外貨建ての生命保険ってリスク高い?加入するメリットデメリットを徹底的に解説します

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生命保険は基本的には日本円で保険料を支払い、日本円で運営していきます。

しかし最近ではドルやユーロなどの外貨で保険料を支払い運用していく、外貨建ての生命保険が注目を集めています。

学資保険や貯蓄目的で活用されることが非常に多いですが、外貨で運用するとなるとどんなリスクがあるのか不安になってしまいますよね。

そこで今回は外貨建ての生命保険に加入する際に生じるメリット・デメリットについて徹底的に解説していきます。

外貨建ての生命保険の加入を検討されている方は、ぜひ活用してみてくださいね!

目次

外貨建ての生命保険ってどんな保険?

外貨建ての生命保険はその名の通り外貨で保険金を積み立てていく保険です。

通常の生命保険であれば、保険料を支払う際も保険金の積み立てもすべて日本円で行います。

しかし外貨建ての生命保険の場合は、日本円で支払った保険料を保険会社側で外貨に変換して運用していきます。

保険金支払い時には再度外貨から日本円に変換して、支払われるシステムになっています。

日本は2016年にマイナス金利政策が施行されて以来、金利が低迷しています。

通常の保険は債券など日本の金融商品を活用して日本円で運用していきますので、低金利の場合は保険を貯蓄目的で加入しても利益があまり見込めません。

一方で外貨の場合は日本よりも金利が高いことが多く、運用益を出しやすいのです。

運用割合が高いのは米ドル

外貨建て保険で用いられる通貨の多くは米ドルで、次いでユーロとなっていますが、近年ではオーストラリアドルを用いて運用する外貨建て保険もあるため、使うことができる通貨の幅が広がっていると言えますね。

国際決済銀行の調査報告では2019年の1日あたりの為替取引量の割合は以下表の割合となっています。

通貨為替取引割合
米ドル88.3%
ユーロ32.3%
16.8%
ポンド12.8%
豪ドル6.8%

出典:マニュライフ生命

表からも分かる通り為替取引の通貨割合の多くは米ドルが8割を占めていますが、ユーロや円も為替取引の割合は少ないながらも、ユーロであれば約3割を占め円であれば1割強を占めていることが分かりますね。

よって外貨建ての保険では流通量が多くかつ信頼性が高い通貨が良く用いられる傾向にあります。

予定金利について

予定金利は保険会社が保険料運用に際して約束する利率のことを指します。

保険会社側は契約者から運用を任された保険料を、被保険者にもしもの事態が起こった際の保険金の支払いに備えて積立を行っているお金を効率的に増やそうと動きます。

この働きによってたとえば予定利率が増加すれば運用利回りも増加し、万が一の際に積立しているお金を増やせるため、契約者が支払う保険料を少なくでき保険料の負担を軽減できるでしょう。

