セコム損保の販売する「セコム安心マイホーム火災保険」は、住居と家財両方にかけられる住宅総合火災保険です。
その特徴は、補償範囲を3つのプランから選択できることや7種類の費用補償が付帯していることなどです。
そこでここでは、セコム損保「セコム安心マイホーム火災保険」の特徴やデメリットを解説します。
目次
セコム損保「セコム安心マイホーム火災保険」の4つの特徴
セコム損保は、セコムグループの損害保険会社として1950年に設立されました。
火災保険だけでなく、がん保険や自動車保険なども取扱う損害保険会社です。
今回紹介する「セコム安心マイホーム火災保険」は、警備会社として培ったノウハウも盛り込まれたセコム損保独自の補償とサービスが魅力の火災保険です。
その特徴は補償の範囲が選べる、豊富な費用補償、割引制度活用など4つとなっています。
そこでここでは、セコム損保「セコム安心マイホーム火災保険」の特徴を詳しく解説します。
住居と家財にかけられる住宅総合火災保険!
セコム損保「セコム安心マイホーム火災保険」は、住居と家財両方にかけられる住宅総合火災保険です。
火災保険は、建物の損害を補償目的とする部分と建物に収容されている家財を補償目的とする部分に分けられます。
「建物」は住居のみを対象としており、門や塀などの付属設備もプランによっては補償対象となります。
建物だけの保険を契約しても、家財の損害は補償対象外となってしまいます。
家財の損害は意外と大きくなり万が一のときに保険で救われることもあるので、家財の保険への加入もおすすめします。
このように建物だけでなく、家財保険も同時加入できる「住宅総合保険」というのは、大きな特徴となっています。
火災保険を利用するデメリットってあるの?仕組みや請求時の注意点について解説します
3つのプランから補償の範囲を選択できる
「セコム安心マイホーム火災保険」は、3つのプランから保障対象の範囲を選択できるのが大きな特徴の一つです。
「セコム安心マイホーム火災保険」は、7つの保障から成り立っています。その7つは以下の通りです。
- 火災、落雷、破裂・爆発
- 風災・雹災・雪災
- 盗難、通貨等の盗難(保険対象:家財)
- 建物の外部からの物体の落下、飛来、衝突等
- 給排水設備の事故等による水濡れ
- 騒擾、労働争議に伴う暴力・破壊行為
- 水災
となっています。
この補償の範囲を3つのプランから選択できるのがこの火災保険です。
全てを補償範囲としているのが「ワイドプラン」。水災以外を補償範囲とするのが「ベーシックプラン」。
①~③を対象としているのが「スリムプラン」です。
補償範囲を選択し、最適な保障だけを購入できるのは無駄なく加入できる嬉しいメリットではないでしょうか。
さらに上記の3つのプランにオプションを付帯し、充実の火災保険にすること可能となっています。
7種類の費用補償が付帯している
先ほど紹介した3つのプランの中に、自動的に費用補償が7種類付帯しているのも特徴です。
7つの費用補償は以下の通りです。
- セキュリティ・グレードアップ費用:火災や破裂・爆発、盗難などの損害保険金が支払われる際、1事故・1敷地ごとに50万円を限度として、損害発生の日を含めて180日以内に危険軽減を目的として支出した費用を補償している補償です。
- 水道管凍結修理費用:火災保険の対象が建物としている場合の、専用水道管が凍結で損壊・修理したときの費用を補償するものです。
- 残存物取片づけ費用:基本の補償内容で被害が出た時の損害保険金が支払われる際に、清掃費用・残存物の片づけ費用を補償するものです。
- 損害防止費用:火災・落雷・破裂・爆発などの火に関する事故で、損害の発生や拡大の防止のために出費した場合、消火活動で使用した消火薬剤などの費用を補償しているものです。
- 特別費用:基本の補償内容で建物が全損した場合、火災保険の契約が終了すると支払われます。
- バルコニー等修理費用:火災保険の対象がマンションの戸室の場合、バルコニー等の専用使用権付共用部分に被害が生じ、修理した場合の費用を補償しています。
- 損害賠償請求権の保全・行使に要する費用:セコム損保が保険金を支払うことで、ほかの人への損害賠償請求権の保全・行使のための費用を補償しているものです。
このような費用補償が自動的に付帯しているのは、万が一でも安心な特徴と言えるのではないでしょうか。
割引制度活用で保険料を安くできる
セコム損保には、3つの割引制度があります。この制度を活用することで、保険料から最大40%もの割引を受けられる可能があります。受けられる割引制度3つは以下の通りになっています。
- ホームセキュリティー割引:火災や盗難などの危機を警備会社で常時監視危機警備を導入、かつ有効に作動している場合、M構造で7%~40%、T構造で5%~26%、H構造で4%~25%保険料が割引になります。
- オール電化住宅割引:オール電化住宅に住んでいる場合に、M構造で5%~28%、T構造で3%~18%、H構造で3%~18%保険料が割引になります。
