てんかんでも生命保険は加入できる?加入後に発症したらどうする?

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てんかんは神経性の病気で、日本国内でも100万人程度の患者が闘病しているといわれています。

一度発症すると薬を飲んで症状が出ないように、通院を行い発作を抑えています。

適切な処置を受けていれば、日常生活に特に問題はありませんが、一生付き合っていく病気であることには変わりありません。

生命保険では持病があると加入できないといわれていますが、発症を抑えているてんかんでも問題なく加入できるか気になりますよね。

今回はてんかんを抱えている方向けに、生命保険に加入できるのか、加入を断られた場合の代替方法について解説していきます。

てんかんは発作性の脳の病気

てんかんとは発作性の脳の病気です。

脳の神経細胞に通常とは異なる電気信号が流れることによって、急激な意識低下や意識喪失を起こす病気です。

突発的に発症することもあり、運転中に意識をうしなって事故を起こすケースもあります。

また脳の疾患が原因の症候性てんかんもあります。

人によって症状の程度は様々で、目がくらむ程度で済むこともあれば、全身けいれんを起こすこともあります。

発症後適切な処置をうけ、服用を続けることで症状を緩和することも可能です。

抗てんかん薬を日常的に服用すれば、日常生活に戻れます。

成人すると症状が出なくなることがある

子供のころにてんかんを起こして、服薬を続けた結果、成人後に症状が出なくなることもあります。

18歳以下の子供の発症率が高く、突発的なてんかんを起こすケースもあります。

子供のころに発症すると成長に影響が出ることもありますので、適切な処置を行った結果、成人後の症状が緩和された事例もあります。

しかし成人後に症状が出なくなっても、生活習慣の乱れで再発症することもありますので、油断はできません。

てんかんで生命保険に入るなら引受基準緩和型で加入しよう

てんかんで生命保険に加入したいなら、引受基準緩和型の保険での加入を検討しましょう。

引受基準緩和型の保険では、以下の特徴があります。

  • 病気持ちでも加入しやすい
  • 保険料が普通よりも高くなる

以下で詳しく解説していきます。

病気持ちでも加入しやすい

引受基準緩和型の生命保険は、てんかんなどの持病を持っている人でも加入しやすい保険として知られています。

加入時に持病を申告する際の項目が、通常の生命保険よりも少なく設置されています。

重度な疾患がない限り、加入を認めてもらえる可能性が高いです。

過去に入院や手術歴があっても、保障を受けられるので加入を認めてもらえることも。

また保険会社の指定する医師に診察を受けて、詳細な診断結果を提出し、内容に問題がなければ通常の生命保険に加入できることもあります。

保険料が普通よりも高くなる

引受基準緩和型の生命保険は、保険料が普通よりも高く設定されています。

保険会社が保険金を支払う機会が多くなりますので、通常加入するよりも高くなるのです。

引受基準緩和型の保険で加入を断られた場合、無選択型の生命保険も一つの選択肢としてあります。

しかし無選択型の保険は、引受基準緩和型の保険よりも保険料が高くなってしまいますので、注意が必要です。

てんかん持ちが普通の生命保険に加入できないのはなぜ?

「生命保険できちんと病気を告知しているのに、普通の生命保険で加入を断られるかわからない」なんて方もいますよね。

てんかん持ちは、抗てんかん薬を服用し、日常生活に支障が出ないように管理しながら、生活を送る必要があります。

告知内容をしっかりと

他の加入者との公平性を保つために、保険会社から加入を断られることになるのです。

詳細を以下で解説していきます。

定期的な通院があるため告知内容に引っかかる

生命保険では加入の際に職業や健康状態の告知を行います。

健康状態の告知では、主に以下の内容を申告することになります。

  • 悪性新生物または上皮内新生物、網膜色素変性症と診断されたことはあるか
  • 過去5年以内に病気やケガで入院があった、手術を受けた
  • 保険会社指定の容器で診察・検査・治療・投薬を受けたか
  • 過去5年以内に1週間以上の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか
  • 直近三か月以内に医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがある化
  • 過去2年以内に健康診断・人間ドックを受けて、要塞検査・要精密検査・要治療を宣告されているか
  • 視力障害、言語・聴力・咀嚼機能障害がある
  • 四肢・関節等に欠損・変形・障害がある
  • 身体障害者手帳の交付を受けた経験がある
  • 公的介護保険制度の要介護・要支援の認定を受けたことがある
  • 妊娠している

