第一生命は、知名度も契約者数においても日本の大手生命保険会社の一つです。
医療保険・死亡保険・学資保険など、人々の安心を守るさまざまな保険を取り扱い、たくさんの人に選ばれています。こ
の記事では、第一生命がどのような会社なのか、加入するメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
目次
第一生命ってどんな保険会社?
第一生命は、1902年創業の老舗保険会社です。「一生涯のパートナー」「安心の先にある幸せへ」を経営理念に掲げ、お客様第一主義で経営しています。
1人ひとりの多様化する価値観に寄り添った商品を通して、日々の暮らしや生涯の安心を提供しています。
ここでは、第一生命がどのような会社なのかについて解説します。
明治時代創業の老舗の保険会社
第一生命の創業は、1902年明治36年の老舗保険会社です。2020年度の保険料収入は4兆8千億を超える、日本国内最大手保険会社となっています。
保険業務が主力業務で、最近は日本国内にとどまらず海外でも展開しています。
長い歴史の安心感と時代に合わせた商品開発の両方が魅力の保険会社となっています。
様々な種類の保険商品を販売している
第一生命では、さまざまな種類の保険商品を販売しています。主な販売商品は、
- 個人年金保険
- 学資保険
- 外貨建保険等
- ペット保険
- 財形保険
- 生命保険
- 総合医療一時金保険
- 就業不能保険
- 認知症保険
- 入院一時金保険
などとなっています。
第一生命は、11もの子会社や業務提携を行っており、それらで販売されている商品の販売も行っています。これだけの種類の保険が用意することで、人々や地域社会に貢献しています。
MDRT会員の人数を公表している
MDRTとは、世界中の生命保険および金融サービスの専門家が所属する、生命保険・金融のプロ組織です。
専門知識、倫理的行動、優れた顧客サービスを提供するグローバルな独立した組織となっています。
この組織の会員になるためには、手数料ベース、保険料ベース、収入ベースのいずれかの基準をクリアすることが条件となっています。
第一生命では、この組織の会員である営業が、2020年で187名在籍しており、そのすべての会員を紹介しています。
契約者の“あなたのために何ができるか”“あなたにとって何がベストなのか”を考え、提供している心強いスタッフがいるのも第一生命にとって大きな強みです。
ソルベンシー・マージン比率が900%越えの安心感
第一生命のソルベンシー・マージン比率は、900%を超えているので安心感があるのも特徴です。
ソルベンシー・マージン比率は、予測不能な事態が起こった際の支払余力を示す指標です。
200%を超えていれば基準を満たしていると言われるソルベンシー・マージン比率が、第一生命では900%を超えているので、万一不足事態が起きても充分に対応できることがわかります。
このような安心感も第一生命が選ばれている、理由の一つとなっています。
第一生命の口コミ・評判
良い口コミ
- 保険金・給付金手続きの際のスピーディーな対応が良い。手続き方法などもわかりやすく教えてくれた。
- 定期的に連絡、訪問をしてくれるので細かなことまで聞ける。対応も良い
- 保険料を申請できるかどうかわからず相談したら親切に状況を聞いてくれ申請手続きを行ってもらえた
悪い口コミ
- 選ぶ項目が多く素人には、何かあった時に、保険対象かどうかなど細かく確認する必要があり、契約時には知らないことだらけで困った。
- 営業がしつこい。
第一生命に加入する3つのメリット
保険に加入するなら、メリットがある会社を選びたいものです。
もちろんメリットだけを見て決めてしまうのは危険ですが、加入判断の一つにすることは非常に重要です。
ここでしっかり第一生命の保険に加入するメリットを知り、加入するかの判断に役立ててください。
契約者が自分で保障内容を選べる保険がある
第一生命の保険商品の中には、契約者が自分で保障内容を選べる保険があります。この商品は「ジャスト」と言い、
- 3大疾病、介護等への備え・死亡への備え
- 病気・ケガへの備え(特定の治療)
