“学生・社会人・既婚者など、20代はさまざまな生活状況がありますよね。
若くて健康的な世代ですが、ケガや病気のリスクを心配する方も少なくはありません。
特に社会人の20代は、生命保険の存在が少しずつ身近になってくるはず。
しかし、「同世代の加入率は高いのかな」「そもそも20代に保険は必要？不要？」など、保険の必要性に疑問を感じている方も、多いかもしれません。
今回は、生命保険の加入率やメリットなど、20代の保険事情を徹底解説。
ライフスタイル別に、保険の選び方も紹介するので、ぜひご参考にしてください。
本記事を読めば、生命保険の加入が現実的になり、将来への備えの必要性を強く感じるかもしれません。
目次
20代に生命保険は必要？不必要？
生命保険の関心が高まる30代や40代と比較すると、多くの健康的な20代は、生命保険の必要性を感じないのではないでしょうか。
しかし、健康な20代こそ、生命保険の必要性は高く、大きなメリットがあります。
メリットは2つあり、保険料の安さと、高額なお金をスムーズに用意できる点です。
月々の保険料を比較すると、20代は約1万円・50代は約2万円と、保険料の差が大きいですよね。
また、ケガや病気で入院すると、1日当たりの入院費用が約1万円＋治療費が加算されます。
20代は経済的な余裕がないため、高額な治療費はもちろん、長期的な治療費の支払いは、困難になるケースも多いのです。
「20代は健康だから保険は必要ない」といった意見もありますが、ケガや病気はいつ起こるかわかりません。
基礎的な保障のみのプランでもいいので、20代のうちに保険加入したほうが、長い人生の不安を少しでも減らせますよ。
20代の生命保険の平均加入率や保険料の相場
20代の保険事情の統計を3つ紹介します。
保険の必要性を感じる方も、感じない方も、参考になるデータです。
- 平均保険加入率
- 保険料の相場
- 保険金の相場
生命保険の平均加入率
20代の生命保険の平均加入率は、男性が58.5%・女性が59.9％です（生命保険文化センターの令和元年度「生活保障に関する調査」より）。
10人のうち、約6人が加入している計算になりますね。
加入率が高く見えますが、世代別に見ると30代や40代は80%付近の加入率を誇るため、20代の加入率は低い傾向。
将来への不安や病気のリスクは感じる一方で、保険に使うお金がないといった金銭的な理由が多いためです。
月額保険料の相場
20代の月額保険料の相場は、約1万円です（生命保険文化センターの令和元年度「生活保障に関する調査」より）。
20代は病気やケガのリスクが低いため、保険料が安い傾向にあります。
保険料は、年齢が上がるたびに増加し、50代に達した場合の保険料は、月約2万円になります。
特に最近では、月々数千円から加入できる生命保険も存在するため、選択肢の幅が広くなりつつあります。
20代の保険金の相場
20代の死亡保険金は、下記のとおりです（生命保険文化センターの令和元年度「生活保障に関する調査」より）。
- 男性→1,330万円
- 女性→735万円
世代別で比較すると、30代男性は2,331万円、40代男性は2,205万円なので、20代よりも約1,000万円高い傾向。
対して、30代女性は1,013万円、40代女性は818万円と、20代女性と大きな差はありません。
20代よりも、30代や40代の保険金が高い理由は、子育てやローンなど、社会的・経済的な役割が大きいためです。
20代が生命保険へ加入するメリット
20代で生命保険に加入するメリットを3つ紹介します。
実は、20代が生命保険に加入するメリットは、非常に大きいのです。
- 保険料の安さ
- 高額出費の対応
- 保険選択の幅広さ
20代で多い加入理由は、「老後や万が一の事態に備えたい」「家族のため」などが多い傾向にあります。
変化の激しい時代だからこそ、20代は将来への不安を強く感じているのがわかりますね。
20代で加入すると保険料が安い
