「子供に教育費の心配をさせたくない」と考えるお母さん、お父さんは多いのではないでしょうか。
学資保険の中でも、農協の学資保険は様々な特徴があります。
今回はメリット、デメリットもあわせて解説して、学資保険を選ぶ一つの参考にしてもらえればと思います。
それでは農協の学資保険について、解説していきましょう。
目次
農協の学資保険の特徴を理解しよう
早速農協の学資保険の特徴を理解していきましょう。
農協の学資保険の特徴は、
- 3つのプラン
- 高い貯蓄性
- 保障内容も充実している
上記の特徴が農協の強みとも言えます。
それでは農協の学資保険の特徴を解説していきましょう。
進学時期に合わせた3つのプラン
まずは農協学資保険の3つのプランについて解説していきます。
農協の学資保険は3つのプランに分かれています。
- 学資応援隊
- にじ
- えがお
3つのプランに分かれているということは、それだけ選べるパターン増えるということです。
一つずつ簡単に紹介していきます。
学資応援隊
「学資応援隊」は、保障というより、貯蓄性を増やすことが目的の学資保険です。
全部で5回に分けたタイミングで、進学時期に合わせた学資金を受け取ることができます。
給付率も高いため、貯蓄をメインの学資保険に加入したいならば、「学資応援隊」が良いです。
にじ
「にじ」は、「学資応援隊」よりも、少し保障を増やした保障内容の学資保険です。
治療費や生活費に充当できる保障内容となっているので、貯蓄と保障のどちらもバランス良く加入したい方に向いている学資保険です。
えがお
最後の「えがお」は、保障に特化している学資保険です。
こどもが後遺障害時の保障が特約で付けられるので、貯蓄は少しで、保障を大きく欲しいのである方向けの保障です。
高い貯蓄性が魅力的
2つ目の特徴は、高い貯蓄性が挙げられます。
「学資応援隊」でも解説しましたが、高い返戻率が魅力の学資保険です。
返戻率とは、実際に払込した総額の保険料に対して、学資金がいくら貰えるのかの度合いです。
返戻率が高いことは、貯蓄性があることに関係しているので、貯蓄性が高いと言えるでしょう。
保障内容も充実
最後は保障内容の充実です。
もちろん3つのプランから選べるところも特徴ですが、それ以上に子供に不幸があったときの保障が充実しています。
3つのプラン解説の中でも挙げましたが、「えがお」は成長するごとに共済金額が増大します。
こういった保障が手厚いのも、農協の学資保険の特徴と言えますね。
学資保険を選ぶ上で大切な3つのポイント
では実際に学資保険を選ぶときに、どこに注目して選べばよいのでしょうか。
学資保険は主に3つのポイントを押さえましょう。
- 返戻率のチェック
- 受け取りタイミング
- 貯蓄型と保障型
この3つのポイントを押さえれば、自分に合った学資保険に加入することができます。
それでは学資保険の選び方を解説していきましょう
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返戻率をチェックしよう
まずは返戻率をチェックしましょう。
返戻率とは先程の農協の特徴でも説明しましたが、計算式にしてみましょう。
上記が計算式となります。
この率が高ければ高いほど、学資保険として魅力的な保険となります。
もちろん保険会社や共済組合によって返戻率は変わります。
学資保険は教育費を貯める目的で加入する人がほとんどで、返戻率は学資保険の評判にも繋がります。
なので、学資保険を選ぶ基準として、返戻率は必ずチェックしましょう。
受け取りタイミングを考えよう
2つ目のポイントは受け取りタイミングを考えましょう。
理由として、基本的子供の教育費で一番お金がかかるのが、学校に入学するときです。
さらに、公立より私立に入学したときの方が、入学費は高くなります。
家庭によって、私立か公立かは変わりますが、一番お金がかかりそうと思うところに、学資金が多くもらえるタイミングを設定しましょう。
その中で、受け取りタイミングが選べる学資保険を選ぶようにしましょう。
貯蓄型か保障型か決めよう
最後は貯蓄型か保障型かを決めましょう。
貯蓄型は、貯蓄をメインとした学資保険です。
保障型は、子供の保障部分を中心とした学資保険です。
例えば、自分の収入面に心配がない方は、保障メインの保障型が良いでしょう。
このように自分の経済状況に合わせて、どちらの型が良いのかを判断して、学資保険を決めていきましょう。
農協の学資保険3つのメリット
学資保険を選ぶ基準が分かったところで、農協の学資保険のメリット、デメリットを解説していきます。
学資保険を選ぶ上で、比較をする必要があります。
ここで農協の学資保険のメリット、デメリットを学んで、学資保険を選ぶときの参考にしましょう。
まずはメリットを3つ解説していきます。
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メリット①契約者が75歳まで加入できる
メリットの1つ目は、契約者が75歳まで加入できます。
契約者とは、両親や、おじいちゃん、おばあちゃんです。
最近では孫のためにとおじいちゃん、おばあちゃんからの加入要望が増えています。
そのニーズに答えるために、契約者が75歳まで幅広く加入することができるということです。
メリット②共済掛金払込免除制度がある
二つ目のメリットは、共済掛金払込免除制度があることです。
契約者が亡くなる、重度障害になってしまった場合、掛け金を免除されます。
