日本は毎年どこかで地震や水害が発生し、避難所での生活を余儀なくされるケースもあります。
避難所ではある程度の食糧が支援物資として届くものの、数は限られていますし自分の口に合わないものもあるかもしれません。
普段と同じ食生活を送れなくなることにストレスを感じてしまいますし、できれば美味しくて体にいいものを選んでおきたいと思いますよね。
そこで今回は万が一の災害時に役立つ、おすすすめの美味しい非常食を紹介。
初めて非常食を選ぶ方向けに、事前のチェック項目や購入するときの選び方まで解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
非常食を購入する前に確認すべきポイント
非常食を購入する前には、家庭内の状況や持ち運ぶときのことを考えて、量や商品の調整を行う必要があります。
非常食を購入する前に確認すべきポイントは、以下の通りです。
- 災害時に何人で運ぶことができるか
- 家族にアレルギーはないか
- 家族の人数
以下で詳しく解説していきます。
災害時に何人で運ぶことができるか
非常食を購入する前には、まず災害時に何人が非常食を運ぶことができるかを確認しておくことをおすすめします。
実際に災害時には直後に避難所が開設されることになりますから、自宅から避難所に移動することもあるでしょう。
運べる量をきちんと考えて購入しないと、万が一の時に運びきれずに、避難前に荷物を整理する羽目になります。
家族の中で何人がどれだけ運べるのか、大体の目安を立てておきましょう。
家族にアレルギーはないか
非常食を食べる人にアレルギーはないかも、同様に確認しておきましょう。
非常食の中には、基本のアレルギー項目の食材を使用しているものも多く、万が一子供が食べた時にアナフィラキシーショックを起こしてしまうことも考えられます。
また避難所での生活や、災害時に手に入る食糧はアレルギーに配慮していないものも多いです。
緊急時にはアレルギー症状が出てしまっても、医療体制が整っていないので適切な処置ができないこともあります。
事前にどの程度のアレルギーがあるのか、またアレルゲンのないものを出来る限り選ぶようにしましょう。
家族の人数
非常食を選ぶときには、自分の量だけではなく家族の食べる量も考慮する必要があります。
量が足りないと細分化して渡す必要もでてきますし、自分の食べる分が確保できなくなってしまう恐れもあります。
人数分の食料を用意できるよう、どのくらいの購入すべきかも検討しておきましょう。
災害前に購入!おすすめの非常食特集を確認
いつ何時災害が起きるかはわかりませんから、災害前に事前に非常食を購入してストックしておく必要があります。
購入がおすすめな非常食を下記にて紹介していきます。
震災の経験から誕生!「LIFE STOCK」
LIFE STOCKは株式会社ワンテーブルが提供する、ゼリータイプの非常食です。
LIFE STOCKが製造されるきっかけとなったのは、2011年に発生した東日本大震災。
開発者は震災を体験し、翌日から炊き出しを始めた際に、水がなくて困っている人たちの光景を目の当たりにしています。
私達が普段生活している上で口にしている食事は、水がなければ食べられないものが多いです。
特に非常食となれば保存を効かせるために、水分量を最低限にしているため、水と一緒に摂取しないと食べられないものが大半です。
LIFE STOCKは水がなくても食べられる非常食をと、震災の経験から作られた非常食なのです。
ガスや水、電気がなくてもそのまま食べられるので、ライフラインが復旧していない状態でも食べられる他、ゼリータイプなので水分補給にも役立てられます。
また乾パンや非常食パンの場合、食べるだけでのどが渇いてしまいますが、ゼリータイプなので口の中がパサパサにならなくても済みます。
アレルギーのあるお子さんでも食べられるように、食物アレルギー特定原材料28品目不使用で、災害時にも安心。
ゼリータイプのためお子さんでもお年寄りでも食べやすいので、2世帯住宅の備蓄用品としてもおすすめです。
味は全部で三種類、グレープ・ペアー・アップルキャロットの3種類です。
夏場の水分・塩分補給にも役立つ「ウォーターブレイク」もありますので、真夏の災害にも備えておきたい方はそちらも併せて購入してみてはいかがでしょう。
常温で5年半保存できるので、今から買い込んでもこれから起こる可能性のある災害に備えることが可能です。
自社工場で製造されているので、食品安全面もOK。
日本は地震大国と呼ばれるほど年間の地震発生数も多く、水害等の他の自然災害も頻繁に発生しています。
非常食界の「水不足」を解消できる画期的な商品「LIFE STOCK」をぜひ、ご家庭に取り入れてみてはいかがでしょうか。
備蓄用の非常食を選ぶときの6つのポイント
備蓄用の非常食を選ぶときには、下記のポイントを踏まえておくと、非常時でもストレスの少ない食事を送ることができます。
- 出来るだけ調理器具の少ないものを選ぶ
- 普段食べなれている味付けを選ぶ
- 水分量のあるものを混ぜ込んでおく
- 数年間保存のきくものを選ぶ
- ウェットティッシュなどの生活用品も用意する
- 日常の備蓄品も活用する
以下で詳しく解説していきます。
出来るだけ調理器具の少ないものを選ぶ
非常食を選ぶ時に特に重要視すべきは、調理過程の少なさです。
