生命保険の保険料支払いといえば、口座振替を思い浮かべる方も多いでしょう。
ですが他の公共料金や保険の支払いもあり、引き落とし日がバラバラになってしまいがちですよね。
最近ではクレジットカード支払いを認めている企業もありますから、可能であれば生命保険の支払いもクレジットカード支払いにして、引き落とし日をまとめておきたいところです。
そこで今回は生命保険料をクレジットカード支払いにするときのメリット・デメリットを徹底的に解説していきます。
目次
生命保険料はクレカ支払いが可能
生命保険料でもクレジットカード支払いに対応してもらえます。
どのクレジットカードが利用できるかは保険会社の判断によりますが、大手の保険会社であれば基本的に利用可能です。
加入時にクレカ支払いを選択することも、保険加入期間中に口座振替からクレカ支払いに切り替えることも可能です。
生命保険料をクレジットカード支払いにする3つのメリット
生命保険料をクレジットカード支払いにするメリットは、以下の4つです。
- クレジットカードのポイントがたまりやすくなる
- クレカの支払い日に支払い日をまとめられる
- 保険料の支払いを忘れない
以下で詳しく解説していきます。
クレジットカードのポイントがたまりやすくなる
生命保険料をクレジットカード支払いにすることで、クレカのポイントをためやすくなります。
クレジットカードにはカード会社独自のポイント制度が用意されています。
利用額に応じて何%と加算されていくシステムになっているので、保険料支払いをまとめておくことで通常よりも、さらに効率的にポイントを集められます。
ポイントは厳禁と同じ扱いで、支払額から割引きを受けられることもあるのでお得ですよね。
クレカの支払い日に支払い日をまとめられる
クレジットカード支払いに生命保険料支払いをまとめておくことで、支払い日を一元化できます。
基本的に世間一般の給与支払い日に合わせて、25日以降に支払い日が設定されています。
しかし水道料金などの光熱費や家賃支払いの日程によっては、支払いがバラバラになって複雑化してしまうこともあります。
支払を忘れると翌月にまとめて請求が来たり、サービス停止になってしまうものもありますから、支払い忘れは避けたいところ。
クレカ支払いにすると、クレジットカード支払い日に生命保険料も決済されるので、支払い日の管理も容易になります。
保険料の支払いを忘れない
クレジットカードは滞納してしまうと信用情報に傷がついて、将来ローンを組むときに悪影響を及ぼすため、支払日を厳重に管理している方も多いでしょう。
生命保険料をクレジットカード支払いにしておくことで、保険料の支払いを忘れるリスクを最小限に抑えられます。
生命保険では1度保険料支払いを忘れても、即保険を解約されることはありませんが、2回、3回と続いてしまうと保険の失効や保険の解約にもつながってしまいますので注意が必要です。
生命保険料をクレジットカード支払いにする3つのデメリット
生命保険料をクレジットカード支払いにするメリットがあれば、もちろんデメリットもあります。
- 他の支払いと重なると支払い額が大きくなる
- クレカの料金滞納で信用情報に傷がつく
- 口座振替から変更するとまとめて請求が来る
以下で詳しく解説していきます。
他の支払いと重なると支払い額が大きくなる
クレジットカード支払いをその他のサービスでも利用している場合には、支払額が高額になる可能性もあります。
すべての支払いをまとめていると、月々の支払い額がどんどん増えていってしまいます。
またネットショッピングなどの買い物で、クレカ支払いを多用してしまう方も要注意です。
支払能力を超えて支払い額が大きくなってしまうと、クレカの滞納につながってしまいます。
クレカの料金滞納で信用情報に傷がつく
クレジットカード支払いにしてうっかり滞納してしまうと、信用情報に傷がついてしまいます。
信用情報に傷がついてしまうと、新しくクレカを契約するときに承認が下りなかったり、高額な買いものをするときにローンが組めなくなったりする弊害が生じる可能性があります。
保険料支払いをクレカに切り替えたことを忘れて、利用料金を把握せずに口座にお金を入れてしまうと、うっかり支払額が足りずに未納になってしまうこともあるので、注意が必要です。
口座振替から変更するとまとめて請求が来る
加入期間の途中に口座振替からクレジットカード支払いに変更すると、当月分の引き落としはされずに、翌月にまとめて2か月分の料金が引き落とされることがあります。
まとめて請求が来ることで、翌月の引き落とし額が多くなってしまい、支払額の計算ミスが起こりやすくなります。
通常ルーティン化されている支払いと一時的にズレる可能性があるので、注意が必要です。
生命保険料のクレカ支払いが認められている保険会社一覧
大手生命保険会社の中で、クレカ支払いが認められている保険会社と利用できるクレカは以下の通りです。
- メットライフ生命:VISA・Mastercard・JCB・AMEX
- アフラック:VISA・Mastercard・JCB・AMEX
- SOMPOひまわり生命:VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Diners
- オリックス生命:VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Diners
- ライフネット生命:VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Diners
- アクサダイレクト生命:VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Diners
- ニッセイ:VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Diners・ニコス
加入途中でクレカ支払いに切り替えるときの手順
生命保険の加入途中にクレカ支払いに切り替えるときには、以下の手順で受け付けてもらえます。
- コールセンターに連絡して必要書類を取り寄せる
- 必要事項を記入する
- 手続き完了
以下で詳細を解説していきます。
コールセンターに連絡して必要書類を取り寄せる
加入している生命保険のコールセンターに連絡して、支払方法変更に必要な書類を取り寄せましょう。
保険会社独自の会員専用マイページがある場合には、ネット上から取り寄せられます。
コールセンターへの連絡の場合には、保険加入時の情報が照会時に必要になるので、事前に保険証券を用意しておくことをおすすめします。
必要事項を記入する
書類が届いたら書類を確認して、必要事項記入しましょう。
漏れがあると引き落としの適用まで時間がかかってしまいますので、提出前には何度も確認しましょう。
手続き完了
手続きが完了すると、翌月から引き落としが適用されます。
クレカに切り替えると2か月分の支払いがまとめてくることもありますので、クレカの支払いをアプリなどで管理しておくことをおすすめします。
注意!クレカ支払いができるのは保険契約者本人のカードだけ
「旦那の契約している生命保険だけど、私のクレジットカードで支払いたいな」と考えている方もいるかもしれません。
生命保険料をクレカ支払いで対応できるのは、保険契約者本人のカードだけです。
契約者以外のカードは適用外になりますので、支払いの申し込みはできません。
クレジットカードを有効活用してお得に保険料を支払おう
いかがでしたか?
生命保険料は月々数千円~数万円支払うこともありますから、ただし払っていくだけではもったいないですよね。
クレジットカード支払いに切り替えることで、保険料支払いと並行しながらクレカのポイントもたまるので一石二鳥です。
ですがクレカ支払いに切り替えることで、月々の支払い能力を超えてしまったり、クレカの滞納につながる可能性もあります。
支払い状況を管理したうえで利用するようにしましょう。