メットライフ生命「ライフインベスト」は、長期投資に活用もできる変額保険です。
変額保険と聞いてもピンと来ない人も多いのではないでしょうか。
ざっくり言うと、保険料の一部を運用する投資信託と死亡保障部分の生命保険を混ぜたような保険です。
しかしまだよくわからないことも多いと思うので、この記事では、メットライフ生命「ライフインベスト」を詳しく解説します。
目次
メットライフ生命「ライフインベスト」の4つの特徴
メットライフ生命「ライフインベスト」は、変額保険という投資信託など長期投資の仕組みを取り入れ、死亡保険金額や解約返戻金、満期保険金の額が運用によって変動する投資型の生命保険商品の一つです。
投資信託と生命保険を合わせたような商品となっています。
その特徴は、保険料の一部を運用すること、特別勘定を選べることなどがあります。
ここではメットライフ生命「ライフインベスト」の特徴を4つ紹介します。
長期投資に活用できる変額保険
ライフネット生命「ライフインベスト」は、長期投資にも活用できる変額保険商品となっています。
変額保険は、預かった保険料の一部を運用し将来受け取る死亡保険金や解約返戻金が増減する保険の子を指します。
死亡保障が減少する可能性に不安がある人もいるかもしれません。
しかし契約期間中の死亡保障には、最低保障がされているのでその金額以下になることはありません。
保険料の一部を運用してもらえる
「ライフインベスト」では、預かった保険料を運用してもらえるので、死亡保障や解約返戻金を増減させることができます。
預けた保険料のうち、積み立て部分を株式や債券などを組み合わせた投資団ファンドに充てるのが変額保険です。
毎月無理のない範囲の保険料で資産運用できるので、リスクはありますがメリットもある生命保険となっています。
7種類の特別勘定から選択可能
メットライフ生命「ライフインベスト」では、7種類の特別勘定から選択できる特徴があります。
特別勘定とは、他の保険にかかわる資産とは区別して管理と運用をするために特別に設定された感情のことを指します。こ
の特別勘定が「ライフインベスト」では、国内外問わず株式や債権に投資する7種類から選べます。
その中でも、バランス型30、バランス型50、バランス型70ではあらかじめ複数の資産に分散投資されているので、安定した運用を期待できます。
7つの特別勘定については以下になります。
- バランス型30:主に国内債券、国内株式、外国債券、外国株式に投資を行いリスクの分散を図る。当特別勘定では、株式の組入比率を30%程度とし、安定性を重視しつつ成長性も加味した運用を目指す。外貨建資産の組入比率は、原則として上限を30%とする。
- バランス型50:主に国内債券、国内株式、外国債券、外国株式に投資を行いリスクの分散を図る。当特別勘定では、株式の組入比率を50%程度とし、安定性と成長性のバランスを重視した運用を目指す。外貨建資産の組入比率は、原則として上限を30%とする。
- バランス型70:主に国内債券、国内株式、外国債券、外国株式に投資を行いリスクの分散を図っている。当特別勘定では、株式の組入比率を70%程度とし、成長性を最も重視した運用を目指す。外貨建資産の組入比率は、原則として上限を30%としている。
- 日本株式型:主として日本の株式市場に分散して投資により、中長期的な資産の拡大を目指している。
- 世界株式型:主として世界の株式市場に分散して投資により、中長期的な資産の拡大を目指している。
- 世界債券型:主として世界の債券市場(エマージング市場などを除く)で、投資適格債券に投資することにより、インカムゲインおよびキャピタルゲインを追求します。
- 短期金融市場型:主として円建ての短期公社債や短期金融商品に投資を行い、安定的な収益の確保を目指している。
※現在の運用環境では、諸費用控除後の収益がマイナスとなるため、あくまでも一時的に資金をプールしておく目的で利用するもの。
死亡保障もついている
ここまでは投資的な面の特徴をお伝えしましたが、もちろん保険としても特徴もあります。
「ライフインベスト」は、死亡と高度障害を負った時に保険金が支払われる保険的な面も持っています。
さらにこの保険には、特定の状態になるとそれ以降の保険料の払込不要となることや、リビングニーズ特約もあり保険としての機能も悪くありません。
特にリビングニーズ特約は、余命半年以内と医師に診断されると、その時点での死亡保障の全額または一部を受け取れるという特約です。
この保険金の使い方に制限がないので、治療費に充てることも余生を家族と楽しく過ごすために使うこともできます。
このような特約や死亡保障と投資が一緒になった保険が「ライフインベスト」です。
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メットライフ生命「ライフインベスト」の3つのデメリット
ここまでは「ライフインベスト」の良い特徴を中心に解説しました。
投資的な面と生命保険としての機能を兼ね備えて保険として、老後資金形成の手段として「ライフインベスト」に興味を持つ人もいるのではないでしょうか。
