一人暮らしは節約しにくいと言われています。
その理由はいろいろありますが、自分で使える金額が把握しにくいこと、固定費が高いことが原因です。
しかし一人暮らしをしながらも、しっかり節約して貯蓄に回していきたいと考えている人もたくさんいるでしょう。
そこでこの記事では、一人暮らしでも上手にやりくりする方法を紹介します。
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目次
一人暮らしは貯金ができないケースが多い
それまでの実家を出て一人暮らしを始めると、しっかりやりくりして貯蓄に回そうと考えている人も多いと思います。
しかし一人暮らしは貯金がしにくいと言われており、頑張ってもなかなか貯まらないケースは珍しくありません。
その理由は、使える金額が多く支出が把握できていないこと、固定費が高くなりやすいことなどが関係しています。
自分で使える金額が多く支出が把握できない
一人暮らしになると収入はすべて自分で使えるため、好きに使ってしまい金額が大きくなってしまい支出が把握できないことも原因の一つです。
一人暮らしだと好きに使っても止めてくれる人がおらず、何を買っているつもりがなくても気づいたらお金がないなんてこともあります。
自分できちんと支出額を管理できるように、家計簿をつけるなどの工夫が必要です。
固定費が高くなる
一人暮らしだと家賃・光熱費・保険料・通信費など、すべてを自分の給与で賄うことになります。
そのため固定費かかる費用が大きくなってしまい、貯蓄に回すだけのお金が毎月残らなくなってしまうのです。
せっかくお金を貯めても、賃貸に住んでいると2年に1度更新費用としてまとまったお金がかかってしまうのも、なかなか貯金が難しい理由となっています。
実家に住みながらお金を入れていてもそれ以上に固定費がかかってしまい、思ったような貯金ができないのです。
貯金の目標が決まっていない
一人暮らしをしている人で貯金ができない人の中には、何のために貯蓄するのか・いつまでにいくら貯めるのかしっかりとした目標が決まっておらず、何となく余ったお金を貯蓄しようという気分で貯金している人がいます。
それでは毎月いくら貯金すればよいのかもわからず、今日だけはいいやと自分に甘くなってしまい貯金ができなくなってしまうのです。
一人暮らしで貯金を増やすための方法
一人暮らしだと浪費を止めてくれる人もおらず、固定費も高くなってしまうため、明確な目標を立てて貯蓄しないとなかなか貯金ができません。
少しでも節約して目標金額を貯めたいと思っていても、そのコツを知らずに何となくやっていては、出来る貯金もうまくいきません。
そこでここでは、一人暮らしで貯金を殖やすための方法を紹介します。
固定費でいくらかかっているのかを把握する
節約を成功させるためには、変動費ではなく固定費を見直して根本から変えることが大切です。
固定費とは住居費・通信費・保険料など、毎月かかる金額が一定のものを指します。
この部分の節約に成功すれば、毎月かなりの金額が節約でき大きく成功に繋がります。
そのためまず固定費が現在いくらかかっているのかを確認し、削れる部分がないか見直すことが大切です。
携帯代を格安SIMに変更する
固定費の中でも節約しやすい項目が通信費です。現代人にとってスマホは必要不可欠ですが、その費用は大手キャリアだと月に一万円を超えることも珍しくありません。
そこで格安スマホに変えて通信費を節約するのがおすすめです。
大手キャリアから格安SIMに変更するだけで、月数千円から多ければ数万円の節約に繋がります。
格安SIMとはいえ大手キャリアの回線を利用しているため、通信の大きな不安もなく使えます。
固定費の節約のためにスマホのキャリアを格安SIMに変えて、節約を目指してください。
外食を控えて自炊を積極的にする
節約をするなら外食の頻度を減らし自炊を積極的にしてください。
一人暮らしだとつい楽な外食に頼りがちになってしまいます。しかし外食ばかりしていると支出が増えてしまいます。
この部分を節約するためにも、自炊を意識することが大切なのです。
仕事をしている毎日自炊するのが面倒だという人は、休日に日持ちするものを作り置きしたり2~3日食べられるものをメニューにしたりと工夫することで、負担を減らせます。
またご飯も一度に炊いて冷凍しておけば、必要なときに電子レンジでチンするだけで簡単に食べられます。
家事負担を減らすための工夫をして、自炊に積極的に取り組むようにしましょう。
クレカ支払いを控える
支払いをクレジットカードに頼ってしまっている人も、節約ができず支出ばかり増えてしまう特徴の一つです。
そのためしっかり家計簿をつけていても貯金ができないという人は、一度クレジットカード払いをやめてみるのも節約のコツです。
収支を常に把握しておく
節約を成功させるためには、収支を常に把握しておくことも大切です。