- 病気・ケガへの備え(入院・手術等)
これらのジャンルから、複数の保険を選んで加入することも1つの保険だけでもOKです。
ニーズやリスクから必要に合わせて無駄なく加入できる保険を提供しています。
健康診断割引で保険料が安くなる
第一生命の保険には、契約時に健康診断書を提出することで受けられる割引が用意されています。さらに健康状態によっては、優良割引保険料が適用されます。
健康優良割引は以下の条件をすべて満たすと適用されます。
- BMI:18.0以上 27.0以下
- 血圧:最低 85mmHg未満かつ最高 130mmHg未満
- 血液検査:受診日時点で40歳以上の方のみHbA1c 5.5%以下(HbA1cの結果がない場合は、血糖値100mg/dL未満)
健康診断書は、受診日が告知日から遡って1年2か月以内のものの提出が必要となります。この割引が適用される保険は、
- 特定状態定期保険(アシストワイド)
- 特定状態充実保障定期保険(アシストワイドプラス)
- 特定状態収入保障保険(インカムサポートワイド)
- 特定疾病定期保険
- 特定疾病充実保障定期保険
- 定期保険
- 逓減定期保険
- 総合医療一時金保険(一定期間保障の場合)
- 就業不能保険
となっています。
これらの保険を検討している人は、健康診断書を提出するのがおすすめです。
生命保険料控除など保険に関連するサービスが充実
第一生命では、生命保険料控除に関するサポートをする「生命保険料控除べんりサイト」というサービスを提供しています。
このサービスは、生命保険料控除について案内していてその中に、生命保険料控除額計算サポートツールを用意しています。
このツールは、案内に沿って必要事項を入力していくだけで、生命保険料控除額を試算してくれます。
このようなサポートをしているのも、第一生命を選ぶメリットの一つです。
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第一生命に加入する2つのデメリット
第一生命の保険は、必要な保険を選べる自由なものが用意されていたり、便利なサポートツールが利用できたり、健康だと割引が受けられるなどのメリットがあります。
このようなメリットで、第一生命の保険に加入する人もいます。しかし第一生命にもデメリットがあります。
加入前にデメリットについても正しく理解しておくと後悔が減ります。メリット・デメリットの両方を知り、加入するかを判断するようにしましょう。
インターネットから保険に加入できない
最近は、インターネットから加入できる保険も増えています。
インターネットから加入できる保険は、スマホかパソコンから気軽に申込めると人気の申し込み方法の一つです。
しかし第一生命では、インターネットから保険加入ができず、営業担当と直接会う対面販売のみとなっています。
非対面での加入は、時間を選ばずいつでも加入できるので、忙しい人・対面が苦手な人にはとても良い加入方法です。
しかし必要な保障選びや保険期間などを自分で決めることになります。
最適な保険を無駄なく選ぶためには知識が必要なので、不安な人は営業担当に相談しながら決められる対面販売がおすすめです。
インターネットから加入できないことがデメリットでもありますが、不安を相談しながら申込めるのはメリットでもあります。
中にはしつこい営業がいることも
第一生命の評判や口コミを見ると、営業のしつこさを書いているものを見かけます。
保険の提案がしつこいものもあれば、街で営業に勧誘されたなどの口コミもありました。
これは営業担当によって異なる部分が大きく、第一生命に限った話ではありません。
中には契約者のことを第一に考えている、丁寧な営業担当もいます。
もし営業担当に不満があれば、変更してもらいたいなどの申し出をして、変更してもらうようにしてください。
第一生命の主力の保険商品を紹介
第一生命は、豊富な保険商品を販売しています。
第一生命の保険には、どのようなものが用意されているのか、知らない人もいるでしょう。
そこでここからは、第一生命の主力商品を紹介します。
終身保険「ジャスト」
