50代になる女性は生命保険の見直しが必須です!
50代は人生折り返しの年代で、多くのライフステージ、身体の変化が訪れます。
そこで一度現在加入している生命保険を、見直す機会にしましょう。
50代は、生命保険の見直す最後のチャンスです。
今回は50代女性に注目して、生命保険の見直しポイントを大解剖していきます。
目次
50代の女性は病気とライフステージに注目して見直し
50代の女性には、病気とライフステージに注目して、見直しを行っていただきたいです。
女性が特に気にする項目は以下の通りでしょう。
- 女性特有の病気
- ライフステージの変化
- 老後の心配
各項目に分けて解説を行っていきます。
身体的にも、精神的にも心労が増える年代ですので、一つずつ解決していきましょう。
女性特有の病気に備えて
50代の女性には、女性特有病気に備えましょう。
女性特有の病気とは、以下になります。
- 乳がん
- 子宮頸がん
- 子宮筋腫
などの病気があります。
もちろん他にもありますが、特に注意したいのが乳がんです。
乳がんは、日本の女性の12人に1人が、発症していると言われています。
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この中でも、50代の女性に発症する可能性も高く、女性は特に気を付ける必要がある、女性特有の病気です。
その他の子宮頸がんや子宮筋腫も、50代の発症率は増加傾向となるので、必ず生命保険で備えるようにしましょう。
ライフステージの変化
次はライフステージの変化です。
50代のライフステージとは、
- 子供が独立する
- 親の介護がなくなる
- 仕事も役職が付き、ひと段落する
上記のような変化が訪れるケースが多いです。
その中で、自分の保障を考える時間を作ることが可能となるので、見直しの良い機会となります。
50代以降ライフステージの変化があまりなく、これからを見据えた、長期的な保障の設計をすることが望ましくなります。
そういった経緯から、50代の女性には今が保険を見直すチャンスです。
老後が気になる年代
最後の50代は老後の心配をする年代です。
50代の女性は、特に老後を心配することが多く、男女の平均寿命から見ても女性の方が長生きです。
平均寿命を見て、女性の方がこれからの老後資金も多く掛かることを心配して、貯蓄のため私生活の費用を節約しようとします。
その結果、月々の支払総額の中で、大きく占める生命保険の保険料を節約しようと、相談件数が増加するのです。
生命保険別の見直しポイント
50代の女性は、保険の見直しが必要であることが分かりましたね。
しかし、生命保険のどのポイントに着目して見直せば良いか悩む方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、生命保険別で見直しのポイントをまとめました。
現在加入している生命保険の証書などを準備していただいて、参考にしていただければと思います。
それでは解説していきましょう。
生命保険は見直しで節約可能!見直しのタイミングとポイントを解説します
生命保険の見直しポイント
まずは生命保険の見直しポイントを紹介します。
そもそも生命保険は、死亡保障がメインの保険です。
子供がいて、すでに独立している家族に多く共通するのが、必要保障額以上の保険に加入している家庭です。
子供の独立などを経て、保険をそのままにしているケースも多いです。
まずは必要保障額を算出して、今の必要保障額がどれくらいか確認しましょう。
医療保険の見直しポイント
次は医療保険の見直しポイントです。
医療保険の見直しポイントは、女性特有の病気に対する保障があるかどうかです。
さらに入院保障期間にも着目しましょう。
理由として、女性特有の病気については先程記述した通り、50代の発症率が高い傾向にあるからです。
女性特有の病気にあわせて、もし発症して入院をした場合、男女関係無く年齢が高くなるにつれ、入院日数が増加する傾向にあります。
そのため入院日数にも注目しなければいけません。
さらに加えると、女性特有の病気の中にある「がん系」の病気は、再発の可能性もあります。
「がん系」の再発リスクから、入院日数が減っても、入院回数は増加することが多いです。
その点も50代の女性が医療保険を見直す際のポイントになるので、必ずチェックしましょう。
がん保険の見直しポイント
最後はがん保険の見直しポイントです。
50代女性の死因ランキングは1位が悪性新生物(腫瘍)です。
これはいわゆる「がん」です。
医療保険の見直しポイントでも記述しましたが、女性特有の病気も関連して、「がん」の保障というのは大変重要な保障です。
そこで、がんの保障が無ければ、がん専用の保険に加入しましょう。
ただ以前にがんの治療を行っていた場合は、加入できないケースもありますので、注意してください。
50代女性のライフステージ別保険の選び方
50代の女性に必要な、生命保険別の見直しポイントを解説しました。
次はライフステージから、50代の女性に合う保険の選び方を解説していきます。
実はライフステージによって、保険の選び方を変えなければいけません。
理由として2点あり、これは基本的な保険の選び方でもあります。
- 無駄な保険料を支払ってしまう
- もしもの時に適切な保障を受けることができない
無駄な保険料を払わず、適切な保険に加入することを前提に置いて、保険を選びましょう。
それではライフステージごとに解説していきます。
【必要?・不要?】50代からでも遅くない生命保険の選び方【おすすめの死亡・医療保険も紹介】
ライフステージ①独身