貯蓄するためには、収入から支出を引いた金額が、プラスで終わる必要があります。
収支をプラスにするためには、収支を常に把握しておくことが大切です。
収入に関しては銀行口座を確認すれば把握できますが、収支に関しては家計簿をつけるなどして確実に管理しなくてはいけません。
予算を決めて確実に使える金額を決める、電子マネーにあらかじめ予算を入金しておくなどの方法で収支を常に把握できるようにしてみてください。
予備費を常に作っておく
一人暮らしで貯金のない人は、まず何かあったときに生活を守るための「予備費」を常に作っておくようにしてください。
冠婚葬祭・賃貸更新など、生活人は別にお金が必要なときにこの予備費から支払えるようにしておくと赤字の月がなくなります。
予備費を貯めるときには、絶対に使わずに貯蓄できるように別口座で簡単に下ろせないようにしておくのがおすすめです。
生活を守るための予備費を確実に貯めて、ある程度の貯蓄ができたら安心して次に目標の貯蓄に取り組むようにしましょう。
家賃を見直す
固定費の中でも一番大きな割合なのが家賃です。この家賃を見直すと固定費の大きな節約になります。
生活費の中でも毎月一定の金額になっており、この部分が節約できると年間でかなりの節約繋がります。
現在住んでいる家の家賃を見直し、家賃が安くて条件を満たす物件があればそちらに引っ越すことも検討してみてください。
しかし引っ越しや初期費用がかかるため、現実的に貯金のない人は難しいかもしれません。
加入している保険を見直す
固定費の一つである保険料も見直すことで下げられる項目の一つです。
医療保険や生命保険など保険に加入している場合、適切なものでないと保険料が無駄になってしまいます。
保障内容を適切なものに見直し、無駄な部分を減らすと保険料の節約になります。
ただ保険料ばかりに気を取られてしまうと、本当に必要な保障を失ってしまう可能性もあるため、保険のプロに相談しながら必要な保障をキープしながらも不必要な保障を削れるようにしましょう。
一人暮らしで貯金ができないなら先取り貯金も活用しよう
一人暮らしで貯金ができないケースは珍しくなく、確実に貯蓄するためには効果的な節約方法に取り組む必要があります。
しかし節約だけで余ったお金を貯金しようと思うと限界があるため、先取り貯金を徹底して行うことも大切です。
先取り貯金とは、給与が入った時点ですぐに貯金して確実に貯めることです。この方法を徹底すれば毎月確実の貯蓄ができます。
さらに簡単におろせないようにしてくことで、目標金額を貯めやすくなります。
この方法を活用して一人暮らしでも確実に貯金できるようにしましょう。
貯金をするときの目標の決め方
貯金をするときには、モチベーションを維持するためにも目標を立てることが大切です。
ただ目標の決め方がわからないと、あやふやになってしまい貯蓄も節約も失敗に終わってしまう可能性があります。
目標の立て方をしっかり覚えて、自分にとって効果的な目標に向かって貯蓄を頑張るモチベーションにしてください。
そこでここでは、貯金するときの目標の立て方を解説します。
買いたいものを目標にする
貯金するモチベーションを維持するためには、買いたいものを決めて目標にするのもおすすめです。
特に目標もなく貯金を始めるより、買いたいもの・欲しいものを決めて目標にすれば、高いモチベーションを維持したまま貯金が継続できます。
現実的なものを目標することから始めて、徐々に大きなものにしていくようにすると、貯金を楽しみながら進められます。
月々の金額を目標にする
買いたいものではなく月々貯める金額を目標にするのもよいでしょう。
月々3万円を確実に貯めるなど決めて、その目標を達成するために節約して貯金できれば達成感も味わえます。
目的を貯金金額に設定して、貯金と節約自体を楽しみながら行うのも有効な手段の一つです。
年間の目標貯金額を決めておく
月々ではなく年間貯金額を目標として決めておくのも良い方法です。
「年間100万円貯める!」など目標を決め、そのためには毎月いくら貯金しなければいけないかを計算すれば、明確な貯金額を把握でき貯金しやすくなります。
また1年経ったときにその目標を達成してれば自信にも繋がり、次の年も頑張れます。
何のために貯金するのか目標が貯められない人は、まず年間貯金額を目標として頑張ってみるのも一つの手段です。
一人暮らしで貯金ができないなら生活習慣を見直そう
一人暮らしの貯金方法について解説しました。
一人暮らしをしていると、固定費がかかってしまう・自由に使えるお金が増えるため管理しにくいことなどから、貯金しにくくなっています。
しかし少し生活習慣を見直すだけで、毎月一定の貯金ができるようになります。
先取り貯金を徹底する、自炊を積極的に行う、見直せる固定費を削るなどして一人暮らしでも貯金できるように、取り組んでみてください。