働いている企業や友人の紹介で、生命保険の営業さん経由で保険に加入している人、多いですよね。
生命保険会社に所属してい営業は自社の保険を熟知してはいますが、中には強引な対応を取ったり逆に適当な対応を取られることもあるかもしれません。
生命保険は長い目で見たら高額な保険料を支払うことになりますので、信頼できる人に任せないと損をしてしまうのでは…と不安に感じてしまうかも。
今回は実際にある生命保険の営業さんが信頼できないと感じるケースを紹介しながら、信頼できる担当かを見極める方法と対処法について徹底解説していきます。
目次
生命保険の営業が信頼できないと感じる人は多い
生命保険の営業が信頼できないと感じる人は、実は意外と多いんです。
付き合いや会社にいるからとそのまま担当として受け持ってもらうのがほとんどですよね。
生命保険の営業が信頼できないと感じるケースは大きく分けて以下の3つです。
ケース①執拗に保険料の高い保険をすすめてくる
結婚者出産のタイミングで生命保険に加入したい旨を伝えると、執拗に保険料の高い保険をすすめてくる営業さんもいます。
生命保険には定期保険と終身保険の2パターンがあり、終身保険のほうが保険料が高くなることで知られていますよね。
「保険料を極力抑えたい」と言っているのに、何かと理由をつけて高い保険をすすめられてしまうと、信頼できなくなってしまいますよね。
特に保険の営業さんはノルマの達成度合いや営業成績がそのまま収入に直結していきますから、自分に高い保険を売ることで自分の利益にしようとしているのが見え透いていると、不安になってしまうようです。
ケース②保険を断ったら態度が悪い
担当さんから更新や手続きのタイミングで新しい保険の提案を受けることもあるでしょう。
ですが必要ないからと断っただけで、あからさまに態度が悪くなるスタッフもいます。
実際に提案された学資保険を断って、家庭に即した保険に加入する旨を伝えたところ、その後の態度が一変したという声も。
営業の提案を飲まなかったからと言って、態度をコロコロ変えられてしまうのは、一貫性がなく信頼性が損なわれてしまいます。
ケース③見直しをしようとしたらしつこく止めてくる
「保険料が高いから安い保険に切り替えたいな…」と保険の見直しを担当の営業に依頼する方もいますよね。
ですが保険の見直しで保険料の低い保険に切り替えようとするのを、しつこく止めてくる人もいます。
言葉巧みにかわそうとするのがわかると、「あ、この人自分のノルマのために阻止しようとしてるんだな」と感じてしまいます。
良い営業マンの特徴
生命保険を選ぶにあたってどんな営業マンに担当してもらうかがポイントになるでしょう。
たとえば不誠実な営業マンが担当になってしまえば保険契約も不安になってきますよね。
今回は良い営業マンの特徴を以下に沿って見ていきたいと思います。
- レスポンスが早い
- からないことは素直に「わからない」と答える
- 相手の話を聞く
以下で詳しく見ていきましょう。
①レスポンスが早い
レスポンスが早い営業マンの特徴は、メールの返信が早かったり電話をかけて繋がらなくてもすぐに折り返しが来たり、質問した際もすぐに答えられたりする点が挙げられます。
レスポンスが早い営業マンは常にお客様目線に立ち、お客様の大切な時間を奪わない様に心がけようとしています。
一方でレスポンスが極端に遅い営業マンは、お客様の時間を大切にしようと考えていないように見えますよね。
お客様自身も「いつ頃連絡がくるのか」や営業マンに対しても「本当に任せても大丈夫か」不安に感じ、結果的に信用を失墜させることに繋がるでしょう。
良い営業マンを見極めるためには成績の良し悪しで判断するのではなく、お客様にどれだけ信頼してもらえるかがポイントになり、良い営業マンはお客様の信頼獲得にはどう行動すれば良いのか心得ています。
よってレスポンスがはやい営業マンは良い営業マンと言えるでしょう。
②分からないことは素直に「わからない」と答える
営業マンであっても保険のすべてを熟知しているわけではないので、当然知らないことも多くお客様からの鋭い質問などに対して答えられないこともあるでしょう。
分からない質問に対して「分からない」と言えるのは保険のプロとして言いづらい言葉ではありますが、良い営業マンは常にお客様目線に立って物事を進められるため、分からないことはしっかり「分かりません」と言えるでしょう。
知ったかぶりをし適当に答えてしまうと後々トラブルにも発展しかねないため、知ったかぶりする営業マンより分からないと正直に応え調べてくれる営業マンの方が信頼度が高いですよね。
③相手の話を聞く
