高校授業無償化などにより、学費の負担軽減は進んでいます。
しかし学校では、学費以外にも修学旅行費や教材費など雑費がいろいろかかるため、保護者の負担がほんとに減っているというわけではありません。
部活にかかる費用も意外と多く、高くて支払えないと悩んでいる人も少なくありません。
そこでこの記事では、部活費用が高くて支払えない人に向けて、対処法などを紹介します。
目次
子どもの部活動の出費は意外とかかる
子どもが中学や高校で部活動に入っている家庭もたくさんあります。
ずっと続けてきたスポーツや、興味を持ったことなど、部活動を通して学ぶことは大切です。
しかし部活動はただというわけではなく、学校でかかる費用とは別に部活でもお金がかかってしまいます。
その費用は多岐に渡り「こんなにかかるの?」と驚くこともあります。
事前にどのような費用がかかるのか知っておくことも大切です。
そこでここでは、意外とかかる部活動の出費を解説します。
運動部の場合
運動部は、加入する部活によってもかかる費用は異なりますが、多くの運動部で共通する費用は
- ユニフォーム代
- 合宿費用
- 部費
- 保護者の飲み会代
などとなっています。
これ以外にも、部活動によってもっといろいろな費用がかかるものもあります。
特に運動部では、伝統を大切にする傾向にあるため、なかなか決まりやルールを変えることはできません。
決まったユニフォーム代や合宿費などの費用が必ずかかると考えて間違いないでしょう。
ユニフォーム代
運動部では、対外試合もあるためその時に必要なユニフォームの費用は必ず掛かります。
試合に出るなら必ず、出なくても必要となる場合もあります。
またユニフォームだけでなく、スパイクや靴・野球部ならグローブなどの道具などが部活の頻度にもよりますが、毎月~2か月に1回程度の好感が必要となります。
合宿費用
運動部では、部員の強化を図るために合宿を設けていることが多くあります。
その費用も部活動のための費用の一つです。
合宿は、夏季・冬季それぞれ設けられていることも多く、それぞれ費用が必要となります。その費用は数万円かかることもあるようです。
泊りで行うためこのような高額になってしまうのです。
部費
部活動を運営するために、部員から毎月部費を徴収します。
安ければ数百円程度から数千円程度となっており、年間にすると数万円かかることもあります。
部活動を続ける限り毎月支払う必要があり、その負担が大きく感じている家庭も少なくありません。
保護者会の飲み会
運動部で多いのですが、保護者同士のコミュニケーションの一環として、飲み会が開かれることがあります。
父母会費として毎月積み立てていることもありますが、あくまでも親同士のコミュニケーションの場のため、任意で自費参加ということが多くあります。
また飲み会だけでなく、親が着る応援Tシャツを自主的に作成している部活動だと、その費用も掛かってきます。
このように子どもだけでなく親にもお金がかかる部活動もたくさん存在するようです。
文化部の場合
運動部は、試合に必要な道具やユニフォーム・運営に必要な部費・親同士のかかわりに必要な費用など、たくさんのお金が必要となります。
文化部では運動部ほどではありませんが、運動部とは違う費用がかかることもあります。
器具代
文化部でも、その部活をするために必要な道具があればその費用がかかります。
例えば吹奏楽部なら、楽器や楽器に必要なモノ。
美術部であれば、筆やキャンバスなどの費用が必要となります。
運動部のように消耗品から、ずっと使えるものまでさまざまな雑費が必要となるのです。
コンテスト参加費用
コンテストに出品するのであれば、参加に必要な費用がかかることもあります。
展覧会や演奏会など、文化部にもさまざまな場面でそれまでの成果を披露すること場が設けられています。
しかし中には、参加するために費用を必要とするコンテスト等も存在します。
数百円から数千円と幅はありますが、運動部とは違う参加費がかかることもあるようです。
子どもの部活費用が高くて払えないときの対処法
子どもの部活費用は、部費だけでなくさまざまな部分でかかることがわかりました。
部費は何とか払えても、高額なユニフォーム代や合宿費・移動費・親の交友費・必要な道具など、出費がかさむことで部活動費が辛いを感じている家庭は少なくありません。
