落雷でエアコンが故障!火災保険で保障できる?

これから夏になるにかけてご家庭で大活躍するエアコン。

近年は夏の平均気温も上昇しており、体温よりも高い気温になることもありますから必需品になること間違いなしですよね。

ですが夏の暑さとともにやってくるのが、ゲリラ豪雨や台風などの雷雨を伴う悪天候。

実は落雷は電化製品と相性が悪く、落雷によってエアコンが壊れることもしばしばあります。

1台10万以上することもありますから、買いなおすとなると家計に大打撃になってしまいますよね。

実は落雷でエアコンが故障した場合、火災保険で保障できるんです。

この記事では、何故落雷でエアコンが故障した場合に火災保険で保障できるのかから、火災保険に申請するときの手続きについてまで詳しく解説していきます。

何故落雷でエアコンが故障するの?

落雷ときくと、木や家に落ちて火災が起きるイメージを持つ人も多いでしょう。

ですが雷が落ちるときには火災だけではなく、「雷サージ」という現象も発生します。

雷サージが発生すると高電圧で膨大な電流が流れますが、その近くに電力を通す電線などがあると、それを伝って各家庭まで到達します。

エアコンは常にコンセントに接続されていますので、電線を伝ってきた雷のエネルギーがそのままエアコンに注ぎ込まれることになります。

もちろん耐えられる電圧や電流は限られていますので、許容量を超えると故障してしまうのです。

直接落ちていなくても、近くで落雷が起こった場合に発生する可能性もありますし、避雷針で防ぐこともできませんのでどうしようもないのです。

なぜ火災保険で落雷で故障したエアコンを補償できるの?

ここで気になるのが、火災保険で何故落雷で故障したエアコンが保障されるのかですよね。

実は火災保険は火災の損害のみを保障する保険ではなく、加入している家屋あるいは家財の損害に対応できる保険なのです。

そのため落雷による火災や家財の破損、水害や台風や竜巻などによる風災、他者からの落書きも保障してもらえるんです。

また室外機も同様に火災保険で補償できます。

エアコンが落雷で故障した時に保険金を請求するには?

エアコンは夏の生活に欠かせないものですから、落雷で故障した時には迅速に保険金を請求していち早く復旧できるようにしたいですよね。

そこで以下ではエアコンが落雷で故障した時に保険金を請求する流れを紹介していきます。

①保険会社に落雷による事故を連絡

まず保険金を請求する手続きをとるために、保険会社に落雷による故障が発生したことを伝えましょう。

保険金請求の連絡窓口は各保険会社で案内がありますので、各書類を参考にすぐに電話してください。

連絡してから約1週間程度で保険会社から、保険金請求に必要な書類が発送されます。

②保険金請求のための書類を用意・送付

保険金請求のための必要書類は以下7点です。

  • 各保険会社発行の保険金請求書
  • エアコンメーカー発行の修理見積
  • 損害明細書
  • 故障したエアコンの写真
  • 事故内容報告書
  • 登記簿謄本(高額請求のみ)
  • 落雷を証明できるもの

メーカー発行の修理見積は、メーカーに「落雷による損害を火災保険で修理する」ために利用する旨を伝えて発行してもらいましょう。

損害が激しい場合には修理ではなく交換対応になる可能性もありますが、その場合も同様に見積もり書類を作成してもらえます。

また損害明細書も同様にメーカーから発行されます。

落雷の発生による損害を証明するために証明書が必要になる場合もありますが、公的機関による発行書類が無いため、気象庁など落雷を観測している機関のデータを提出しましょう。

③保険会社の承認後保険金支払い

上記書類に重要事項を記入し、保険会社に返送します。

保険会社は書類を受け取った後に、本当に書類記載通りの状況が発生したのかを確認するために現地調査や審査を行います。

申告内容に問題ないと判断されると、補償認定が下り保険金が指定口座に振り込まれます。

落雷で壊れたエアコンを火災保険適用するときの注意点

落雷により請われたエアコンを火災保険で修理できるのは非常にありがたいことなのですが、エアコンの状況や申請の条件にいくつか注意点があります。

注意点を把握せずに申請してしまうと、申請後に保険金がもらえなかったり予想と違う金額で算出されてがっかりしてしまうこともありますので、事前によく確認しておきましょう。

注意点は以下4つです。

  • エアコンは家屋扱いなので家財保険は利用できない
  • 古くて壊れた可能性があると保険金がおりない
  • 保険適用でも代わりのエアコンは借りれない
  • エアコンを買った当時の金額を満額もらえるわけではない

以下で詳しく解説していきます。

エアコンは家屋扱いなので家財保険は利用できない

一般的に電化製品は家財保険で適用できますが、エアコンとその室外機だけは家屋として認定されます。

エアコンに限らず、家の建物に取り付けられている電化製品はすべて家屋扱いになるのです。

そのため火災保険の保障対象を家財のみに設定している場合には、落雷によるエアコンの故障を補償してもらえないのです。

ちなみに賃貸マンションなどの賃貸物件では、家庭で取り付けた所有物であるエアコンであれば家財保険で補償できます。

古くて壊れた可能性があると保険金がおりない

エアコンがあまりにも古く、経年劣化で壊れた可能性がある場合には、保険金がおりない可能性があります。

あくまで落雷が直接的な原因であるときにのみ、火災保険での補償が受けられますから、エアコンが古い場合に申請するときには注意が必要です。

保険適用でも代わりのエアコンは借りれない

もし仮に保険適用で保険金がおりることになっても、代わりのエアコンを借りることは出来ません。

あくまで壊れたエアコンのみ補償されますので、代用品の手配まではしてくれません。

そのため夏場エアコンが落雷で故障した場合には、その間他の電化製品で涼をとる必要が出てきます。

もちろん修理の場合は業者が来るまでの時間もかかりますので、どうやってエアコンなしで生活していくかを考えなければなりません。

エアコンを買った当時の金額を満額もらえるわけではない

火災保険に保険金を請求して承認されたとはいえ、エアコン購入時の新品状態の金額を満額もらえるわけではありません。

メーカー発行の見積書を元に査定されますので、修理費用のみの対応になることも。

もし修理もできずに交換することになっても、落雷当時のエアコンの現在価格が保険金として支払われることになるので、新品を買いなおす金額に保険金が達しないこともあります。

例えばエアコンを30万で購入したとしても、使用年月が過ぎればすぎるほどエアコン本体の価値は購入時より下がっていきます。

落雷発生で壊れた当時にエアコンの価値が8万円にまで下がっていた場合、保険金は8万までしか支給されないことになります。

保険金で新しいエアコンを購入する気でいると、旧エアコンが思いがけず価値が低く自腹金額が増える可能性がありますので注意が必要です。

火災保険を有効活用して落雷によるエアコン故障に対応しよう

いかがでしたか?

火災保険では火災だけではなく落雷による損害や風災、水害までも補償してもらえます。

落雷によるエアコンの故障までも補償対象内になりますので、困った際には保険金申請してみることをおすすめします。

しかしエアコンを買い替えられるほどの保険金がおりるわけではありませんので、ある程度自腹を切ることは覚悟しておいたほうが良いでしょう。

ですが満額おりないにしても、せっかく加入している火災保険ですから少しでも負担を減らすようにしましょうね。