自動車保険を本人限定にすると保険料が安い!仕組みとデメリットを解説

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自動車保険では加入時に、契約者以外の人が運転したときの補償のために、運転者限定を決めます。

運転者限定を決めるときに「本人限定」にするかを問い合わせられることもありますが、実際のところ選ぶべきなのか気になりますよね。

これまでは家族限定特約が一般的でしたが、家族の人数構成の変化によって、本人限定特約の需要が高まっています。

実は本人限定にすることで、自動車保険の保険料が安くなるんですよ!

しかし安くなることにとらわれすぎて、かえって損をするのが怖い方もいますよね。

今回は自動車保険の本人限定の仕組みから、加入することで生じるデメリットについて、徹底的に解説していきます。

本人限定って何?

自動車保険における本人限定とは、「運転者限定」の一つです。

自動車保険では契約時に、保険対象車の運転者の範囲を決めて、事故が起きたときの補償をどこまで受けられるかを定めます。

本人限定は、自動車保険に加入している本人にのみ、事故時の保障が適用される仕組みです。

つまり契約者の家族が運転しても、無保険状態になり、事故の補償は受けられません。

仮に契約者である父親が運転する車の保険が、運転者を本人に限定にしていた場合には、子供が帰省時に父親の車を運転しても保険の補償対象外になります。

補償範囲が狭いので保険料が安くなる

運転者限定を本人にのみ指定していると、補償範囲がせまいので保険料が安くなります。

自動車保険などの損害保険では、保険会社が請け負う補償範囲が大きい分、保険料が高くなる仕組みになっています。

本人限定が一番補償範囲が少ないため、保険料の割引率が高く結果的に保険料が安くなります。

逆に配偶者限定や運転者限定の範囲を無制限にしていると、保険料が高額になります。

子供と車を共用するときには家族限定にしていることもあるでしょうが、頻度に応じてプランを見直してみる事が重要です。

家族限定特約の廃止の代わりに増加している

実は自動車保険の本人限定の保障は、段々と主流になりつつあります。

核家族化などの家族構成の変化によって、車を運転する家族の人数が減っています。

自動車保険会社各社は、これまで主流だった家族限定特約を廃止し、本人限定の補償を主流に変更し始めています。

更新のタイミングで過去に家族限定特約に設定しておいて、更新のタイミングで他の運転者限定特約に選択することになることもあります。

自動車保険の運転者を本人限定にするデメリット

自動車保険の運転者を本人に限定すると、保険料が安くなりますのですぐにでも切り替えたいと思う方も多いですよね。

しかし安さにとらわれて、必要なときに補償が使えないリスクは可能な限りさけたいですよね。

以下で自動車保険を本人限定にするデメリットを解説していきます。

車を家族と共用しても家族は補償できない

自動車保険で本人限定で加入している車を、家族と共用しても家族は補償対象外になります。

単身赴任などで一人で車を使うときには、一人だけの補償で済みますので、本人限定でも補償は十分です。

しかし家族で1台しか車を持っていないときには、自分がメインで車を使っていても、買い物などで家族が利用するときは共用しなければなりません。

事故が発生するのは、頻繁に車に乗っているからだけではなく、運転技術の欠如や偶然が重なって自分のせいでなくとも巻き込まれてしまう可能性があります。

自分以外に誰も乗車しないなら、運転者を本人に限定しても差し支えはありませんが、少しでも他の家族が乗車する場合には限定を付けるかを検討しましょう。

遠方への移動で運転者の交代ができない

車を運転者限定すると、レジャー目的などの遠方への移動で、運転者の交代ができずにずっと一人だけが運転することになります。

観光目的で移動していると、レジャー施設で遊んだ時の疲労感がたまり、帰りの移動の運転に支障が出る可能性があります。

運転者限定を本人にしたままで遠方移動すると、ドライバーを交代できずに疲労感で事故を誘発してしまう可能性があります。

他の家族が運転するときの対処法

自分の車を他の家族が運転するときには、以下の方法で万一の事故に備えて補償を受けておくことをお勧めします。

  • 一日限定のドライバー保険に加入させる
  • ドライバーの他車運転特約を利用する
  • 必要なタイミングだけ限定を解除する

以下で詳しく解説していきます。

一日限定のドライバー保険に加入させる

1日だけ、あるいは数日間だけ車を運転する場合には、運転予定のドライバーを1日限定のドライバー保険に加入させるようにしましょう。

一日限定のドライバー保険は、コンビニなどでも簡単に加入でき、万一の事故時の補償も充実しています。

費用も通常の自動車保険に加入するときよりも、安く済みます。

子供が帰省時にちょっと運転するくらいなのであれば、ドライバー保険に都度加入させるようにしましょう。

ドライバーの他車運転特約を利用する

自分で他に自動車保険に加入している人に自分の車を運転してもらうときには、相手の自動車保険に「他車運転特約」が付帯されているかを確認しましょう。

他車運転特約が付帯されている保険に加入していれば、ほかの人の持つ車を運転することになり、事故を起こしてしまっても問題なく事故の補償が受けられます。

友人や家族に本人限定の車を貸して、事故を起こされた場合、自分の車の補償を親しい間柄の人間に依頼することになります。

今後の関係性のためにも、他車運転特約を相手が付帯しているかを確認しておきましょう。

必要なタイミングだけ限定を解除する

子供が夏休みなどの長期休暇中に帰ってくるなど、決まったタイミングで本人以外が車を運転する場合には、必要なタイミングだけ限定を解除するようにしましょう。

保険会社に連絡して、一度限定を外して本人以外も補償対象に設定することで、効率的に保険を活用できます。

ただし保険の補償内容を変更することで、一時的に保険料が高くなってしまいます。

また再度限定を付ける手間もかかりますので、よく家族とご相談されてから決めることをおすすめします。

必要に応じて本人限定を付けておこう

いかがでしたか?

自動車保険は運転者の年齢や間柄に応じて保険料の割引率が決まります。

本人限定は自動車保険の中でも特に、保険料の割引率が高いことで知られています。

本人に限定する分、ほかの家族が同じ車を運転しても無保険状態になってしまいますので、注意が必要です。

仮にレジャー目的などで自分以外が車を運転する場合には、必要に応じて本人限定を解除したり、ドライバーに1日限りの自動車保険に加入してもらうなどの対策を取りましょう。

事故時には数百万円の賠償金が発生することもありますので、本人限定を付けるときは、ほかの人の運転機会も考慮して、制限をかけるようにしましょう。

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