お客様目線に立っている営業マンはしっかりお客様の話を聞き意思を汲み取ろうとしてくれます。
まずはお客様がどんなことで悩み予算はどのくらいなのかをしっかり営業マンが把握することで、お客様に最適な保険の提供ができます。
稀にお客様の話を遮ってでも自分の話を押し通そうとする営業マンがいますが、お客様のニーズも把握できていない状態で保険契約を進めてしまうと、押し売り状態になるため良い営業マンとは言えないでしょう。
良い営業マンはお客様の話をしっかり聞き入れることで、お客様へ最適な保険の提案ができますね。
悪い営業マンの特徴
保険選びや契約を結ぶにあたってサポートしてくれる営業マンは良い営業マンに依頼したいですよね。
しかし営業マンの中には悪い営業マンもいるのが事実なので、悪い営業マンの特徴を以下に沿って見ていきたいと思います。
- 同業他社の批判をする
- 話が一方通行になる
- デメリットを隠す
以下で詳しく見ていきましょう。
①同業他社の批判をする
悪い営業マンの中には、同業他社の保険商品を批判する営業マンがいます。
保険商品にはメリットもデメリットもあり、その保険を魅力的に感じるかは人それぞれです。
よって営業マンがあえて他社の保険商品を批判し、自社の保険商品を良く見せようとする必要はないでしょう。
むしろ自社の保険商品をいかに魅力的にお客様に伝えられるかがポイントにも関わらず、あえて他社の保険商品を批判する営業マンは良い営業マンとは言えないでしょう。
他社の保険商品の〇〇の部分がお客様にとってデメリットに働くと言った説明があるのなら悪い営業マンと断定しきれませんが、なんの根拠もなく〇〇会社の保険商品はダメと決めつける営業マンは一発でアウトです。
②話が一方通行になる
営業マンの仕事は保険契約を結ぶことにあります。
そのため契約を効率よく結ぶにはお客さん側に考える時間を与えずに契約を押し進めるケースが多く、強引に進める営業マンの話は一方通行になることが多くお客様の話をほとんど聞いていない状態です。
唯一お客さんが話せるタイミングとしては質問するタイミングですが、こういった営業マンはあらゆる質問に答える準備はしているので即座に答えてしまい、質問が尽きたタイミングで契約させようとしてきます。
お客様の中にはじっくり話し合って決めたい方も多いと思いますが、話が一方通行になる営業マンでは時間をかけて決めることができないため、話が一方通行になる営業マンは信頼しない方が良いでしょう。
③デメリットを隠す
保険商品はメリットもある一方でデメリットもあります。
将来的にリスクとなりえるデメリットをしっかり説明しない営業マンは良い営業マンとは言えないですね。
お客様はメリットとデメリットの両方を把握してこそ、どの保険商品が良いのか比較対象できるにも関わらずデメリットを一切伝えてこない営業マンは良い営業マンではない可能性が高いため注意しましょう。
生命保険の信頼できない営業がよく言うセリ
信頼できない生命保険の営業がよく使うセリフを以下に挙げます。
これらのセリフはすべてが信頼性に欠けるわけではありませんが、注意が必要です。
- 絶対に損はさせません
- 今だけの特別なキャンペーンです
- 他の保険会社では得られない特典があります
- このプランは必ず将来に優れたリタイアメントプランになります
- 他のプランはリスクが高すぎますが、当社のプランなら安心です
- 保険料はほんのわずかです
- この商品を契約すれば、投資機会を逃しません
- 知り合いや親戚がたくさんこのプランに加入しています
- 他のプランは面倒くさい手続きが多いですが、私たちのプランは簡単です
これらのセリフを聞いた場合は慎重に判断し、契約に署名する前に十分な調査とアドバイスを受けることが重要でしょう。
信頼できない営業マンからのプレッシャーに負けず、自分のニーズに合った保険プランを選ぶことが大切です。
生命保険の信頼できる営業の特徴
では、信頼できる営業とはどういったものなのでしょうか。
生命保険の信頼できる営業について以下にまとめました。
不利な情報を隠そうとしない
信頼できる営業は、顧客に対して誠実で透明性のある情報提供を心がけ、利点だけでなく欠点や制約も率直に説明します。
不利な情報を隠さずに伝えることで、顧客に対して最適なプランやカバレッジを提案できるからです。
これにより、顧客の特定のニーズや状況に合った保険を提供できます。
不利な情報を隠さないことは、顧客の利益を最優先に考える姿勢の表れです。
個人情報を無理に聞き出そうとしない
信頼できる営業は、顧客のプライバシーを尊重し、個人情報を無理に聞き出そうとしません。
個人情報の取り扱いについては、法令を遵守し慎重に取り扱います。
