毎月一定の収入があるのに、全然お金が貯まらない実家暮らしのそこのあなた。
一人暮らしの友人から「実家の方がお金が貯まりそう」といわれていても、口座を見てみると全然お金が貯まっておらず、疑問に思う方も多いですよね。
実家暮らしだと自分で使うお金が多く、ついつい散財してしまいがちです。
しかし一人暮らしよりも生活費用がかからないぶん、貯蓄に回せる金額が多いです。
せっかくの環境を生かさないで、貯金をしないのは非常にもったいないですよね。
今回は実家暮らしで貯金ができない方向けに、おすすめの節約方法と貯金をするためのマインドを紹介していきます。
目次
実家暮らしは一人暮らしよりも節約がしやすい
実家暮らしは一人暮らしよりも節約がしやすく、お金を貯めやすいとは一般的に言われますよね。
でも実際自覚ができていない方も多いはずです。
以下では実家暮らしにかかる費用と一人暮らしにかかる費用を比較し、実家暮らしがどれだけ借金しやすいかを解説します。
家賃・光熱費は実家で払ってくれる
実家暮らしの場合家賃光熱費は実家で払ってくれます。
家賃は一戸建てであれば親がローンで返済し、賃貸だとしても親がまとめて支払うのが一般的です。
一人暮らしの場合は住む場所にもよりますが、平均で5万円から6万円が月々家賃として支払われます。
光熱費に関しても同様で、実家暮らしであれば自宅でまとめて支払われますが、一人暮らしだと自分で月々5000円から1万円の間で支払いが発生します。
暑い時期や寒い時期になると、さらに費用がかさみますので光熱費と家賃だけでも月々8万円程度の出費が発生することになります。
実家暮らしは一人暮らしに比べて、これらの出費がないため、浮いた分を自由に使えます
食費は最低限でも3食食べられる
実家暮らしの場合食費を最低限実家に入れたとしても、3食は用意してもらえます。
一人暮らしで3食用意しようとすると、自炊はもちろんのことお惣菜等を買うこともあるため、月々一定の食費で満足に食べられるとは限りません。
実際一人暮らしで月々支払う食費は3万円程度と言われています。
実家暮らしの場合は家庭によっても異なりますが、これよりも安くなることがほとんどです。
実家暮らしの場合は両親から月々固定の金額を請求されることもあるため、自宅でとる食事は一定の金額で食べられることが多いです。
家賃に加えて食費も最低限まで節約できるので、実家暮らしは一人暮らしよりもお金を浮かせやすいです。
その他の生活費を折半できる
実家暮らしの場合その他の生活費も家族と折半できます。
トイレットペーパーやティッシュなどの日用品はもちろんのこと、洗剤や掃除用具等も消耗品としてなくなるために購入する必要があります。
一人暮らしでかかる日用品などの生活費は、月々1万円から2万円程度です。
実家暮らしの場合はこれらも家の方で用意されているので、購入費用がかかりません。
実家暮らしでも貯蓄ができない人が多い
上述したように実家暮らしの場合は、一人暮らしよりも生活費が浮くため、自由に使えるお金が多いです。
しかし実家暮らしでも貯蓄ができない人は、実は多いんです。
統計上は20代後半になると500万円貯蓄ができる人もいるとは出ていますが、貯金ができないと悩んでいる方が多いように、うまく貯金に回すお金を捻出できない方も一定数います。
実家暮らしで貯金ができない人の一番の原因は、収入を自分の趣味などに使い込んでしまうところにあります。
本来は使う必要のない部分にまでお金をかけていることも多いので、節約方法を試して毎月にかかる費用の見直しを行いましょう。
実家暮らしが貯金するための節約方法
実家暮らしが貯金するための節約方法は、以下の通りです。
- 実家に入れる費用と自分が使える費用を把握しておく
- 細々とした飲食費を見直す
- 外食の回数を減らす
- 日用品を美容代を見直して最低限にする
- キャッシュレス決済でお得にポイントを活用
- クレカを頻繁に使用しない
- アプリで月々の収入を管理しておく
以下で詳しく解説していきます。
実家に入れる費用と自分が使える費用を把握しておく
実家に入れる費用と自分が使える費用を把握しておきましょう。
毎月固定で実家に支払う金額を分けておいて、残りの金額をどの程度使えるかを算出してみてください。
一つの口座に入れっぱなしだと、費用が混在してしまい何に使えるか把握できないことが多いです。
「口座にお金があるから使える」と考えるのではなく、月々使える金額の上限を決めておきましょう。
使える上限額を決めたら、給与振込口座とは別の口座を作り、管理していきましょう。
細々とした飲食費を見直す
実家暮らしの場合、自分で食料を用意する必要がないため、細々とした飲食費を見直すことで節約が可能になります。
節約するのならば以下の方法を試してみてください。
飲み物は水筒に入れる
生活する上で水分補給は重要ですが、喉が乾くたびにペットボトルを購入してはいませんか?