過去の災害を見ても、まず不足するのは水といわれています。
調理器具を清潔に保つのであれば、水で毎回洗う必要が出てきますから、数少ない物資を無駄にしてしまいます。
また火を使うことで火災が発生する原因を作ってしまいますので、加熱調理の必要なもの非常食としては向きません。
封を開けたタイミングで加熱が始まる仕組みのものや、常温でも十分に食べられるものを選びましょう。
中には加熱剤を販売しているところもありますので、冬場に備えて暖かいご飯を食べたいなら、同時に購入しておくといいでしょう。
普段食べ慣れている味付けを選ぶ
非常食を選ぶときには、普段食べなれているあるいは好みの味付けのものを選ぶようにしましょう。
避難所での生活や被災した家出の生活は、通常通りとはいかずにプライバシーが守られなかったり、不便なことが多くストレスがたまりやすいとされています。
ストレスが原因で食事が上手く取れなくなってしまうこともあり、味付けが好みでないとより食べる気力を無くしてしまいます。
栄養を取りながら体力をつけないと、体調を崩してしまう恐れもあります。
普段食べなれている味や好みの味の非常食を選んで、購入しましょう、
水分量のあるものも混ぜ込んでおく
非常食を購入するときには、水分量のあるものも購入して、バッグの中に混ぜておきましょう。
皆さんもご存じの通り、非常食は乾パンや缶詰など、比較的味付けの濃いものから乾燥していて口の中の水分が持っていかれるものが多くなります。
上述した通り、災害時には水がまず不足する事態に陥りますので、きちんと水分量のある食材も買い込んでおきましょう。
具体的には上で紹介したようなゼリータイプのものがおすすめです。
食事と同じタイミングで水分が取れるものだと、食事用の飲料水の量を減らせるので、効率的に食事がとれます。
数年間保存のきくものを選ぶ
非常食を購入するときの基本として、数年間保存のきくものを選ぶことが大切です。
非常食は年々美味しく保存のきくものに変化してきてはいるものの、賞味期限が短いと普段の日常生活の中で消費しなければならなくなります。
普段から備蓄しているものを非常食として用いるのも良いのですが、毎回管理するためにいちいち賞味期限や消費期限をチェックする必要が出てきます。
3年、5年などある程度年数が持つものを選んでおくことで、定期的な確認をする手間も省けるでしょう。
ウェットティッシュなどの生活用品も用意する
非常食を用意するのに加えて、余裕があればウェットティッシュなどの生活用品も用意しておきましょう。
食事をしたときに手を拭くものがないと困りますし、体を清潔に保つための拭くだけで活用できるシャンプーも役に立ちます。
荷物にならない程度に非常食と同様に用意しておくことをおすすめします。
日常の備蓄品も活用する
日常的に自宅に保管している備蓄品も、きちんと活用しましょう。
粉末で作れるマッシュポテトや、粉末から作れるスープ等も、一緒に保管しておくといいでしょう。
非常食でも野菜をしっかり採りたい時はどうする?
避難所生活を想定していても、中には「やっぱり野菜はしっかり取っておきたい」とかんがえる方も居るでしょう。
以下では非常食でも野菜をしっかり採りたい方向けの対処法を紹介しています。
野菜の加工パックを購入しておく
最近では保存がきくように処理されている野菜の加工パックも用意されています。
もちろん缶詰よりは保存がききにくいので、定期的に使う必要があるものの、ビタミンCの接種には役立ちます。
また缶詰にもミックスベジタブルがありますので、スープの材料としても活用できるでしょう。
食べれる野菜を定期的に購入しておいて、万が一の時の備えとしておくことをおすすめします。
また切り干し大根などの乾燥野菜や、ピクルスなどの酸味のきいた保存食もおすすめです。
野菜ジュースのパックを備蓄する
「どうしても野菜を取りたいけれど定期的に備蓄を買い替えるのが面倒くさい」という方も居ますよね。
野菜ジュースの小分けパックなら、保管も簡単ですし普段の生活で消費するのもたやすいです。
持ち運びも楽ですし、水分補給用としても十分に役に立ちます。
野菜フレークを購入しておく
最近では水を入れるだけで元に戻る野菜フレークも販売されています。
密閉保存されているので、一度使用しても保存がきくのがポイントです。
水を消費するのは難点ですが、袋の中にそのまま入れてしまえば、洗い物も少なくて済みます。
大型スーパーで販売されていることが多いので、気になる方は是非購入してみてください。
生鮮野菜は調理が必要になるので避ける
玉ねぎやじゃがいもなどは保存のきく食材として知られており、家庭内でも常に置いているところもあるかもしれません。
しかしその多くは生で食べるとエグみが強く、長時間の調理が必要になることも多いのです。
災害時に調理の必要なものはできるだけ避けないと、限られた支援物資を無駄にしてい舞う可能性があります。
生鮮野菜は普段の生活で活用するようにしましょう。
非常食はできるだけ早めに用意して置くのが〇
いかがでしたか?
これまでは非常食といえば乾パンなど簡素なものが多かったですが、時代の流れとともに美味しくて保存期間の長いものが増えています。
現在非常食が自宅に備蓄されていない方は、出来るだけ早めに用意しておいて、万が一の災害に備えられるようにしておきましょう。