元ZOZORTOWNの前沢社長が実施したことで、段々とTwitter界隈で広まりを見せているお金やプレゼントを配る現象を見かけたことがある方も居るでしょう。
大体のアカウントではフォローとリツイートを条件にして、抽選で配布すると公表しているところが多いです。
「そんなうまい話があるわけない」と思っていても、ついつい応募してしまいたくなるのが、正直なところですよね。
しかしTwitterでお金を配る人の中には、なりすましや悪意を持って企画を開催していることもあるため、きちんと見極めることが重要になります。
今回はTwitterでお金やプレゼントを配布する人やアカウントの目的から、悪質アカウントに引っかかった場合に発生するリスクについて、徹底的に解説していきます。
目次
Twitterでお金やプレゼントを配布するアカウントが増加している
Twitterをやっている方なら、前澤社長のお年玉プレゼント企画を目にしたことがある方も居るのではないでしょうか。
100万円をもらえる企画とあり、著名人が実施することも相まって、瞬く間に拡散されていきました。
従来もゲーム機などの配布はあったものの、現金をまとめてプレゼントする企画の斬新さから、後に続いて現金のプレゼント企画を行うアカウントがだんだんと増加し続けています。
リツイートといいね・フォローで応募完了
Twitterでお金やプレゼントを配布するアカウントは、たいてい応募条件として該当ツイートのリツイートといいね、アカウントのフォローを指定しています。
ただしTwitterの仕様上、リツイートやいいね自体はさかのぼれる数に限界があるため、実際にどこまでリスト化されているのかはわかりません。
条件を満たした人の中から抽選を行い、DMを利用して当選情報が通知されるシステムになっています。
著名人が多数実施している
前澤社長が実施してから一躍有名になった、お金プレゼント企画は、他の著名人にも波及しています。
青汁王子も実際にお金の配布企画を行ったり、Youtuberもプレゼント企画を実数することもあり、著名人の企画の一部として段々と普及しています。
商品をそのままプレゼントすることもある
お金だけのプレゼントではなく、ゲーム機やブランド物など、換金性の高い高額な商品をそのままプレゼントすることもあります。
よくあるのは入手困難になっているゲーム機の配布です。
一気に大量に配布することは少なく、2~3台の配布にとどまることがほとんどです。
Twitterでお金やプレゼントを配布するアカウントの目的
Twitterでお金やプレゼントを配布するアカウントの目的は、以下の通りです。
- 知名度の向上
- アカウントを育成して売却
- フォローした人の個人情報
- 広告などのアフィリエイト目的
以下で詳しく解説していきます。
知名度の向上
有名人やインフルエンサーがお金や商品のプレゼント企画を行う場合は、知名度向上が目的であることが多いです。
色んな人にプレゼント企画をリツイートされることで、少なくとも自分のアカウント名が不特定多数の人の目に触れることになります。
潜在的に頭の中に名前が刷り込まれることになりますので、何かあった時に思いだしてもらえることもあるかもしれません。
下手に広告代理店に依頼するよりも、簡単に知名度を上げられるため自分のブランド力を高めたい著名人によく使われる手法なのです。
アカウントを育成して売却
今やバズることで仕事が舞い込んでくる世界ですから、フォロワーの多いアカウントは必然的に価値が高くなります。
そこに目を付けた業者がアカウントを育成する目的でプレゼント企画を実施して、ある程度フォロワー数が増えたころ合いを見つけて、競売にかけることになります。
手っ取り早くバズれるアカウントが欲しい人は、業者を利用する傾向にありますので需要がある程度あります。
アカウント育成の場合は、実際にプレゼントがもらえる人と、サクラにプレゼントをもらえた報告をさせることもあります。
フォローした人の個人情報
フォローして応募してきた人の個人情報を目的にしている場合もあります。