しかし予定利率が低下すると万が一の際に積立しているお金を増やすことが困難になるため、必然と契約者が支払う保険料を高くする必要があります。

予定金利の決め方は一律な基準は設けられていないため、保険契約時に保険会社が設定する流れとなります。

市場価格調整について

市場価格調整は保険を満期まで契約せず途中で解約した時に返還される解約返戻金に、市場金利価格を反映する仕組みを指します。

通常保険契約時よりも市場金利が上昇すれば解約返戻金も市場金利に反比例して減少しますが、市場金利が下落すれば解約返戻金は市場金利に反比例して上昇します。

市場金利は解約のタイミングによって上昇したり下落したりするため、保険契約時には中途解約した場合の解約返戻金の金額は決まっていません。

外貨建て保険に加入する3つのメリット

外貨建ての生命保険に加入するメリットは、以下の3つです。

  • 外貨の金利が高い影響で保険料が安くなる
  • 円安に転じることで受取額が増加する
  • 保険路活用して資産形成ができる

以下で詳しく解説していきます。

外貨の金利が高い影響で保険料が安くなる

外貨は日本円よりも金利が高いことがほとんど。

外貨の金利が高い影響で、通常の生命保険に加入するよりも保険料が安くなる傾向にあります。

金利が高いということはそれだけ早く目標の保険金額を達成できるということ。

短期間で目標金額を達成できるため、円建ての同じ保険金額の保険に加入するときと比較してみると安い保険料で加入出来るのです。

円安に転じることで受取額が増加する

為替相場が変動して外貨と比較して円安に転じると、保険金の受取額が増加するメリットがあります。

仮に契約している保険金額が20万ドルだった場合、1ドル100円の場合は2000万円、1ドル120円の円高に転じている場合には2400万円と400万円以上も増額されるのです。

もちろん為替相場は一定ではありませんので、常に上記のような利益が生じるわけではありません。

しかしタイミングを見計らって解約したり運よく受取タイミングが円安に当たると、支払ってきた保険料に対して受け取れる保険金額が大きくなり得になるのです。

保険を活用して資産形成ができる

外貨建て生命保険では、外貨での資産運用を行いながら死亡保障が得られます。

自分で外貨を活用して資産運用する場合には純粋に運用した金額に応じて利益が得られます。

しかし別途で生命保険に入って死亡保障をつける必要がありますので、手間がかかるかも。

外貨建ての生命保険は保障内容は通常の生命保険とは変わりません。

生命保険の機能を持ちながら資産形成に役立てられるので、一石二鳥になるんですよ。

外貨建て保険に加入する3つのデメリット

外貨建て生命保険に加入するメリットがある以上、同様にデメリットも存在します。

外貨建て生命保険に加入するデメリットは以下の3つです。

  • 為替変動の影響を受けるため保険金受取額の予測が立てづらい
  • 為替変動で月々の保険料支払いが変化する
  • 為替手数料がその都度かかる

以下で詳しく解説していきます。

為替変動の影響を受けるため保険金受取額の予測が立てづらい

保険料を外貨で支払っていく以上、為替変動のリスクがついて回ります。

加入時に円高であっても、保険金支払い時に円安に転じて保険金が多く受け取れることもある反面、逆のパターンもあります。

為替変動に合わせて都度、うけとれる保険金額も変動していきますので、将来どの程度保険金が受け取れるかの予測を立てづらいデメリットがあるのです。

確実に〇〇万円残しておきたい!と目標金額を明確に設定している場合には、タイミングが合わないと予測よりも少ない金額で支払われてしまう可能性があります、

保険金を決まった額うけとりたい、あるいはある程度の予測を立てておきたいと考えている方は円建ての通常の生命保険に加入することをおすすめします。

為替変動で月々の保険料支払いが変化する

外貨建て保険で変動するのは保険金の受取金額だけではなく、月々の保険料も変化していきます。

仮に1ドル100円で6000円の保険に加入している場合に、円高で1ドル92円の場合には、月々5520円の支払いのみでOKになります。

一方で円安に転じて1ドル120円になった場合には、月々7200円支払うことになります。

為替変動によって月々の保険料支払いが変動するので、円安が続いてしまうと保険料支払いが家計に占める割合が増えてしまいます。

家計の保険料負担を一定にして、支出を管理していきたいのであれば、やはり円建ての保険で安定して保険金を受け取った方が良いでしょう。

為替手数料がその都度かかる

外貨建ての保険では皆さんが保険料支払い時に外貨を用意する必要はありません。

保険会社に対して円で保険料を支払って、保険会社側が責任をもって保険料を外貨に変換して運用していきます。

しかし外貨に変換する以上為替手数料が必ず発生します。

為替手数料は保険料支払いに都度発生しますので、保険料にプラスして支出が多くなります。

円建てであれば保険料のみの支払いで済むため、無駄なコストを省いて保険料支払いを可能な限り減らしたいと考えている方は外貨建て保険を避けたほうが良いでしょう。

 

元本割れのリスクが伴う

保険金・年金・解約返戻金は解約するタイミングによって受け取れる金額が変わります。

したがって為替相場が保険解約時よりも円高になっていれば、元本割れするリスクも十分考えられます。

外貨建ての保険を契約する場合は元本割れするリスクをしっかり理解した上で契約を進めていきましょう。

理解していない場合、損をすることもあるため注意しましょう。

外貨建て保険に加入すべき人ってどんな人?

