準値未満であれば加入をすることができることもあります。
持病があっても入れる引受緩和型
生命保険の中でも、「引受緩和型」という生命保険もあります。
これは、保険料が若干高い、保障内容が少し違うケースがありますが、持病を持っていても生命保険に加入することができます。
加入を検討している生命保険会社に確認して、告知に該当するか、該当している場合でも加入できる条件はあるのかを、必ず確認しましょう。
勧められた特約の付けすぎに注意
最後は生命保険の相談時に、特約や希望の保険以外を勧められた場合は断るようにしましょう。
もちろん生命保険会社の営業マンも、あなたを想って勧めているかもしれません。
しかし、営業マンにもノルマがあるため、多少無理にでも生命保険に加入させようとします。
そこは心を鬼にして、自分の必要保障額内、予算内で生命保険に加入するようにしましょう。
さらに、無駄な生命保険に加入、新しく特約を付帯してしまうと、それだけ無駄な保険料を支払うことになります。
その分、家計を圧迫、貯蓄に回せないこともあります。
この2つの理由から、無理やり勧められても断るようにしましょう。
忘れてはいけない公的医療保険制度を知ろう
今まで40代独身女性に向けた、生命保険の必要性から選び方、落とし穴までを解説してきました。
しかし、日本という国には公的医療保険制度が備わっています。
国民の受ける義務でもある公的医療保険制度を考えず、生命保険に加入していては、損することもあります。
大前提として、高定期医療保険制度があって、それ以上に掛かる入院費などを生命保険でカバーするのが一般的です。
それでは公的医療保険制度についてもあわせて解説していきましょう。
高額療養費制度が使えないつの条件!治療を受ける前に確認しよう
公的医療保険制度は国民全員が受けられる国の制度
まずは基礎的な公的医療保険制度を解説していきます。
公的医療保険制度とは、国民健康保険や健康保険に加入している国民全員が受けられる、国の制度です。
主に、医療機関で怪我や病気で受診した場合の医療費の一部を、国が負担してくれるという制度です。
負担割合は年齢と所得によって異なります。
適用年齢 | 一般・低所得者 | 現役並み所得者 |
---|---|---|
6歳まで | 2割 | |
6歳~69歳まで | 3割 | |
70~74歳 | 2割 | 3割 |
75歳~ | 1割 | 3割 |
(引用:医療費の自己負担)
この負担割合を忘れてしまうと、生命保険ですべてを賄おうと、保険料が高くなり、無駄が発生してしまうので注意しましょう。
高額療養費制度について詳しく知ろう
次は高額療養費制度についてです。
高額療養費制度は、月ごとに年齢や所得による上限を超えた場合、その超えた金額を支給する制度です。
69歳までは下記の表が上限額です。
適用区分 | ひと月ごとの上限額(世帯ごと) |
---|---|
年収約1160万円~ | 252,600+(医療費-842,000)×1% |
年収約770~約1160万円 | 167,400+(医療費-558,000)×1% |
年収約370~約770万円 | 80,100+(医療費-267,000)×1% |
~約370万円 | 57,600円 |
住民課税非課税者 | 35,400円 |
(引用:高額療養費制度について-高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から))
70歳以降も対象となるので、必ず押さえておきましょう。
そして、この上限額までの入院費や治療費を、生命保険で賄うようにしましょう。
ただし、高額療養費制度は一度立て替えを行ってから、国に請求するので、その分のお金は準備する必要があるので注意しましょう。
おひとりさまの40代女性でも備えが必要(まとめ)
いかがでしたでしょうか。
「40代で独身だし、女性だから生活習慣病とかそこまで気にしなくても、問題ないから保険は要らない」と思っていた方。
少し危機感を持って、40代独身女性でも生命保険が必要であることを知っていただけたら幸いです。
ただし、老後が心配で生命保険に沢山入ることだけはやめましょう。
無駄な保険料をカットして、老後に備えてください。
さらに年齢ごとに見直しも必ず行いましょう。
なぜなら年代ごとに必要な保険は変わるからです。
その時々で必ず見直し相談をしてください。
そうすれば適切な生命保険に加入し続けることができます。
少し手間かもしれませんが、将来のために少しだけでも生命保険を考える時間を作りましょう。