日々家計をやりくりして給与内で生活できるように工夫されている皆さん。
どれだけ家計をやりくりしても、状況が良くならずに悩んではいませんか?
家計が厳しくて生活が立ちいかない…なんて状況に陥っているかも。
お気づきの方もいるでしょうが、家計を圧迫している要因の一つには、ご家庭で加入されている生命保険の保険料が関係していることも。
「じゃあ家計の為に生命保険を解約すればいいんじゃないの?」と思うのはまだ早いです。
実は生命保険の保障内容を見直すことで、必要な保障のみを残して保険料負担を減らせる可能性があるんです。
そこで今回は、高額な生命保険で家計を圧迫されている方向けに、保障の見直しで保険料負担を削減するメリットや、減らすための方法・ポイントについて紹介していきます。
目次
生命保険料は保険の中でも特に高額になる傾向
ご存じの通り生命保険は数多くある保険の中でも特に保険料の高い保険といわれています。
誇張表現もあるでしょうが、人生の中で家の次に高い買い物とまで言われるほど。
生命保険は終身保険にも代表されるように、10年単位で加入するのが一般的です。
加入する期間が長ければ長いほど保障期間も長期化しますので、総合的に見て保険料が高くなります。
また付加できる特約の数も非常に多いため、加入時に不必要な特約を付加してしまっている事で、保険料が知らず知らずのうちに高額になっていることもあるんです。
保険料が家計を圧迫しているなら保障を見直そう
保険料が家計を圧迫していて生活が苦しいのであれば、加入している生命保険の保障を見直すことで負担を軽減できる可能性があります。
見直すべきである理由は以下の2つです。
- 保険加入時と生活環境が変化しているから
- 加入時に不必要な特約を付加している可能性があるから
以下で詳しく解説していきます。
保険加入時と生活環境が変化しているから
上記でも紹介したように、生命保険は何十年と長期的に加入する保険ですので、加入時から時間がたっていて保障内容が現在の生活にマッチしていない可能性があるんです。
例えば生命保険に20代のころに加入して現在30代後半の場合、収入も仕事のポストも大幅に変化しているでしょう。
また生命保険以外にも子供がいれば学資保険、体調に不安があるのであれば医療保険など年齢に応じた他の保険にも加入しているかもしれません。
実は生命保険と他の保険の保障がかぶっていて、無駄に保険料を支払っているなんてこともあります。
加入しているその時の環境にあった保険に見直しすることで、無駄な保険料を省いて負担を減らすことが出来るのです。
加入時に不必要な特約を付加している可能性があるから
生命保険に加入している人の中には、勤務先に来た保険のおばちゃんなどに任せっきりで保険に加入している人もいるかもしれません。
実は自分でも保険の保障内容について把握しきれておらず、不必要な特約を付加してしまっていることもあるんです。
保険の特約は付加することで保障を手厚くできますが、その分保険料を多く支払うことになります。
保険の保障内容を見直すことで、不必要な特約を洗い出すことができますから、結果的に保険料負担を軽減させられるのです。
家計が苦しいから生命保険を解約してはいけない3つの理由
「見直しなんて面倒くさいから手っ取り早く保険を解約しちゃおう」と思う方もいるかもしれませんが、家計が苦しいからといって先手を打って解約してしまうのは得策ではありません。
安易に解約することによって、以下3つの不利益が生じる可能性があります。
- 年齢制限で生命保険に再加入できなくなる可能性がある
- 解約返戻金が少なく元本割れを引き起こす可能性がある
- 健康状態によっては再加入できなくなる可能性がある
以下で詳しく解説していきます。
年齢制限で生命保険に再加入できなくなる可能性がある
一時的に生命保険を解約し、家計の状況が安定するようになってから再度生命保険に加入しようとして立ちはだかるのが、加入年齢制限の壁です。
生命保険は加入者が事故や病気などで、死亡あるいは高度障害状態に陥った場合に保険金が支払われるシステムになっています。
加入者の年齢が高くなれば高くなるほど、事故や病気にかかるリスクも高くなるんです。
保険会社としても他の若い加入者とのバランスも考慮しなければなりませんし、保険金支払いの多いリスクの高い人を加入させることは営業成績にも関わりますので、避ける傾向にあります。
家計が好転して再加入を検討するときになって、保険会社から加入を断られてしまうと家計を支える人に何か不幸があった時に、残された家族の生活を保障できるだけの保険金が残せなくなってしまうのです。
解約返戻金が少なく元本割れを起こす可能性もある
生命保険の中には積立形式をとる種類の保障があり、解約する際に返戻金として一定金額が加入者に支払われることもあります。
解約する時期にもよるのですが、加入から数年以内などあまりにも早い段階で解約してしまうと、元本割れを起こすリスクがあります。
これまで支払ってきた保険料の総合的な金額よりも、解約返戻金が少なくなってしまいますので結果損をすることになります。