外貨建て保険に加入すべき人の特徴は以下の通りです。

  • 資産運用や投資に関して知識を持ち合わせている人
  • 日本経済の今後のリスクに備えておきたい人
  • 保険で資産運用を検討している人
  • リスクを取り返せる金銭的余裕と時間的余裕がある人

外貨建ての生命保険は投資性のある保険ですから、資産運用や投資に関して知識を持ち合わせている人や、実際に運用経験がある人に向いているといえます。

また日本は現在国債の発行で借金が膨らんでおり、いつ財政破綻するかがわからないとまで言われています。

円だけの資産を保有していると、財政破綻時に資産が何も残らなくなってしまいますから、日本経済のリスクに備えておきたいと考えている方にも向いているといえるでしょう。

リスクも相応にありますから、損失が出てしまっても取り返せるだけの金銭的余裕と時間的余裕がある人にも向いているといえるでしょう。

外貨建て保険へ加入する前にチェックすべき3項目

外貨建て保険は分散投資ができ解約時のタイミングによっては大きな運用効果を発揮できますが、一方で元本割れのリスクもあります。

そんな外貨建て保険に加入を検討している場合、一体どんな事に注意し保険へ加入すれば良いのか気になりますよね。

具体的に外貨建て保険へ加入する際は以下の内容を確認しましょう。

  • 自分の目的に合致しているか
  • 商品の知識やリスクの理解は十分か
  • 自分に最適な商品を選べているか

以下で詳しく見ていきましょう。

①自分の目的に合致しているか

外貨建て保険に加入する目的や加入したことで、得られる利益をしっかり把握しておくことは重要です。

保険商品と一口でいってもさまざまな種類があり、もちろん運用方法や仕組みが異なります。

自身の加入する目的や加入することで得たい利益を明確にしていないと、数多くの金融商品から最適なものを選ぶのは難しいでしょう。

とくに外貨建て保険は円建て保険と比較すると、大きな運用利回りが期待できる反面元本割れなどのリスクが伴います。

②商品の知識やリスクの理解は十分か

保険商品の種類は多くもちろん商品ごとによって仕組みや運用方法も異なります。

さらに外貨建て保険は預金とは異なり、為替相場によって元本割れなどのリスクが伴います。

円建て保険よりも運用利回りが良い時もあるため多くの資産を残すことができる反面、為替相場の影響を受けやすい保険商品であるため、元本割れなどのリスクに耐えられるかを考えたうえで保険へ加入しましょう。

③自分に最適な商品を選べているか

自分に最適な商品を選べているか否かは重要な要素となってきます。

保険内容や仕組みが似た商品を複数探し、比較検討を続けながらどの商品が一番自分の目的に近いかを判断しましょう。

万が一自分で選んだ保険がベストな選択だったのか不安に思う場合は、保険代理店や保険選びのプロに相談するのも良いでしょう。

外貨建て保険に加入すべきでない人ってどんな人?

外貨建ての生命保険に加入すべきではない人の特徴は以下の通りです。

  • 保険料や保険金額の見通しを立てておきたい人
  • 外貨建てのリスクに対応できない人
  • 保険料支払いを最小限に抑えておきたい人

外貨建ての生命保険は為替変動によって保険料や保険金額が変動する保険ですので、安定して支払うあるいはどれだけもらえるのかの見通しを立てておきたい方にとっては、デメリットに感じられる部分が多いでしょう。

