生命保険と医療保険の違いとは?特徴から選び方まで解説します!

生命保険・医療保険・違い

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万が一の時に備えるために保険加入を検討しているが、生命保険と医療保険のどちらに、加入すればいいか分からない人も多いのではないでしょうか。

そもそも「生命保険」と「医療保険」の違いについて、詳しく分かっている人も少ないと思います。

今回の記事では、生命保険と医療保険の違いについて、それぞれの保険の概要、どのような人におすすめの保険なのか、保険の知識が一切無い人でも分かるようにご紹介していきます。

生命保険と医療保険の3つの違い

「生命保険」と「医療保険」の基本的な違いは下記2点で、保障される内容が異なっています。

  • 生命保険:死亡時に備えるための保険
  • 医療保険:病気やケガに備えるための保険

ここからはより具体的に、「生命保険」と「医療保険」の違いについて、3つご紹介していきます。

保障される内容が「死亡」なのか「病気・ケガ」なのか

先ほども簡単にお伝えしたように、「死亡時」に備えるのが「生命保険」、「病気やケガの時」に備えるのが「医療保険」です。

保障の対象が異なるので、そもそも加入する目的が異なります。

  • 自身が亡くなった後遺族に財産を残すための「死亡保険」
  • 自身が病気やケガになった時の治療費のために用いる「医療保険」

死亡保険は、自身が亡くなった時に保障を受けるものなので、財産を残したい家族がいなければ、加入する必要性は高くありません。

保険金が「課税対象」なのか「非課税」なのか

所得税法施行令第30条内で、身体の傷害に基因して支払いを受ける給付金は非課税になることが明記されています。

後ほど詳しくご紹介しますが、「医療保険」で受け取れる、「入院給付金」と「手術給付金」は課税されません。

死亡保険で受け取る保険金は、状況によって変わりますが「所得税」「贈与税」「相続税」などが課税対象になるので、支払う保険料だけではなく、税金も気にする必要があります。

保険金の受取人が「遺族」なのか「本人」なのか

先ほど保障内容の時にお伝えしましたが、死亡保険の場合は「遺族」が、医療保険の場合は「本人」が保険金の受取人です。

受取人によって発生する税金が異なるので、そちらも併せて注意が必要です。

生命保険医療保険
保障対象・死亡時

・高度障害状態

・病気

・ケガ

税金課税対象非課税
受取人遺族本人

生命保険ってどんな保険なの?

保険とは

生命保険がそもそもどんな保険なのか分からない人も多いのではないでしょうか。

  • 「生命保険」の概要
  • 「死亡保険」の4つの種類
  • 給付金の受け取り回数が異なる「収入保障保険」

上記3点についてお伝えしていきます!

人の生死に関連して保険金が支払われる保険

名前の通り、「人の生死」を対象とした保険が「生命保険」です。

代表的なものは「死亡保険」が挙げられ、「死亡保険」を含めて4種類に分けることができます。

被保険者が亡くなった時に受け取れる「死亡保険」

保険の対象期間に、被保険者が亡くなった時、もしくは植物状態などの脳死状態になった時に保険金を受け取れるものが「死亡保険」です。

被保険者が亡くなった後の、遺族の生活費や被保険者の葬儀代・お墓の代金を工面するために加入する人が多いので、自身の死後が心配な人は加入を検討してみてください。

期間満了時に生存していれば受け取れる「生存保険」

被保険者が契約時に定めた保険期間が終了した時に、「生存」していれば保険金を受け取れるものが「生存保険」です。

「生存保険」の具体的な例としては、「学資保険」、「個人年金保険」などの保険商品が挙げられます。

「学資保険」も「個人年金保険」のどちらも、子どもの将来のための資金や、自分の老後のために加入する保険なので、加入するのであれば早い段階から加入する方がおすすめです。

上記2つが組み合わされた「生死混合保険」

上記の「死亡保険」と「生存保険」が組み合わされたものが「生死混合保険」です。

保険期間内に被保険者が亡くなった場合は「死亡保険金」が受け取れ、保険期間終了時に生存していれば「生存保険金」が受け取れるという保険です。

亡くなった場合でも、生存した場合でも必ず保険金は受け取れるので、保険料は他の「死亡保険」や「生存保険」と比較して割高に設定されていることが多いので、注意しましょう。

保障の期間によって分けられる4種類の「死亡保険」

先ほどまでご紹介したものは、保障対象での種類分けでしたが、生命保険はもう一つ「保障期間」で種類分けをすることができます。

保障期間によって、生涯の保険料額などが変わってくるので、どのような保険の種類があるか知り、検討する際に参考にしてください!

