持病を隠して医療保険に加入すると告知義務違反に!違反しないためにはどうすればいい?

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医療保険に加入して、万一入院した時の保障を手に入れておきたいと考えている方の中には、持病を抱えている方もいることでしょう。

保険に加入して病気に対する保障を手に入れておきたいでしょうが、持病を抱えたままだと加入できないのでは…?と感じてしまいますよね。

そんなときに思いつくのが「持病を隠したまま保険に入っちゃえばいいんじゃないの?」という考えかもしれません。

でも正直に加入している人がいる中で、自分だけそんなことしていいのか…リスクはあるのか気になりますよね。

今回は持病を抱えたまま医療保険に加入できるのか、なんらかのペナルティは発生するのかを徹底解説していきます。

前提!医療保険加入時は健康告知審査が厳しくなる

前提として医療保険の加入時に行う健康告知は、ほかの保険よりも厳しく基準が設けられています。

理由は以下の2つです。

  • 健康リスクを事前に把握するため
  • 他の加入者とのバランスを取るため

以下で詳しく解説していきます。

健康リスクを事前に把握するため

医療保険はその名の通り、医療費の保障を行う保険として知られています。

入院・手術で治療を受けた場合に、1日当たりの金額で給付金という形で保険金が支払われます。

給付金を支払う条件が加入者の健康状態である以上、加入前には状態を把握しておかないと、保険会社としてもリスクが不透明なまま加入させるのは厳しいですよね。

保険会社は民間の企業ですから、利益を追求しなければなりません。

健康リスクを事前に把握しておいて、加入者自体が保険金の支払う機会がどの程度あるのかを、確認するのです。

他の加入者とのバランスを取るため

医療保険にはさまざまな条件で加入している人がいますが、健康状態に問題のない人がほとんどです。

健康状態に問題がない=給付金を受け取る可能性が低いことと同じですよね。

その中に持病を抱えていて、将来的に保険金を受け取る可能性がある人を入れるとなると、加入者間で保険金の受取機会に差が出てしまいます。

保険会社は加入者を平等に扱う必要がありますので、加入の際には事前に告知審査を行い、そのまま加入させてもいいかを判断するのです。

持病を隠して医療保険に加入すると告知義務違反になる

結論から言うと、持病を隠して医療保険に加入すると、告知義務違反としてペナルティを受けることになります。

保険会社は告知内容を信用して、保険への加入を認めてはくれることもありますが、給付金や保険金の支払いの際には申請内容を確認します。

申請内容とこれまでの診療歴を確認して、内容に相違があるとわかった場合は、以下のペナルティを保険会社から課される可能性があります。

  • 申請をしても給付金が下りない
  • 悪質性が高い場合は保険の契約が解除になる可能性もある

以下で詳しく解説していきます。

申請をしても給付金が下りない

告知義務違反の内容を保険会社が確認して、違反の内容の悪質性が薄いと判断された場合には、給付金の申請が通りません。

仮に糖尿病と診断されていることを隠して、医療保険に加入している場合に糖尿病が原因の病気で入院手術をを受けても給付金の支払いは受けられません。

保険会社の判断によるので、一概にどのケースが当てはまるとは言えないので、健康状態の告知は正直におこなう方がいいですよね。

うっかりミスで申請できていない場合でも、同様に保険会社の判断によるので、注意が必要です。

悪質性が高い場合は保険の契約が解除になる可能性もある

持病を隠して加入している状態の悪質性が高いと判断されると、保険会社から契約を解除されることになります。

契約を解除される場合でも、持病とは異なる要因で申請を行うと、給付金を受け取れることもありますが期待しすぎないほうが得策です。

また給付金を受け取れないまま保険契約が解除になったとしても、支払ってきた保険料は手元に戻ってくることはありません。

契約が解除されてしまうと、終身保険に加入していても急に保険契約を解除されてしまいますので、再度他の医療保険に加入申請する必要が出てくるので、絶対にやめましょうね。