フォローしてきた人にモノを送付するときには、住所や銀行口座などの個人情報が必要になる場合があります。
「当選したからプレゼントを贈るために個人情報を教えて」と連絡をして、個人情報だけを聞き出します。
聞き出した個人情報は裏のサイトやリストなどで売買され、悪用されるリスクもあります。
広告などのアフィリエイト目的
プレゼント企画に応募するために、自分のサイトに誘導することもあります。
サイトの中にはサイトのPV数に応じて、広告輸入を得られるアフィリエイトで生計を立てている人もいます。
アフィリエイトをより効率的に行うために、あえてプレゼント企画を実施してPV数を稼ごうとするのです。
実際にもらえるかどうかは、参加してみないとわからないのが正直なところです。
Twitterでお金を配る悪質アカウントで発生しやすい被害
Twitterでお金を配る悪質アカウントで発生しやすい被害は、以下の通りです。
- 実際に配っているアカウントになりすまして個人情報を入手
- お金を受け取らせる名目で手数料を巻き上げる
- クレカ情報を入手して悪用
- ポップアップ詐欺
以下で詳しく解説していきます。
実際に配っているアカウントになりすまして個人情報を入手
前澤社長の時によく発生していたのが、配っているアカウントに成りすまして個人情報を入手しようとします。
お金を振り込むときには本来は相手の口座番号や支店だけで、入力が完了するものです。
しかし本来必要のないクレカ情報や住所まで聞き出すしてくることもあります。
「お金がもらえるなら…」と個人情報を渡してしまい、知らないうちに個人情報の悪用リストに追加されてしまうこともあります。
実際に配っている
お金を受け取らせる名目で手数料を巻き上げる
応募してきたアカウントに対して当選通知を行う際に、金銭を受け取るための手続きサイトのURLが送付されることがあります。
みんなもらえるからと情報を入力してしまいがちですが、サイト内をよく見てみると、受け取るため手数料が必要になる場合があります。
お金を受け取るために手数料を請求し、実際にはお金を振り込まずに手数料だけ巻き上げる手法です。
コンビニ決済などではお金を送金するときには決まって、手数料を取ることが多いので、あまり違和感を抱かないことが多いです。
クレカ情報を入手して悪用
プレゼントやお金を送るときに、口座情報の他にクレカ情報を提示しろと言われることもあります。
クレカ情報を獲得した業者は、勝手に使いこんだり裏の業者にリスト化して販売することもあります。
クレカ情報が項目にあるからといって、勝手に入力してしまうと、思いもしないところで高額請求がくる場合もあります。
ポップアップ詐欺
プレゼントやお金を受け取るためにサイトに誘導され、表示されたポップアップをクリックしてしまうことで高額請求をしろと表示されることもあります。
本来は支払う必要がありませんが、驚いてしまったり知識のない人は請求された内容にそのまま従ってしまうことも多いです。
ポップアップ詐欺と気づかないまま支払ってしまっては相手の思うつぼなので、表示されたサイトはすぐに閉じるようにしましょう。
Twitterでお金を配るアカウントは信頼できない限り応募しないのが吉
Twitterでお金を配るアカウントは、信頼できる相手出ない限り応募しないほうが良いでしょう。
公式マークがついている人であれば、Twitter社から公式で認められているので安心ですが、公式マークがついておらず大して活動していない人は注意が必要です。
特にプレゼント専用垢と書いてあるアカウントなどは、信用せずにスルーすることをおすすめします。
また本来金銭の生じるものは、なんの手間も掛けずにもらえるものではありません。
きちんと自分の手で手に入れられるように、行動していきましょう。
Twitterのお金配りには参加せずに安心できるSNSライフを送ろう
いかがでしたか?
Twitterのお金配りは、一見すればフォローとリツイートでお金がもらえる楽しい企画ですが、実際ふたを開けてみれば、様々なリスクが紛れ込んでいます。
Twitterのお金配りには参加せずに、安心できるSNSライフを送るようにしましょうね。