20代で保険に加入する大きなメリットは、保険料の安さです。
40代や50代で新規加入した場合、20代よりも数千円～数万円単位で金額が変動するためです。
そもそも保険は相互扶助（多くの人がお金を出し合って、困った人に分配する制度）を採用。
心身ともに健康的な20代はケガや病気のリスクが低く、保険料を高い金額に設定しなくても、相互扶助が成立するため、20代の保険料が安いのです。
しかし、年齢が上がるにつれて、健康リスクが上昇するので、40代や50代の保険料が高く設定されています。
保険料の安さは大きなメリットなので、若いうちに加入すれば、とてもお得ですよね。
急な高額出費に対応できる
ケガや病気はいつ起こるかわからないうえ、治療費や通院費などは、高額になるケースも少なくはありません。
しかし、万が一の事態でも、生命保険に加入しておけば金銭面で慌てる必要がなくなります。
例えば、入院費の場合は、1日あたり1～1.5万円を必要とするケースが多い傾向（生命保険文化センターの令和元年度「生活保障に関する調査」より）。
生命保険は、入院費用を1万円近く保証する内容が多く、必要に応じて治療費や通院費の一部をカバーしてくれます。
病院に使うお金が長期的な場合、周りの家族やパートナーにも負担をかけてしまいますよね。
生命保険は万が一の事態に、スピーディーな対応をしてくれるため、とても安心です。
健康なうちに加入した方がお得
実は、病気を一度でも抱えてしまった方は、再発や早く亡くなる可能性を考慮して、保険料が高くなる・保険金の条件が厳しくなるなどのケースが多いのです。
保険に加入する際、保険会社は過去5年間の病歴と、2年間の健康診断結果を求める場合が多く、健康状態をチェックされます。
保険料の安さと保険金受給の条件の低さを実現するためにも、少しでも早く保険の加入を検討しましょう。
20代が生命保険へ加入するデメリット
20代が生命保険に加入するデメリットは、毎月の保険料が経済的負担になる点。
水道代やガス代のように、保険料は毎月請求されるため、固定費として扱いながら、家計をやりくりしなければならないためです。
また、実際に保険に加入していない20代の理由を聞くと、経済的な余裕がないからといった意見が48.2%占めます（生命保険文化センターの令和元年度「生活保障に関する調査」より）。
他にも、保険は不要と考える方も多いですが、そういった20代におすすめなのは、基礎的な保証内容のみの生命保険。
例えば、ネットで完結する保険は、最低限の保障で。月に2,000円以内で加入できるタイプもあります。
上記で解説したように、20代でも保険の必要性は高いため、保険料の安いプランに加入するといった方法で、将来に備えるのがおすすめ。
【ライフスタイル別】20代の生命保険の選び方
男性女性・独身・既婚者など、ライフスタイル別で、20代におすすめの生命保険の選び方を解説します。
実は、保険選びで重要なのは、生活状況から保証内容を決める力。20代の方は、ぜひご参考にしてください。
20代で独身の場合
20代で独身の男性と女性の方は、まず医療保険の加入を検討しましょう。
死亡保険やがん保険は家族向けですが、医療保険は独身でも使用頻度が高いためです。
医療保険とは、ケガや病気で入院・通院・治療する場合、必要な費用の一部を保証する保険です。
ケガや病気のリスクは日常生活と隣り合わせのため、医療保険はとても頼もしい存在です。
月々1,000円から加入できるタイプがあるため、気軽に加入しやすいのが特徴です。
20代で既婚者の場合
20代で既婚者の場合、男性と女性によって、必要な生命保険が異なります。
男性は経済を支え、女性は家庭を支えるといった一般的な考えが根底にあるためです。
男性の既婚者
20代男性の既婚者におすすめの生命保険は、下記の4つです。
- 死亡保険→死亡した際に保険金を受け取れる
- 医療保険→入院費や通院費を保障
