将来子供の教育費用のために加入する学資保険は、口座引き落としで保険料を支払うのが一般的ですよね。
ただ家計を管理しているお母さんの中には、「クレカ支払いで保険料を支払えたらポイントもたまるのにな…」と考えている方も中にはいるでしょう。
実は最近はキャッシュレス化も進んでいますから、学資保険の保険料でもクレジットカード支払いを選択できる保険商品が増えているのです。
でも保険料をクレカ支払いにする前には、ポイントがたまるほかにどんなメリットがあるのか、また支払いに際して心得ておく注意点も把握しておきたいですよね。
今回は学資保険の支払い方法をクレカ支払いにするときのメリットから、クレカ支払いにするときの注意点について、徹底的に解説していきます。
目次
保険料のクレジットカード払いを適用している学資保険10選
学資保険はクレジットカードでの支払いも可能ですが、すべての保険会社がクレジットカード払いが適用できるわけではありません。
クレジットカード払い可能な学資保険を以下の表にまとめたので、早速見ていきましょう。
保険会社 | 学資保険名 |
アフラック | 夢見るこどもの学資保険 |
三井住友海上あいおい生命 | &LIFE子こども保険 |
日本生命 | ニッセイ学資保険 |
JA共済 | こども共済 |
SOMPOひまわり生命 | こども保険 |
住友生命 | こどもすくすく保険 |
太陽生命 | わくわくポッケ |
東京海上日動あんしん生命 | こども保険 |
FWD富士生命 | こども保険 |
朝日生命 | こども保険 |
(2019年現在の情報 参考:ほけんROOM 学資保険)
上記表を見てわかるように、大手保険会社では保険料の支払いにクレジットカードでの支払いが可能となっていますね。
保険はマイホーム購入に次ぐ高価な買い物と言われています。
学資保険は長期に渡る支払いとなり、保険料も決して安いものではないため少しでもポイントがたまるクレジットカード払いをすることでお得に保険料の支払いができます。
初回の保険料のみクレジットカード払いを適用している学資保険5選
保険料の支払いを毎月クレジットカードで支払うことは不可としているものの、初回の保険料のみクレジットカードで支払うことができる保険会社があります。
以下の表に保険料の初回支払いのみ、クレジットカードの適用を可能としている保険会社をまとめたので早速見ていきましょう。
保険会社 | 学資保険名 |
かんぽ生命 | はじめのかんぽ |
第一生命 | ミッキー |
ソニー生命 | 学資保険スクエア |
住友生命 | こどもすくすく保険 |
太陽生命 | わくわくポッケ |
(2019年現在の情報 参考:ほけんROOM 学資保険)
表を見ても分かる通り初回のみクレジットカード払いを適用している保険会社は、意外と少ないため注意が必要です。
学資保険の支払い方法をクレカ払いにする3つのメリット
学資保険の支払い方法をクレジットカード支払いにするメリットは、以下の3つです。
- クレカに支払いを一元化できるので管理しやすい
- 保険料支払いを忘れる心配がない
- クレカ支払いでポイントがたまる
以下で詳しく解説していきます。
クレカに支払いを一元化できるので管理しやすい
学資保険料支払いをクレジットカードに一元化できるので、支払いを管理しやすいメリットがあります。
ご家庭で加入している保険は、学資保険だけではなく生命保険や医療保険、火災保険に自動車保険など多岐にわたりますよね。
また公共料金や家賃など、支払いは絶えませんよね。
学資保険料をクレカ支払いにすることで、生活するうえで利用したクレカの支払いに一元化できるので、いちいち口座にお金を移す手間を省けます。
そのほかの保険も可能であればクレカ支払いに設定することで、支払いをさらに一元化できますので、家計管理が非常に楽になります。
保険料支払いを忘れる心配がない
クレカ支払いにしておけば、保険料支払いを忘れる心配がありません。
クレジットカード支払いは毎月自動で利用金額に応じて引き落とされていきます。
クレカ支払いに保険料の支払い方法を変更しておくことで、「あ、学資保険の支払い日なのに口座にお金を入れておくのを忘れた」という事態を防げます。
保険料支払いを忘れる心配がないので、保険契約を維持しやすくなります。
クレカ支払いでポイントがたまる
クレジットカードの中には、サービスのポイントがたまるサービスを提供しているところもあります。
クレカの支払額に応じて、ポイントが加算されていきますので、継続して利用していけば通販や店頭でも利用できるので節約にもなります。
