高校生の学習塾年間平均費用は20万円以上!相場と費用捻出のための節約法を紹介

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大学進学率が5割を超えている今、高校卒業後は大学に行くことが一般的になっています。

しかし大学進学するには、共通テストや個別の一般入試を突破する必要があります。

他の受験生に勝つためには、質のいい勉強を受けるべきと、大学受験に向けて塾に通う人も多いです。

しかし親御さんとしては「大学の費用もあるのに、塾に通うことになったらどれだけお金がかかるんだろう…」と不安になりますよね。

今回は大学受験を控える高校生のお子さんがいるお母さんに向けて、高校生が塾に通っている割合から費用相場、塾の形態ごとの費用を徹底的に解説していきます。

高校生の学習塾に通っている割合は約4割!

高校生の塾に通っている割合は、約4割です。

公立高校(全日制)私立高校(全日制)
37.8%38.2%

「えっ意外と少ない」と思いますよね。

高校後の進学先は大学だけではなく、専門学校や就職を選ぶこともあります。

また、大学進学時に一般受験だけではなく、AO入試や高校の枠を活用した指定校推薦で進学を決める学生もいます。

高校生全員が一般入試で大学進学をするわけではありませんから、学習塾に通っている学生の割合が低いとは一概に言えないのが現状です。

参考:公益財団法人生命保険文化センター「学習塾にかけている費用はどれくらい?」
文部科学省「平成30年子供の学習費調査」

公立・私立別実際に学習塾にかかる費用は?

高校には公立高校と私立高校がありますが、各高校によって学習塾にかける費用が変わります。

以下で各高校の詳細を解説していきます。

公立高校の学習塾年間平均費用は28万円

文部科学省の調査によれば、学習塾の年間平均費用は28万円と算出されています。

あくまで塾に通っている人の中での平均値です。

0円62.2%
~1万円未満2.9%
~5万円未満4.2%
~10万円未満3.7%
~20万円未満6.5%
~30万円未満6.8%
~40万円未満4.6%
40万円以上9.1%

つまり月換算で、約2万3000円程度を学習塾費に使っている計算になります。

参考:文部科学省「平成30年子供の学習費調査」

私立高校の学習塾年間平均費用は33万円

文部科学省の平成30年の調査によれば、私立高校の学習塾年間平均費用は、33万円と算出されています。

0円61.8%
~1万円未満2.4%
~5万円未満4.6%
~10万円未満4.4%
~20万円未満5.7%
~30万円未満4.5%
~40万円未満3.7%
40万円以上13.1%

公立高校の学習塾費の平均と比べて、私立高校の方が年間40万円以上を学習塾費に使っている割合が大きくなります。

私立高校は、地方の場合滑り止めとして受験することもありますが、都市部によっては偏差値の高い大学への進学率を目的に通うケースもあるので、教育の熱の入れ方が大きく異なります。

英進クラス等に通う家庭では、学習塾への費用投資が大きいと推測できます。

参考:文部科学省「平成30年子供の学習費調査」

学習塾形態別!高校生の塾にかかる費用を紹介

学習塾にも形態があり、塾ごとにかかる費用が変わります。

下記では学習塾の形態ごとに、高校生が利用した時の費用を解説していきます。

集団塾

集団塾は大教室内に数十人の生徒が集まって、1人の先生の授業を聞く形式の塾です。

1コマから受講が可能で、授業を欠席した場合には動画で授業を振り返ることも可能です。

下記の表は、集団学習塾の大手で1週間に1コマ通ったときの、年間の授業料です。

ただし基本的に、大学受験に向けた授業は、集団塾では行われない傾向にあります。

四谷学院99,220円

個別指導塾

個別指導塾とは、塾講師と生徒がマンツーマンあるいは1人の教師に対して2~3人の生徒がついて、個別に指導する形態です。

個別指導塾の場合は、基本的に生徒の要望に合わせて授業をプログラムすることがほとんどです。

そのため塾によって費用相場が異なります。

TVCMで話題の明光義塾では、週1回1コマ90分の授業で約13000円~16000円ほどの月謝がかかります。

家庭教師

家庭教師とは有名大学の学生などが、自宅まで足を運んで勉強を教えてくれるスタイルです。

1時間当たりで料金が発生し、高校生になると5000円~6000円程度かかることが多いです。

また家庭教師の派遣にかかる交通費や、授業途中の飲み物代等を出すこともあるので、授業ごとにさらに費用が掛かります。

高校生の子供を塾に通わせるときの4つの注意点

高校生の子供を塾に通わせるときには、下記4つの注意点を把握しておきましょう。

  • 初期費用で入塾費・教材費がかかる
  • 夏期講習・冬期講習費用は別途徴収される
  • 高校三年生は塾の費用が高い
  • 定期的に模試費用も支払う必要がある