さらに、保障が満期まで続き、しっかりと学資金も受け取ることができます。
保障内容の変化も全くないので、もし契約者が亡くなった場合でも安心できる学資保険となっています。
メリット③子供が生まれる前にも加入できる
最後のメリットは、子供が生まれる前にも加入することができる点です。
通常、被共済者が生存誠意無ければ加入することができません。
しかし、農協の学資保険は生前140日前から加入することができます。
ただし、実際に被共済者として決定し、保障の開始は、生後15日目からスタートです。
農協の学資保険3つのデメリット
前述ではメリットを説明しましたが、ここではデメリットを紹介します。
学資保険を選ぶときには、各保険会社の学資保険に対して、メリット、デメリットを調査して比較を行いましょう。
その中で、自分と子供に最適な学資保険を選び、加入するようにしましょう。
それでは農協学資保険のデメリットを解説していきます。
デメリット①給付が細々しすぎている
まず1つ目のデメリットは、学資金の給付が細々していることです。
プランによって変わりますが、まとめて学資金を貰えるような学資保険ではありません。
特に高校や、大学は入学費が大きく掛かります。
それが私立ならなおさらです。
まとめて学資金を貰いたい方には、向いていない学資保険です。
デメリット②2つのタイプは元本割れする
2つ目のデメリットは「にじ」と「えがお」の2つのタイプは元本割れが発生するケースがあります。
元本割れとは、返戻率が100%を切る、つまり総払込額に対して、学資金の総額が下回るということです。
元々、貯蓄型ではなく保障型のプランなので、元本割れが発生します。
デメリット③保障と貯蓄の両方が良いプランが無い
最後のデメリットは、保障と貯蓄の両方が良いプランが無いことです。
先程の元本割れのところでも説明しましたが、元本割れせずに充実した保障がついているプランはありません。
子供は怪我が多いので、そういった怪我の保障がないと、少し不安になりますね。
他社の学資保険との違いを知ろう
農協が分かったところで、他の保険会社との違いについて、簡単に解説していきます。
日本には学資保険が多く存在します。
生命保険会社の学資保険ごとに特徴があり、違いもあるので、必ず押さえておきましょう。
それでは解説していきます。
同じ共済を扱うこくみん共済 coop(全労済)
まずは農協と同じ、生活協同組合のこくみん共済 coop(全労済)です。
こくみん共済 coop(全労済)は「こくみん共済 こども保障タイプ」という、子供向けの保障をメインとした共済があります。
「こども保障タイプ」に「満期金付きタイプ」と呼ばれるオプションを付けることで、学資保険のようなものになります。
正確には学資保険ではありません。
この「満期金付きタイプ」は受け取りタイミングを設定して、一括で満期金を受け取れる保障となっています。
農協と比べ、一括で貰える部分が違いですね。
民間の生命保険会社
民間の生命保険会社では、学資保険も取り扱っているところが多いです。
しかし、返戻率や保障内容、受け取りタイミングも千差万別です。
例えば、大学の授業料に焦点を合わせて、18歳から21歳の間に4回給付のある学資保険もあります。
一概に、「ここが違う!」とは言えませんが、自分と子供に合った学資保険を探す上で、比較できる学資保険が多くあるに越したことはありませんね。
掛け金が高い人向けの子供向け保障を知ろう
前述までは見てきて、「やっぱり学資保険はいいかな。」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ただ、子供の保障だけは忘れてはいけません。
子供の怪我や病気は多く、入院や通院をするケースは少なくありません。
その中で、保障をしっかり備えておくことで、もしも何か起きても家計の負担は最小限となります。
子供の保障だけは必ず加入しておくようにするために、子供向け保険の特徴を解説します。
幅広い保障内容の子供向け保険
まずは、子供の保障内容は幅広いことが特徴として挙げられます。
子供は好奇心旺盛のため、多くの危険と隣り合わせで、生活しています。
そのため、思わぬ怪我や、病気にかかる危険性もあるので、保障が幅広く、どんな時でも保障できるようになっています。
契約者が亡くなったときの保障もついている
2つ目の特徴は、契約者が亡くなったときの保障もついているケースがあります。
この特徴は生命保険会社によります。
しかし、契約者が亡くなったときに保険料が免除となり、保障が続く特徴は、どの保険会社の子供向け保険にもついている保障です。
大人の保険に移行できることも
最後は大人向けの保険に移行することができます。
満期を迎えた子供向け保険から、大人向けの保険に健康告知なしで移行することができるのです。
これはある程度の子供向け保険に付いている保障で、満期時に病気や怪我をしていても、告知を無視して移行できます。
満期時には子供も大人に成長し、独立していきます。
そのときに、お守りとして持たすことができるのが、子供向け保険の最大の特徴と言えるでしょう。
学資保険を賢く活用しよう
いかがでしたか。
農協の学資保険について知ることで、学資保険選びをスムーズに、正確に行えるようになったと思います。
学資保険は、家計の負担を少しでも減らせるよう、各生命保険会社や生活協同組合が工夫を凝らしています。
一つずつ特徴を捉えて選びましょう。
ただし、学資保険だけでは教育費は足りません。
あくまでも、教育費を補填する手段の一つとして捉えましょうね。