団体信用生命保険に入れないことはある?入れないケースや対策法を徹底解説!

夢のマイホームを購入して住宅ローンを組む時に、「団体信用生命保険」に加入する必要があります。

ローンの返済中に契約者が死亡した場合に備える保険ですが、その名の通り生命保険の一種ですので入れないケースも存在します。

もしも入れなかった場合、契約者が死亡した時にローンの返済が残ってしまうこともありますから、入れないケースや入れないときの対策を事前に確認しておきたいですよね!

そこで今回は団体信用生命保険には入れないケースや、入れなかった場合の対策法について徹底解説していきます。

5分程度で読み終わる内容にまとめてありますので、是非参考にしてください!

団体信用生命保険に入ると保障される内容

団体信用生命保険(以下「団信」)とは、冒頭でも紹介した通りマイホームを購入し、住宅ローンを組む際に加入する保険です。

マイホームは数千万円もする人生で最大の買い物ですので、ローンを組んでコツコツ返済しなければなりませんが、不幸なことに返済途中で契約者が亡くなってしまうこともありえます。

団信に加入していれば、契約者が亡くなってしまった場合に保険金がおりて残りのローンを全額返済してもらえます。

団信は複数種類が分かれており、それぞれ保障内容が異なりますので確認しておきましょう。

一般的な団体信用生命保険の場合

一般的な団信の場合は、住宅ローンを返済中に契約者が亡くなってしまった場合や、働けなくなるような障害を抱えてしまった場合に残りの返済義務が消失します。

保険料は加入と同時に組んだ住宅ローンの金利に含まれていますので、別途支払う必要はありません。

特約付の団体信用生命保険の場合

生命保険に特約付があるように団信にも特約付きのものが存在します。

特約付団体信用生命保険の例は以下の通りです

  • がん保障付団体信用生命保険
  • 3大疾病保障付団体信用生命保険
  • 7大疾病保障付団体信用生命保険
  • 8大疾病保障付団体信用生命保険

どれも特約に含まれている病気になった場合に給付金が下りる保険です。

保険料は通常の団信に加入した住宅ローンの金利にプラスされます。

がん特約は0.1~0.2%程度、その他は0.3%程度プラスされます。

特約の内容によっては所定の病気にかかった際に、住宅ローンの返済額を半額あるいは全額免除になることもあります。

団体信用生命保険は「健康状態の告知内容」に問題があると入れない

本題に入って、団信に入れないケースはあるのかについて解説していきます。

結論から言って、団信に入れないケースはあります。

厳密にいうと、加入時に申告する「健康状態の告知内容」に問題がある場合に入れないということです。

先ほどもお伝えした通り、団信は生命保険の一種ですから加入前に健康状態について告知して審査を受けなければなりません。

保険会社側が指定する病気や状態の条件に当てはまってしまった場合、リスクが高い人材として加入を断られることもあるのです。

団体信用生命保険に入れない告知内容

では団信に入れない健康状態の告知内容とはどのようなものがあるのか、気になりますよね。

入れない健康状態は大きく分けて以下の2つです。

  • 3年以内に指定の病気で2週間以上の入院をした場合
  • 障害がある

以下で詳しく解説していきます。

3年以内に指定の病気で2週間以上の入院をした場合

加入時に保険会社が指定している病気で、過去3年以内に2週間以上の入院をした場合に入れないことがほとんどです。

保険会社が指定している病気の例は以下の通りです。

  • 心臓関係の疾患…心筋梗塞、弁膜症、心筋症、狭心症
  • 脳関係の疾患…脳卒中、動脈硬化
  • 消化器系の疾患…胃・十二指腸潰瘍、慢性膵炎、潰瘍性大腸炎
  • 肝臓・腎臓系の疾患…慢性肝炎・腎炎、肝硬変、腎不全、糖尿病
  • その他…がん、肉腫、白血病、リウマチ、膠原病、ポリープ、神経症、精神病

