日本生命の「シュシュ」は、不妊治療に特化した初めての保険です。
不妊に悩む女性にとって、治療にかかる費用による金銭的な負担は、大きな悩みとなっています。
不妊治療の金銭的な負担に悩む人にとって、特化した保険と聞くと気になるところです。そこでこの記事では、日本保険生命「シュシュ」の特徴やデメリットを解説します。
目次
日本生命「シュシュ」の5つの特徴
日本生命「シュシュ」は、不妊治療に特化した女性専用の医療保険です。
不妊治療には高額な治療費がかかるため、精神的な負担だけでなく金銭的な負担が大きくかかります。
不妊治療したくても、金銭的な負担が大きく諦めざる得ない人もいるかもしれません。
そんな女性専用医療保険「シュシュ」は、不妊治療特化以外にも知っておくべき特徴があります。
そこでここでは日本生命「シュシュ」の特徴を5つ解説します。加入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
不妊治療に特化した女性専用の医療保険
日本生命「シュシュ」の大きな特徴は、不妊治療に特化した女性専用の医療保険だということです。
現在多くの不妊治療の保険が販売されていますが、特定の不妊治療の保障と出産給付金の2つに備えている保険は「シュシュ」が初めてです。
不妊治療は高額な治療費が必要なのに、長い間保険の保障対象から外れていました。
しかし不妊治療に対するニーズが増えたことにより、日本生命が応える形で誕生しました。さらに女性専用の医療保険なので、3大疾病等にも対応しているのも安心のポイントです。
三大疾病や特定不妊治療まで対応可能
日本生命「シュシュ」のもう一つの大きな特徴が、特定不妊治療だけでなく三大疾病まで保障の対象となっていることです。
健康な身体が妊娠に繋がると考えられ、万が一の疾病にも備えられているのが「シュシュ」の安心ポイントでもあります。
特定不妊治療は、精神面だけでなく金銭的にも大きく負担がかかります。
不妊治療には、年間で100万円を超えるお金がかかることもありその負担の大きさがわかります。
そんな不妊治療に対して、体外受精・顕微鏡受精の治療課程で受けた採卵・胚移植に当てはまると、1回~6回までは1回5万円。7回~12回までは1回10万円が給付されます。
不妊治療には公的な補助もあるので「シュシュ」と合わせると、少し金銭的な負担が減るのではないでしょうか。
三大疾病罹患時に300万円が支給される
保障の内容は、がん・脳血管疾患・心疾患の3大疾病となっており、一時金として300万の給付を受けられます。
特定不妊治療だけでなく、万が一の大きな疾病時に金銭的な不安を抱えず、治療に専念できるような保障内容となっています。
近年は乳がんや子宮頚がんなど、若い女性でもがんを患うことが増えているので、このような保障は安心です。
ちなみに上皮内がんでも30万円の給付を受けられます。
女性の健康サポートサービスが無料で受けられる
日本保険生命「シュシュ」に加入することで、無料で受けられるサービスもあります。
日本生命では、女性の健康をサポートする「ウェルネスダイヤル エフ」を開設しており、女性特有の気になることの相談に乗ってくれます。
内容は婦人科系疾患全般・乳腺疾患・皮膚疾患・泌尿器系疾患・大腸と肛門疾患・健康維持に役立つ栄養管理・妊娠出産に関する悩みと、幅広く対応しています。
女性特有の悩みに24時間いつでも相談に乗ってくれるので、夜中でも安心です。
医師や栄養士にも予約すれば相談可能となっているので、より専門的な相談ができるサポートサービスが無料で受けられるのも、嬉しい特徴です。
リビングニーズ特約は無料でついてくる
リイングニーズ特約が無料で付帯しているのも「シュシュ」の特徴の一つです。
リビングニーズ特約とは、医師により余命が半年以内と判断された場合に、死亡保険金の一部または全額を受け取れるものです。
この保険金に使い方の指定はないので、余命宣告を受けた後に家族との時間を有意義に過ごすことも可能です。
この特約が「シュシュ」に無料で付帯しているので、余命宣告を受けた後の金銭的な不安を気にせずにいられるのも心強い特徴です。
日本生命「シュシュ」の3つのデメリット
ここまでは日本生命「シュシュ」の特徴を解説しました。
特定不妊治療だけでなく3大疾病にも備えられるので、医療保険としても活用できる保険となっています。
治療費が高額となる不妊治療に備える初めての保険として、たくさんの女性の金銭的な負担を減らしてきた「シュシュ」ですが、デメリットもあります。
デメリットを知らずに加入すると、必要な時に給付を受けらない・申し込んでも加入できないこともあるかもしれません。
困ることのないようにデメリットもしっかりと理解しておくことが大切です。
ここでは日本生命「シュシュ」のデメリットを紹介します。
契約年齢に制限があるので40歳以上は加入できない
日本生命「シュシュ」の知っておくべきデメリットとして、契約年齢に制限があります。
「シュシュ」では加入年齢を16歳から40歳までとしているので、41歳以上の人は加入することができません。
最近は晩婚も珍しくなく、初産年齢も上がっています。
