持病のある人もない人も、医療費が「もう少し安くならないかな?」と思っている人もいるでしょう。
医療費は自分や家族など大切な人にとって必要な費用のため、無理に削ることができません。
しかし少し工夫するだけで、いつもより少し安くなることもあります。
そこでこの記事では、医療費を節約する10個の技を紹介します。ぜひ活用し家計を楽にしてみてください。
目次
持病があると医療費が高くなりがち
持病を抱える人は、毎月の受診代だけでなく初診料・検査代・薬代などかかり、トータルの医療費は高くなりがちです。
しかし生きている限り、医療費は必要なものであり持病があるとこれらのお金は毎月の固定費となっています。
持病のある人はこのような理由からも、健康に問題がない人よりも医療費が高くなってしまうのです。
毎月頭の初診料
病院では、初診料や毎月再診料を取っています。
これは保険法によって点数が決まっているため、病院によって異なることはありませんが、毎月病院にかかる必要のある人は、これも毎月支払うことになります。
診療費
当たり前ですが、病院にかかれば診療費もかかります。
これは診察内容や処置によっても変わります。
定期的に病院へ通う人は大体同じ金額となりますが、毎月診療代はそこまで負担でなくても、年間にすると大きな金額となってしまいます。
検査代
通院時に検査があればその費用も掛かります。
診療代とは別に検査代がかかるため、毎回でなくても何カ月に一度でも検査をしていると、医療費の負担となります。
病状の進行状況を確認するためにも必要だというのを理解していても、負担に感じてしまっている人もいます。
薬代
医療費の中で薬代が一番の負担と感じている人もたくさんいます。
飲む薬が多くなるほど薬代が高くなり、持病があると毎月薬代を支払わなければいけないことも少なくありません。
生きるために必要な薬だと分かっていても「高いな」と思っている人もたくさんいるようです。
医療費を節約する技10選
特に持病がある人だと、さまざまな場面で医療費負担を感じていることがわかりました。
生きるために必要だと分かっていても、毎月負担があると「もう少し安くならないかな」と考えてしまうのも無理はありません。
またたまに鹿病院へ行かない人も、医療費や薬代請求時に「こんなにするの?」と驚いた経験がある人もいるのではないでしょうか。
しかし少し工夫するだけで、医療費の節約ができることをご存じですか?何となくいつも違う病院を選んでしまっていた、時間を気にせずに受診していたという人は、より高額な医療費がかかってしまっている可能性が高いです。
医療費を節約する技を知っておき、少しでも医療費の節約に努めてください。
必ずお薬手帳を持参する
お薬手帳をもらった記憶はあるけど、病院にあまりかからないという人はつい忘れてしまう人もいるのではないでしょうか。
お薬手帳は、患者さんが服用する薬を一元源管理するためのものです。
これがあることで、薬剤同士の影響を把握できるだけでなくアレルギーや病歴などを医師や薬剤師に把握してもらいやすくなります。
このお薬手帳を持参することで、薬剤服用歴管理指導料が安くなるため節約になります。
ただこの恩恵を受けるためには、6か月以内に処方箋を持参したことのある薬局に、お薬手帳を持参して服薬指導を受けることが条件となっているので、かかりつけ薬局を持っておくのがおすすめです。
予防接種の自治体助成金を活用する
予防接種をする際には、自治体や会社で助成金がないかをチェックするのをおすすめします。
高齢者のインフルエンザの予防接種を助成している自治体は多く、これを使えば無料ないし安く予防接種を受けられます。
最近は大人の風しん予防接種を助成している自治体も多いため、自分が受ける予定の予防接種に助成金がないかを確認してから受けるようにしましょう。
その際には、病院を指定していることも多いため、それも合わせて確認するようにしてください。
時間外受診をしない
病院を受診する際には、時間内受診をすると節約になります。
時間外受診をしてしまうと、時間外加算が適用となり医療費が割り増しで請求されてしまいます。