以下で詳しく解説していきます。

①初期費用で入塾費・教材費がかかる

塾にかかる費用は毎月の月謝だけで済むと考える方が多いですが、入塾費や教材費がかかります。

入塾費は一般的に1万円程度で済みますが、教材費は塾ごとに費用が異なるため、事前に確認しておかないと初期費用だけで数万円かかることもあります。

塾によっては、春の初期費用無料キャンペーンなど、初期費用を抑えられる制度を設けているところもあります。

4月~6月ごろに入塾を検討する方も多いですが、この時期は固定資産税や自動車税、学校の納入費などで家計が火の車になる家庭がほとんどです。

初期費用を出来るだけ抑えられる方法を見つけないと、生活に影響が出る可能性がありますので、注意が必要です。

②夏期講習・冬期講習費用は別途徴収される

塾では毎週の講義だけではなく、夏休み期間の夏期講習と年末年始の冬期講習が行われます。

夏期講習と冬期講習は1週間から2週間程度で行われることが多いです。

費用も5万円から多くて20万円以上かかることもあり、毎期受講するだけでも月々の給料の半分が塾代に消えるなんて家庭もあります。

塾側からは夏期講習や冬期講習を受講するように勧められるので、費用相場をよくヒアリングしてから受講するようにしましょう。

③高校三年生は塾の費用が高い

大手学習塾の場合、小学生から高校生まで通えるプランを用意しているところがほとんどです。

しかし下記の通り、高校三年生はどの学年よりも月謝の費用が高いです。

授業時間90分(1教科)高校1年生高校2年生高校3年生
明光義塾約14,000円約15,000円約16,000円
河合塾約13,000円 約13,000円約16,000円

1教科を受講した時の費用でも、数千円の差が出ます。

また高校3年生になると、通常の授業のほかに、志望校別の受験カリキュラムを組むこともあります。

受験科目によっては、さらに費用が高くなるので、お子さんと志望校をよく確認しておくことをおすすめします。

④定期的に模試費用も支払う必要がある

定期的に模試の費用も支払う必要も出てきます。

河合模試や駿台模試など、応用問題の出るテストが毎年3回ほど実施されます。

模試の費用は一回当たり数千円~1万円かかりますので、月々の授業料に加算して支払うことになります。

高校生の塾費用を安くするための4つのポイント

高校生の塾代は、小中学生とは異なり月々数万円の出費になり、家計の中でも大きな支出になります。

1人っ子であれば費用も捻出しやすいですが、兄弟が複数人いる場合は、一人にだけお金をかけることはできませんよね。

高校生の塾費用を出来るだけ安くしたいのであれば、下記4つのポイントを実践してみてください。

①受講する科目数を限定する

塾で受講する科目は苦手な科目だけに絞って、受講する科目数を限定しましょう。

塾の料金システムの多くが、科目・時間・受講回数によって決定します。

お子さんの成績を確認して、点数の低い科目だけを受講させましょう。

暗記科目が得意なお子さんがいるなら、応用の求められる数学や現代文・古文を受講させるなど、塾を不足を補うために活用してみてください。

②塾の必要なタイミングだけ入塾する

高校入学時に塾に入塾するのではなく、必要なタイミングだけに絞って利用しましょう。

高校1年生~2年生の前半は、まだ授業もわかりやすいので塾に通わなくても対応できます。

受験が本格化し始める時期にだけ絞って、入塾することで塾の費用を最低限に抑えられます。

また知り合いに聞いて、費用が安い塾を探してみるのも一つの手です。

③夏期・冬期講習を受けない

通塾していると、5月・6月ごろや9月・10月ごろに、夏期講習や冬期講習のお知らせが配布されます。

短期間で詰め込み学習をすることが多く、コマ数も多いのが特徴です。

夏期・冬期講習を塾側は進めてくるものの、費用が非常に高いため、必要でないのなら断ってもOKです。

夏期講習や冬期講習の時間を、別の学習時間に充てるのも良いでしょう。

④通信教育を利用する

塾の費用があまりにも高いのであれば、塾ではなくベネッセの提供している通信教育を利用するのもまた一つの手です。

塾に通っていることで満足してしまい、成績が上がらないこともあります。

通信教育の場合は、毎月送られてくるテキストをもとに自分で学習を進めていきます。

モチベーションの維持は大変ですが、塾に毎月通うよりも費用は安く済みます。

生活がギリギリ!高校生の塾費用を捻出するための方法

学習塾費用があまりにも高く、生活を圧迫する可能性があるなら、下記の方法を試してみてください。

①家計を管理して無駄を省く

家計を管理して徹底的に無駄を省きましょう。

家計を管理する方法の一つとして、家計簿を付けて家のお金の動きを見える化することが挙げられます。

毎日つけるのは面倒くさいので、週ごとにレシートを管理して、ノートに費用を記入していきましょう。

月末に、使った費用を収入から差し引いてどの程度余裕がでているかを確認してみましょう。

月々使える予算も設定しやすくなりますし、子どもの塾代の費用も捻出しやすくなります。

②水道光熱費や食費を節約する

水道光熱費や食費を節約することも、子どもの塾代を捻出する方法としては有効です。

契約しているガス会社や電気会社を確認して、月々の基本料がどのくらいかを確認してみてください。

他の会社と比べて費用が高いのであれば、契約先を変更することで毎月の費用を削減できます。

また食費を確認して、外食の割合がどのくらい化も把握しましょう。

外食は一人暮らしであれば安く済みますが、家族単位になると大きな支出になります。

節約レシピを使いながら、自炊の回数を増やして食費を節約していきましょう。

高校生の塾費用を知って大学進学に備えよう

いかがでしたか?

高校から大学に進学するお子さんが多い今、塾に通って他の学生と差を付けようとする家庭が増えています。

しかし大学進学にかかる費用もありますから、出来る限り塾の費用は抑えておきたいところです。

授業の費用を抑えるために、入塾スタイルを変えたり、受講数を調整するなどしてうまくやりくりしていきましょう。

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