ペットボトルはコンビニや自販機で購入すると約150円の出費になります。
1日の必要な水分量は約2リットルと言われているため、1日に2本購入する方もいることでしょう。
飲み物は水筒を購入した上で自宅から持参すると、購入費用を節約できます。
水筒を洗うのが面倒くさいと感じるかもしれませんが、ひと手間で約150円の節約が可能になりますので、手間を惜しまないようにしましょう。
水筒内に浄水機能が付いたものもありますので、途中で水がなくなっても追加できる仕様の水筒を購入するのも良いかもしれません。
コンビニでの買い食いを減らす
ついついコンビニに寄ってしまうと、必要もないのにお菓子を買ってしまうこともありますよね。
コンビニに寄るたび買い食いをしていると、一回で500円の出費になることもあります。
コンビニでの買い食いを減らすために、必要以上にコンビニに寄らないように心がけましょう。
お弁当を持参して自炊を心掛ける
学生さんや社会人の場合は、昼食を外食で済ませようとする方もいます。
しかしワンコインランチを一週間継続すると、3500円もの出費になりますよね。
社会人ともなれば一食のランチで1000円かかることもあります。
朝の30分の短い時間を利用して、お弁当を持参し自炊を心がけましょう。
実家暮らしであれば前の晩の残りをそのまま積めることも可能ですので、時間の節約にもなります。
外食の回数を減らす
単純に外食の回数を減らしましょう。
お腹が空いたからとチェーン店によってお昼ご飯を食べたり、飲み会に頻繁に参加すると、月々の食費が固定の費用よりも多くなります。
特に用がなければ自宅でご飯を食べる習慣づけを、日頃から行いましょう。
日用品や美容代を見直して最低限にする
日用品や美容代を見直して、最低限に抑えて行きましょう。
化粧水やヘアケア商品を買う時は、量が多く質が良いものを選びましょう。
女性であればネイルやヘアサロン代も月々かかることでしょう。
ホットペッパービューティーなどで、安いサロンを使ったり、セルフネイルで美容代も節約できます。
最近では、サロンモデルの制度を活用して、新米の美容師の練習台として安く施術を受けられることもありますので是非利用してみてください。
キャッシュレス決済でお得にポイントを活用
キャッシュレス決済で支払いをして、貯まったポイントお得に活用していきましょう。
paypayなどのキャッシュレス決済サービスでは、支払い額に応じて何パーセントの割合で、ポイントが還元されます。
ポイントの現金として使えますので、利用額を無駄にすることはありません。
また楽天カードやdポイントカードでは、会計時に提示するだけで利用額に応じたポイントが還元されるシステムになっています。
貯めたポイントを会計時に提示して割り引くことも可能なので、節約に活用できます。
クレカを頻繁に使用しない
実家暮らしでお金が貯まらない人の特徴として、月々のクレジットカード利用料が高いことが挙げられます。
クレジットカードを頻繁に利用せずに、現金で支払うことも検討してみてください。
クレジットカードは当月の支払いを翌月に回せるので、一時的に支出を抑えられます。
しかし翌月にツケが回ってくるので、同じ金額を利用しているとクレカの支払いから逃れられなくなります。
月々クレカをどの程度使うなど上限を決めておいて、それ以外は上述したようにキャッシュレス決済を使って管理していきましょう。
アプリで月々の収入を管理しておく
節約には家計簿と考えている方も多いですが、本を買っていちいち記入していくのは意外と継続しないものです。
スマホアプリで月々の収入を管理できるものがありますので、積極的に活用していきましょう。