時間外加算は「時間外」「休日」「深夜」の3種類があり、それぞれ初診なのか再診なのかによっても金額が変わります。
緊急時は一刻も早く受診が必要ですが、大丈夫であれば時間内受診にするほうが節約にはなります。
薬をもらうならジェネリックを活用
薬をもらう際に、ジェネリックがあればそれを利用すると節約になります。
ジェネリック医薬品とは、新薬の特許期間が切れた後に同じ成分で他社が作った薬のこと指します。
ジェネリック医薬品と聞くと、何か違う成分があるのでは?と不安になる人もいるかもしれませんが、そのようなことはなく効き目に違いはないため、安心して使用できます。
新薬よりも様々なコストが削減されているため、半分くらいの値段で購入できることもあり、薬代が高いと思っている人にはおすすめの技の一つです。
薬局によってはジェネリックの案内をしてくれる場所もありますが、特に案内がなければ自分から聞いて確認してみてください。
かかりつけ医で受診する
かかりつけ医を作っておき、そこを受診するのも節約に繋がることご存じですか。
かかりつけ医とは、同じ医師がずっと診察して観察してくれるので、小さな変化にも気づいてもらいやすくメリットが多くあります。
さらにかかりつけ医から紹介状を書いてもらい大きな病院や別の病院へ行けば、特別料金と呼ばれる、2000円~3000円程度のお金がかからないため節約になります。
このことからもかかりつけ医を決めておくのがおすすめです。
入院するなら高額療養費制度を活用する
病気やケガの状況によっては、入院が必要となることもあります。
入院日数にもよりますが、期間が長くなると入院費用が高額になってしまうため不安になる人もいます。
そのような経済的な負担を減らすための制度が、高額療養費制度です。
この制度は、決められた自己負担額を窓口請求が超えた場合に、超えた分が後から戻ってくるものです。
高額療養費制度が使えない5つの条件!治療を受ける前に確認しよう
入院前に限度額認定証を受け取る
先の通り、高額療養費制度を活用すれば自己負担額は減らせます。
ただ一旦自己負担する必要があるため、一定期間の負担もきついという人は、同時に限度額適用認定証をとっておき保険証と一緒に提出すると、医療費の支払が1ヶ月の自己負担限度額までとなります。
これを活用し負担を減らすのも、技の一つとなっています。
医療費控除を受ける
確定申告で医療費控除をするのも忘れないようにしてください。
医療費控除は、年間に使った医療費が10万円を超えた場合に、所得から引いてもらえるという税制度です。
持病のある人は必ずするべき手続きで、必要なものは1年間分の診療明細です。
確定申告時に行えるので、忘れずに申告するようにすると大きく節約ができます。
医療費控除が申請できる期間は2パターン!忘れずに申請するには
禁煙・飲酒の習慣を見直す
当たり前ですが、喫煙・飲酒の習慣がある人は、ない人よりも健康リスクが高くなります。
健康リスクが高くなるということは、病院にかかる可能性も増え医療費負担が多くなります。
またこのような習慣は生活習慣病との関わりも深いため、定期的な通院を必要とする病気になってしまうことも考えられます。
健康であることこそが、1番の節約になることを知っておき生活習慣を見直してみてください。
食生活の改善を行う
健康と食生活の関わりも深く、食生活の乱れが病気を引き起こしてしまうこともあります。
そのため暴飲暴食や油の多い食事をしている人は、改善に取り組むようにしてください。
すぐに食生活の劇的な改善は難しいですが、油を控える・暴飲暴食をやめる・外食の頻度を減らすなど、出来ることから始めてみてはいかがでしょうか。
医療費を節約して普段の家計負担を軽減しよう
医療費の節約技を紹介しました。
「医療費の節約なんて無理」と思っている人もいるかもしれませんが、少しの工夫で医療費の節約ができることが分かったと思います。
お薬手帳を忘れない、受診時間を気にするなどの医療費節約を通じて、普段の家計負担軽減を目指してください。