がんと診断されると、一時金が何度でも受け取れる「がん保険Wish」は、オリックス生命が販売するがん保険です。
働き世代が加入しやすい保険料も魅力で、がんのリスクに備えるため人気の保険商品となっています。
この記事では「がん保険Wish」の特徴やデメリット・加入時の注意点を解説します。
目次
オリックス生命「がん保険Wish」の4つの特徴
オリックス生命は、オリックス傘下の生命保険会社として1991年に設立されました。
死亡保険・医療保険だけでなく、引受基準緩和型・外貨建保険・定期保険なども取り扱っています。
手ごろな保険料の商品が人気で、「がん保険Wish」も働き世代が加入しやすい保険料が人気の理由となっています。
この保険は、悪性新生物だけでなく上皮内新生物も保障対象となる・健康医療相談サービスが利用できるなど4つの特徴があります。
ここではオリックス生命「がん保険Wish」の特徴を解説します。
悪性新生物・上皮内新生物両方が保障対象
オリックス生命「がん保険Wish」は、悪性新生物だけでなく上皮内新生物も保障対象となっています。
他社のがん保険では、上皮内新生物は保障対象から外れてしまう・対象となっても保険金額が下がってしまうことが多くなっています。
しかしこの保険では、がん保険一時金を1年に1回、100万円悪性新生物でも上皮内新生物でも同額受け取れる保険となっています。
上皮内新生物は、がん細胞が基底膜を超えず上皮内に留まっている状態で、転移・再発のリスクが少なく完治率が高いと言われています。
リスクは低いですが、再発・転移が全くないというわけでなく、がんと診断されることで不安にもなります。
上皮内新生物の場合でも、金銭的な負担を減らせるのが「がん保険Wish」の大きな特徴です。
がん先進医療の保障も得られる
オリックス生命「がん保険Wish」は、がん先進医療特約を付けられるのも、この保険の特徴の一つです。
この特約をつけておくと、先進医療による療養を受けるとその費用を通算2000万円まで保障してくれます。
先進医療はがん治療において重要な位置づけとされていますが、その費用は数百万円など高額になることも珍しくありません。
せっかく完治を目指す治療法があっても、金銭的な負担から諦めざる得ない人もいるかもしれません。
そのような場合に、この特約をつけておけるのは非常に安心と言えます。
保険をネットから申し込める
オリックス生命「がん保険Wish」は、ネットからの申し込みにも対応しています。
公式サイトで「がん保険Wish」のページの飛ぶと、資料請求と申し込みが出来る仕様になっています。
忙しい人にとって、対面のみで販売している保険だと加入ハードルが高く感じてしまうこともあります。
しかしオリックス生命では、ネット加入できるのでいつでも加入可能なのも大きなメリットです。
その方法も保険料シミュレーション後、必要事項を入力するだけと簡単にできます。
忙しい人や対面が苦手な人にとって、このような加入方法が用意されているのは嬉しいメリットとの一つです。
健康医療相談サービスを無料で利用できる
健康医療相談サービスが無料で利用できるのも、この保険の特徴です。オリックス生命の保険に加入すると、
- セカンドオピニオン
- 糖尿病サポート
- 24時間電話健康相談
- 介護認知症サポート
- 重症化・再発予防カウンセリング
の5つのサポートは、全て無料で受けられます。
診断結果に迷った場合や、家族の介護・認知症に関する悩みなど、さまざまな面からのサポートサービスが用意されています。
保険だけでなく、健康や病気に関する不安にも応えているのは、この保険に加入する嬉しい特徴です。
オリックス生命「がん保険Wish」に加入する3つのデメリット
オリックス生命「がん保険Wish」には、4つの特徴がありました。
働き世代が加入しやすい保険料でありながら、悪性新生物だけでなく上皮内新生物も保障の対象となっている安心の保険です。
さらにがん先進医療特約で、万一の先進医療にも金銭的な負担を減らし、しっかりと治療を受けられるように備えられます。
しかし特徴ばかりで加入を決めてしまうと、思わぬトラブルに繋がってしまう可能性もあります。
デメリットについてもきちんと把握し、加入判断するようにしましょう。
ここでは、オリックス生命「がん保険Wish」のデメリットについて解説します。
加入できる年齢の上限が60歳と厳しめ
「がん保険Wish」に加入できる年齢の上限が、60歳と厳しめに設定されています。
がん保険によっては、高齢でも加入できる保険もあり、がんリスクが高くなる高齢者にとって安心なものもあります。
しかし「がん保険Wish」は、60歳で加入制限を設けられているので、それ以降になるとこの保険に加入できなくなります。
年齢が高くなるほどがんリスクが上がり、がん保険に関心を持つ人が増えますが、この保険は比較的若いうちに申込む必要があるのは大きな注意点です。
健康リスクが上がる60歳以降の加入できないのは、知っておくべきデメリットです。
保険料払込免除特約がない
がん保険だけでなく、医療保険などにも所定の病気と診断されると、それ以降の保険料の払込みが不要となる「保険料払込免除特約」が用意されていません。