保険会社によって申請が必要な期間は異なりますが、基本的にどの生命保険会社でも同様の告知審査を求められます。

てんかんは定期的な通院を行い、医師からの投薬治療を受けている状況ですから、健康告知時に申告が必要になります。

てんかんは運転中などに発症すると事故の発生につながり、保険金の支払い事由を誘発する可能性があります。

保健会社としても、保険金支払のリスクは可能な限り避けたいため、加入を事前に断るのです。

他の加入者との公平性を保つため

持病を抱えている人を生命保険に通常通りの条件で加入させると、他の加入者との公平性が保てなくなってしまいます。

生命保険には健康状態に問題のない加入者もいます。

他の加入者と同様の保険料で、てんかんを抱えている人が同様に保険に加入するとなると、保険金を受け取れる機会に差が出てしまいます。

加入者間に差が出てしまうと、不満が出てしまう可能性もあります。

健康な人とのバランスを保つためにも、生命保険会社は加入時の告知内容によって、加入を断るのです。

生命保険加入時にてんかんを隠したらどうなる?

生命保険加入時に提出する告知は、加入者の任意で行います。

「隠して加入しても調べる必要はないよね」と告知をせずに加入しても、保険会社はきちんと調査を行いますので、いずれバレてしまうのは確実です。

告知を行わずに生命保険に加入していると、保険会社から告知義務違反として追及を受けます。

詳細を以下で解説していきます。

告知義務違反でペナルティの対象に

保険会社が加入者に求める告知内容は、上述した通り加入者間の公平性を保つために行われます。

告知内容に虚偽の内容が認められると、告知義務違反を宣告されます。

告知義務違反に認められると、生命保険金の支払要件に該当していても、保険金は降りません。

また、保険金の支払いが受けられないうえに、生命保険の契約の継続を断られることもあります。

支払ってきた保険料の返還も行われませんので、加入期間がいくら長くても、保障を継続して受けることは不可能です。

保険金支払い時の調査は細かいので確実にバレる

「なんで生命保険への告知内容が事実と違うってバレるの?」って思いますよね。

てんかんを隠して生命保険に加入した際に、告知義務違反がバレるタイミングは保険金支払い時です。

生命保険の保険金支払い時には、保険会社は本当に保険金支払い条件に該当しているかを確認しています。

生命保険会社は専門の保険調査員に依頼して、医療機関のカルテや健康保険組合に事実確認を行います。

医療機関で健康保険証を使って受診するのが当たり前ですから、証拠が残っています。

告知を受けた内容とは異なる通院記録があると、詳細を調査し、告知義務違反を見つけ出すのです。

どうしても保障を得たいなら共済も検討

引受基準緩和型の保険に加入すると、保険料が高く契約できる内容に限界があります。

どうしても通常通りの保障が欲しいのであれば、各共済組合がリリースしている共済保険に加入することを検討しましょう。

共済では、1口何円と金額が定められており自分の任意で保険料を決められます。

民間の生命保険会社の保険で断られても、共済であれば告知審査の内容が軽く済むこともあります。

死亡保障が欲しいのであれば、共済も併せて検討してみてください。

医療保険も告知が必要になる

生命保険だけではなく医療保険も同様に、てんかんの告知が必要になります。

医療保険は手術費や入院費用などの医療費を保障してくれる保険です。

生命保険以上に健康状態に関する告知が厳しくなりますので、てんかんに罹患していると保険の加入を断られる可能性があります。

生命保険と同様に引受基準緩和型の保険や、無選択型の保険に加入することも検討してみましょう。

てんかんでも確認して死亡保障を手に入れよう

いかがでしたか?

てんかんは一度発症すると再発を防止するために、定期的な投薬が必要になります。

保険会社は定期的な通院や投薬治療に関しては、慎重な姿勢をつらぬいていますので、健康告知審査で引っかかってしまう可能性が高いです。

告知審査でひっかかってしまうと、保険の加入が認められなくなってしまいます。

てんかんを抱えている方は、引受基準緩和型の保険や無選択型の保険に加入することをおすすめします。

また任意の申告だからといって、てんかんに罹患していることを隠して保険に加入していると告知義務違反として認められてしまうこともあります。

告知義務違反になると、保険金の支払いが受けられないほか、保険の契約を強制的に解除されてしまうことになります。

きちんと告知して、少しハンデがあっても生命保険に加入しようとしましょう。

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