生命保険を勝手にかけられることはある?気づいたら解約できるの?

生命保険は通常配偶者など身近な人にかける保険ですが、保険金の金額が高額になるため、テレビドラマでもトラブルの原因として扱われることが多いです。

中には親や配偶者に無断で保険を掛けられたなんてケースもありますが、「本当に無断で保険を掛けられることなんてあるの?」と疑問に思いますよね。

「自分の知らないところで保険を掛けられていたらどうしよう…」と不安になっている方のために、今回は生命保険を勝手にかけられることはあるのか、また勝手にかけられた場合にはどうすればいいのかについて徹底的に解説していきます。

生命保険を被保険者の同意なくかけることは基本できない

基本的に生命保険の契約特性上、被保険者の同意なく、保険をかけることはできません。

理由は以下の3つです。

  • 生命保険は被保険者の同意なしに契約は結べない
  • 高額な保険の場合保険会社の調査が入るから
  • 生命保険の同意書にサインする必要があるから

以下で詳しく解説していきます。

生命保険の被保険者の同意なしに契約は結べない

生命保険では保険を掛けられる対象である、被保険者の同意がない状態で契約を結べない決まりになっています。

保険契約を結ぶ際には、保険を契約して保険料を支払う「契約者」と保険をかける対象である「被保険者」、そして被保険者が亡くなった場合に保険金を受け取れる「受取人」の3人を決めなければなりません。

生命保険の契約者は保険金を支払う義務が生じますが、料金を支払えばいいだけなので誰でもなることは可能です。

ただし被保険者の場合は、死亡により保険金の支払い可否が決定されてしまうため、被保険者の同意がなければ保険契約を結べないんです。

仮に被保険者の同意なしで保険契約が結べてしまった場合、まったく関係のない人から保険を掛けられてしまい、自分の死亡によって知らない人が得をすることになる可能性もあります。

また保険金目的で被保険者を殺害して保険金を受け取ろうする犯罪行為や、保険金詐欺の温床になることも予測されるので、保険契約締結時には同意が必要なんです。

高額な保険の場合保険会社の調査が入るから

冒頭でも紹介した通り、生命保険は保険金が10万円単位ではなく数百万、高額になってくると数千万円もの保険金を契約することもあります。

保険会社としても不当に保険金を支払うのは避けたいですから、万が一保険金の支払いが起きると、被保険者と契約者が正当かどうか、保険の契約時の申告内容に虚偽内容は含まれていないかのチェックが行われます。

