「生命保険って難しいんでしょ?」と思っているそこのあなた!
生命保険を選ぶ上で、賢さは要りません!
どの年代、ライフスタイルの中でも、40代既婚男性には生命保険が1番必要です。
40代は生命保険を考えるラストチャンスです。
今回はそんなラストチャンスを無駄にしない、40代既婚男性に向けた、賢さがいらない生命保険の選び方を解説していきます。
これを読んで、一家の大黒柱としての役割を果たしましょう!
目次
40代既婚男性が生命保険を必要である3つの理由
男性が40代になると仕事のことだけでなく、家族のこと、自分の身体のことで頭がいっぱいになります。
精神的にもダメージを受ける40代だからこそ、何か不幸があったときの備えのために、生命保険が必要です。
今回はしっかりとした根拠を示して、賢くなくても分かる40代既婚男性が生命保険の必要性を解説していきます。
それではいってみましょう!
理由①仕事では役職が付き責任が伴うから
まず1つ目の必要な理由は、仕事で役職が付き、責任が伴うからです。
一見すると、役職が付くことは嬉しいことだと考える方が多いですが、実は嬉しい反面、つらいこともあるのです。
それはより大きな責任が伴い、精神的に参ってしまうことです。
国の調査によると、6割近い40代男性が悩みやストレスを抱えているのです。
このストレスから、生活習慣病などの病気に陥ることもあります。
そうなれば入院や通院の可能性も考えられるので、生命保険が必須です。
理由②40代は生活習慣病の発症率が上昇するから
2つ目は40代から生活習慣病の発症率が上昇します。
そもそも生活習慣病とは
- 糖尿病
- 高血圧症
- 脂質異常症
などの病気を指します。
この生活習慣病の発症率が急激に上昇する理由としては、先程のストレスが原因です。
さらに、仕事と家庭に時間が追われ、運動不足も原因とされています。
生活習慣病が原因で、入院してしまうケースもあり、社会的にも深刻な問題となっています。
入院は家計的にも、かなりの負担となるため、入院費や治療費をカバーするために、生命保険に加入しましょう。
理由③一家の大黒柱であるから
最後は一家の大黒柱であることです。
40代既婚男性は収入面でも、こどもがいる場合は父親としても、家族の支えです。
その家族の支えが病気や怪我で倒れて、不幸があった場合は誰が支えていきますか?
不幸があったときに備えて、残せるものをすぐに用意できるのは、生命保険だけです。
40代既婚男性が必要な生命保険の選び方5選
「生命保険が必要なのはわかったが、どうやって選べば良いのか?」と疑問に思った方が多いでしょう。
ここからは、5つに絞って40代既婚男性が必要とする、生命保険の選び方を解説していきます。
これを読めば、すぐにでも役に立つ選び方なので、必ず押さえておきましょう。
40代におすすめな医療保険の選び方!損しないためのポイントを紹介します
生命保険の選び方①死亡保険は家族人数で計算
まずは生命保険の中でも、既婚者には必ず加入してほしい死亡保険についてです。
死亡保険は家族人数で計算しましょう。
子供の人数と配偶者を足した数によって、死亡保険の必要保障額は変わります。
必要保障額の計算方法は下記です。
遺族の支出とは、
- 生活費
- 教育費
- 葬儀の関連費用
- その他
などが含まれます。
遺族の収入は、
- 遺族年金
- 死亡退職金
- 配偶者の収入
などが含まれます。
教育費や生活費は、家族構成によって変わるため注意が必要です。
この必要保障額分の死亡保険に加入しましょう。
生命保険の選び方②医療保険は収入面と相談
続いては、医療保険についてです。
医療保険は収入面と相談しましょう。
基本的に1日1万円の入院保障があれば、足りると言われています。
しかし1日1万円の入院保障となると、その分保険料が高くなるので、家計を圧迫します。
なので、収入面で厳しいのであれば、5,000円の保障だけでも加入するようにしましょう。
生命保険の選び方③40代から備えるがん保険
続きまして、40代から備えなければならないがん保険です。
40代男性はがん罹患率が急激に上昇します。
また、がんの入院費は部位によって異なりますが、20万円~30万円前後です。
これが再発すれば、複数回同様の入院費が掛かるというわけです。
