医療保険に加入していると、病気やケガなどにより給付金を受ける機会があります。
しかし給付金手どのくらいで支払われるのか?申請したけど支払われないなど不安になることもありますよね。
そこで今回は、給付金の支払いまでの平均的な日数や支払いが遅れる理由・対処方法などを解説します。
目次
日本生命では書類到着後5営業日以内に給付金を支払う
日本生命では、基本的に給付金に関する書類が到着してから5営業日以内に給付金を支払われます。
この5営業日という日数が特別遅いことはなく、大体の保険会社の平均的な日数となっており、もし5営業日を超えて支払われるようなことがあれば、日本生命では6営業日以降からは利息がつくように定められています。
遅延したら6営業日目から利息が付く
日本生命では給付金の支払い期限を5営業日以内と設定していますが、給付金支払いのために医療機関に確認が必要となると5営業日以内の支払いができない可能性があります。
その場合には、6営業日以降は利息がつきます。
遅延利息は、法定利率を用いた計算で算出されます。
給付金の支払いが遅れる4つの理由
日本生命の給付金支払いは、基本的に5営業日以内と定められていることはお話しましたが、支払いが遅れてしまうこともあるかもしれません。
給付金の支払いが遅れるのは困ることですが、遅れる理由は日本生命の問題だけではないこともあります。
給付金の支払いが遅れる理由として考えられるのは以下のものがあります。
日本生命への書類の到着が遅延している
日本生命の給付金を受け取るには、必要書類を揃えて返送する必要があります。
この到着を確認してから5営業日以内の支払いを定めているのですが、書類到着事態が遅れていることも考えられます。
多くの場合が、返送には郵便を使うと思いますが天候の状況によっては郵便配達事態の遅延もあり得ます。
もし給付金の入金が遅いと感じたら、祖類が到着しているかの確認を日本生命にしてみても良いでしょう。
土日を挟んでおり体感時間が長い
給付金の支払いは5営業日内となっているので、土日を挟むと体感的に長く感じる可能性があります。
日本生命は土日に営業していないので、金曜に書類が到着した場合には翌週の金曜までの間に入金されることになります。
返送してから入金までが1週間以上空くと遅く感じますが、あくまでも5営業日となっていることを忘れないようにしましょう。
資料の不備で返送されている
次に給付に必要な書類に不備があることで、出した書類が返送されている場合があります。
書類の記入ミスや不足は給付されないので、入金までに時間がかかってしまうことに繋がります。
書類不備で返送されたら、直ちに修正や書類を揃えて保険会社に提出する必要があります。
わからないことがあれば、コールセンター等に連絡し質問することで支払いが遅れることも減るでしょう。
審査にひっかかって医療機関に確認を取っている
病気やケガにより入院や手術の場合に給付金が支払われますが、給付の際には審査が行われその審査に引っかかると医療機関への確認が入るため、給付金の入金に時間がかかることがあります。
例えば、書類に記入されている内容と医師の診断書に相違があるなどすると確認する必要が出てくるので、入金を5営業日以内にするのが難しくなります。
もし医師の診断書に間違いや不備があると、もう一度診断書が必要となるので注意が必要です。
このように、給付金の入金が遅れる理由は被保険者によるものや保険会社・郵便配達に関することが考えられます。
5営業日と5日を勘違いしていたなんてこともあるかもしれません。
もし給付金の入金が遅いと感じたら、1度日本生命のコールセンターへ連絡をして書類の到着状況や入金の目安を確認してみることをおすすめします。
申請状況によっては給付金支払いが認められないこともある
ここまでは、支払いが遅れても支払われる前提でお話しましたが、申請状況によっては支払いが認められないこともあります。
支払いが認められない状況になってしまうのは、給付条件に当てはまらない・免責事項に該当している・告知内容に問題があった等の理由があります。
これらに該当すると、給付金の支払い対象とはならないので、支払いが遅い場合には該当事項がないか確認してみましょう。
それぞれを詳しく解説します。
給付条件に当てはまらない申請
まず給付を受けるのには、給付の条件に当てはまっていることが絶対です。
例えば入院保険でも、日帰り入院から保障している保険や入院3日目以降から保障しているものなど、保険によって保障内容が異なります。
日帰り入院が保償の対象となっていないのに、日帰り入院の給付金を申請しても入金されることはありません。