出費が負担になってしまうと、子どもに部活をやめてもらうしかないと考える人もいますが、それまで続けてきた子どもの気持ちや興味を持った気持ちを考えると、なかなか言えません。
しかし少しの工夫で部活動費を抑えることも可能となるため、すぐにやめるのではなくそのような対象法を取ってみるのがおすすめです。
ここでは、子どもの部活費用が高くて払えないときの対処法を紹介します。
お下がりを活用する
ユニフォームなどを購入しなくてはいけないときは、新品購入にこだわらず、まず先輩にお下がりがないかを聞いてみるのがおすすめです。
もちろん新品で購入できるのであればそれでも良いですが、それだと費用がかかってしまいます。
その点、もう使わなくなった先輩のお下がりであれば、無料または安い金額で譲ってもらえる可能性が高くなります。
お下がりをもらえたらお礼は必要となりますが、それでも新品購入よりは安く抑えられます。
安いブランドを活用する
部活動に必要な道具を購入する際は、同じものでも安いブランドがないかチェックし、あればそちらを活用するようにしましょう。
運動部だけでなく文化部でも定期的に好感が必要な道具を使っている部活は多く、消耗品の費用に頭に悩ませている人もいるでしょう。
1社しか作っていないようなものであれば仕方ないですが、競合他社でも作られているものがあれば安いブランを積極的に利用するようにすれば、部活動費の負担軽減に繋がります。
食費を節約する
部活動費を捻出するために、生活費の見直しも大切です。
中でも食費の節約から始めるのがおすすめです。
食費の節約と言っても極端に食事を減らすなど無理なことをするのではなく、少しでも安いスーパーへ行くことや節約レシピを参考にした献立にするなど、無理なく楽しく行うことが大切です。
最近は美味しくてボリュームのある節約レシピを紹介する書籍やサイトもたくさんあるため、食べ盛りの子どもがいる家庭でも無理なく節約ができます。
このような方法で食費の節約をするのもおすすめです。
パート等で収入を増やしてみる
部活動費が足りないのであれば、節約だけでなく収入を増やすことも検討してください。
パートやアルバイトなどで、家庭と仕事の両立をしながらできることから始め、収入を増やすのがおすすめです。
収入を増やせば部活動に必要お金だけでなく、余ったお金を貯蓄に回せるようにもなります。
在宅ワークを始めてみる
パートやアルバイトに出るのが難しいという人は、在宅ワークをするのがおすすめです。
最近は在宅ワークも求人も多く、クラウドサービスには在宅でできるライターなどの仕事の募集が多くあります。
最初は思ったように稼げず大変に思うかもしれませんが、続けていくことでお金になっていく人もたくさんいます。
また外出が難しい人でも稼ぎやすい在宅ワークは、子育て中の人でも収入を得られるメリットの大きいものとなっています。
光熱費や通信費を節約してみる
食費同様に、生活費の中の光熱費や通信費の見直しをするようにしてください。
光熱費はガス電気の会社を見直す、通信費も格安SIMに切り替えるなどをするだけで、年間数千円~数万円の節約に繋がることもあります。
それまでと変わらず使え生活を抑えられる会社を探し、浮いたお金を部活動費に充てるようにしてください。
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外食を減らしてみる
食費を見直すときに外食にかかる費用についてもチェックし、なるべく外食を減らすようにするのも節約に繋がります。
1度外食すると、1週間分の食費を簡単に使ってしまうということも珍しくなく、食費の節約が意味なくなってしまいます。
外食頻度減らし節約に繋げてください。
家計をやりくりして子どもの部活費用を捻出してみよう
部活動費の捻出がキツいと感じている家庭に向けて、その対処法や家計やりくりの方法を解説しました。
子どものやる気はあっても費用が捻出できないと部活動を続けることはできません。
無理して続けるのには限界があり、そのままでは辞めざる得ない状況になってしまう可能性もあります。
そうなる前に対処し、子どもの部活動費を捻出してください。