チューリッヒ生命保険は、スイスに本部を置き日本支社は1996年に設立されました。
豊富な特約が人気の保険会社であり、世界的にも有名な保険会社の一つとなっています。
しかしインターネットで検索しようとすると、不払いというサジェストが出てきてしまうので少し不安という人もいますよね。
そこで今回はチューリッヒ生命の不払いの多さは本当なのか?ということについて解説します。
目次
チューリッヒ生命の特徴
チューリッヒ生命は、1872年にスイスのチューリッヒに誕生した金融グループです。
日本には1996年にチューリッヒ生命日本支社を設立し、その知名度はCMなどの影響もあり、日本でも高いものとなっています。
そんなチューリッヒ生命の商品は、働き盛り世代のリスクを保障した「プレミアムシリーズ」が人気で、保有契約件数が120万件を超えています。
世界的な金融グループのため安定した資産と、豊富な知識と経験が保険商品の開発に活かされている保険会社です。
チューリッヒ生命の保険には不払いが多いって本当?
チューリッヒ生命とインターネットで検索すると、サジェストに「不払い」の文字が出てくることがあります。
不払いというのは、対象となる疾病などで入院をしている状況にも関わらず、保険金の支払いがされないことを指します。
せっかく保険に加入していても、必要な時に保険金が支払われないのでは加入している意味がありませんよね。
チューリッヒの場合、その不払いが多いのでは?という印象を持っている人もいるようですが、結論から言うとチューリッヒ生命が不払いが多いということはありません。
他社の保険会社と不払いの割合を比較しても、チューリッヒ生命が特別多いということはありません。
基本的に不払い=加入者側の問題
チューリッヒ生命が不払いが多いという事実はないことをお伝えしました。
しかしなぜ不払いというワードが出てきてしまうのでしょうか。
保険金の不払いというのは、チューリッヒ生命に限らずどこの保険会社でもあり得る事です。
そもそも不払いになってしまう原因は、加入者に問題があることも多いです。
不払いになってしまう理由については後ほどお話しますが、加入者側の理由が多いということも知っておくことが重要です。
そのことを知っておくことが、不払いを回避することにも繋がります。
チューリッヒ生命の保険で不払いになる4つの理由
さてここからは、チューリッヒ生命の保険金が不払いとなってしまう原因についてご紹介していきます。
先ほど不払いの多くが、加入者側の問題だということをお伝えしましたが、その原因は「請求に必要な書類を送付していない」「保険金の支払い条件を満たしていない」「医師の診断書に問題」「告知義務違反」です。
これ以外にも不払いになってしまう原因があるかもしれませんが、今回は特に多いこちらの4つをご紹介します。
保険金の請求書類を送付していない
保険金の請求には、必要書類を揃えて所定の書類の必要事項に記入・送付する必要があります。
当たり前ですが、この書類を送付していないと保険金の支払いを受けることは出来ません。
また書類に記入しただけで支払われるわけではなく、保険会社が指定する書類を揃えて一緒に送付する必要があります。
必要な書類を全て揃え送付して初めて保険金給付の審査が行われるので、書類を送付していない場合には確実に不払いとなります。
保険金の給付についてわからないことがある場合には、チューリッヒ生命のコールセンター等で質問してみましょう。
保険金の支払い条件を満たしていない
保険金の支払いを受けるには、保険会社の定める条件を満たしている必要があります。
チューリッヒ生命でも同様で、審査の段階で支払い条件を満たしていないと判断されると、不払いとなります。
支払い条件とは、加入している保険によって異なります。
例えば入院が日帰りであっても入院給付を受けることが出来ますが、外来扱いの手術を受けても入院給付金を受け取ることが出来ないなど、保険会社が定めた条件を満たしていない場合は、不払いとなります。
自分では保険金給付の対象と思っていても、チューリッヒ生命が定める支払い条件を満たしていないこともありえます。
この場合は給付の対象となるかなどわからないことは、問い合わせをして確認しましょう。
医師の診断書の内容に問題がある
保険金の給付を受ける際に、医師の診断書の提出を求められることがあります。
その際に医師の診断書の内容に問題がある場合にも、保険金の不払いが発生します。
問題とは必要な事項が記載されていなかったり、申告内容と相違があるなど様々なパターンがあります。
医師の診断書に問題があり不払いとなった場合にいは、再度診断書を書いてもらう必要があるのかを確認しましょう。