基本保障に免除に関する規定もありますが、そのハードルが高く該当する可能性も高いとは言えない内容となっています。
多くの保険で、がん・心筋梗塞・脳卒中などの病気と診断されるとこの特約が適用されますが、この保険にはそのような特約が用意されていないので、大きな病気をしても保障を継続するためには保険料の支払いが必要となります。
病気になると、それ以降の入院・治療費用だけでなく生活費の不安などもあり、保険の継続が難しくなってしまう人もいます。
万一大きな病気をしても、無理なく保険を継続できるように保険料なのかをきちんと判断したうえで、加入を決めることが大切です。
がん治療給付金を受けられない
この保険は、がん診断一時金タイプの保険なので、がん治療給付金を受けられないのも知っておくべきデメリットです。
商品によっては、両方下りるものもありますが、この保険の保障はがんと診断された場合もしくは、治療目的で入院した際に一時金のみとなっています。
しかしがん治療での入院は短期化の傾向にあるので、一時金は年に1回100万円を回数制限なく受けられるこの保険でも、治療に充てることも充分に可能です。
入院日額タイプの医療保険にプラスの位置づけで加入しておくと、安心できる保険と考えておくと良いでしょう。
がん保険に加入するときの注意点
がん保険はたくさんの保険会社が販売していますが、選択肢が多くどれを選べば良いか悩んでしまう人もいます。
毎月の保険料が安くても、長期間加入するとトータル的に決して安い買い物ではないことがわかります。
加入後に後悔しないためにも、がん保険に加入するときは自分にピッタリと合ったものに加入することが大切です。
加入する前に注意点を知り、がん保険選びの参考にしてください。
上皮内新生物が保障対象に入るかを確認しておく
がんには「悪性新生物」だけでなく「上皮内新生物」と呼ばれるものがあります。
先ほども少し話しましたが、このタイプは再発転移が少ないとされているため、保険によっては保障対象から外れてしまう、下りる給付金が減ってしまうこともあります。
しかし治療は必要なため、治療費はかかってしまい金銭的な負担が生じてしまいます。
最近は、上皮内新生物と診断されるケースも少なくありません。
このようなリスクに備えるためにも、上皮内新生物が保障対象となるかどうかも加入前に確認しておくことが大切です。
保険料を一生支払うか定期で必要な時だけ支払うかをよく検討する
がん保険に加入する前に、終身保険にするのか定期保険するのかも重要なポイントです。
終身保険は保険料も保障も一生涯で、定期保険は必要なときのみ保険料を支払い保障を得るものです。
高齢になりいつガンになっても安心できるように終身を選ぶのか、子どもがいる間だけ保障を手厚くするのかなど、その時の家族構成や家計状況など、ニーズに合わせて選択する必要があります。
定期保険のほうが保険料は安いけど、一定期間で保障が切れるため更新すると保険料が上がります。
終身保険は保険料も保障も一生涯ですが、定期保険と比べると保険料は高い傾向にあります。
どちらが今の自分に必要なのか、合っているのかをきちんと検討し決めるようにしましょう。
各保険会社の保険商品を比較検討する
がん保険は多くの保険会社で販売されており、それぞれ特徴が異なります。
特徴やデメリットを理解して、今の自分のニーズに最適なものを選ぶためには、各保険会社の商品を比較することも重要です。
ネットでは、希望条件などを入力するとさまざまな保険会社のがん保険を検索し、一括で表示してくれるサイトもあるので、そのようなものを活用し比較するのもおすすめです。
1つを見て決めるのではなく、たくさんの中からより最適な保険を見つけるのが、後悔しないためには大切なことです。
保険商品を比較検討したいなら保険相談窓口の利用も検討
うえで話したようにサイトを使って自分で保険を比較することもできますが、知識がないとどこが違うのか、特徴を見極めるのも難しいことがあります。
そのような人は、保険相談窓口を利用するのがおすすめです。
保険相談窓口では、契約者の家族構成・家計状況などからニーズをくみ取り、保険会社を超えて最適な保険を提案してくれるので、保険に詳しくない人でも安心です。
無料なので納得がいくまで何度も相談に乗ってくれます。
またスタッフも保険やお金に関する資格や知識を持っているので、さまざまな面からサポート・アドバイスをくれる頼もしい存在です。
このような窓口を利用し、合理的に保険を見つけるのもおすすめの方法です。
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オリックス生命「がん保険Wish」の特徴を把握して加入すべきかを検討しよう
オリックス生命「がん保険Wish」の特徴やデメリットを解説しました。
万一ではなくなってきているがんに手厚く備える保険として、働き世代も加入しやすい保険となっています。
しかし加入制限があるなど、デメリットもありました。
特徴とデメリットの両方を理解し、加入するべきか正しく判断できるようにしましょう。