死亡や高度障害になると年金形式で保険金を受け取れる保険が、はなさく生命「はなさく収入保障」です。
保険期間経過とともに少なくなる生活費に合わせて、受取総額が減少していく合理的な仕組みを取り入れています。
さらにこの保険は、死亡や高度障害状態以外にも身体障害・要介護状態に応じて保険金が支払われるタイプの保険なので、介護費用に充てることもできます。
この記事では「はなさく収入」の特徴やデメリットを解説します。
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目次
はなさく生命「はなさく収入保障」の5つの特徴
はなさく生命は、日本生命の子会社で2018年に誕生しました。
主に保険ショップ向けに商品開発している保険会社です。
基本的には他社の販売している収入保障と同じように、死亡や高度障害になると給与のような形で保険金を受け取る保障となっています。
特約を付けることで身体障害・介護状態でも保険金を受け取れるように、保障を広げることもできます。
この保険の最大の魅力は、保険料の安さとなっています。
ここでは、はなさく生命「はなさく収入保障」の5つの特徴を解説します。
万一死亡した時に年金形式で保険金を受け取れる収入保障保険
はなさく生命「はなさく収入保障」は、契約者が死亡や高度障害状態になった際に年金形式で保険機を受け取れる保険となっています。
この保険の大きな目的は、契約者が死亡や高度障害になった場合に、残された家族の生活費として活用するためです。
家族を支える生活費は、年齢に応じて必要な金額が変ってくると思います。
それを反映し、保険期間経過とともに保険金受取総額が減少していく仕組みとなっています。
子どもが小さいうちは保険金額を大きく、子どもが独立し夫婦2人になると生活費が減っていくでしょう。
これに合わせて総額も減少していくので非常に合理的と言えるでしょう。
さらに保険金の受け取り方も、年金形式だけでなく一括で受け取る方法も選択でき、保険金の活用方法に応じて選べるのも嬉しい特徴となっています。
身体障害・要介護状態に応じて保険金が支払われる
「はなさく収入保障」では、身体障害・要介護状態に応じて保険金を受け取れる特則がついた保障プランを選べる特徴もあります。
通常の収入保障保険では、死亡や高度障害時のみ保険金を受け取れますが、このプランにしておくことで身体障害・介護が必要な状態でも保険金を受け取れるようになります。
死亡時や高度障害状態だけでなく、身体障害などによって介護が必要となると介護費用が必要になります。
このような就労不能保障がついているので、死亡のリスクだけでなく働けなくなるリスクにも同時に備えられる保険であることも、大きなメリット言える特徴となっています。
健康体割引の種類が豊富
「はなさく収入保障」では、健康体割引の種類が豊富に揃っています。割引の種類とその適用条件については、以下の表にまとめました。
非喫煙者健康体
- ①過去1年以内に喫煙していない。
- ②BMIが指定する条件に当てはまる時
1)20歳~39歳 17以上27以下
2)40歳~70歳 17以上28以下
※自分でBMIを調べる場合には「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で求められます。 - ③血圧が以下の範囲内であること
1)20歳~39歳 最低90mmHg未満 最高140mmHg未満
2)40歳~70歳 最低100mmHg未満 最高150mmHg未満
非喫煙者標準体
上記①~③について、①喫煙の条件を満たしているものの、②BMI・③血圧のどちらかの条件を満たしていない場合。
喫煙者健康体
上記①~③について、①喫煙の条件を満たしていないものの、②BMI・③血圧の両方の条件を満たしている場合。
喫煙者標準体
上記のいずれも満たさない場合。
他社と比べるとBMI値と血圧の条件が若干緩く設定されています。この豊富な健康体割引を活用できる人は、安い保険料でこの保険に加入できるため保障内容と比較しても加入するメリットが大きくなるでしょう。
保険料は掛け捨てなので保険料が抑えられる
はなさく生命「はなさく収入保障」は、掛け捨てタイプの保険のため貯蓄性はなく、保険期間内に保険金支払い事由がなくても解約返戻金を受け取ることはできません。
解約返戻金のあるタイプの保険とは違い、貯蓄性はありませんがその分保険料が抑えられるメリットがあります。
もちろん貯蓄性があるほうが良い、保険金を使わなければ損と考える人もいるかもしれませんが、浮いた分のお金を別の貯蓄に回しておく方法もあります。
貯蓄性と保障を両立した保険を選ぶと、毎月保険料が負担になると継続できなくなってしまう可能性もあるので、保険料を抑えられる掛け捨てタイプの「はなさく収入」を選ぶのも良いでしょう。