- 長期年払割引:保険期間が2年~10年で保険料払込方法を年払いにした場合に、6%~10%割引となります。
豊富な割引制度が整っているので、お得に火災保険に加入できるメリットもあります。このような特徴を踏まえか「セコム安心マイホーム火災保険」を検討するのも良いでしょう。
セコム損保「セコム安心マイホーム火災保険」の2つのデメリット
セコム損保「セコム安心マイホーム火災保険」の特徴を解説しました。
お得に加入できる割引制度や、自分に最適な補償範囲を選べるなど選ばれている理由がわかる特徴が多くありました。
この特徴を知り加入を検討する人もいるでしょう。
しかし特徴だけをみて契約すると、思わぬところで「違った!」と思ってしまう可能性もあります。
「セコム安心マイホーム火災保険」のデメリットもきちんと把握し、両方を比較したうえで加入を決めることが大切です。ここでは「セコム安心マイホーム火災保険」のデメリットについて解説します。
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契約期間が長く更新まで長期になる
セコム損保「セコム安心マイホーム火災保険」は、契約期間が長いため更新時期も長期になってしまうのがデメリットです。
加入したけど次の更新で乗り換えようと思っても、長期契約となっているため気軽に解約できません。
契約期間が長期になってしまうのは、1度加入してしまえば面倒がないですが、更新時期に契約しようと思ってもできないはデメリットにもなってしまうでしょう。
セコムのホームセキュリティに加入しないと適用されない割引がある
セコム損保「セコム安心マイホーム火災保険」は、多彩な割引制度が魅力な火災保険です。
特にホームセキュリティー割引に関しては、加入していないと割引を受けられません。
セコムのホームセキュリティーに加入しないと火災保険の割引を受けられないので、結局ホームセキュリティー代金はかかってしまい割引を受けているか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
火災保険を契約するときのポイント
火災保険は、多くの保険会社から販売されています。
大切な住居や家財を守る保険として、加入しておきたいと考える人がほとんどですが、火災保険は決して安い買い物ではありません。
火災保険を購入するなら失敗したくないでしょう。
失敗せずにたくさんの商品の中から最適な保険を選ぶためには、ポイントが3つあります。
このポイントを知っておくことで、火災保険をスムーズに契約することにも繋がります。
そこでここでは、火災保険を契約するときのポイントを紹介します。
複数の保険会社の見積もりを取って料金を比較する
火災保険を購入するときには、複数の保険会社の見積もりを取り保険料を比較しましょう。
たくさんの選択肢があると見積もりを取るのが面倒になってしまい、なんとなくどれも同じだろうと1社だけ見て決めてしまうこともあるかもしれません。
しかし特に料金に関する比較せず決めてしまうと、のちのち後悔に繋がりやすいと言えます。
同じような補償内容でどのくらい金額が変わるのかしっかり比較し、納得したうえで火災保険を契約すると後悔しない保険選びに繋がるでしょう。
免責金額をいくらに設定するか決める
火災保険の免責金額についても、いくらに設定するか決めましょう。
免責金額とは、保険金支払い事由が起きたときに、あらかじめ設定した金額を契約者が負担しなければいけない金額のことです。
この負担額を超えないと保険金が支払われないため、保険金額が10万円で免責金額を3万円に設定していると、支払われる保険金額が7万円となります。
この免責金額が高いほど保険料は安くなりますが、万が一のときには負担が大きくなってしまうので、バランスを考え設定することが大切です。
住んでいる地域で必要な補償は何かを考える
自分が住んでいる地域に必要な補償は何かをしっかり考えましょう。
たとえば浸水のリスクのある土地では、水災の補償が必要となりますが高台など浸水被害リスクが少ない場合には、必要ありません。
特にオプションで付けるような補償に関しては、自分の住む地域に必要な補償なのかをしっかり考えて補償を決めるようにしましょう。
無駄のない補償を購入すると、保険料も補償も納得のいく火災保険選びに繋がるのではないでしょうか。
セコム損保「セコム安心マイホーム火災保険」の特徴を知って加入すべきか判断しよう
セコム損保「セコム安心マイホーム火災保険」の特徴とデメリットを中心に解説しました。
補償範囲を3つのプランから選べる、7種類の費用補償が付帯しているなど暮らしを守る保険として充実の内容となっています。
大切なことは、申し込みをする前に特徴だけでなくデメリットもしっかり把握し、両者を比較したうえで加入を判断することです。
後悔しない保険選びをして安心を得られると良いですね!