火災保険の見積もりを取るなら専門業者に依頼!請求を通すためのポイントや注意点を解説

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自然災害などで家に損害が発生してしまうと修理費用で頭を抱えてしまいがちですが、加入している火災保険を活用すれば保険金で修理を進められます。

損害が発生したから保険金を申請するのではなく、修理を行う業者に依頼してかかる費用の見積もりを作成する必要があります。

ですが実生活で業者に見積もりを取る作業を経験されている方も少ないでしょうから、どんな内容で申請すべきなのかがわからないなんて方もいますよね。

今回は火災保険の保険金申請で専門業者に見積もりを取る際に必須な、請求を通すためのポイントや依頼時の注意点について徹底解説します。

火災保険に保険金申請するなら業者への見積もりは必須

自然災害などで家に被害が発生し修理が必要なときは、火山噴火や地震の被害以外であれば火災保険会社に申請すると保険金で修理を進められます。

ただし保険金申請をする際には、以下の流れを踏まなければなりません。

  1. 保険会社に保険金申請を行いたい旨を通告する
  2. 保険会社から送られてくる所定の書類に記入する
  3. 専門業者に見積もりを作成してもらう
  4. 修理箇所と自然災害の因果関係の調査
  5. 保険金が所定の口座に振り込まれる

でも「なんで修理業者に頼む必要があるの?」と疑問に思う方もいますよね。

火災保険金申請で業者の見積もりが必要な理由は以下の通りです。

修理にどの程度の費用がかかるかの指標になる

火災保険会社は保険契約を維持管理・新規契約を行っているため住宅の修理に関してはノウハウを持っていません。

修理箇所を見てもどの程度の資材が必要かを確認する作業も手間がかかりますし、契約者からの自己申告だと虚偽の内容が含まれている可能性も捨てきれません。

そのため第三者で修理を専門的におこなう業者に依頼して、被害がどの程度なのか修理費用はどのくらいかかるのかを算出してくれます。

保険会社は見積もりの金額を指標にして、申請された内容が適切かどうかを確認してくれるのです。

損害箇所によっては業者に撮影してもらう必要あり

保険会社に提出する書類の中には損害箇所の現状写真も含まれています。

床や壁であれば皆さんでも撮影できますが、屋根の上や損害の程度がひどい箇所であれば自分で撮影するには危険が伴いますよね。

業者に見積もりを取る際に依頼すれば損害箇所を代わりに撮影してくれますので、ケガをするリスクも回避できます。

業者に依頼して火災保険金申請を確実に通すための5つのポイント

全てを業者に任せるのではなく、火災保険金申請を確実に通すために以下の5つのポイントに着目しておきましょう。

  1. 前提!修理金が免責金額を超えているか
  2. 保険金の支払い条件に該当する
  3. 修理箇所や材質などが細かく記載いされている
  4. 業者による見積金額がは角でないか
  5. 信頼出来る業者かどうか

以下で詳しく解説していきます。

①前提!修理金が免責金額を超えているか

火災保険加入時には保険金支払い時に皆さんが負担する割合として、免責金額を決めます。

免責金額は保険金詐欺防止や年間で支払う保険料の削減を目的に設定されているのですが、中には保険料支払いを軽減するために免責金額をあえて高く設定している方もいます。

免責金額は支払い予定の保険金から差し引かれますので、実際にかかる修理金額より免責金額の方が高いと保険金と相殺されてしまうため、支払われずに全額自己負担になります。