このほかにも保険会社によっては指定する病気が増えることもあります。

ですが現在の健康状態が良好で、病状に関する医師の診断書を提出すれば加入できることもあるようです。

また過去3か月以内に、病気で医師の治療や投薬を受けたことがあるかも聞かれます。

障害がある

手足に障害があるなど、働くことが困難な障害を抱えている場合も障害の程度によって加入できないことがあります。

保険会社が現在の状態を審査し、加入後に死亡あるいは高度障害状態になる可能性があるかを判断するためです。

また、背骨や聴力、視力などその他機能に障害がある場合も申告しなければなりません。

うつ病でも加入できない可能性があるので注意

一般的に生命保険にはうつ病を抱えている方は加入を断られますが、団信でも同様に加入できない可能性が高いです。

健康状態の告知内容にある精神病に含まれるためです。

うつ病は他の病気のように細胞の数値などの数字で判別できるものではなく、完治しても再発するリスクが高いとされています。

また、うつ病が悪化してしまうと最悪自殺や自傷行為に走ってしまう可能性も否定できないため、加入を断られることがあるのです。

今の健康状態が良ければ加入できることも

上で紹介してきた病気にかかって入院歴や期間内に該当したとしても、必ずしも団信に入れないというわけではありません。

保険会社は病状や治療の状況を判断し、加入できるかを決定します。

健康状態が良いと判断されれば、上記の状態でも団信に入れるのです。

そのため、保険会社側から状況判断のため、医師からの診断書が必要になります。

担当医に住宅ローンの審査で必要になる旨を伝えれば、書いてもらうことができますよ。

特約付団信へ入るのであれば、特に必要になりますので準備しておきましょう。

注意!これまで保険で契約違反を起こした場合も加入できないかも

健康状態に問題がない人でも、団信に入れないケースが実は存在します。

それは、これまで生命保険などで契約違反を起こしてしまった人です。

保険会社間では契約に違反した人の情報が共有されています。

そのため、他の保険で保険料を支払わなかったり告知が虚偽内容であると判断された経験がある場合、信用にキズがついて団信の加入を断られることがあるのです。

嘘の申告をして告知義務違反をしたらどうなるの?

ここまで読んできて、「病気だって告知しなければいいじゃん」と考えた方もいるのではないでしょうか?

病気であることを隠して告知してしまうと、保険会社にばれた際に告知義務違反として罰則を受けることがあるので絶対にやめましょう。

保険の保障開始日から2年以内に発覚してしまうと、もしもの時に保険金が支払われないばかりか、強制的に契約解除されることになります。

2年ばれずに隠し通したらいいのかというわけでもありません。

告知義務違反の内容が重大で悪意性が高いと判断された場合、2年間を過ぎていても保険金は支払われないことがあるんです。

何が重大な違反であるかは保険会社によって異なりますので、どのラインがダメなのか加入者側では判断できません。

そのため、告知内容は正直にすべきであるといえるのです。

団体信用生命保険に入れなかったときの対策法

健康状態の告知審査の結果、団信に入れなかったときどうすればいいかわからなくて不安になる方もいるでしょう。

以下では、団信に入れなかったときの対策法について紹介していきます。

他の保険会社に加入申請してみる

1つの保険会社で加入を断られたときは、他の保険会社に加入申請してみることをおすすめします。

保険会社によって加入時の告知内容が変わりますし、審査基準も異なります。

1つの会社で断られたからといって、他の会社で絶対に加入できないということはありません。

あきらめずに他の会社に加入申請してみましょう。

告知内容が少ない引受基準緩和型に加入してみる

団信の中には告知内容が少ないといわれている引受基準緩和型が存在します。

審査基準は公開されていませんが、通常の団信に加入するよりも病気であっても審査に通りやすくなっているといわれています。

もちろんすべての病気に対応しているわけではありませんが、通常の団信に比べると加入ハードルが低いです。

保険料は通常団信に加入した場合の金利にプラス0.3%された金額です。

団信に加入する前に、自身の健康状態に不安がある方はこちらへ申請するのもいいかもしれませんね。

完治するまで待つ

団信へ入るときに告知する健康状態は3年以内であると決められているので、3年以内に病気にかかった方は完治して3年経過するまで待ちましょう。

そうすれば告知しなくとも告知義務違反になることはありませんから、安心です。

治ることが見込める病気の方は、時間の経過に身を任せるのも選択肢のうちの一つです。

しかし、3か月以内の治療歴や障害に関しては通常どおり告知しなければなりません。

団体信用生命保険が無くても住宅ローンが組めることも

一般的に住宅ローン加入時に団体信用生命保険に加入しなくてはなりませんが、中には団信に加入せずともローンが組めるところもあります。

その場合は生命保険の死亡保障や遺族年金などで残りのローンに対応できるようにしておきましょう。

団信がない=返済保証がないので、もしもの時に備えて返済する方法を考えておきましょうね!

健康状態を確認してもしもの時の備えを!

いかがでしたか?

団信は住宅ローンを組むために必要な保険です。

もしも契約者が死亡や働けない障害を負ったとしても、保険金が下りて残りの住宅ローンを支払ってもらえます。

しかし入るためには各保険会社が定める加入条件をクリアしなければいけません。

3年以内の入院歴や3か月以内の治療歴、障害の有無などを聞かれますので、正直に答えるようにしましょう。

告知内容に記載されている病気にかかっていたとしても、保険会社によっては加入させてもらえることもあります。

ですが、加入条件をクリアできない見込みがあるからといって、嘘の申告をしてしまうと告知義務違反になってしまう可能性があります。

加入時には正直に伝えるとともに、もしも入れない場合は対策法を参考にして、加入できるように行動していくようにしましょう。