持病を隠さずに医療保険に加入するための3つのチェック項目

うっかりミスで持病を申告忘れしても、ペナルティがあるのは怖いですよね。

持病を隠さずにきちんと申告するには、保険加入時に以下3つのチェック項目を確認しておきましょう。

  • 保険会社指定の期間に医療行為を受けたか
  • 保険会社指定の病気・健康状態に当てはまるか
  • 健康状態を証明できる書類があるか

以下で詳しく解説していきます。

保険会社指定の期間に医療行為を受けたか

保険会社に健康告知を行う際には、保険会社指定の期間内に医療行為を受けているかどうかが重要になります。

主に以下3つの項目をチェックされます。

  • 保険加入3か月以内に医師の診察などの医療行為を受けているか
  • 保険加入までの2年以内に健康診断で指摘を受けている
  • 過去5年間で保険会社から指定されている病気にかかっている

3か月より以前に何らかの病気で診察を受けていても、途中で自己判断で通院を中断してしまうと、完治として認められませんので、告知が必要になることも。

また健康診断で指摘を受けているのにも関わらず、診察を受けて治療を行わずに数値に改善が見られない場合も要注意です。

保険会社指定の病気・健康状態に当てはまるか

上述した「過去5年間で保険会社から指定されている病気にかかっている」とあるように、保険会社は所定の病気・健康状態に当てはまっている人に対して、告知を義務付けています。

以下は一例ですので、すべての保険会社に当てはまるわけではありませんが、自分の持病に当てはまるものはないか確認してみてください。

心臓・血圧高血圧・狭心症・脳梗塞・不整脈・心筋症・弁膜症など
脳・神経・精神脳出血・心身症・脳梗塞・くも膜下出血・神経症・うつ病・統合失調症・双極性障害・ノイローゼ・アルコール依存症・てんかんなど
肺・気管支ぜんそく・慢性気管支炎・気管支拡張症・肺気腫・肺結・じん肺・過換気症候群
胃腸・膵臓など消化器系胃潰瘍・慢性膵炎・潰瘍性大腸炎・十二指腸潰瘍・急性膵炎・腸閉塞・クローン病・過敏性大腸炎・急性肝炎・肝硬変・胆石・胆のう炎・慢性肝炎・急性肝炎など
循環器系急性腎炎・慢性腎炎・腎不全・腎臓結石・尿管結石・のう胞腎・ネフローゼ・水腎症・前立腺肥大など
目・鼻・耳白内障・緑内障・ぶどう膜炎・角膜炎・円錐角膜・角膜かいよう・網膜色素編成症・網膜剥離・中耳炎・メニエール病・突発性難聴・鼻中隔湾曲症など
がん・腫瘍がん・肉腫・白血病・ポリープ・異形成・腫瘍
その他糖尿病・膠原病・甲状腺機能亢進症・脂質異常症(高脂血症)・高尿酸血症(痛風)・リウマチ性疾患・貧血・紫斑病・椎間板ヘルニア・痔・変形性関節症・甲状腺炎・子宮筋腫・卵巣嚢腫・不妊症・子宮内膜症・乳腺症など

上記のいずれかに該当している場合には、保険会社から加入を断られる可能性が高くなります。

経過によっては加入を認めてもらえることもあります。

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健康状態を証明できる書類があるか

健康診断の数値で指摘を受けた後に、診察を受けて数値改善に取り組んでいる場合など、経過状態を詳細に告知する場合もあります。

数値の推移や医師の診断書など、所定の健康状態を証明できる書類があるかどうかを確認しておきましょう。

保険加入から2年たてば持病を隠して加入したことがバレてもOKはウソ!

よく「医療保険で加入時にウソをついても、2年たてば時効になる」と言われることがあります。

確かに医療保険では、責任開始日から2年経過した時点で告知義務違反が判明していない場合には、保険契約が解除されないと約款に記載があります。

ただし2年以内に告知義務違反が判明しない状態で、保険金支払いがあることが判明した場合は、2年の時効制限はなくなります。

そのため加入から2年たった時点で告知義務違反がバレても、加入期間中に一度でも給付金を受け取っていると、保険会社から悪質性に応じて保険契約を解除されてしまう可能性があるんです。