家計的に見ても、かなりの負担となるため、がん保険の加入が必須です。
がん保険の加入方法として、
- 医療保険のがん保障が手厚い、特約で付帯する
- がん専用の保険に加入する
上記2パターンあります。
どちらで選んでも問題はないのですが、おすすめはがん専用の保険に加入することです。
理由として、がん専用の保険は、がんの治療に特化しているため、医療保険のがん保障が手厚いパターンと比べ、イレギュラーケースにも対応できるためです。
さらにより手厚い保障にもなるので、加入を検討する際は、がん専用の保険に加入しましょう。
生命保険の選び方④貯金の個人年金保険
3つ目は、収入に余裕があるのであれば、個人年金保険に加入しましょう。
日本の年金制度は、今後どうなるか分かりません。
もしかしたら、受け取れない可能性もあるのです。
その場合に備えて、個人年金保険に加入するのも良いでしょう。
個人年金保険は大きく分けて2種類あります。
- 定額年金
- 変額年金
定額年金は、契約時に将来の年金額を確定させる個人年金保険です。
変額年金は、運用実績に応じて将来の年金額が変動する個人年金保険です。
もちろん、受け取り方法も大きく分けて2種類あります。
- 確定年金
- 終身年金
確定年金は10年や15年など、固定で受け取れ、受給中に被保険者が亡くなっても、遺族が受け取ることができます。
しかし、終身年金は、一生涯受け取れる変わりに、被保険者が亡くなった場合は、遺族でも受け取れなくなります。
加入時の状況に応じて加入しましょう。
生命保険の選び方⑤保障期間を定めよう
最後は生命保険の種類からではなく、すべての生命保険に共通している、保障期間の選び方です。
基本的には2種類あります。
- 定期タイプ
- 終身タイプ
この2種類のタイプをうまく使い分けることが生命保険の選ぶ上で重要となります。
40代既婚男性の場合は、死亡保険は定期タイプ、医療保険は終身タイプのタイプがおすすめです。
後述で定期タイプと終身タイプのメリット、デメリットを紹介していきます。
定期タイプ
定期タイプは保障期間が、10年から15年など、期間が決まっている生命保険を指します。
メリットとして、特定の期間のみリスクに応じた保障に加入することができます。
また、更新ごとに保険の見直しがしやすいのも特徴の一つです。
デメリットとしては、更新ごとに保険料が上がっていくことです。40代くらいまでは、そこまで高い保険料になりませんが、50代を超えると家計の負担が増大します。
長期で加入するのではなく、短期的にピンポイントで加入しましょう。
死亡保険は子供が独立前までは、必要保障額も増大します。
なので、40代既婚男性の死亡保険は定期タイプを選びましょう。
終身タイプ
終身タイプは保障が一生涯の生命保険を指します。
メリットとして、以下の2点です。
- 更新が無いので、加入した年齢の保険料が続き、若いほど保険料が安い
- さらに、リスクが高まる高齢期に、一定の保障を確保
デメリットは、以下の3点です。
- 一生涯保険料を支払い続ける
- 加入当時は定期タイプと比べて割高
- 見直しにくい
2点目について、一定の収入がある場合は問題ないですが、収入に不安がある方は家計の負担になるかもしれません。
更新の手続きもないので、生命保険に加入していることを忘れてしまうと、生命保険の見直しタイミングを逃す恐れがあります。
保険料も40代では比較的高はなく、一定の保険料なので、生計を立てやすいので、40代既婚男性の医療保険は終身タイプに加入しましょう。
40代既婚男性が今できる3つの生命保険見直し方法
40代既婚男性の生命保険の選び方を学んだことで、将来に向けて準備が始められますね。
「それでは加入しに行こう。」と言いたいところではあるのですが、生命保険に限らず、保険は加入して終わりではありません。
保険は見直しをして初めて、最大限に活用することができるのです。
今回は、40代既婚男性に向けた生命保険の見直し方法を紹介します。
簡単に解説をしていくので、将来に向けた準備を確認しておきましょう。
生命保険は見直しで節約可能!見直しのタイミングとポイントを解説します
目的に沿った保障額を見直そう
まずは、目的に沿った保障額を見直しましょう。