また外貨建ては損をするリスクも相応にありますから、リスク二十何位対応できない人には向いていないといえます。

また手数料が発生しますので保険料支払いを最小限に抑えておきたい人にも、向いていないといえるでしょう。

外貨建て生命保険を選ぶ際に注意したいポイント

もしも外貨建て生命保険に加入したい!と考えているのであれば、以下の選ぶ際のポイントを確認してみましょう。

  • 保険金の使い道に合わせて保険期間を選択する
  • 金利の高さや安定性を重視して保険を選ぶ
  • どこまでのリスクを背負えるかを把握しておく

以下で詳しく解説していきます。

保険金の使い道に合わせて保険期間を選択する

保険金の使い道に合わせて保険期間を選択するようにしましょう。

生命保険には定期保険と終身保険があります。

外貨建ての生命保険の場合には、基本的に終身保険であることがほとんど。

終身保険は保険料の支払額が高いぶん、保障が一生涯続いていくいっぽうで保険料支払いが比較的高額になる傾向があります。

定期保険は保険料が安く設定されているぶん、保険期間が限定的なため短期間に集中して保障を受けたい方に向いています。

終身保障が欲しいのであれば外貨建ての保険も選択肢に入りますが、定期保険の場合には通常通りの生命保険に加入したほうが良いでしょう。

金利の高さや安定性を重視して保険を選ぶ

外貨建て生命保険の価値を決めるのは、外貨の金利の高さや安定性です。

日本円よりも低い金利を選択してしまうと、うけとれる保険金額に影響を及ぼします。

そのため金利がある程度高い外貨を選択することで、将来うけとれる保険金額をより多く用意できる可能性があります。

ただし気を付けていただきたいのが、金利の高さだけに注意を取られて外貨の安定性を度外視してしまうこと。

金利が一時的に高いとしても、通貨を使用している国の将来性や財政状況、数年以内の金利の変動をしっかりと確認しましょう。

事前に確認しておかないと著しく低い金利に転じてしまった場合に、うけとれる金額が減少してしまいます。

金利の高さと安定性をきちんと確認したうえで、どの外貨で保険料を支払っていくかを選択するようにしましょう。

どこまでのリスクを背負えるかを把握しておく

外貨建ての生命保険は将来自分が得をするか損をするかは全く分かりません。

そのためどこまでのリスクを背負えるかを事前に把握しておくことが重要になります。

もし円安に転じて保険料支払いが増えてしまっても継続的に保険料が支払えるかどうかを確認しておきましょう。

また将来支払われる保険金額や解約返戻金額が減少しても、対応かも確認が必須です。

外貨建て生命保険の選択で迷っているなら保険相談窓口を活用しよう

外貨建ての生命保険は様々な保険会社が発売しているため、どの保険に加入していいかわからない!なんて方も中にはいることでしょう。

外貨建て生命保険の選択で迷っているのであれば、無料の保険相談窓口を活用してみましょう。

保険相談窓口では皆さんの条件に応じて、保険に関する様々な悩みの解消を手伝ってくれたり、必要に応じて適切な保険会社を提案してくれます。

条件に合わせて提示してくれるので、どの生命保険を選ぶべきか迷っている方はぜひ活用してみてください。

以下で当サイトおすすめの無料保険相談窓口を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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以下の記事で保険見直し本舗について詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

保険見直し本舗の実際の口コミ・評判からわかるメリット・デメリットを紹介!

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資産運用にも対応しているので、外貨建ての生命保険の相談も比較的しやすいでしょう。

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以下の記事でマネードクターの口コミ&評判や、利用するメリット・デメリットについて徹底的に解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

マネードクター(保険のビュッフェ)の口コミ・評判からメリット・デメリットを紹介!

外貨建て生命保険のリスクを確認して加入するかを決定しよう

いかがでしたか?

外貨建て生命保険は外貨を用いて保険を運用していきますので、金利の高い外貨を活用すれば多くの利益が得られます。

ただし外貨を活用する以上、為替リスクも考慮しなければなりませんので、注意が必要です。

保障内容に関しては通常の生命保険と変わらないので、貯蓄や資産運用で活用したいのであればおすすめできる保険です。

気になる方は今回紹介したメリット・デメリットを参考に利用すべきかどうかを検討してみてくださいね!

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