終身保険「ジャスト」は、死亡に備える定期保険です。先ほど紹介した「ジャスト」で選べる保険の一つです。
基本保障は、死亡保険金のみのシンプルなもので3歳~85歳まで契約可能となっています。
解約返戻型の保険なので、契約年数に応じて解約返戻金が増える仕組みとなっています。
「ジャスト」の別の保障を組み合わせることで、より安心の保障にできる保険となっています。
学資保険「Mickey」
学資保険「Mickey」は、子どもの将来の教育費用を貯める学資保険です。
健康告知などは必要ないプランも用意されており、健康状態に不安がある人でも加入できる保険となっています。
このようなメリットを活かして、高齢の祖父母が契約する人もいます。
17歳または18歳から毎年学資金・満期保険金を通算5回受け取れるのも、この保険の大きな特徴となっています。
認知症保険
40歳から85歳まで加入できるのが「認知症保険」です。この商品も「ジャスト」で選べる保険の一つとなっています。
基本保障は、認知症による要介護状態になると一時金を受け取れるものです。
告知は必要ですが、内容が簡単になっているので持病があっても加入できる可能性が高いのが、嬉しいポイントです。告知内容は
- 現在入院中か。
- 過去5年以内に、アルツハイマーなど認知症関連の病気で医師の診察・検査・治療・投薬をうけたことがあるか。
- 今までに、認知症、軽度認知障害(MCI)またはその疑いで、医師の診察・検査・治療・投薬をうけたことがあるか。
- 今までに、公的介護保険の要介護・要支援認定をうけたことがあるか。または申請中か。
となっています。これらの質問すべてが「いいえ」であれば加入ができます。
生命保険・医療保険に加入するときの注意点
生命保険や医療保険に加入する際には、いくつかの注意点に気を付けると後悔することが減ります。
少しでも自分に最適な保険を選ぶためにも、注意ポイントについて知っておいてください。
ここでは、医療保険・生命保険に加入する際の注意点について解説します。
健康状態によっては加入を断られることもある
医療保険・生命保険によっては、健康状態によって加入を断られてしまうことも知っておいてください。
医療保険や生命保険に加入する際に、健康に関する告知が必要なものが多く、保険の仕組みを維持するためにも必要なものとなります。
保険は相互扶助の精神で成り立っており、支払われた保険料を必要な人に必要な時に支払う仕組みとなっています。
そのため健康リスクが高い人の加入には、慎重にならざるを得ないのです。
持病のある人や健康に不安がある人は、引受基準緩和型の保険を選ぶのがおすすめです。
複数の保険会社の保険商品を比較する
医療保険・生命保険に加入する際は、複数の保険会社の保険商品を比較することが大切です。
1つだけを見て決めてしまうと、その後に別に良い条件の保険を見つけ「こっちすればよかった」と後悔に繋がる可能性もあります。
たくさんの保険商品の保障内容を比較した結果、最適な保険を選ぶのがおすすめです。
健康診断割引がない保険会社もある
第一生命のように、健康診断割引を用意している保険会社も増えましたが、まだまだすべての会社で用意されているわけではありません。
健康体割引を利用したい人は、第一生命のような会社を検討する必要があります。
ただし、割引を使うよりも安い保険料で商品を販売している場合もあるので、さまざまな保険会社で比較するのをおすすめします。
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保険選択で迷ったらプロに頼ってみよう
保険選択する際に、スムーズに決められる人の方が少ないです。最適な保障・無駄のない保険選びには専門的な知識が必要となり、素人には迷うことがあります。
もし保険選びに迷ったら、保険のプロに相談しながら決めましょう。
保険のプロは、家計状況・家族構成・将来のリスク・不安などをヒアリングして、最適な保険を提案してくれます。
専門的な知識も持っているので、加入前に不安や疑問にも答えてくれます。
このようなサポートを受けると、スムーズな保険選びに繋がります。プロに頼り、無駄のない保険選びをできるとよいですね。