子供の教育費が多く掛かる、高校、大学はもしもの時に備えて、少し多めに設定しておくと良いでしょう。
また、配偶者の方がパートや正社員として働いているのであれば、収入が減ることも少なく、医療保険は少し抑え目でも良いかもしれません。
目的を明確にして、何のための保障なのかを考えて生命保険に加入することが、保険料の払い過ぎや、もしもの時に保障の少ない場合を防ぐことができます。
必ず目的に沿った保障額で見直しを行いましょう。
見直しタイミングはライフイベントごと
2つ目は見直しのタイミングはライフイベントごとに行いましょう。
例えば、先程の子供の高校、大学に進学、独立したとき。
役職が上がって、収入が増えたとき。
そういったライフイベントごとに保障を見直すことで、適切な生命保険に加入することができます。
なので、事前に加入している生命保険の保険証書はまとめて分かりやすくしておきましょう。
見直しの時に、手間が掛からずおすすめです。
医療保険の入院日数に注意
最後は医療保険の入院日数に注意しましょう。
理由として、現在加入中の医療保険が、入院日数が60日の場合、長期的な入院に対応できない可能性があります。
基本的に痰飲後、180日の間に再度同じ病気で入院を行うと、同一の入院とみなされます。
その結果、がんなどの再発の危険がある病気に関しての入院の場合、60日では足りない可能性もあるのです。
そういったケースにならないように、収入と相談して、入院日数は長めに設定しましょう。
生命保険を選ぶときの3つの落とし穴に注意
最後は生命保険を選ぶときの3つの落とし穴を解説していきます。
生命保険には、加入のときにいくつもの落とし穴があります。
また、最初から完璧な生命保険に加入することは不可能です。
その時々で見直しを行うことで、より適切な生命保険に仕上がっていくのです。
生命保険に加入して失敗をしないよう、事前に落とし穴はチェックしておきましょう。
入院費用が払えない方向け!医療費負担軽減に役立つ6つの公的保障を紹介します
落とし穴①見直す前提で生命保険に加入しよう
まずは、生命保険を選ぶ際に見直す前提で加入をしましょう。
先程も説明した通り、生命保険は最初から完璧なものに加入することはできません。
必要保障額分に加入しても、ライフイベントごとに必要保障額は変化します。
最初から完璧を求めると、どうしても保険料が高くなり、家計の負担がその分増えます。
そうならないためにも、生命保険は見直すものだと思って加入をしましょう。
落とし穴②更新時の保険料に注意
2つ目は更新時の保険料に注意しましょう。
保障期間の定期タイプでも説明しましたが、生命保険の定期タイプでは更新が必ずあります。
年齢が上がっていくごとに、保険料は増大しますので、更新時の保険料には注意しましょう。
一般的に、定期タイプの保険に加入するとき、更新後の保険料も確認することができます。
必ず更新後の保険料の確認をして、終身タイプにするべきなのか、定期タイプにするべきなのかを考えるようにしましょう。
落とし穴③公的医療保険制度とあわせて考えよう
最後は公的医療保険制度とあわせて、生命保険は選びましょう。
69歳までは治療費などが3割自己負担となり、1ヶ月の医療費がある一定を超えると、その超えた分だけ返還の、高額療養費制度もあります。
こういった国の制度を活用することで、必要保障額、入院費を計算して生命保険に加入しましょう。
公的医療保険制度を考えずに生命保険に加入すると、保険料の増大から家計の圧迫へと繋がります。
そうならないためにも公的医療保険制度は押さえておきましょう。
40代既婚男性の生命保険は家族のために
いかがでしたでしょうか。
40代既婚男性向けの生命保険の選び方を解説してきました。
生命保険に限らず、保険全般の考え方として「可処分所得の最大化」という言葉があります。
これは、昨今の情勢を加味して、収入を増やすのは難しいため、支出を減らして、収入を増やしたのと同じ効果を得よう。
そして自由に使えるお金を増やそうという考え方です。
生命保険は、家の次に人生で大きな買い物と言われています。
40代のラストチャンスに、家庭を支える一家の大黒柱として、生命保険について考える時間を作って、安心できる家庭づくりを目指していきましょう。