結婚すると家計を一括で管理することが多く、世間では約6割の家庭で妻が管理していると言われています。
家計管理を上手に行いたいと思っていても、なかなかうまくできず悩みになってしまっている人もいるのではないでしょうか。
また家計管理をめぐって、配偶者と喧嘩になってしまうこともあるかもしれません。
そこでこの記事では、専業主婦が家計管理するときの5つのポイントと注意点を解説します。
専業主婦だと家計を一括で管理することが多い
結婚すると専業主婦となり、家計管理を任されることが多くあります。
夫は仕事が忙しく家計管理まで手が回せず、妻に任せた方がスムーズに進むと考える人が多いからでしょう。
もちろん夫が管理している家庭もありますが、全体の半数以上の世帯で妻が管理しているようです。
ただすべてのお金を管理するのではなく、生活費を妻に渡しそれの管理を任せているという家庭が多くなっています。
世間のうち約6割が妻管理
ある調査によると、約6割の世帯で妻が家計管理をしているという結果になりました。
半数の家庭以上で家計管理を妻がする理由として考えられるのは、夫の仕事が忙しく家計管理まで手が回らず生活費を都度渡すのが大変だということです。
また夫が不在の際、急にお金が必要となった場合に足りないということがないようにする意味でも、妻が家計管理するほうがスムーズでしょう。
このような理由から世間では半数以上の家庭で、妻が家計を管理し夫がお小遣い制を採用しています。
生活費を管理する分管理を任されることが多い
夫の収入のすべてを管理するのではなく、生活費としていくらかを渡しその中でやりくりしている家庭が多いようです。
給与のすべて渡してお小遣い制としている家庭もありますが、その日の月の足りる分の生活費を渡し、その中で食費・雑費・妻のお小遣いなどとやりくりしてもらうという方法を取っている家庭が多くあります。
専業主婦が家計管理するときの5つのポイント
専業主婦の中には、家計管理が上手くいかず頭を抱えているという人もいるのではないでしょうか。
上手く家計管理できないと、予算オーバーしてしまい毎月赤字になってしまうなど、貯金に回せないなんてこともあるかもしれません。
また夫婦間での揉め事にも発展してしまうこともあります。
上手く家計管理する方法を知り、夫婦間も家計管理も安定できるようにしてみてください。
ここでは、専業主婦が家計管理をするときの5つのポイントを解説します。
お小遣い制を導入し一定の金額でしっかり管理する
家計管理をする上でお小遣い制を導入は非常に大切です。
なぜかというと、家計管理する際に、貯蓄や支出ばかりが気になってしまうと生活にゆとりが持てずに、我慢ばかりでストレスが溜まってしまうことになります。
そのようなストレスを溜めないためにも、お小遣い制を導入し家計管理をする専業主婦も夫側も好きに使えるお金を確保しておくのがおすすめです。
生活費の内訳も夫婦間で共有する
毎月何にどのくらい使っているのか、生活費の内訳を夫婦間できちんと共有することも大切です。
どちらかに家計管理を任せてしまっていると、毎月の内訳を把握できずに「なぜこれしかお小遣いがもらえないのか？無駄遣いしているのでは？」と不満に繋がりやすくなってしまいます。
不満がもとで揉め事になってしまわないように、生活費の内訳は共有しておくようにしましょう。
毎月の貯蓄は自動積立を利用する
生活費とは別に貯蓄するときには、自動積立を利用するのがおすすめです。
銀行には、毎月決まった額を自動的に積み立てる機能があるので、これを利用すればお金を使ってしまう前に貯蓄に回せて確実に貯蓄できます。
貯金が苦手な人の多くが、先取り貯金ができておらず余ったお金を貯金に回すと考えています。
これではあるお金を使ってしまい、貯金に回せません。貯金が苦手な人ほど自動積立機能を活用するべきといえます。
予備費はしっかりと用意しておく
何かあったときに使えるお金「予備費」をしっかり用意しておくことも忘れないようにしてください。
急にお金が必要になった場合に、毎月ぎりぎりの生活費で生活していると、急にお金が必要になってもお金を捻出できず困ってしまいます。
そうならないように、毎月少しずつでも「予備費」を別に貯めておき、万一に備えておくようにしましょう。
家計簿を付けてお金の動きを管理する
家計管理を上手にするためには、家計簿を付けることが大切です。