亡くなるまで保障が一生涯続く「終身保険」

期間が定められておらず、被保険者が亡くなるまで保障が一生涯続くものが「終身保険」です。

加入後は契約者が自ら解約しない限り、保障を受け続けられ、確実に死亡保険金を受け取れます。

保険料については、加入時の年齢と健康状態で判断され、それ以降料金が変わることはありません。

その分基本的な保険料は定期保険よりも割高になるので、注意しておきましょう。

また、積立式の保険なので解約時には、支払った保険料の総額に応じた「解約返戻金」が受け取れます。

貯蓄としての役割も果たすことができる保険ですが、加入後すぐの解約などの場合には、支払った保険料以下の額の解約返戻金しか受け取れないことも多いので、解約前には確認が必要です。

期間が定められた「定期保険」

上記、「終身保険」とは異なり、期間が定められたものが「定期保険」です。

定められた期間内であれば保障を受けられますが、期間が終了すると保障内容はすべて消えてしまうので、注意が必要です。

期間終了が近づくと、そのまま保障期間が終了して保険解約とするか、更新をして保障を継続させるか選択できる保険が大半になります。

保険料は、更新時には更新時の年齢で再計算されるので、多くの場合、保険料は初めに契約した時よりも上がるので注意しましょう。

「定期保険」と「終身保険」を比較した図が下記となるので、確認してみてください!

定期保険・終身保険・比較

上記二つが組み合わされた「養老保険」

基本的には「定期保険」と同じく、期間が定められた保険ですが期間が終了したときにも保険金が受け取れるものが「養老保険」です。

基本的には、死亡保険額と期間終了時の満期保険金額は同一なので、死亡リスクに備えながら老後資金も準備ができます。

自ら解約しない限り、確実に保険金を受け取れるので「定期保険」や「死亡保険」と比べて保険料は高く設定されていることが多いです。

確実に保険金を受け取れる分、解約した時に受け取れる解約返戻金は、受け取るはずだった死亡保険額と満期保険金額よりも少なくなるので、途中解約のリスクには気を付けましょう。

死亡給付金を一定期間受け取り続けられる「収入保障保険」

ここまで紹介してきた、「保障内容」でも「保障期間」でもない特殊なものが「収入保障保険」です。

基本的には定期保険と同じですが、他との違いとしては「保険金」の受け取り方です。

一般的に保険金は、亡くなったタイミングで一括受け取りですが、「収入保障保険」の場合は、給与のように定期的に一定額を受け取れます。

契約時に設定した金額を毎月、もしくは毎年受け取れますが、保険期間内しか受け取れないので、契約から時間が経てば経つほど受け取れる保険金総額は少なくなります。

医療保険ってどんな保険なの?

医療保険

先ほどの生命保険と同じく、こちらでも「医療保険」についてご紹介していきます。

  • 「医療保険」の概要
  • 大きく2種類に分けられる「医療保険」
  • 受け取れる3種類の保険金

上記3点についてお伝えします!

病気・ケガの時に保険金が支払われる保険

生命保険が「死亡」や「生存」が保障対象だったのに対して、「医療保険」は病気やケガなどの「医療」が必要なタイミングが保証対象です。

「医療」が必要とされるタイミングがいつなのかは後ほど詳しくご紹介しますが、医療費や入院費用にできるので、万が一の時に手持ち金が無くても安心して治療を受けられます。

保障期間によって分けられる2種類の「医療保険」

医療保険の場合も、生命保険と同じく保障の期間で分けることができます。

亡くなるまで保障が一生涯続く「終身医療保険」

基本的には先ほど説明した「終身保険」と同じく、亡くなるまで保障が一生涯続く医療保険が「終身医療保険」です。

歳をとればその分病院へ行く回数が増えるのが基本ですが、その分保険料も上がってしまいます。

しかし「終身医療保険」なら、加入時の年齢から保険料は変わることが無いので、支払う保険料総額が分かりやすく計算できるので、将来の計画も立てやすいです。

期間が定められた「定期医療保険」

一方で、定められた期間内の病気やケガのときに、保険金を受け取れるのが「定期医療保険」です。

こちらも生命保険と同じく、期間が終了してしまえば一切の保障が無くなるので注意が必要です。

例えば、子どもが生まれたばかりのお金が必要なタイミングに万が一のことが起きるのが心配な場合に、子どもが大きくなるまでの間だけ「定期保険」に加入するといった利用方法があります。

医療保険で受け取れる3つの保険金

医療保険の大まかな種類については、お伝えしてきたので、続いては実際に受け取れる保険金の種類とそのタイミングをご紹介していきます。

治療のため入院した時に受け取れる「基本入院給付金」

病気やケガの治療のため、入院した時に受け取れるのが「基本入院給付金」です。

契約時に、「1日につき10000円」などと事前に設定しておき、入院した日数×基本入院保険金額を受け取るというものです。

入院日数の上限が決まっていることが多く、保険会社や契約した保険によって異なりますが、60日や120日が多く、その日数以上入院すると「基本入院給付金」は受け取れないので気を付けましょう。