当てはまらない条件なのに勘違いして申請を出してしまい、支払いが認められないということもあるので、申請をする際には保障内容にあっているか確認してから申請するようにしましょう。
保険の免責事項に該当している
保険には免責事項が定められており、これに該当する事由では支払いを認めていません。
免責事項とは、責任開始日から3年以内に被保険者が自殺した場合と保険契約者・被保険者または受取人の故意・重大な過失によるものを指します。
特に故意・重大過失は、飲酒運転により事故を起こし入院したときに給付を受けることが出来ません。
免責事項に該当した事由ではないかを確認しましょう。
免責事項に関する記載は、約款にされているので確認することが大切です。
告知内容に問題があり違反が認められた
告知内容に問題があると、違反となり給付を受けることが出来ません。
告知とは、保険に加入する際に健康状態や過去の病歴・通院状況などをはじめ、職業などを正確に申請することです。
この告知に関して虚偽の申請や申告漏れ等が認められると、その病気が原因で入院や手術になっても給付金が支払われることはありません。
さらに悪質と判断されると、保険の強制解約になってしまうので虚偽の告知をするのはやめましょう。
告知書に記入するときは、告知漏れがないようにしっかりと確認しながら正確に記入することが大切です。
わからないことや質問がある場合には、保険担当者に聞きながら書き進めると良いでしょう。
保険は万が一の際に金銭的な負担を減らすためにもとても重要なものです。
急な入院や手術には金銭的な負担もあるので、一刻も早く給付金を受け取りたいところです。
しかし申請状況によっては、給付を受けられないこともあることを理解しておきましょう。
まずは自分の加入している保険の補償内容を把握して、適切なタイミングで申請をすることが重要です
また保険に加入する際の健康に関する告知義務を怠らず、正確に告知して保険に加入するようにしましょう。
日本生命で早く給付金を受け取るためには?
入院や手術給付金は、金銭的な負担を減らすためにもすぐにでも欲しいですが、どのようにしたらスムーズに給付金を受け取ることが出来るのでしょうか。
もちろん5営業日以内の支払いということを早めたりすることはできませんが、少し工夫するだけで給付をスムーズにできます。
ここでは、日本生命の給付金をスムーズに受け取るためにするべきことについて紹介します。
提出書類の不備がないかをよくチェック
給付金を受け取るには、必要書類を揃えて提出する必要があります。
この書類を揃える時点で不備があると給付が遅れてしまうので、返送する際には記入漏れや不備がないかをしっかりと確認しましょう。
給付金は書類到着後確認が終わると給付されるので、書類がきちんと揃っていればその分給付も早くなります。
小さなミスでも給付が遅れてしまう原因に繋がるので、スムーズに給付を受け取るためには細かいチェックが重要と言えます。
提出する際は速達など日付を指定する
書類を提出するときに、保険会社への郵便を速達など日付指定して送ることで少し早く給付を受けることが出来るでしょう。
速達は住んでいる場所と保険会社の距離にもよって変わりますが、早ければ次の日には到着するようになっています。
日付指定をして送ることで、自分も届く日がわかるので安心にも繋がるでしょう。
不安であったり少しでも早く給付を受けたい場合には、速達などを利用することをおすすめします。
保険の保障内容を確認しておく
保障内容と申請にズレがあると給付の対象とはならないので、事前に給付の対象となる事由かどうかの確認をしてきましょう。
保障内容は、約款に記載されているのでいつでも確認出来ます。
もし給付の対象となるか判断がつかないような場合には、日本生命のコールセンターや保険担当者に連絡をして説明を受けることが大切です。
『わからないけどとりあえず申請しよう』ではなく、保障内容を把握して適切な申請をすることが大切です。
日本生命の給付金支払いが遅れても焦らず待とう
日本生命の給付金の支払いは5営業日以内となっており、特別遅いというわけではありません。
しかし被保険者の申請書の不備や審査状況によっては、支払いが遅れてしまうこともあるでしょう。
しかし適切な申請であれば、必ず給付を受け取ることができるので慌てずに待つようにしてください。
それでも遅いと感じる場合には、種類がきちんと到着しているか確認をしてみても良いかもしれません。
大切なのは、保障内容をしっかりと把握して適切な申請をすることなのではないでしょうか。