家計簿を付けることで、毎月のお金の動きを把握しやすく、管理もしやすくなります。
また毎月何にいくら使っているのかを共有しやすいというメリットもあります。
最近では銀行口座やクレジットカードと連携していて、使ったその場で家計簿アプリに自動的に記入される便利な家計簿アプリもあるので、これらを使い楽に家計簿を付けるのもおすすめです。
もちろん自分で記入するものもあるので、自分に合った家計簿を探してみてください。
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専業主婦が家計管理をするときの注意点
専業主婦が家計管理するときのポイントを解説しました。
家計管理に苦手意識を持っている人も、上記のようなポイントに注意することで、ストレスなく家計管理ができるようになります。
家計管理が上手くいかないと、夫婦の仲にも影響を及ぼす可能性もあるため、できるだけ家計管理のポイントを押さえておくことが大切です。
ただ一方で家計管理をするときの注意点に気を付けなければいけません。
そこでここでは、専業主婦が家計管理するときの注意点を解説します。
配偶者のお小遣いを極限まで減らさない
家計管理をしていると、生活費を節約しより多くのお金を貯蓄に回したいと考えるでしょう。
節約して貯蓄に回す分を多くすることは大切ですが、節約する部分について1つ注意があります。
節約と考えると、相手と自分のお小遣いを極限まで減らすことを考える人もいますが、これは辞めましょう。
お小遣いを極限まで減らしてしまうと、ストレスや不満が溜まってしまい喧嘩になりやすくなります。
もちろん好きなだけ使っていては赤字になってしまうので、無理がなく相手の納得できる金額を維持して、別の部分でも節約してバランスを取るようにしてください。
家計の支出を透明化して喧嘩の原因を無くす
家計管理する上で、支出の不透明さがあると夫婦喧嘩の原因となってしまいます。
毎月何にいくら使っているのかを透明化し相手と共有することで、無理な節約をしていないことが相手にも伝わり、一緒に節約しようという気持ちにもなります。
自分だけが無理を強いられているのではないかという気持ちになると喧嘩に発展してしまうので、一緒に家計管理しているんだという気持ちを持ってもらうためにも共有するようにしましょう。
家計簿を付けるなら付ける時間帯を明確にする
家計管理において、家計簿は必要不可欠だということを解説しましたが、家計簿をつけるときはできるだけ時間帯を明確にしてください。
家計簿を付けるうえで大切なことは、今日・今週・今月の支出を確実に把握しておくことです。
家計簿をつける！と意気込むよりも、いくら使っているかを正確に把握するだけなど気軽に始めたほうが良いですが、人によっては面倒だと感じて続かないことを危惧していることもあるかもしれません。
その際に「一日の終わりに支出分だけ家計簿に付ける」などと決めておくと、継続しやすくなりおすすめです。
このような理由から、家計簿をつける時間を決めておくのがおすすめと言えるのです。
共有口座の金額は可能な限り確認しておく
夫婦で貯蓄する際には、共有口座を作りどちらも確認できるようにしてください。
どちらか一方しか見られない状態にしてくと、貯蓄する目的を見失ってしまい「なぜ節約をしなければいけないのか」と不満に繋がりやすくなってしまいます。
今いくら溜まっているのか、あとどのくらいなのかをどちらも確認できるようにしておいてください。
項目毎の予算は必ず守る
家計管理をするときには、項目ごとに毎月の予算を設定して必ず守るようにするのがおすすめです。
節約や家計管理が苦手な人の多くが、予算を決めておらずなんとなく浪費してしまっています。
そうなるとお金をあるだけ使ってしまい、気づけば赤字など家計管理が曖昧になってしまいます。
また予算は大まかではなく細かく決めておくようにすると、無駄使いを減らせるでしょう。
専業主婦が家計管理を始めるなら細かく管理するのが吉
結婚後に専業主婦となり、家計管理を任されたときに知っておくべき5つのポイントと注意点を解説しました。
専業主婦だからと言って全員が最初から家計管理できるわけではありません。
苦手意識を持つ前に、細かく予算や決まり事を夫婦で話し合い家計管理を2人でする気持ちを持つようにしてみてください。