中にはレシートを撮影するだけで、情報を入力してくれるものもあります。
収入管理が手軽にできるサービスを有効活用して、継続して節約を勧められるように徹底しましょう。
実家暮らしが貯金をするならまずは2万円からスタート
実家暮らしが節約をして貯金をスタートするには、目標金額を決める必要があります。
初めて節約をするなら、まずは2万円からスタートしてみることを目標にしてみましょう。
貯金は無理なく行うことが、継続するための大前提です。
実家暮らしなら収入の4割を貯金すべきとの声もありますが、今まで貯金したことがない人がいきなり始めるにはハードルが高いです。
まずは2万円を捻出するところから始めていきましょう。
2万円を月々貯金していけば、一年間で24万円の貯金ができます。
社会人でボーナスがあるならボーナスでも貯蓄に回せるので、年間40万円の貯金も夢ではありません。
20代の場合、平均で150万円の貯蓄があると統計で算出されているため、実家暮らしであればたった3年程度で達成できる見込みがあるのです。
NISAやiDeCoを使って資産運用するのもアリ
ただ貯金に回すのではなくNISA やideco を使って、資産運用することもお勧めします。
つみたて NISAでは少額から投資をし、活用し資産運用ができます。
通常個人で投資を行う場合、得た利益の2割を税金として納める義務があります。
つみたて NISA では、利益に対して税金がかからないので、納税の義務が発生せず利益がすべて自分のものになります。
ideco は掛け金の金額に応じて所得控除が受けられます。
設定した掛け金の全額が、年末調整時の所得税控除で適用されますので、総合的な節約につながります。
節約は食費や目に見えるお金を減らすのではなく、税金の軽減などで実質的な支払額を減らすことも重要なのです。
保険に加入しているなら保障を見直す
社会人になって会社で紹介された保険に加入されている方は、保証内容を見直していきましょう。
実家暮らしの場合多くの方は、独身でしょう。
独身は保険金を残す相手がいないため、必要最低限の保障で済みます。
しかし紹介される保険の多くは、無駄の多いプランになっていることが多いです。
無駄を省くことで保険料を減らし、貯金に回せるお金を捻出できます。
【2021年最新版】無料保険相談窓口おすすめランキングTOP10
将来一人暮らしを考えているなら貯金は60万は必要
現在実家暮らしでも将来的に自立して、一人暮らしを考えてる方もいるでしょう。
一人暮らしを始めるには家賃はもちろんのこと、家具や家電、生活必需品を1から揃え直す必要があります。
入居費用もバカにはならず、月々支払う予定の家賃x3ヶ月分を一度に請求されます。
安い家電や家具を購入したとしても、10万円は下りません。
実家暮らしの方がとりあえずの目標金額を定めるなら、一人暮らしを始めるの最大限必要な60万円を目標に設定しておくことをお勧めします。
実家暮らしの特権を活用して貯金をしよう
いかがでしたか?
実家暮らしは一人暮らしに比べて自分で使えるお金が多い分、浪費してしまいがちです。
実家食料もありますし、日用品も基本的なものは全て揃っています。
使えるものは全て有効活用していき、無駄な出費を削っていきましょう。
また通信費の節約や加入している保険など、固定費の見直しも行うとさらに節約できます。
つみたてNISAやideco を活用して、ただ貯金するだけでなく資産運用を行い効率的に貯蓄を勧めることも可能です。
実家暮らしの特権を活かして、若いうちから貯金を行い将来何が起きても対応できるような資産力を身に着けていきましょう。