児童手当を学資保険に回すのはアリ?メリットデメリットから徹底解説します

学資保険 児童手当

子どもの教育費用を貯蓄する目的で加入する学資保険ですが、やはり月々数万円の保険料を支払うとなると家計的にも厳しいと感じてしまいます。

現在日本では児童手当制度が用意されており、一定の年齢の子供のいる家庭に対してまとまったお金を配布してくれます。

学資保険への加入を検討されている方の中には、「児童手当を活用して学資保険の保険料を支払おう」と検討されている方もいるかもしれません。

しかし実際に児童手当を活用しようと思っても、「他の人はどうやってるのかな…?」「児童手当を使い込んで何か後で不利益が生じないか不安…」と考えてしまいますよね。

そこで今回は児童手当を学資保険の支払いに回す場合のメリット・デメリットについて徹底的に解説していきます。

児童手当の支給額と申請方法

児童手当は現在日本国内に居住している人で、中学校卒業までの子どもを育てている家庭に対して、1人当たりでまとまった金額を給付する制度です。

制度の主な概要は以下の通りです。

児童手当の支給額は10000~15000円

児童手当の支給額は子供の年齢に応じて決定されます。

児童の年齢 1人当たりの金額
3歳未満 1万5千円
3歳以上小学校修了前 1万円
中学生 1万円

(参考:内閣府公式ホームページ「児童手当制度のご案内」

3歳未満までは1万5千円が受け取れ、3歳以降になると月々1万円が支給されます。

ただし子どもが第三子の場合、3歳以上~小学校修了前の場合には増額されて1万5千円が給付されます。

また支給のルールには以下のように記載されています。

  • 対象の子どもが日本国内に居住している(留学など一時的な場合は支給対象)
  • 両親が離婚調停中の場合子どもと同居している方に優先的に支給
  • 父母の海外赴任で子供が国内にいる場合、父母の指定があれば養育者に振り込まれる
  • 未成年後見人が立てられている場合は未成年後見人が受け取れる
  • 児童が施設に入居している場合には、施設の設置者に対して振り込まれる

申請は毎年6月の決められた期間内のみ可能

児童手当は年中申請が受け付けられているわけではなく、毎年6月に現況報告を行う申請書を提出しなければなりません。

6月に定められている申請期間を過ぎてしまうと、児童手当の支給が認められないため、申請時期には注意が必要です。

現況報告を記載する書類に加えて、健康保険証の写しなどを提出する必要もあります。

現況報告が済んで受理されると翌月から4か月分をまとめて支給されます。

所得制限がかけられている

児童手当には所得制限がかけられているため、一定上の水準の所得のある方は至急の対象として認められません。

扶養親族の人数によって限度額が変わりますので、自身の世帯人数を把握しておきましょう。

ただし全く受け取れないという訳ではなく、基準以上の場合でも特例給付として1人当たり5000円が支給されるシステムになっています。

今後の情勢によっては廃止される可能性もある

現在児童手当は上記のように制度が整備されているものの、今後の政権の判断や政策によっては児童手当が廃止されてしまう可能性もあります。

今後もずっと用意されている制度ではないので、完全にアテにしすぎてしまわないように注意しましょう。

児童手当を学資保険に回すメリット

児童手当を学資保険に回して教育費用を貯めていくメリットは以下の3つです。

  • 学資保険への加入時期が早いと満期金が保険料よりも多くなる
  • 児童手当を確実に子供の為に使える
  • 保険料支払いに強制力がついて確実に貯められる

以下で詳しく解説していきます。

学資保険への加入時期が早いと満期金が保険料よりも多くなる

児童手当は上記のように3歳未満から受給資格が得られる制度ですので、最も学資保険の加入の多い時期と重なります。

学資保険の保険料支払いに児童手当を充てるために、加入時期を早めておくと支払った保険料よりも満期で受け取れる保険料が高くなります。

学資保険では保険会社が支払われた保険料を加入期間中に運用し、目標金額を達成するまで保管してくれます。

学資保険への加入時期が早ければ早いほど運用の期間も長くなりますから、一定期間を超えると支払った保険料よりも満期金が大きくなり、長期的ではありますが得をすることになるのです。

児童手当を確実に子供の為に使える

児童手当は本来子どもを育てる家庭に対して子育て支援を目的に支給されています。

子供の為に支給されているものですから、学資保険に活用することで確実に子供の為に使えるメリットがあります。

「児童手当をもらっても使い込んでしまいそう…」という方は、学資保険の支払い分として分けておくといいでしょう。

また契約者である親御さんが亡くなってしまった場合には、保険料支払いが免除される制度もあります。

確実に子供の教育費を貯められるメリットがあるのは、大きいですよね。

保険料支払いに強制力がついて確実に貯められる

学資保険は契約時に申請した内容によって異なりますが、基本的に月々保険料を支払っていくシステムを取っているところがほとんど。

月々支払わなければならないと支払いに強制力がつくので、お金をコツコツ貯めていくのが苦手な方でも確実の子どもの教育費を貯められます。

また学資保険は一種の生命保険に分類されますので、加入しているだけで生命保険料控除として住民税と所得税を良い艇金額控除してもらえるので、家計的にも加入しておいて損はないでしょう。

