老後の資金や生活防衛費として、できるだけ多くの貯金をしておきたいと考える人がほとんどです。
しかし20代の貯金額の平均は、わずか8万円とかなり低いことがわかります。
さらにこの額は中央値なので、以下の人もたくさんいます。
その理由は、低収入や浪費だと思われます。
しかし老後や生活防衛費として、確実に貯金はしておきたいですよね。
そこでこの記事では、低収入でも貯金する方法を紹介します。
20代の貯金額の中央値はわずか8万円
高校や短大・専門・大学を卒業後、社会人として働きだすと生活に余裕が生まれ、老後や生活防衛費として貯金に回しておきたいと考える人が多くいます。
しかし20代の貯金額中央値は、わずか8万円となっており100万円未満の人も大多数と言われています。
20代の貯金0の割合も43％となっており、全く貯金ができていないという人も少なくありません。
100万円未満の人が大多数
20代の貯金額中央値は、約8万円という調査結果があります。
平均値では大きな数字に引っ張られてしまう可能性があり、中央値を出しているようです。
20代での貯金額中央値がわずか8万円というのはかなり低く、全く貯金ができていないことがわかります。
その理由は、低収入で貯金まで手が回らないというのが大きいようです。
20代の低収入でも月5万円の貯金をする方法
とある銀行の調査結果によると、20代の毎月の貯金額は2万円～5万円が最も多く、収入の13％程度を貯金に回しているという結果となっています。
その大きな要因が低収入で、貯金したくても出来ないという現実があるのです。
そこでここでは低収入でも月5万円を確実に貯金に回すためのポイントを紹介します。
可能であれば親と同居する
低収入でかつ一人暮らしだと、毎月の家賃や食費などの生活費でいっぱいになってしまい、貯金まで手が回らなくなってしまいます。
そのため可能であれば実家で暮らすようにすると、かなり生活費が節約できます。
もちろん生活費としていくらか実家に入れる必要はありますが、1人暮らしでかかる費用と比べると貯金に回せるお金が多くなります。
もちろんさまざまな事情から実家に頼れないこともあるでしょう。
そのため頼れる場合に限りますが、このような方法も有効な手段です。
会社の財形貯蓄制度を活用する
自分では貯金ができず使ってしまうという人は、会社で用意されている財形貯蓄制度の利用がおすすめです。
財形貯蓄なら給与から天引きされ簡単には引き出せないため、確実に貯金ができます。
この制度を活用すれば、天引きされたお金で生活することになるので、無駄使いも減るのも大きなメリットです。
毎月の支出額を計算する
毎月の支出額を把握していない人ほど、貯金ができない傾向にあります。
そのため毎月の支出額をしっかり把握して、いくら貯金に回せるかの計算をしてくことが大切です。
さらに支出額の把握をすることで、固定費の見直しができ節約にも繋がります。
家計簿アプリや紙の家計簿を付けて、毎月の支出に無駄がないかチェックすることから始めてみてください。
年間計60万円になるようにボーナスも活用する
毎月5万円を貯金に回せば年間60万円、毎月3万円なら年間36万円の貯金ができます。
もちろん毎月5万円貯金出来ることに越したことはないですが、毎月の金額が少なくてもボーナスのある会社に勤めている人は、ボーナスも貯金に回すと良いでしょう。
結婚や出産・家の購入などライフステージの変化によってまとまったお金が必要になり、毎月は低くても確実に貯金をしておくことで備えられます。
まずは家計の無駄の見直しをして、無理のない金額の貯金をして足りない分はボーナスで賄うようにするのがおすすめです。
保険料がきついならプラン変更
若くても、もしもに備えて医療保険などに加入している人もいます。
保険への加入は急な病気やケガに備えるために非常に重要ですが、保障内容を充実させすぎると保険料が高くなってしまい、家計を圧迫していることもあります。
支払がきついからと辞めてしまうのはもったいないので、保険料の支払いが厳しい場合には、保障の見直しをしてプランや保障内容の変更をして、保険料を下げるようにするのがおすすめです。
格安SIMに変更して通信費を節約
スマホ代も固定費の一つで、削減できると大きな節約になります。
最近はスマホの格安SIMと呼ばれ、大手キャリアの料金プランよりも安い料金でスマホを使えます。
格安SIMに切り替えるだけで、月数千円の節約になることもあり、大幅な節約に繋がります。
先取り貯金を心がける
貯金をする上で最も有効な手段の一つが、先取り貯金です。
財形貯蓄もそうですが、先取り貯金をしておくと使えるお金は残った分だけとなるため、使いすぎ防止になります。