持病があっても加入できる医療保険

「どうやっても持病があると医療保険には入れないんだ…」と落胆する方もいるでしょう。

ですが持病があっても加入が認められる可能性がある医療保険はあります。

確実に加入できるとは断言できませんが、加入を試してみる価値はありますので、以下で確認していきましょう。

引受基準緩和型医療保険

引受基準緩和型保険は、医療保険の健康告知の審査基準を通常よりも易しく設定している保険です。

持病がある方でも経度であれば保険への加入が認められる可能性があるので、どうしても医療保障が欲しい!という方にはおすすめです。

ただし保険会社が引き受ける保障範囲が広い分、保険料が高く設定されているほか、支払われる保険金額が減額されることもあります。

保険に加入して補償を受ける場合と、貯蓄をして万一に備える場合どちらが家計的にメリットがあるかを把握してから、加入を決めることをおすすめします。

医療共済

医療共済はコープ共済など、各種共済組合が提供している相互扶助型の保険です。

支払う保険料は掛け金と呼ばれ、共済ごとに金額が決められています。

中には一生涯保障を受けられるものもあるので、安定して保障を受けたい方にはおすすめです。

ただし医療共済は運営元の共済組合に加入するために、出資金を支払う必要があります。

また補償される金額も民間の医療保険よりも少ないケースもあるので、必要な分が保障されるかわからないデメリットもあります。

部位不担保での医療保険加入

医療保険会社から通常の加入を断られても、部位不担保として保険への加入を認めてもらえることもあります。

部位不担保とは、所定の健康状態や病気が絡んでいる疾患で保険金の申請を受けても、保険会社は支払いに応じないといった取り決めのことです。

部位不担保で医療保険に加入すると、持病以外の疾患には保障が適用されるので、持病以外にも健康不安がある人に向いているといえます。

持病があって医療保険へ加入できるか不安なら保険相談窓口を利用してみよう

「持病を隠すつもりはないけど、今の状態で加入できるか不安だな…」という方は、保険相談窓口で相談してみるのも一つの手です。

保険会社では以下のサービスを無料で受けられますし、皆さんの悩みを解決してくれる手助けになるかもしれません。

無料で専門家が相談に乗ってくれる

保険相談窓口には、ファイナンシャルプランナー資格や生保関連の資格を保有しているプロが在籍しています。

保険に精通しているアドバイザーが、皆さんの条件に合わせて適切な保険を提案してくれます。

無料で専門家による相談を受けられるので、心強いですよね。

高い保険料は極力避けたいのであれば、伝えれば適切な保障内容を考えてくれることもあります。

複数の保険会社から商品を提案してくれる

保険相談窓口では複数の保険会社の取り扱いがあります。

複数の保険会社の中から、ヒアリングをもとに最適な保障を提案してくれます。

持病がある方でも加入できそうな保険を、ピックアップして紹介してもらうことも可能です。

気にいったものがあれば、窓口で保険加入の手続きも進められますので、手続きを別途個人で行う必要はありません。

医療保険の相談におすすめな保険相談窓口

保険相談窓口といっても、どのサービスを利用すればいいかわからない!なんて方もいますよね。

以下では持病がある方が医療保険の相談で利用するのにおすすめな保険相談窓口を2つ紹介していきます。

保険見直しラボ

保険見直しラボ

保険見直しラボは、相談を担当するスタッフが自宅まで訪問してくれるサービスです。

利用料はもちろん無料で、訪問にかかる移動交通費を請求される心配もありません。

32社の保険会社の中から提案を受けられるほか、相談を担当するスタッフも業界経験歴12年のベテランぞろいです。

経験豊富なスタッフに担当してもらえるので、初めて相談する方でも安心して利用できるでしょう。

保険見直しラボの口コミ&評判を分析!利用するメリット・デメリットを徹底解説

保険見直し本舗

保険見直し本舗

保険見直し本舗は全国に店舗を展開する、店舗相談・訪問相談両方に対応できる保険相談窓口です。

全国に300店舗以上展開しているので、地方の方でも利用しやすいのは大きなメリットです。

特に注目していただきたいのが、保険見直し本舗が取り扱っている保険会社数。

なんと40社以上の保険会社の中から提案を受けられるので、少しでも紹介してもらえる医療保険の選択肢を増やしたい方は、ぜひ利用を検討してみてください。

店頭相談を利用しても訪問相談を利用しても、料金は発生しません。

保険見直し本舗の実際の口コミ・評判からわかるメリット・デメリットを紹介!

持病を正直に告知して医療保険に加入しよう

いかがでしたか?

持病を抱えている方は、健康な方よりも医療保険に入れないのは事実です。

ただしどうしても加入したいからといって、保険会社に対して虚偽の告知を行って保険に加入しようとするのはNGです。

正直に健康状態を告知して、保険の保障を得られるように手続きを進めていきましょう。

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