一時的似まとまったお金が欲しくて解約返戻金目的で解約するのもよいのですが、目先の金額にとらわれて実質損をしているなんて状態に陥る可能性もあるので注意が必要です。
健康状態によって加入できない可能性がある
生命保険を解約後、再加入する際には健康状態を告知する段階を踏むことに。
年齢やその時の生活習慣によっては、健康状態が芳しくないなんて方もいるかもしれません。
上述した通り生命保険会社は保険金を支払うリスクのある人を加入させることに対して、非常に厳しい姿勢をとる傾向にあります。
健康告知で高血圧など健康状態が危惧される場合には、保険への加入が断られることになる可能性があるので、注意が必要です。
家計の為に保険料を見直す際の4つのポイント
これまで紹介してきたように、家計のために生命保険を解約せずに保障を見直して保険料を削る方が長期的に見てメリットが大きいです。
でも保険のどんな部分に着目して見直していけばいいかわからない!という方も多いですよね。
生命保険を見直すときには、以下の4つのポイントに着目してみてください。
- もしもの時の最低限の必要保障額が確保できているか
- 生命保険以外の保険の無駄もチェックする
- 当初の加入目的を見直す
- 保険料支払いを家計の1割以下に抑えるようにする
以下で詳しく解説していきます。
もしもの時の最低限の必要保障額が確保できているか
一時的でも特約や保障内容を減らして保険料負担を削減するのは良いのですが、せっかく加入しているにもかかわらず必要な保障金額がカバーされていないと、保険料を無駄にしていることになることも。
「とりあえず特約を外せば安くなるでしょ」と考えずに特約を解約してしまうと、被保険者が死亡した時に本来必要な金額が支払われずに、日歩の生活に困ってしまう可能性があるんです。
現在被保険者が亡くなった場合に、生活をある程度維持できる最低限度の金額を算出し、それに合わせて保障や特約を削っていくようにしましょう。
生命保険以外の保険の無駄もチェックする
不必要な保障を削減しても、どうしても保険料が目標の金額まで切り詰められないこともあるも知れません。
そんなときは他に加入している保険の無駄をチェックしてみましょう。
実は一部の保険には生命保険と同様に、被保険者に不幸があった場合の金銭的な保障が受けられる特約が付いていることも。
中には生命保険と保障内容がかぶっていることもありますので、無駄を一つずつ削減してみましょう。
いらない特約が意外と見つかるかもしれません。
生命保険の保障を残しながら保険料負担を減らすためにも、他の保険の保障も同時に見直してみてくださいね。
当初の加入目的を見直す
生命保険は保険期間が長いという特性上、加入時にどんな目的で加入したかを忘れてしまっていることもあります。
残された子供たちのため、妻のため、両親のためなど様々な理由がありますが、それぞれの理由ごとに残すべき保障も必要な金額も変わります。
当初の加入目的に立ち返って、何の為に保険に加入するのかを振り返ることによって、保険料をどう削るかの方向性を固められます。
保険料支払いを家計の1割以下に抑えるようにする
家計の圧迫を避けるために保険料負担を減らすのであれば、保険料支払いを家計の1割以下に抑えるようにしましょう。
実は保険料支払いの目安としては、世帯収入手取りの1割程度がバランスのいい支出になるといわれています。
特に最近では感染症の流行や国際情勢の移り変わりによって景気も落ち込みつつあります。
生命保険に加入されている方の中にも、世帯収入が前年度よりも落ち込んで生活が苦しいなんて方もいますよね。
目安として1割を目指して保険の保障を削っていくと、生活苦から抜け出せる可能性が上がります。
保険料支払いが難しいなら払い済みor延長保険に切り替え
「保険料負担を減らそうと思ったけど、やっぱり保険料の支払いがきついから保険を解約してしまいたい…」なんて方も中にはいますよね。
それでもやはり保険を解約してしまうのは避けたいところ。
終身保険や学資保険など、生命保険では一定の条件を満たしていると、所得税や住民税の控除が受けられる特典があるんです。
保険料払い込み期間が10年以上であるなど条件が厳しく設定されてしまいますので、一時的に解約してしまうと再度税控除を受けられるようになるまで多くの時間を要することになりかねません。
実は生命保険では保険料支払いをストップしても保険契約を継続できる以下2つの制度があります。
- 払い済み保険
- 延長保険
以下で詳しく解説していきます。
払い済み保険
払い済み保険は保険料の支払いをとめて、それ以降の保険料支払いをストップできる制度です。
移行すると保険期間は加入時と同じままで契約を継続できる代わりに、死亡時などの保険金が減額されるシステムになっています。
払い済み保険は加入者の解約返戻金をもとに、保険期間までの保険料を立て替えていく制度ですので、相対的に保険金も減額されてしまうんです。
しかし月々の保険料支払いを実質免除されるので、手っ取り早く支払いの負担を減らしたい方に向いています。
ただし保険に付帯している特約は消滅するほか、定期保険や短期保険などの解約返戻金のない保険では利用できません。