会社で財形貯蓄の制度があればそれの利用がおすすめですが、制度がない場合には給料日に自動的引き落として、貯金に回せるように手続きを取っておくと確実に貯金ができます。
貯金が苦手な人ほど、先取り貯金を意識して行うと良いでしょう。
お昼は必ずお弁当を持参
会社に行くときは必ずお弁当を持参すると節約に繋がります。
毎日コンビニや社食を使っているとそれだけで月に何万となってしまうことも考えられます。
お弁当作りは大変と思うかもしれませんが、夕飯の残りやおにぎりなど、負担にならないように工夫してなるべく持って行くようにすると節約になりおすすめです。
洋服は一気にまとめ買い
洋服は一気にまとめ買いがおすすめです。
被服代は特に女性が多く浪費する項目の一つで、クレジット―カードの返済に追われているという人も少なくありません。
被服代を抑えるためには、セールの時期に予算を決めてまとめ買いして、それ以外の時期は買わないと決めると節約できます。
適当に予算を決めるのではなく、ワンシーズン3ヶ月分として9％分が無理なくまとめ買いができる安心な金額と言えます。
無駄に支払っている月会費を削る
最近はサブスクが生活の一部で音楽や動画サイトなど、さまざまなサブスクに加入している人がたくさんいます。
しかし良く見返してみるとあまり利用していないサブスクや、携帯アプリの月会費がたくさんある人も少なくありません。
無駄に支払っている月会費があるとそれだけで月数千円以上無駄にしている人もたくさんいます。
一度使っているもの、使っていないものを確認して、無駄なものは退会するようにしましょう。
ランチの外食機会を減らす
ランチやディナーなど、独身だと特に付き合いで外食する機会が多くあります。
しかし1回の外食で週の食費を使ってしまう可能性もあり、大きな浪費となってしまいます。
外食の機会は最低限にして、毎日の食費の節約に勤めると貯金ができます。
低収入でも貯金を継続する4つのポイント
低収入が原因で貯金ができないと思っている人もいますが、原因は貯金の出来ない浪費や環境です。
低収入でも少しずつ工夫して貯金している人もいるため、一概に低収入だからということには繋がりません。
しかし低収入だと毎月の支払いに追われて、いつしか貯金まで手が回らなくなってしまうこともあります。
そこでここでは、低収入でも貯金を継続するポイント紹介します。
適度にご褒美を入れる
低収入で貯金をするためには、いろいろな工夫が必要でかなり節約が必要になります。
いくら貯金をためと言っても、ずっと我慢した生活しているとストレスが溜まってしまいます。
そのようなストレスの反動で浪費をしてしまう人もいて、せっかくの節約が無駄になってしまう可能性もあります。
ストレスを溜めないためにも、適度にご褒美を入れて自分を褒めてあげる時間を作りましょう。
大きなご褒美ではなく、コンビニで好きなものを買う・美味しいものを食べるなどちょっとしたものしておくと少ない浪費で済みおすすめです。
無駄を徹底的になくす
低収入で貯金をするためには、節約が非常に重要です。
そのため生活費の見直しをして徹底的に無駄をなくすようにしてください。
生活費には固定費と流動費の2つがあり、そのうち固定費の見直しをすると大きな節約に繋がります。
固定費の中でも通信費や保険料などの見直しがおすすめで、最初に取り掛かりやすい項目となっています。
無駄を無くし生活費を下げてその分を貯金に回すようにしてください。
節約しながら収入を増やす方法を探す
節約生活は貯金には重要ですが、そもそもの収入を増やすことも考えてみてください。
転職もそうですが最近は副業を認めている会社も多いため、一旦副業で収入を増やすことを検討するのがおすすめです。
節約生活も大切ですが、根本的な収入の増加を考えると将来的も安心です。
毎週何かしらのご褒美は用意する
適度にご褒美を入れることを紹介しましたが、毎週ほんのちょっとしたご褒美を入れるようにすると、辛い貯金生活も乗り切れます。
好きなお菓子を買う、ビールを飲むなどあまり負担の大きくない範囲のご褒美が毎週あるだけで、「また頑張ろう」と前向きな気持ちで貯金に取り組めるようになります。
ちょっとしたご褒美を意識して節約生活を楽しみましょう。
低収入でも月5万円の貯金をしてコツコツ積み立てていこう
老後の生活費や生活防衛費として貯金がしたくても、低収入で貯金ができないと悩んでいる人も少なくありません。
20代の貯金額も100万円未満が多く、どれだけ厳しいのかがわかります。
しかし生活費をうまく節約することで、毎月5万円貯金を成功させている人もいます。
まずはできる金額の先取り貯金から始め、確実に溜められるように工夫しましょう。