- 就業不能保険→死亡して家計の収入が途絶えた際に受け取れる保険金
- 収入保障保険→ケガや病気で働けなくなり、給料をもらえなくなった際にもらえる保険金
既婚者の男性は、自分の万が一の事態を想定した保険選びをしましょう。
パートナーや子どもに、金銭的な負担をかけさせないためです。
自分が死亡した・ケガや病気で一時的にでも働けなくなった場合に備えましょう。
死亡保険→就業不能保険→収入保障保険の順番で加入の検討するのがおすすめ。また、余裕があったら医療保険の加入も必要です。
医療保険はとても利便性が高い保険なので、必要な保障範囲を決めながら、パートナーと話し合ってください。
女性の既婚者
20代女性の既婚者におすすめの生命保険は、下記の4つです。
- がん保険→がんの治療費や入院費を保障
- 医療保険
- 死亡保険
- 学資保険→子どもの進学といった節目に受け取れる保険金（祝い金）
まず、既婚者の女性（特に子どもがいる場合）は、がん保険の加入を念頭に考えてください。
がんの発症率・死因は将来的には、女性の方が多いためです。次に、医療保険と死亡保険を考慮しましょう。
例えば、夫が専業主夫で、妻が家庭の経済を支える場合、死亡保険はとても重要な役割を担います。
また、子持ちの場合は。学資保険もおすすめ。
子どもの進学といった節目に保険金（祝い金）を受け取れるためです。
学資保険の保険金は、学費や養育費に充てる家庭が多い傾向にあります。
女性も男性と同様に、生活状況と経済状況を吟味しながら、パートナーと話し合って、保険選びをしましょう。
【相談無料】おすすめ保険相談窓口・3選
本記事を読んで、生命保険の必要性を感じた方は、保険相談窓口に行くのがおすすめ。
相談も無料で、保険の知識がまったくなくても、保険のプロがわかりやすく教えてくれます。
おすすめの相談所を3つ紹介するので、ぜひご参考にしてください。
ほけんのぜんぶ
ほけんのぜんぶは取扱保険会社30社以上を誇る相談窓口です。
2017～2019年の間に、子育て世代からの相談件数は5,000件を超え、累計申込者数は15万件を達成。担当スタッフ全員がファイナンシャルプランナー（保険やお金などを熟知するプロ）の資格を保有しています。
また、オンライン相談も可能なので、利用しやすいですよね。「話だけでも聞いてみたい！」と考える20代におすすめです。
ほけんのぜんぶの口コミ・評判とは？支持される特徴とメリットも解説
ほけんの窓口
ほけんの窓口は10万件の取引実績を誇り、約40社の保険会社を扱う無料相談窓口です。
相談は何度でも無料なうえ、担当スタッフの丁寧な対応が非常に人気。
「納得のできるプランに出会えた」「保険初心者でもわかりやすかった」など、高評価な口コミが多いのが特徴です。
大型商業施設のテナントで入っている場合がおおいため。
市町村区によっては、窓口を見た経験があるのではないでしょうか。
なので、気軽に相談しやすく、保険で迷っている20代にもおすすめです。
ほけんの窓口の実際の口コミ・評判から見えるメリットデメリットを紹介！
保険市場
保険市場は東証一部上場企業で、老舗の相談窓口。
取引保険会社数は業界最大90社を誇ります。取引実績は55万件を超え、利用者の97.9%が満足したと回答しています。
店舗は全国展開していますが、オンライン相談にも対応。
人気のスタッフを指名できる制度があるので、安心して保険の相談ができますね。
「保険の加入すら迷っている」方も、オンラインでは気軽に相談できるため、非常におすすめですよ。
保険市場の口コミ＆評判を分析！利用するメリット・デメリットを徹底解説！
生命保険の加入は20代のうちに！将来にコツコツ備えよう
20代の生命保険の平均加入率を中心に、メリットや選び方などを解説しましたが、いかがでしょうか。
20代のうちに生命保険に加入すると、万が一の事態も十分な保障をうけられ、家族に安心感を与えられます。
ぜひ、自分のライフスタイルに合わせて、適切な保険選びをしてください。