生命保険の担当者と面談することもありますし、保険契約時の申告内容を審査されることもあります。

高額な保険金で契約する場合には保険会社の調査が入ってしまうので、仮に契約時に偽装して書類を提出したとしても保険金が下りないシステムになっています。

生命保険の同意書にサインする必要があるから

生命保険加入時に契約者と被保険者が異なる場合には、同意書に直筆でサインが必要になります。

生命保険を勝手に契約する際には、同意書に無断でサインするでしょう。

直筆のサインの場合は、どれだけ筆跡を真似ても自分の癖が出てしまうものです。

サインの字が異なる場合、生命保険の同意書に記入があったとしても、被保険者の同意が取れていないので保険金の受取対象にはなりえないのです。

少額の生命保険だと勝手に保険をかけられることはある

ただし少額の生命保険の場合は、知らないうちに保険を掛けられることはあります。

理由は以下の2つです。

  • 保険会社の調査が軽く済むことがある
  • 親戚や家族なら受取人になれるから

以下で詳しく解説していきます。

保険会社の調査が軽く済むことがある

保険会社が本格的に保険の内容調査を行うのは、保険金が高額の時がほとんど。。

数十万~数百万円の保険金の場合は、郵送での確認や詳細な調査が行われないこともあります。

被保険者の本人確認がされないケースもありますので、保険会社に被保険者の筆跡を偽装して申告していても調査が及ばないので、保険金を受け取れる可能性があるのです。

親戚や家族なら受取人になれるから

生命保険の受取人は以下の通り、法廷相続人に定められています。

  • 配偶者(入籍済み)
  • 2親等以内の血族

2親等

つまり親せきや家族なら生命保険を勝手にかけたとしても、受取人として認められるのです。

また両親や配偶者であれば生活を共にしていることもあるでしょうから、受取人になったとしても不自然ではありません。

①親に勝手にかけられているケース

実際にあったケースとして、親が子供に対して勝手に保険をかけているパターン。

成人する前であれば医療保障を付帯するのは問題ありませんが、成人した後に子供が亡くなったときに、自分のもとに保険金が入ってくるように勝手に受取人に指定してしまうこともあります。

また、保険の契約者が親でも受取人を別の人に市指定しているケースもありますので、さらに問題がこじれてしまいます。

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②夫に勝手にかけられているケース

結婚した後に自宅に届いた生命保険会社からの通知をみて「あれ?妻が自分に保険をかけている…?」と気づくケースもあるようです。

配偶者間で保険金をかけあうのは特段珍しいことではないですが、何の相談もなしにかけられている家庭も実際にあります。

またトラブルになりやすいのが、契約している保険金が高額の場合。

ないとはわかっていても、「保険金のためにまさか…」なんて疑心暗鬼な生活を送る羽目になるかもしれません。

勝手にかけられた生命保険は解約できる

書類や人づてに聞いて生命保険を勝手にかけられていたことが分かった場合、そのまま保険契約を継続されるのは癪ですよね。

勝手にかけられた生命保険はきちんと解約まで手続きを進められるので安心してください。

冒頭でも紹介した通り、生命保険の加入時には被保険者の同意がなければ成立しません。

保険を勝手にかけられている事実が認められるのであれば、きちんと保険を契約している相手と話し合って保険の解約手続きを進められます。

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生命保険を勝手にかけられたときはどうすればいい?

実際に生命保険を勝手にかけられたときは以下の2つの行動をとりましょう。

  • 保険会社に連絡して事実確認を取る
  • 保険契約人に事実確認を取って話し合う

以下で詳しく解説していきます。

保険会社に連絡して事実確認を取る

加入している保険の契約内容がわかっているのであれば、、保険会社に連絡して事実確認を取りましょう。

事実確認を取って、本当に自分にかけられているのかを申告しておきましょう。

万が一自分が被保険人に設定されている場合には、保険会社に対して被保険者の同意が取れていない場合の手続き方法について聞いてみてください。

保険契約人に事実確認を取って話し合う

また保険契約人に事実確認を取って話し合うのも一つの手です。

特に契約者が自分の配偶者や同居している親族の場合は、。今後の生活にもかかわってくるので、円満に解決できるように話を進めていきましょう。

もしも契約の内容や説明に納得がいくのならば、その場で保険の契約を継続の方向で話を進められます。

万が一納得できない場合は、保険会社に連絡して手続きを進めるように促しましょう。

生命保険を勝手にかけられたらトラブルにならないように対処しよう

いかがでしたか?

生命保険は残された家族の生活保障を目的に加入するので、保険金が高額になりやすい保険です。

そのため保険金を目的に勝手に被保険者にされてしまうのでは…と不安になる方もいるでしょうが、生命保険に加入するときには被保険者の同意が必要、また受取人になれるのは被保険者の方低相続人ですので第三者から勝手にかけられる心配はありません。

ただし家族や親族の場合は、印鑑を預けることもあるでしょうから、生命保険を勝手にかけられるリスクがあります。

生命保険を勝手にかけられていたことが発覚したなら、相手と話し合うあるいは保険会社に直接申告して、保険契約を継続するかを話し合うようにしましょう。

いくら保険金目的でないとわかっていても、疑心暗鬼の状態で生活することになる可能性もあるので、生命保険を勝手にかけられたらトラブルにならないように丁寧に対処していきましょう。