保険金を確実に受け取りたい方は事前に見積もりを取得しておいて、保険金と相殺されないかを確認しておきましょう。

②保険金の支払い条件に該当する

保険金の支払い条件に該当するかも重要な指標です。

火災保険では火災以外にも水災や風災などの補償が付加されているのですが、保険金の支払い条件に該当しない場合には保険金の申請は通りません。

例えば床下浸水の場合は下記のような条件が提示されています。

  • 再調達価額あるいは時価の3割を超える損害が発生している
  • 床上浸水or地盤面より45㎝を超える浸水が発生している

また火災や風災でも全損・半損・一部損が設定されており、確実に全額支払いが確約されているわけではないので注意が必要です。

申請する災害の保険金支払い条件をあらかじめ調べておき、保険金の支払いを受けられるかを事前に確認しておきましょう。

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③修理箇所や材質などが細かく記載されている

業者に依頼して見積もりを取った際に、修理箇所や材質が細かく記載されているかも確認しておきましょう。

保険金申請時には修理箇所や修理に使う資材を記入して、本当に見積金額通りの金額がかかるのかを確認されます。

適当に書かれていると保険会社側から金額を修正されたり保険金申請が通らないこともあります。

地元で実績のある業者に依頼するなど、丁寧に対応してくれる業者を選ぶようにしましょう。

④業者による見積金額が破格でないか

業者に見積もりを取った際に見積金額があまりにも高額でないかを確認しましょう。

業者の中には実際にかかる金額よりも高く見積もって保険金を申請するところもあります。

もちろんあまりにも高額な請求は通りませんので、業者と確認しながら見積金額を確かめることをおすすめします。

⑤信頼できる業者かどうか

業者が信頼できるかも火災保険金の申請が通るかを左右します。

実は火災保険の保険金をめぐって、業者と消費者の間でのトラブルが多発しています。

中には悪質性を指摘されて指導を受けている業者も…。

もちろん火災保険会社としても指導を受けている業者で取った見積もりを信用できません。

確実に保険金申請を通すためにも、実際に保険金申請の経験がある業者や地域の実績のある業者を選ぶようにしましょう。

火災保険金の見積もりを業者に依頼するときの注意点

火災保険金の見積もりを業者に依頼する時には確実に相手を信頼しすぎずに、以下の注意点を把握してある程度気を張っておくことをおすすめします。

  • 保険金請求を代行している業者には要注意
  • 値引き交渉をすると保険金支給額が少なくなる
  • 複数の業者で見積もりを取る

以下で詳しく解説していきます。

保険金請求を代行している業者には要注意

全ての業者に当てはまるわけではありませんが、見積もりと同時に保険金請求を代行している業者には一定レベルの警戒心を持ちましょう。

優良な業者もいるのですが、中には以下のような対応でトラブルに発展しかねないケースもあるんです。

見積もりの中に関係ない修理箇所が含まれていることもある

損害箇所のみの見積もりを取っていたのにも関わらず、申請している箇所以外も修理の見積もり書の中に含まれていたなんてケースもあります。

業者に誘導されて修理を依頼してしまったり、無断で見積書の中に組み込まれていたなんてことも。

支払われる保険金よりも多くの修理費用が掛かってしまいますよね。

意図しない出費にもなりかねないため、請求代行を利用する際には修理箇所にも目を配っておきましょう。

必要な修理が施されていないこともある

算出された修理金額よりも安い金額で着工し、必要な修理が施されていないケースもあります。

申請している材質よりも安価なものを活用して、本来施すべき修理がなされれておらずに期間を開けずに再度壊れてしまうなんてことも。

再度保険金を申請しようとしても、一度修理したと申告している箇所なので保険金の申請が通らないこともあるのです。

値引き交渉をすると保険金支給額が少なくなる

「少しでも修理費用を安くしたい…!」と修理業者に対して値引き交渉を行う方もいますが、保険金申請前に値引き交渉を行ってしまうと保険金支給額が少なくなるデメリットがあります。

また値引き交渉をすることで質の低い材質で修理を受けるため、強度が下がる可能性も。

保険金支給額が少ないとその分自己負担額も増えていきますので、経済的ではないかもしれません

提示された修理費用を確認して適切な範囲内であればそのまま申請してしまうのも一つの手でしょう。

複数の業者で見積もりを取る

一つの業者で見積もりを取って満足するのではなく、複数の業者に同時に見積もりを取ってみましょう。

どの業者の対応が悪い、適切な処理が受けられないかを判断するのは独力だけでは難しいです。

業者の見積額や内容を比較してみて、一番無難なところを選んでみましょう。

また保険金目的の業者は他の業者でも見積もりを取ることを嫌う傾向にありますので、一つの判断材料になります。

見積もりを取っていない業者に依頼して修理はできる?

「A業者に見積もりを依頼して請求を進めちゃったけど、B業者の方が同じ内容で安くしてくれる…」と後から気づくこともあるかもしれません。

見積もりを取っていない業者に保険金を活用して依頼しても、修理は可能です。

火災保険会社から保険金が支払われた後は、皆さんの手元にあるお金としてカウントされますので、用途は決められていないんです。

別の業者に見積もりを依頼することも可能ですが、やはり安さではなく業者の信頼性を確認しておくことをおすすめします。

いくら安くても中抜き工事を行われてしまったり、前回よりも軽い衝撃で壊れてしまうこともあるため、注意が必要です。

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火災保険の見積もりを取るなら専門業者に依頼して詳細な見積書を作成しよう

いかがでしたか?

火災保険で保険金を請求する際には見積もりを取るため、専門業者に依頼する必要があります。

詳細な見積書が必要になるので、信頼できる業者を見つけることが重要になります。

また実際に被害相談もあるように、火災保険の保険金を目的にした業者も一部存在します。

だまされて損をしないように、複数の業者に見積もりを取ったり業者の口コミを確認しておきましょう。

見積もりは火災保険の保険料支払いを左右するので、慎重に選びましょうね!

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