独身の50代女性の場合、主に医療保険を中心に保険を選びましょう。
独身の場合、入院をしたら、仕事を長期間休職しなければいけません。
その場合、収入がなくなるため、入院費で家計を圧迫することもあります。
通院でも同じことが言えますので、医療保険は手厚い保障に加入しましょう。
生命保険に関しては、死亡保障をお墓と葬式代を残す程度の少額の保障で十分です。
ライフステージ②夫婦のみ
子供が独立した夫婦と元々夫婦のみだった場合では、少し保険の選び方に違いがあります。
子供が独立した場合、生命保険の死亡保障は残された家族のために必要最低限を残し、医療保険も必要保障額の通りに加入、見直しをしましょう。
元々夫婦のみだった場合は、残される家族は相方のみです。
独身ケースと同様に、生命保険の死亡保障はお墓代と葬式代程度の少額にし、医療保険を重視した選び方にしましょう。
ライフステージ③子供のいる家族
最後は子供がいる家族について、保険の選び方を解説します。
子供がいる家族では、これから高校、大学の教育費が掛かります。
教育費が残っている段階で、もしなにか不幸があった場合を想定して生命保険の死亡保障は必要保障額をベースに加入、見直しをしましょう。
高校の教育費は以下の通りです。
高校の種別 | 3年間の学費合計平均 |
---|---|
公立 | 137.1万円 |
私立 | 291万円 |
(引用:平成30年度子供の学習費調査-平成30年度子供の学習費調査の結果について-3 学校種別の結果-(4)高等学校(全日制))
大学の教育費は以下の通りです。
大学の種別 | 3年間の学費合計平均 |
---|---|
公立 | 200.6万円 |
私立 | 298.1万円 |
(引用:私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査結果について-(参考2)国公私立大学の授業料等の推移)
この教育費と、生活費もあわせて必要保障額を算出しましょう。
医療保険についても、収入の面も重要視して加入、見直しを行いましょう。
保険を見直しができる4つの保険相談場所
ライフステージは、各家庭によって千差万別です。
自分の状況と経済的状況も加味して、自分にピッタリの保険を選びましょう。
ではこの保険をどこで加入、見直しを行えば良いのでしょうか。
生命保険を取り扱う場所は下記です。
- 生命保険代理店
- 既加入の保険会社
- 新規の保険会社
- 会社の労働組合
この4つを主軸に生命保険の相談を行いましょう。
それでは4つの特徴を解説していきます。
生命保険代理店は商品が色々
まずは生命保険代理店です。
各生命保険会社と提携して、商品を取り扱っているのが生命保険代理店です。
取り扱う商品も多く、自分にピッタリの生命保険を提供してくれます。
しかし、各生命保険の社員しか知りえないお得情報などは知らないため、中立の立場で多くの種類の生命保険を確認したい方は、おすすめの保険相談場所です。
既加入の生命保険会社は自分の情報が詳細
2つ目は現在自分が加入している生命保険会社です。
既加入中ということもあり、自分の現在の情報をすでに持っているので、今後どういった生命保険に加入すればよいのかを的確に教えてくれます。
もちろん、詳しい生命保険の知識も持っている社員が営業を行っているので、そこの点は安心して相談することが可能です。
また、信頼関係があるため相談しにくい内容でも相談できるメリットもあります。
ただ、逆に言えば押し売りの可能性もあるため注意が必要かもしれませんね。
新規の生命保険会社はよりよい保険を提供してくれる
次はまだ未加入で、前情報もあまりない新規の生命保険会社です。
新規ということで、既加入中の保険証書を持参すれば、見直し相談もすることが可能です。
さらに、既加入中の生命保険会社にはない生命保険も取り扱っており、もしかしたら自分にピッタリの生命保険が安く加入できる可能性もあります。
現在加入している生命保険に少しでも不満があり、新しい角度から生命保険の相談を行いたいのであれば必ず相談に行きましょう。
ただ既加入中の生命保険会社同様、契約の獲得に向けて押し売り気味や、自分に不利がある生命保険を加入させられる可能性もあるので、必ずメリット、デメリットを確認しましょう。
会社の労働組合はとにかく安い
現在会社勤めをしているのであれば、労働組合が存在する可能性があります。
その労働組合は労働者のための組織です。
そこで提携している共済や、生命保険会社では労働組合限定の保険料で加入することができるケースもあります。
また、労働組合と共済、生命保険会社は信頼関係にあるので、必ず力になってくれます。
さらに、会社の保険制度に詳しいのも労働組合の特徴です。
折角会社に勤めて組合費を払っているのであれば使わない手がありません。
しかしデメリットとしては、退職してしまうと、労働組合限定の保険料から通常の保険料に戻ってしまい、解約する必要があるため注意が必要です。
50代は老後に備える期間
いかがでしたでしょうか。
生命保険の見直しは、50代の女性にとって最後のチャンスです。
もちろん持病があり、直近で病気や怪我をしていると、見直しができない可能性もあります。
健康な年齢の時に見直しをする必要がありますね。
また、保険証書はまとめておくこともおすすめします。
もしものために相方や、家族がどの生命保険に加入しているのか、見直しの時に自分がどの生命保険に加入しているのかを分かりやすくするためです。
老後への心配やライフステージの変化が激しく、身体にもガタがくる年代です。
何か不幸があってからでは遅いので、必ず生命保険の見直しは時間のある50代に済ませておきましょう。