将来子供の教育費用のために加入する学資保険は、口座引き落としで保険料を支払うのが一般的ですよね。
ただ家計を管理しているお母さんの中には、「クレカ支払いで保険料を支払えたらポイントもたまるのにな…」と考えている方も中にはいるでしょう。
実は最近はキャッシュレス化も進んでいますから、学資保険の保険料でもクレジットカード支払いを選択できる保険商品が増えているのです。
でも保険料をクレカ支払いにする前には、ポイントがたまるほかにどんなメリットがあるのか、また支払いに際して心得ておく注意点も把握しておきたいですよね。
今回は学資保険の支払い方法をクレカ支払いにするときのメリットから、クレカ支払いにするときの注意点について、徹底的に解説していきます。
目次
学資保険の支払い方法をクレカ払いにする3つのメリット
学資保険の支払い方法をクレジットカード支払いにするメリットは、以下の3つです。
- クレカに支払いを一元化できるので管理しやすい
- 保険料支払いを忘れる心配がない
- クレカ支払いでポイントがたまる
以下で詳しく解説していきます。
クレカに支払いを一元化できるので管理しやすい
学資保険料支払いをクレジットカードに一元化できるので、支払いを管理しやすいメリットがあります。
ご家庭で加入している保険は、学資保険だけではなく生命保険や医療保険、火災保険に自動車保険など多岐にわたりますよね。
また公共料金や家賃など、支払いは絶えませんよね。
学資保険料をクレカ支払いにすることで、生活するうえで利用したクレカの支払いに一元化できるので、いちいち口座にお金を移す手間を省けます。
そのほかの保険も可能であればクレカ支払いに設定することで、支払いをさらに一元化できますので、家計管理が非常に楽になります。
保険料支払いを忘れる心配がない
クレカ支払いにしておけば、保険料支払いを忘れる心配がありません。
クレジットカード支払いは毎月自動で利用金額に応じて引き落とされていきます。
クレカ支払いに保険料の支払い方法を変更しておくことで、「あ、学資保険の支払い日なのに口座にお金を入れておくのを忘れた」という事態を防げます。
保険料支払いを忘れる心配がないので、保険契約を維持しやすくなります。
クレカ支払いでポイントがたまる
クレジットカードの中には、サービスのポイントがたまるサービスを提供しているところもあります。
クレカの支払額に応じて、ポイントが加算されていきますので、継続して利用していけば通販や店頭でも利用できるので節約にもなります。
現金や口座振替で引き落としすると、ただ金額を引き落されるだけで何の特典もありませんが、クレカ支払いに移行することで還元を受けられるのです。
学資保険料支払いをクレカ払いにするときの5つの注意点
学資保険の保険料支払いをクレカ払いにするときには、以下の5つの注意点を把握しておきましょう。
- 毎月のクレカ支払い額が増える
- クレカの名義は契約者と同一である必要あり
- クレカ会社によっては使用できないカードもある
- 保険会社によってはクレカ非対応のところもある
- 料金を延滞すると保険契約の継続が危うくなる
以下で詳しく解説していきます。
毎月のクレカ支払い額が増える
単純な話ですが、学資保険料支払いをクレカ払いにすると毎月のクレカ支払い額が増えてしまいます。
毎月のクレカ利用額を自分の中で決めているのなら問題ないのですが、何かとクレカ支払いを使ってしまう方は、保険料支払いもクレカに一元化することで月々の支払額が高額になってしまうんです。
クレジットカードによっては、利用額の制限が設けられているところもあります。
前月分の利用額の支払いが完了するまで利用額制限枠は開かないので、仮に20万円が限度額だとしても前月料金が10万円で引き落としが完了していないと、その月に利用できる金額は10万円のみになってしまいます。
常日頃クレジットカードを利用して制限枠を設けている場合には、毎月のクレカ支払い額が増えて利用に制限がかかる可能性もあることを覚えておきましょう。
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クレカの名義は契約者と同一である必要あり
「私のクレジットカードのほうが還元率がいいから…」と父親の名義で契約する学資保険を、自分のクレジットカードで支払おうとする方もいますよね。
実は学資保険の支払いをクレカにするには、学資保険の契約者とクレカの名義人が同一にしなければなりません。
いくら還元率がたかくとも、保険の契約者のクレカでないと支払いに利用できないので、注意が必要です。
クレカ会社によっては使用できないカードもある
クレジットカードであればすべて利用できるわけではなく、保険会社によっては利用できないクレジットカードもあります。
保険会社の支払い方法の部分に、どの会社のカードが利用できるかは記載されていますので、ご自身が所有しているクレジットカードが利用できるかを確認しておきましょう。
保険会社によってはクレカ非対応のところもある
「今加入している学資保険をクレカ支払いに変更しよう!」とすぐに行動に移したい方もいるでしょうが、すべての保険会社がクレカ支払いに対応しているわけではありません。
キャッシュレス化が進んでいるとはいえ、一部の保険会社のみが対応を開始している状況です。
保険料をクレカ支払いにしたいときには、クレカ対応の保険会社を探してみてください。
ただしクレカ対応だからと言って、すぐに保険を決めてしまうのはNG。
学資保険は返戻率の高い商品を選ばないと、保険料を支払っても受け取るときに運用益が加算されず、ただ保険料を支払って貯めただけになってしまいます。
また付けられる特約も保険会社によって異なるので、子どものために補償を追加しておきたい人は、保険料の支払い方法だけでなく「子どものため」をベースに保険を選ぶようにしましょう。
料金を延滞すると保険契約の継続が危うくなる
口座に入っている残金がクレジットカードの利用料を1円でも下回っていると、料金は引き落とされずに延滞扱いになります。
クレカを多用しすぎて支払い能力を超えてしまった場合や、口座に料金を入れ忘れてしまった場合には、クレカだけでなく学資保険料も滞納したことになります。
学資保険料を1回滞納しただけでは保険契約に影響はありませんが、クレカ支払いの料金の延滞を継続することでクレカの利用だけでなく、保険の継続に影響が出てきます。
複数回保険料支払いが行われないと、学資保険の解約返戻金を元手に、保険会社側で立替を行います。
解約返戻金が尽きてしまった場合、保険契約を解約しなければなりません。
立替を行う場合、保険会社側から利息を請求されます。
せっかく子どものために加入した学資保険でも、料金を延滞することで将来子供のために使うはずだった保険金を使い込んでしまいますし、最悪保険契約が継続できない可能性があります。
またクレカ支払いなど借金状態が続いて督促状を無視している場合、学資保険を差し押さえられることもあるので、注意が必要です。
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加入途中でクレカ払いに変更することも可能
「今加入している学資保険をクレカ支払いに変更したいんだけど…」という方もいますよね。
学資保険料支払いをクレカ払いに変更できる商品であれば、保険会社が用意している契約者専用のサイトから変更手続きができます。
ログインして支払い方法の変更をするだけで変更できるので、気になる方は試してみてください。
学資保険をクレカ払いにしてお得に保険料をためよう
学資保険をクレカ支払いにすると、支払いを一元化できるほか、ポイントを効率よく貯められます。
ただし月々のクレカ支払い額が増えてしまったり、利用できる保険商品が限られているので注意が必要です。
またクレカ支払いにしているからといって、クレカの料金を滞納してしまうと、保険の契約継続が危ぶまれます。
お得に利用できるからと忘れられがちですが、学資保険はあくまで子どものための保険ですので、保障内容や返戻率を確認したうえでクレカ支払いができるかを確認しましょう。