現金や口座振替で引き落としすると、ただ金額を引き落されるだけで何の特典もありませんが、クレカ支払いに移行することで還元を受けられるのです。
学資保険の支払い方法をクレジットカード払いにする2つのデメリット
学資保険の支払いをクレジットカード払いにするデメリットは、大きく分けて以下2つが挙げられます。
- 分割払いやリボ払いにすると手数料がかかる
- 契約後の適用が遅い
以下で詳しく見ていきましょう。
1.1分割払いやリボ払いにすると手数料がかかる
クレジットカードは一括で支払う場合は手数料はかかりませんが、分割やリボ払いにすると手数料が発生します。
ポイントを貯めることを目的にクレジットカード払いにしたにも関わらず、手数料がかかると獲得できるポイント以上の手数料が発生する可能性も否めないため注意が必要です。
さらに学資保険によっては月々の支払いをクレジットカード払いにするよりも、一括で支払う方がお得な保険もあるため、しっかり保険内容を確認し支払い方法を確認しましょう。
1.2契約後の適用が遅い
保険料の支払いをクレジットカード払いにすることで、保険会社は契約者が指定したクレジットカードが問題ないか確認作業に入るため、適用までに時間がかかる可能性があります。
したがって、支払い方法をクレジットカードにしたにも関わらず契約後にクレジットカード払いが適用されていなくても、慌てずに適用されるまで待ちましょう。
あまりにも適用されるまで時間がかかっている場合は、何らかの不都合が生じた可能性も否めないため、保険会社へ確認するのも有効的な手段でしょう。
学資保険料支払いをクレカ払いにするときの6つの注意点
学資保険の保険料支払いをクレカ払いにするときには、以下の6つの注意点を把握しておきましょう。
- 毎月のクレカ支払い額が増える
- クレカの名義は契約者と同一である必要あり
- クレカ会社によっては使用できないカードもある
- 保険会社によってはクレカ非対応のところもある
- 料金を延滞すると保険契約の継続が危うくなる
- 支払い限度額を確認する
以下で詳しく解説していきます。
毎月のクレカ支払い額が増える
単純な話ですが、学資保険料支払いをクレカ払いにすると毎月のクレカ支払い額が増えてしまいます。
毎月のクレカ利用額を自分の中で決めているのなら問題ないのですが、何かとクレカ支払いを使ってしまう方は、保険料支払いもクレカに一元化することで月々の支払額が高額になってしまうんです。
クレジットカードによっては、利用額の制限が設けられているところもあります。
前月分の利用額の支払いが完了するまで利用額制限枠は開かないので、仮に20万円が限度額だとしても前月料金が10万円で引き落としが完了していないと、その月に利用できる金額は10万円のみになってしまいます。
常日頃クレジットカードを利用して制限枠を設けている場合には、毎月のクレカ支払い額が増えて利用に制限がかかる可能性もあることを覚えておきましょう。
学資保険は一括払いすべき?一括払いのメリット・デメリットを解説!
クレカの名義は契約者と同一である必要あり
「私のクレジットカードのほうが還元率がいいから…」と父親の名義で契約する学資保険を、自分のクレジットカードで支払おうとする方もいますよね。
実は学資保険の支払いをクレカにするには、学資保険の契約者とクレカの名義人が同一にしなければなりません。
いくら還元率がたかくとも、保険の契約者のクレカでないと支払いに利用できないので、注意が必要です。
クレカ会社によっては使用できないカードもある
クレジットカードであればすべて利用できるわけではなく、保険会社によっては利用できないクレジットカードもあります。
保険会社の支払い方法の部分に、どの会社のカードが利用できるかは記載されていますので、ご自身が所有しているクレジットカードが利用できるかを確認しておきましょう。
保険会社によってはクレカ非対応のところもある
「今加入している学資保険をクレカ支払いに変更しよう!」とすぐに行動に移したい方もいるでしょうが、すべての保険会社がクレカ支払いに対応しているわけではありません。
キャッシュレス化が進んでいるとはいえ、一部の保険会社のみが対応を開始している状況です。
保険料をクレカ支払いにしたいときには、クレカ対応の保険会社を探してみてください。
ただしクレカ対応だからと言って、すぐに保険を決めてしまうのはNG。
学資保険は返戻率の高い商品を選ばないと、保険料を支払っても受け取るときに運用益が加算されず、ただ保険料を支払って貯めただけになってしまいます。
また付けられる特約も保険会社によって異なるので、子どものために補償を追加しておきたい人は、保険料の支払い方法だけでなく「子どものため」をベースに保険を選ぶようにしましょう。