延長保険
延長保険とは加入している保険の解約返戻金を用いて、保険料支払いをストップできる保険です。
払い済み保険とは異なり、最終的に受け取れる保険金額に変動はないぶん、保険期間が短縮されます。
つまり解約返戻金の金額が現在どれだけ溜まっているかによって、保険期間をどれだけ延長できるかが変わります。
払い済み保険と同様に延長保険へ保険内容を変更することによって、生命保険に付帯する特約は消滅することになります。
解約返戻金のない保険は延長保険の対象外になるほか、保険料支払い期間が短すぎると元手になる解約返戻金が少なく、延長保険の効果が少なくなることもあります。
生命保険の見直しで迷ったら保険代理店で相談しよう
ここまで生命保険が家計を圧迫している方向けに、見直しのポイントや、加入を継続すべき理由について紹介してきましたが、
「実際自分で見直ししてみようと思っても、保険についてなんてわからないからどうしたらいいかわかんない…」なんて方もいることでしょう。
保険の知識がない!という方は、無料でプロに相談できる保険代理店を活用してみることをおおすすめします。
保険代理店では以下のサービスが無料で受けられますので、保険料で家計が苦しい方も料金を気にせずに利用できます。
- 保険知識豊富なプロに無料で相談できる
- 店頭だけではなく訪問やオンラインでの相談もできる
- 複数の保険会社の中から提案を受けられる
- 保険加入後のアフターフォローも受けられる
以下で詳しく解説していきます。
保険知識豊富なプロに無料で相談できる
保険代理店で保険の相談を担当してくれるスタッフは、生命保険や損害保険など幅広い保険に対して知識を保有するプロ。
保険代理店の運営方針にもよりますが、中にはFP(ファイナンシャルプランナー)というお金に関する知識の資格を保有するスタッフが担当してくれることも。
その他にも生命保険に関連する資格を保有している人もいます。
また保険代理店では個人情報の保護にも力を入れていますので、相談内容が第三者に漏れないように相談スペースの確保や管理を徹底しています。
加入している保険の見直しから、保険の基礎的知識やライフプラン作成なども無料で対応してもらえるのはお得ですよね。
もちろん何度相談してもどれだけ時間がかかっても料金を請求されることはありません。
店頭だけでなく訪問やオンラインでの相談もOK
保険代理店と聞くと、ショッピングモール内にある店舗のみでの保険相談というイメージがつきがちですが、相談者の事情に合わせて様々な相談方法をとってもらえます。
子供が小さかったり長時間外出できない人向けに、相談を担当するスタッフが無料で自宅や近くの喫茶店などの飲食店まで出張してくれます。
また新型コロナや冬場に流行するインフルエンザの感染防止のために、WEB会議ツールを活用したオンライン保険相談にも対応可能です。
オンライン相談の場合は保険契約の場合にのみ、店頭まで来店する必要がありますが、会話の多い相談の段階で面会せずに保険の見直しを進められるのは大きなメリットでしょう。
以下の記事でオンライン保険相談に対応している保険代理店をランキング形式で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
【2020最新版】オンライン保険相談のおすすめ人気ランキングTOP5
複数の保険会社の中から提案を受けられる
保険代理店では数多くの生命保険会社や損害保険会社と提携しています。
保険の見直しをおこなった際に、他の保険会社に切り替えたほうが保険料が安くなると判明することもあります。
相談者であるみなさんの意見をきちんと尊重したうえで、取扱保険会社の中から最適な保障を提案してくれます。
もちろん加入を強制することもなく、相談者の皆さんが自分で加入を判断できますので、その場で断ってもOKです。
断ったからと言って後から相談料を取られることもありませんので、安心してください。
保険加入後のアフターフォローも受けられる
保険代理店では保険相談や条件に応じた最適な保障の提案だけではなく、加入後の保険契約を継続するためのアフターフォローも受けられます。
保険代理店の運営方法にもよりますが、加入後に専用のマイページから契約情報の変更をオンライン上で済ませられることも。
また、保険契約後に一定の間隔で保険の保障内容の診断の案内や、契約内容の診断を受けられますので、その時の家計状況に応じて保障内容を変更できる可能性もあります。
アフターフォローに関してももちろん料金を取られることはありませんので、安心してください。
家計を圧迫したら生命保険は解約せずに見直そう
いかがでしたか?
生命保険は高額な買い物になりますから、保険料が高く家計を圧迫しているのであれば解約手段をとる前に見直して、保障を削って保険料を減らすようにしましょう。
保障内容を減らしても保険料支払いが難しい場合には、加入期間や保険期間によっては解約返戻金を元手に保険料支払いを免除できる制度もあります。
また自分では保険の見直しが難しいと感じたら、保険のプロに無料で見直し診断を依頼できる保険代理店に相談することも検討してみてくださいね。