それにより顧客は、自身の情報がどのように使用されるかについて理解し、同意する機会を持てるでしょう。
また信頼できる営業は、顧客にとって任意の情報提供であることを強調し、顧客が自分のペースで情報を提供できるよう配慮します。
会話のなかで話を聞いてくれる割合が多い
信頼できる営業は、単なる情報提供だけでなく顧客の声を尊重し、対話を通じて顧客の状況や要望を理解しようと努力します。
顧客が質問をした際わかりやすく詳細に回答し、質問に対する回答だけでなく質問を促す質問を通じて、顧客の関心事を引き出そうとするでしょう。
信頼できる生命保険の営業は、会話の中で顧客に耳を傾け、顧客の声やニーズを尊重するのです。
顧客との対話を通じて信頼を築き、最適な保険ソリューションを提供するための努力を惜しみません。
すぐにサインさせようと結論を急がせない
信頼できる営業は、顧客に対して無理なプレッシャーをかけません。
顧客に十分な時間を与え、自分自身で冷静に検討できるようにします。
また、信頼できる営業は自身の利益よりも顧客の利益を優先するでしょう。
顧客が不安や疑念を抱えている場合、それを解消するために適切な説明やアドバイスを提供し、利益を調整します。
信頼できる営業は、単なる一回限りの取引ではなく長期的な関係を築くことを考えます。
顧客に信頼と満足を与え、将来の保険ニーズに対しても誠実に向き合い、信頼性のあるパートナーになれるよう努力するでしょう。
生命保険の営業が本当に信用できるか見極める2つの方法
「最近対応が雑だったり不安だな…」と感じ始めた方は、以下で紹介する生命保険の営業が本当に信用できるか見極める方法を試してみてください。
今後付き合っていくかを決める見極め材料になります。
提案の内容の根拠を聞いてみる
よく生命保険の営業さんは、「●●さんのご家庭のニーズに合っているので~」など皆さんのためを強調して保険をすすめてくることも。
でももしかしたらほかの人にも同じことを言っているかもしれませんよね。
各家庭のニーズは収入やライフプラン、子供の人数や定年退職までの期間によって異なりますので、すべてが一致することは少ないです。
ニーズに合っているなど「あなただけ」のニュアンスの言葉を添えられたときは、営業さんに提案した根拠をすべて話してもらいましょう。
返答に困っていたり濁すような傾向がみられたときは、今後付き合っていくべきかを検討してみてください。
自社で販売している商品のうち、ノルマや成績につながりやすい保険を集中して提案しようとする営業が多い中で、皆さんのニーズを考慮したうえで根拠をもって提案のできる担当者であれば、信頼して今後も任せてもよいでしょう。
疑問を持ったら徹底的にしてみる
保険の説明を受けているときに、疑問を持ったら積極的に質問してみましょう。
丁寧な対応を心がけている担当者であれば、一つ一つ対応してくれます。
逆に適当に対応されたり、「めんどくさい」ような顔をされたときには、注意が必要です。
疑問を持ったら徹底的に質問することで、臨機応変にこちらの話に耳を傾けてくれる担当者かがわかります。
生命保険で騙されたないために知っておくべきこと
良い営業を見極めようとしていても、口が上手い営業がいるのも事実です。
万一、営業に乗せられてしまって必要のない保険に加入してしまった場合や、そうならないために知っておくべきことを解説します。
保険契約もクーリングオフできる
生命保険で騙されないために知っておくべきことのひとつは、「保険契約もクーリングオフできる」ということです。
保険契約を締結した後、一定の期間内に保険契約を解除できる「クーリングオフ期間」が設けられています。
通常この期間は契約締結後、数週間から数カ月までの間です。
クーリングオフ期間内であれば、契約解除は理由なしで行うことができ、保険会社は返金を行う義務があります。
注意点としては、
- クーリングオフを行う際は、保険会社に対し書面での通知が必要
- 保険料が返金される場合、一部の手数料や費用が差し引かれることがある
という点です。
保険契約もクーリングオフできますが、これらの注意点を知っておくことも重要です。
通知書の書き方や提出方法、返金額については、しっかりと保険会社に確認しましょう。
自分で知識をつけることも大切
生命保険で騙されないためには、自分で知識をつけることも大切です。
生命保険にはさまざまな種類があり、たとえば終身保険・定期保険・投資型保険など、それぞれ異なる特徴を持っています。
各タイプの保険がどのように機能し、どのようなニーズに適しているかを理解しておきましょう。
本当に自分に必要な保険は何か?自分に合った保険はどれか?