ちなみにチューリッヒ生命では、診断書に会社指定の書類があるのでそちらに記入してもらう必要があります。
告知義務違反があった
不払いとなってしまう要因として考えられるのが、告知義務違反をしていたパターンです。
告知義務違反とは、保険に加入する際に過去の傷病歴や現在の健康状態などを正確に申告する必要があります。
この告知義務を怠ったり虚偽の申告をすると告知義務違反を問われてしまい、保険金の不払いや強制解約などの措置を取られてしまいます。
もちろんわざと虚偽の申告すると告知義務違反に当たりますが、忘れていたなど意図しない場合でも告知義務違反に当たるので、絶対に気をつけましょう。
このように、加入者側の問題で不払いとなってしまうことが多いのが現実です。
チューリッヒ生命が保険金の不払いが多いわけではなく、提出する書類に不備があったり告知義務違反を犯している場合などに不払いとなってしまうのです。
不払いとなってしまわないように、事前に必要書類や給付に該当するのかを確認しておくことが大切なのではないでしょうか。
チューリッヒ生命の保険で不払いになったときの対処法
チューリッヒ生命が、不払いの多い保険会社という訳ではないことや加入者側の問題があることは理解して頂けたかと思いますが、ここからは、不払いとなってしまった場合にどのように対処すればよいかをご紹介します。
不払いとなってしまった経験がある方や、現在困っている人はぜひ参考にしてみてください。
診断結果をきちんと記入してもらう
先ほど医師の診断書に問題がある場合にも、不払いになってしまう可能性があることをお話しましたが、その場合には診断結果をきちんと詳しく記入してもらうようにしましょう。
医師にしかわからないこともありますが、診断書についてわからにないことがある場合には、チューリッヒ生命や病院に確認してみましょう。
申請内容に不備がないかを再確認する
保険金に支払いには申請書類に記載する必要がありますが、この申請書類に不備がないかをチェックしましょう。
入院期間の相違など少しの間違いでも不払いとなってしまいます。
自身の記入に間違いがないかということをしっかりとチェックしたうえで、もう一度申請しなおしてください。
保障対象でも支払われないなら生命保険協会に相談
しっかりと申請書類を記入し、保障対象であることを確認したけど保険金の支払いを却下されてしまった場合は、生命保険協会に相談してみましょう。
生命保険協会とは、日本の生命保険業の健全な発達と信頼性の維持のために設立された協会で、事業の中に「生命保険に関する相談や苦情」に関するものがあります。
もし不払いに関して疑問や納得の出来ないことなどがある場合には、相談してみることをおすすめします。
一度不払いとなってしまうと、面倒くさくなってしまい申請を諦めてしまう人もいるかもしれません。
しかし保険は、病気やけがなど万が一の際の金銭的な負担を減らすことで、精神的にも楽になることもある重要なものです。
不払いにならないように、書類や保障内容を確認し再度申請してみましょう。
不安があるなら保険相談窓口で相談してみる
保険に関することで不安や相談がある場合には、保険相談窓口で相談してみるのも良いでしょう。
保険相談窓口とは、保険に関する悩みや疑問に無料で相談に乗ってくれる場所です。
もちろん新しく保険に加入を考えている人に、ピッタリの保険の紹介などのサービスも行っていますが、保険金不払いなどで困っている場合にも相談に乗ってくれます。
保険相談窓口には保険のプロがいるので、不払いになってしまった理由なども教えてくれることもあります。
1人で悩まずに、保険のプロに相談することで不払いの状況から脱却できるかもしれないので、まずは予約をして相談してみましょう。
チューリッヒ生命に加入するなら保障内容をきちんと把握してから!
今回はチューリッヒ生命の不払いは本当か?ということについて、原因などを含めてお話してきました。
チューリッヒ生命と検索すると「不払い」というサジェストが出るため、加入に不安を覚えている人もいるのではないでしょうか。
しかしチューリッヒ生命の不払いの割合は、他社と比較しても多いとは言えません。
不払いとなってしまう原因の多くは、加入者側に問題があります。そうならないためにも、保障内容や申請に必要な書類などを確認する必要があります。
現在チューリッヒ生命への加入を検討している人は、保障内容をきちんと把握してから加入することが大切です。
もし疑問や相談がある場合には、チューリッヒ生命のコールセンターや保険相談窓口を活用して見てはいかがでしょうか。