治療のために手術した時に受け取れる「手術給付金」

こちらも名前の通りに、病気やケガの治療のための手術をした時に受け取れるのが「手術給付金」です。

先ほどお伝えした「基本入院給付金」の10・20・40倍と金額が設定されていることがほとんどとなっています。

金額の倍率は手術の難易度や種類によって異なるので、確認が必要です。

「基本入院給付金」と違い、「手術給付金」については上限が設定されていないことがほとんどなので、手術回数が増えてもその点は安心です。

“先進医療”を受けた時に受け取れる「先進医療給付金」

公的医療保険の対象外の、高度な医療技術を用いた治療法の中でも、有効性と安全性の基準を満たしたものが“先進医療”と呼ばれています。

“先進医療”は公的医療保険の対象外なので、先進医療を受ける際は金額が自己負担となるのですが、その自己負担分を給付してくれるものが「先進医療給付金」です。

先進医療は受けられる病院も限られており、さらに治療費としては平均300万円前後かかると言われているので、非常に高額なので、治療の選択肢を広げたくても手が出せないなんてことになる可能性もあります。

生命保険に加入した方がいい人の3つの特徴

「生命保険」と「医療保険」の概要についてここまでご紹介してきました。

ここからはそれぞれどのような人におすすめの保険なのか3点ずつ特徴をお伝えしていきます。

  • 自身が亡くなった時に遺族が生活に困る人
  • 将来に向けて資産運用がしたい人
  • 自身の葬儀代などを準備しておきたい人

自身が亡くなった時に配偶者や子供が生活に困る人

「生命保険」に加入する場合は、死亡時に保険金を受け取る「死亡保険」のことが多いでしょう。

自身が家庭における収入源だった場合には、今後収入が無くなってしまう、もしくは大幅に減少することは確定しています。

収入が減少しても生活に困らないほどの貯蓄があれば問題ありませんが、貯蓄が不安な人で家族がいる場合には、「生命保険」加入を検討した方が良いです。

将来に備えた資産運用がしたい人

保険の種類にもよりますが、長期的に加入していれば支払った保険料総額よりも多く、保険金や解約返戻金を受け取れる可能性があるので、資産運用としても利用できます。

ただし、長期的に契約を続けていないと、支払った保険料よりも少額しか受け取れないこともあるので、契約時に将来保険料を支払い続けられるかも慎重に検討しましょう。

残された家族に葬儀代など金銭的負担を残したくない人

配偶者などがいなくても、両親や兄弟が生きていれば、葬儀代やお墓代が発生します。

残された遺族の生活費だけではなく、自分が亡くなった後のことまで考えるのであれば生命保険加入も検討した方がいいでしょう。

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医療保険に加入した方がいい人の3つの特徴

こちらでは「医療保険」をおすすめする人の3つの特徴をお伝えしていきます。

  • 貯蓄が不十分な人
  • 自営業者・専業主婦
  • 治療の選択肢を増やしたい人

貯蓄が不安で万が一の時に備えきれない人

万が一自分が病気やケガで入院することになったら、治療費は払いきれますか?

治療費分だけなら払いきれても、その後病気やケガの具合によっては職場への復帰に時間がかかり、再度収入を得られるまで時間がかかる可能性もあります。

入院している間も、家賃などの固定費は支払い続けなければいけません。

万が一の時の貯蓄が心配だという人は、「医療保険」に加入しておき、保険金で生活費などをカバーしましょう。

保障が薄くなりがちな自営業者や専業主婦

企業に所属しているサラリーマンなどは、病気やケガの時も、有給消化や傷病手当金などの保障を受けられます。

自営業者や専業主婦の場合は、有給などがなく保障が薄くなりがちなので、余計に万が一の時のために準備しておいた方が良いでしょう。

受ける治療や入院環境の選択肢を増やしたい人

ある程度貯蓄にも余裕があったとしても、“先進医療”や度重なる手術を受ければ、莫大な医療費がかかってしまいます。

治療費を心配して、自分に最適な治療を受けられない可能性があるので、貯蓄に余裕があっても、万全の状態で治療を受けたいのであれば、医療保険に加入して万全の準備をしておくと安心できます。

医療保険の選び方ってどうする?ポイントと注意点を徹底解説します

自身の目的に合わせて最適な保険に加入しよう!

今回の記事では、「生命保険」と「医療保険」の違いについてと、それぞれの保険の概要についてお伝えしてきました。

2つの保険の特徴と種類を知ることで、自分のライフプランに合わせた最適な保険を見つけられます。

何かの保険に加入はしたいけど、どの保険がいいか分からないという人も、自分の目的に合わせて最適な保険を探してみてください。

現在すでにどちらかの保険に加入している人も、一度保険を見直して自分に合っているのか確認してみてはいかがでしょうか。

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