これらを理解しておくだけで、生命保険の営業に流されずに済むでしょう。
また、契約書や保険ポリシーの細かい条件や除外事項についても理解しておくと安心です。
これにより保険の範囲や制約を把握し、後で驚きや不満を避けることができます。
保険に関する情報を得る際には、信頼性のある情報源を活用しましょう。
公式ウェブサイト、政府機関、信頼性のある保険アドバイザーなどを利用して情報を収集しましょう。
生命保険の営業が信用できないときに利用すべき代わりの相談相手
「いろいろ試してみたけど生命保険の営業がやっぱり信頼できない…」
「これ以上自分の生命保険を任せるのは正直不安…」と感じ始めている方は、「ファイナンシャルプランナー」か「無料の保険相談窓口」に相談してみてください。
以下ではそれぞれの特徴を解説していきます。
独立系のファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは保険に限らず、投資や家計節約など家庭のお金に関連する知識を証明する専門資格です。
1~3級まであり、1級は国家資格で実務経験がないと取得できません。
ファイナンシャルプランナーとして活動している人には、保険会社に所属しているファイナンシャルプランナーと、独立して開業しているファイナンシャルプランナーの2つにわけられます。
その中でも独立系のファイナンシャルプランナーへ相談してみましょう。
専門資格があるので家計を意識した相談ができるのはもちろんのこと、特定の保険会社とつながっておらず複数の保険会社の中から中立的な立場から保険を提案してくれます。
保険の相談だけでなく子供の教育費や老後の資金についても相談できるので、生命保険の相談のついでに家計の見直しができるのも非常にありがたいですよね。
無料で相談できるところもあれば、1時間単位で料金が発生することもあるので、利用する際には注意が必要です。
無料の保険相談窓口
駅ビルや街中でも見かける無料の保険相談窓口の利用も検討してみましょう。
無料の保険相談窓口では、保険の営業さん同様に担当者・店舗経由で保険に加入できます。
ただし決定的な違いは、複数の保険会社の中から皆さんのニーズに合わせて保険を提案してもらえる点。
保険に対して求める条件や今後備えておきたいリスクを伝えると、条件に合わせた保険をその場で複数提案してもらえるのです。
また相談を対応するスタッフは、研修をパスして生保関連の資格を取得しているので、安心して任せられます。
対面して相談したい!という方向けの店頭相談のほかにも、諸事情で外出が難しい人でも自宅で相談できる訪問相談もあります。
皆さんの希望に最大限添えるように制度が整備されていますので、気になる方はぜひ一度利用してみてくださいね。
加入している保険をほかの保険に切り替えたい方の見直しにも対応しています。
保険相談窓口で相談する4つのメリットと3つのデメリットを徹底解説します
【2020年最新版】無料保険相談窓口おすすめランキングTOP10
信頼できる保険の相談相手を探したい人におすすめの保険相談窓口
信頼できる人に保険の相談や提案をしてほしい!という方は、以下の2つの保険相談窓口の利用を検討してみてください。
マネードクター
マネードクターは保険だけではなく家計全体の悩みを解決できる保険相談窓口です。
自社に1300名以上のファイナンシャルプランナーが在籍しており、相談業務にあたっています。
またMDRTという生命保険販売の国際資格を持っているスタッフも在籍しているので、信頼性は非常に高いです。
全国に拠点を90まで保有しており、訪問型の出張相談にも対応してくれます。
提案できる保険は21社です。
以下の記事でマネードクターの詳細な情報を掲載していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マネードクター(保険のビュッフェ)の口コミ・評判からメリット・デメリットを紹介!
保険見直しラボ
保険見直しラボは訪問相談を行う保険相談窓口です。
全国に70か所の拠点を設け、各地で相談できるような体制が整っています。
保険見直しラボの魅力は何といっても、保険相談を対応するスタッフの経験値。
訪問相談で派遣されてくるスタッフは、保険相談の業界経験歴平均12.1年のベテランばかりです。
保険の知識だけではなく、ニーズをつかむ能力も備わっていますので、もともと生命保険会社の営業さんから保険に加入していた方でも問題なく利用できます。
以下の記事で保険見直しラボの詳しいサービス内容を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
保険見直しラボの口コミ&評判を分析!利用するメリット・デメリットを徹底解説
生命保険の営業が信頼できないときは思い切ってほかの人に相談してみよう
生命保険の営業さんに保険を任せる方は非常に多いですが、信頼できない人に相談するのは今後の契約も考えると不安になりますよね。
また切り替える前には、本当に信頼できるかを見極めるために提案の根拠を問い詰めてみると、確信が持てるでしょう。
ご自分の中で信頼できない要素があるのならば、思い切って営業からファイナンシャルプランナーや保険相談窓口を利用してみてくださいね!