料金を延滞すると保険契約の継続が危うくなる
口座に入っている残金がクレジットカードの利用料を1円でも下回っていると、料金は引き落とされずに延滞扱いになります。
クレカを多用しすぎて支払い能力を超えてしまった場合や、口座に料金を入れ忘れてしまった場合には、クレカだけでなく学資保険料も滞納したことになります。
学資保険料を1回滞納しただけでは保険契約に影響はありませんが、クレカ支払いの料金の延滞を継続することでクレカの利用だけでなく、保険の継続に影響が出てきます。
複数回保険料支払いが行われないと、学資保険の解約返戻金を元手に、保険会社側で立替を行います。
解約返戻金が尽きてしまった場合、保険契約を解約しなければなりません。
立替を行う場合、保険会社側から利息を請求されます。
せっかく子どものために加入した学資保険でも、料金を延滞することで将来子供のために使うはずだった保険金を使い込んでしまいますし、最悪保険契約が継続できない可能性があります。
またクレカ支払いなど借金状態が続いて督促状を無視している場合、学資保険を差し押さえられることもあるので、注意が必要です。
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2.6支払い限度額を確認する
クレジットカードで学資保険料を支払う場合、支払う保険料に限度額が設けられている可能性があります。
仮に〇社の保険料を月額払いとし契約している1証券につき;月払いなら10万円以下・半年払いなら60万円以下・年払いなら120万円までのような上限があります。
支払限度額は保険会社によって異なるため、支払い限度額が設けられている保険会社の保険に申し込む場合、限度額以下の保険に申し込む必要があるため、検討中の保険があれば併せて限度額の確認も行いましょう。
保険料をクレジットカードで支払うのが向いている人
保険料をクレジットカードで支払うのが向いている人は以下の特徴を持っている人です。
- クレジットカードでポイントを貯めている人
- 払い込みを煩わしく思っている人
- 家計管理をクレジットカードで行っている人
日常的にクレジットカードを利用している人は、ポイントも貯めやすく引き落としの口座も把握できるためクレジットカードのメリットを十分に受けることができます。
近年は現金を持ち歩かないキャッシュレス化が進んでいるため、学資保険料もクレジットカードで支払うことができれば便利ですね。
なぜクレジットカードで保険料の支払いができない学資保険があるのか?
月々の保険料の支払いをクレジットカードで支払うことでポイントを貯められたり、毎月の支払いを忘れずに払えたりと利用者にとってはお得かつ便利ですが、一方でクレジットカード払いができない学資保険もあります。
学資保険にクレジットカードの利用ができないのはなぜなのか気になりますよね。
実は保険会社側にとってクレジットカード払いには以下のメリットとデメリットが挙げられます。
メリットとして挙げられるのは保険料の未回収を回避できる点です。
たとえ契約者が学資保険の支払いをしてくれなかったとしても、カード会社が一旦保険料の支払いを行い、契約者に対する支払いの督促もカード会社が行うので保険会社側は保険料の未回収を防ぐ事ができるでしょう。
一方デメリットとして挙げられるのは、クレジットカード払いを導入することで保険会社がカード会社へ手数料を払う必要があります。
手数料を支払うことで保険会社は本来契約者から徴収できる収益よりも少ない金額となってしまうため、保険会社によっては節約のためにクレジットカード払いを不可としています。
加入途中でクレカ払いに変更することも可能
「今加入している学資保険をクレカ支払いに変更したいんだけど…」という方もいますよね。
学資保険料支払いをクレカ払いに変更できる商品であれば、保険会社が用意している契約者専用のサイトから変更手続きができます。
ログインして支払い方法の変更をするだけで変更できるので、気になる方は試してみてください。
学資保険をクレカ払いにしてお得に保険料をためよう
学資保険をクレカ支払いにすると、支払いを一元化できるほか、ポイントを効率よく貯められます。
ただし月々のクレカ支払い額が増えてしまったり、利用できる保険商品が限られているので注意が必要です。
またクレカ支払いにしているからといって、クレカの料金を滞納してしまうと、保険の契約継続が危ぶまれます。
お得に利用できるからと忘れられがちですが、学資保険はあくまで子どものための保険ですので、保障内容や返戻率を確認したうえでクレカ支払いができるかを確認しましょう。