しかしデメリットを理解してから契約しないと、後悔する可能性もあります。
特に「ライフインベスト」は、投資的な面を持つ生命保険なのでリスクもありプランによって手数料も変わります。
大切なお金を預け運用する商品なので、事前にリスクについてはリスクしておく必要があります。
そこでここからはメットライフ生命「ライフインベスト」のデメリットについて解説します。
投資信託に近いのでリスクがある
メットライフ生命「ライフインベスト」は、死亡保障があるので生命保険ですが通常の生命保険とは異なり、投資に近い商品のためリスクがあります。
市場の状況によっては、大きく資産を増やすこともできますが反対に資産を減らしてしまうリスクがあります。
もちろん死亡保障に関しては最低保証があるので、まるっとすべて失うわけではありませんが少し不安な部分です。
さらに契約時に、担当営業が投資に詳しい人であれば、運用先を選ぶアドバイスをくれるかもしれませんが、最終的には自分で判断し決める必要があるため、知識も必要となります。
特に「ライフインベスト」のような変額保険は、メリットだけでなくリスクがあることも理解し契約を結ばなければいけません。
特別勘定のプランによって手数料が変わる
特定勘定を7種類の中から選べることを特徴の部分で解説しました。
この7種類のうち、選ぶ特定勘定によって手数料が変わることもデメリットの一つです。
特定勘定には、運用関係費がかかりその費用が特定勘定ごとに異なります。
1番高いのは、バランス型30で運用関係費は1.100%となっています。
ついでバランス型50、バランス型70、日本株式型、世界株式型、世界債権型、短期金融市場型となっています。
どれを選ぶかによって手数料が変わるので、それも踏まえて運用先を選ぶ必要があります。
解約時に解約控除が適用される
「ライフインベスト」を解約すると、解約控除が適用されるのもデメリットです。
解約控除とは、解約の手数料として保険契約者の保険料の積立金から差し引かれることいいます。
解約返戻金も市場によって変動する保険なので、場合によって支払った金額よりも少ない額しか受け取れない可能性もあります。
このような仕組みもデメリットとして理解しておく必要があります。
変額保険に加入するときの3つの注意点
メットライフ生命「ライフインベスト」のように、変額保険は他社でも販売されています。
投資として貯蓄と生命保険を同時に出来ることに魅力を感じ、契約を考える人もいるでしょう。
しかし契約前に必ず知っておくべき注意点が3つあります。その注意点をしっかりと確認し、加入するべきかを判断すると後悔が少なくなります。
そこでここでは、変額保険に加入するときに知っておくべき注意点3つを紹介します。
長期的な運用を目的にしているかをチェックする
まず長期的な運用を目的とした商品かチェックしましょう。
長期的な運用を目的としていれば、保険料を分散して投資できるのでリスクも軽減されます。
積極的な運用でメリットもありますが、リスクも大きくなるため少しでもリスク軽減目的で、長期運用目的なのかチェックすることが大切です。
運用コストに納得できるか
運用コストに納得できるかも重要なポイントです。
変額保険のような投資型保険は、投資目的の投資信託商品に比べ、死亡保障などの保障もついているため費用がかかり、その分の運用コストも高くなります。
投資信託商品と比べ運用コストが高いことに納得できないのであれば、生命保険とわけて投資だけの商品を選ぶべきです。
保険に加入する目的が大きいなら普通の生命保険の方が〇
もし変額保険に、生命保険目的で加入しようとしているのであればおすすめしません。
もちろん死亡保障もついているので、死亡時に家族に残せるメリットのある商品です。
しかし生命保険というよりも、投資に生命保険の機能を追加した商品なので、これをメインの死亡保障にするにはあまり向いていません。
仕組みもわかりづらくリスクもある商品で死亡保障を得るのではなく、運用目的なら投資信託、死亡保障は生命保険などきちんと分けておくほうが、シンプルでわかりやすくおすすめです。
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保険の加入で迷っているなら複数を比較しよう
たくさんの保険があり、どの保険を選べば良いかわからないなど加入に迷っている人もいるでしょう。
そのような場合には、複数の保険を比較し選ぶようにしましょう。
さまざまな保険商品を比較し最適な保険を選択することが、失敗しない保険選びには大切なことです。
メットライフ生命「ライフインベスト」の特徴を知って加入すべきか判断しよう
今回はメットライフ生命「ライフインベスト」の特徴とデメリットを中心に解説しました。
資産運用を目的とした投資面と、生命保険を合わせたような商品で選ばれています。
しかし投資的な面があるためリスクも考えなければいけません。
大切なのは、特徴を正しく理解し資産運用方法として最適かを判断することなのではないでしょうか。