児童手当を学資保険に回すデメリット

児童手当を学資保険に回して教育費用を貯めるデメリットは以下の通りです。

  • 児童手当の給付金額が変化するので支払いに苦しむかも
  • 必要なときにお金が引き出せない

以下で詳しく解説していきます。

児童手当の給付金額が変化するので支払いに苦しむかも

記事の冒頭で紹介したように、児童手当は基本的に年齢に応じて給付金額が変わるシステムになっています。

仮に学資保険に加入したのが2歳だった場合、1年間は15000円が支給されますが3歳を超えてしまうと第三子でない限り10000円の支給に落ち込んでしまうのです。

児童手当の給付金をあてにしすぎて学資保険に加入してしまうと、給付金の変化に対応できずに支払いに苦しんでしまう可能性もあります。

また子供の学校生活の中でも特にお金のかかる高校生になると児童手当の受給資格が消失してしまうので、18歳までを保険料の払い込み期間に設定してしまっていると、思わぬ出費になってしまうこともあるため注意が必要です。

必要な時にお金が引き出せない

学資保険は保険会社が保険料を預かって運用するシステムを取っているので、契約者の任意のタイミングでお金を引き出すことはできません。

祝い金などで進学のタイミングで保険金の一部を受け取ることもできますが、子供に何かあった時やまとまったお金が必要になった時にお金の引き出し先として活用できないデメリットがあるのです。

もちろん貯蓄性の高い保険ですから解約返戻金が生じますが、一般的に学資保険では満期前に解約すると支払った保険料よりも受け取れる解約返戻金の額が少ない元本割れを引き起こしてしまう可能性もあるのです。

必要なタイミングで活用できないため、児童手当を子供の為に柔軟に活用していきたい方には向かないかもしれません。

児童手当を貯金に回して教育費用を貯めるのはどう?

「じゃあ児童手当を学資保険に加入せずに自分で貯金に回すのはどうか」と考える方もいます。

児童手当を貯金に回して教育費用を貯める場合には以下のメリット・デメリットがあります。

口座を開設するだけで手続きできるので楽

貯金は基本的に銀行の口座を開設するだけで始められるので、いちいち健康告知などの審査を行う必要がありません。

また銀行に預けなくても自宅の金庫を活用して貯金できるので、自分の好きな方法で必要金額を貯めていけるのです。

学資保険とは異なり振り込んだ分だけ貯蓄に回せるメリットがあります。

学資保険では保険料の中に将来の教育費用に回す分の積み立て分と、保険会社に支払う手数料分が含まれているため、長期的な運用でなければ手数料分を取り返すことができません。

純粋にもらった分をそのまま貯められるので、額面を見てあとどれだけ必要かを判断しやすくなります。

必要なタイミングで引き出せる

貯蓄の大きなメリットは必要なタイミングで引き出せるところにあります。

自分で貯金額を管理できるのでまとまった金額が必要になったタイミングで引き出せるんです。

もちろん使い込んでしまった分は自分で計画をたてて元通りに補填することも可能です。

貯金を使い込む可能性がある

貯金は自由に引き出せる反面使い込む可能性もあるので、注意が必要です。

「お金を一時的に借りて後で返せばいいよね」といって貯金を使い込んでしまうと、いざ子供の進学に使おうといったときに足りないなんてこともあります。

大学進学の場合は奨学金を活用すればいいと考える親御さんも多いですが、奨学金では入学にかかる諸費用については対応できません。

入学金が用意できなければせっかく頑張った子供の合格も無駄になってしまいますので、使い込まな幼な努力が必要になります。

学資保険と貯金はどっちで教育費を準備すべき?双方のメリット・デメリットを解説!

学資保険の保険料で悩んだらシミュレーション&相談してみよう

学資保険の保険料は将来うけとりたい満期金の金額や特約の種類によって変わります。

自分の年齢で加入してどの程度月々支払うことになるのかを、シミュレーションしてみましょう。

また将来的に支払いきれるか不安な方や、どんな保障を付加すればいいかわからない!という方は、保険相談窓口で相談してみることをおすすめします。

保険無料相談窓口では、複数の保険会社と提携していますから、希望している条件に応じた保険を提案してもらえます。

また将来支払いきれるか不安な方に向けて、ライフプランを専門の知識を持つココンサルタントが作成してくれることもあります。

学資保険の保険料で悩んだら、シミュレーションあるいは無料の保険相談窓口を活用してみましょう。

以下の記事で無料保険相談窓口についておすすめ順にランキング形式で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

【2020年最新版】無料保険相談窓口おすすめランキングTOP10

【2020年最新版】来店型保険相談窓口おすすめランキングTOP9

児童手当を上手に活用して子供の教育費用に備えよう

いかがでしたか?

子供の将来かかる教育費用の為に児童手当を活用して、学資保険で教育費用を貯めようと考えている方もいることでしょう。

ただし児童手当は子供がいるからといって無限にもらえるわけではなく、受給期間が定められているほか金額も年齢に応じて変動するシステムになっていますので、注意が必要です。

児童手当を活用して貯金で教育資金を貯めることも可能ですが、引き出しやすさが裏目に出てしまう可能性もあるので、注意が必要です。

いずれにしろ児童手当は子どもの養育に活用する目的で支給されている給付金ですから、子供の為に活用できるように親である皆さんがきちんと管理していきましょうね!