不妊治療においても年齢が上がるにつれてリスクが高まるので、年齢制限があるのはデメリットとなるでしょう。
給付金の支給条件が厳しく設定されている
「シュシュ」の給付金の支給条件が厳しく設定されているのもデメリットの一つです。
3大疾病に保障に関しても細かく支給条件が決められているので、病気になったら必ず保険金が下りるわけではありません。
特定不妊治療においても、体外受精・顕微鏡受精の治療課程で受けた採卵・胚移植の3つと決まっています。
そのような支払い条件をきちんと決めておくことで、保険が成り立っているので条件があるのは仕方のないことなのかもしれません。
保険を使う前に1度条件に当てはまっているかを確認してから申請することで、不払いを避けられます。
保険の不担保期間が90日~2年間の間で設定されている
最後のデメリットは、不担保期間が90日~2年間と長期間設定されていることです。
不担保期間とは、保険金支払い事由が起きても決められた期間は保険金が支払われないことを指します。
日本生命「シュシュ」では
- がん保障が90日
- 出産保障1年
- 不妊治療保障2年
経たないと保険金が下りません。
特に不妊治療は2年と不担保期間が長く、年齢によって不妊のリスクが上がる心配があるので、不担保期間を待ってから治療を開始する選択を取る人は少ないのではないでしょうか。
そのような不担保期間があると、必要なタイミングで不妊治療を受けても保険金が給付されないこともあるのが、デメリットなのではないでしょうか。
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保険会社に給付金を請求するときの注意点
ここまでは日本生命「シュシュ」の特徴とデメリットを解説しました。
不妊治療に特化した保険として、たくさんの女性の心強い保険です。「シュシュ」に限らず保険に加入していると、入院や手術を受け保険金を請求することもあります。
そのような場合、どのようなことに気を付ければスムーズに手続きが進むのかわからない人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、保険会社に保険金を請求するときの注意点を解説します。
この注意点を知っておけば保険金請求がスムーズになります。
加入時の資料を読み込んで給付金の支給条件を確認する
まず請求が条件を満たしているのかを確認しましょう。
確認方法は、加入時にもらう約款を読み込むことです。約款は契約時に受け取りますが、難しいこともたくさん書かれているため読み込んでいる人は少ないでしょう。
しかし約款には保障に関する重要なことが書かれているので、目を通すことが大切です。
約款に書かれている支給条件を確認し、条件に当てはまっているかを確認しておけば、不払いなどのトラブルを避けることができるでしょう。
請求時に証明書類を完璧に用意しておく
保険金を請求するためには、所定の書類以外にも証明書類を必要としていることがあります。
必要な証明書類に関しては、保険会社に直接問い合わせをして完璧に揃えておくことが大切です。
事前に必要な証明書類を揃えておけば、必要事項に記入しすぐに返送できます。
返送が済めば後は振り込みを待つだけなので、早く給付を受けられます。
返送時にはミスや漏れ、不足がないように確認するようにしましょう。
わからないことはコールセンターに問い合わせる
保険金請求に関してわからないことも発生すると思います。
わからないことをそのままにして請求すると、書類不備で再記入など手間を取られてしまうので、わからないことはコールセンターに連絡し聞きながら進めしょう。
書類作成以外にも支給条件に関する疑問もコールセンターに問い合わせをし確認することをおすすめします。
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保険の加入で迷っているなら複数を比較しよう
「シュシュ」以外にもたくさんの女性専用の医療保険があります。
中には「シュシュ」と同じように不妊治療を保障致傷としている保険もあります。
たくさんあるとどの保険を選んでよいかわからない人もいるのではないでしょうか。
保険は決して安い買い物ではないので、失敗しない保険選びをしたいですよね。
失敗しない保険選びのためには、1社を見て決めず複数の保険を比較することが大切です。
複数の保険それぞれの特徴を知り自分に最適な保険選びをすると、後悔しない保険を選べるでしょう。
日本生命「シュシュ」の特徴を知って加入すべきか判断しよう
日本生命「シュシュ」の特徴やデメリットを解説しました。日本初の不妊治療特化に特化した女性専用の医療保険です。
不妊治療の治療費は高額となるため、精神的なものだけでなく金銭的な負担も大きくなります。
そのような女性に対して嬉しい保障が揃っていることがわかりました。
公的な補助と合わせて使うとより心強くなるでしょう。
「シュシュ」に加入後に後悔しないようにするためには、その特徴を知り理解しておく必要があります。
情報をもとに加入するべき保険なのか判断するようにしましょう。