保険料支払い免除特約は4パターンから選択できる
「はなさく収入保障」には、保険料支払い免除特約を用意しています。
さらに保険料支払免除特約の保障範囲は、3大疾病Ⅰ型 3大疾病Ⅱ型 特定8疾病・臓器移植Ⅰ型 特定8疾病・臓器移植Ⅱ型の4つから選択できるので、自分にマッチしたものを特約として付けられるのも特徴の一つです。
- 3大疾病Ⅰ型:がん・心疾患・脳血管疾患になり所定の条件をクリアすると払込みが免除される
- 3大疾病Ⅱ型:がん・心疾患・脳血管疾患になり所定の条件をクリアすると払込みが免除される。がんには上皮内癌を含みます。
- 特定8疾病・臓器移植Ⅰ型:がん・心疾患・脳血管疾患・肝硬変・慢性膵炎・慢性腎不全・糖尿病
- 高血圧性疾患に関連する動脈疾患・臓器移植の所定の条件該当した場合。
- 特定8疾病・臓器移植Ⅱ型:がん・心疾患・脳血管疾患・肝硬変・慢性膵炎・慢性腎不全・糖尿病・高血圧性疾患に関連する動脈疾患・臓器移植の所定の条件該当した場合。
保険料支払い免除特約は、上記のような状態になった場合に保険料の払込が免除されるものです。病気になると保険料を払い続けるのが負担になってしまうでしょう。そのようなリスクに備えるために、このような特約をつけておくと安心です。
はなさく生命「はなさく収入保障」のデメリットは1つ
はなさく生命「はなさく収入保障」は、健康体割引が豊富に用意されており活用すると安い保険料で、充実の保証を手にすることができる保険となっています。
さらに死亡時・高度障害状態だけでなく、身体障害や要介護状態でも保険金を受け取れるなど、保障の幅が広いのも特徴となっています。
死亡と介護同時に備えられる保障に魅力感じ、契約を感じる人もいるでしょう。しかし「はなさく収入保障」にもデメリットがあります。
デメリットとなる保険料についても理解しておかないと、契約後に後悔する可能性もあります。しっかりデメリットについても目を通しておきましょう。
不健康だと保険料が高くなる
はなさく生命「はなさく収入保障」のデメリットはたった一つだけです。
そのデメリットは、健康割引を活用できないと保険料が割高になってしまうことです。
健康体割引は豊富な種類が用意されていますが、これに該当しない人ももちろんいるでしょう。
該当しないと保険料は他社よりも高く、この保険に加入するメリットが減ってしまいます。
健康割引が活用できない場合には、他社の収入保障保険と比較し選ぶ必要もあります。
収入保障保険の保険金を決める時のポイント
収入保障保険は、他社でも販売されています。自分が死亡した後、残された家族の生活費として活用するための保険です。
残された家族が困らないようにするために、後悔しない収入保険選びをしたいですよね。
収入保障保険選びを成功させるためには、2つのポイントを抑えておくことが大切です。
ここでは収入保障保険の選び方を解説します。
月にいくらお金が必要かを家計状況から判断しておく
収入保障保険は、契約者が死亡後に残された家族の生活を支えるための保険です。
そのため月にいくらお金が必要なのかを家計の状況から適切に判断して、保証額を選ぶことが大切です。
必要な保障額は、その時の年齢や家族構成などで変わってきます。子どもが小さいころや教育費用が必要な時期には、多めの保険金にしておくと安心です。
しかし夫婦だけでなると子どもがいたときよりも少ない生活費で済むでしょう。
このように状況に合わせた保険金を適切に判断し決めてください。
他の保険でどの程度お金が入ってくるかをチェックしておく
収入保障保険以外にも、死亡保障がついている保険に加入してあればそちらでどの程度保険金を受け取れるかチェックしておきましょう。
他の保険でどの程度お金が入っているかを把握し、足りない部分を収入保障保険で補うように保険金額を設定すれば、無駄なく収入保障保険に加入できるしょう。
収入保障保険を契約するなら複数の保険を比較してみよう
収入保障保険は、多くの保険会社で販売されています。
残された家族の生活を支えるための大切な保険です。
後悔しない保険選びをするために必要なのは、複数の保険を比較することです。
比較する方法は、ネットや保険相談窓口を利用すると良いでしょう。
特に保険相談窓口は、年齢や家族構成などから最適な保障を提案してくれる心強い味方です。
このような方法を活用し、自分にピッタリの収入保障保険を見つけましょう。
はなさく生命「はなさく収入保障」の特徴を知って加入すべきか判断しよう
はなさく生命「はなさく収入保障」の特徴とデメリットを解説しました。
死亡時だけでなく身体障害・要介護状態でも保険金を受け取れる特則を用意するなど、幅広く保障されている収入保障保険です。
しかし健康体割引を活用できないと保険料が割高になってしまうデメリットがありました。
特徴だけでなくデメリットについても把握し、加入するべきかの判断をしましょう。