日本生命保険を解約しようと思っても、何らかのペナルティを受けるのでは？と心配になってしまう人もいますよね。
しかし契約者が保険を契約することでペナルティを受けることはありません。
ペナルティを受けることはありませんが、保険を解約することでデメリットもあります。
今回は日本生命でペナルティの無い理由から、
目次
日本生命の保険を解約してもペナルティがない2つの理由
日本生命の保険に限らず、保険を解約することで契約者が何らかのペナルティを受けることはありません。
これには2つの理由があり、保険法によって解約権が契約者にはあること、保険の最低加入期限がないことが関係しています。
早期解約などでは、ペナルティを心配している人もいますが、そのようなことはないということを知っておきましょう。
ここでは2つの理由について詳しい説明をします。
保険の契約者に解約する権利があるから
保険は「保険法」という法律をもとに販売されている商品です。
この保険法には、保険に関するさまざまな取り決めがされています。この保険法の中に「解約権」という事項があり、これにより「契約者はいつでも自由に保険を解約できる」と決められています。
またこれにより、営業担当が無理な引き止めや契約に関することに口を出すことも、違反と見なされてしまう可能性もあります。
保険料を支払っているので最低限の加入期間がない
保険には、最低限この期間加入しなくてはいけないという決まりがありません。
これは保険料を支払っており、自由に契約期間を選択することができるからです。
期間が決められていないので、例え加入後すぐに保険を解約しても、契約者がペナルティを受けることはないのです。
加入後すぐに保険を解約すると、違約金など何らかのペナルティが発生することを心配する人もいるでしょう。
しかし保険法により、いつでも自由に解約できる権利があるということを知っておくと、心配することなく解約を申し出ることができます。
保険を解約するときの注意点
保険を解約するにあたり、ペナルティがを受けることはありませんが、全くデメリットなく解約できるというわけではありません。
保険を解約することで起こり得るデメリットを知らずに、解約後困ってしまうという事態をなくすためにも、解約前にデメリットを知っておく必要があります。
ここでは、保険を解約することで受ける可能性のあるデメリットについて紹介します。ぜひ参考にしてください。
次の保険に加入するときに再度告知審査を受ける必要がある
保険を解約しても全く保障がないというのは心配ですよね。
人によっては違う保険に加入するために、解約するという人もいます。
しかし新たな保険に加入するためには、再度健康告知審査を受ける必要があります。
健康告知審査とは、保険の加入に際して年齢や職業だけでなく、現在と過去の病歴や通院歴、薬の服薬状況などを詳しく保険会社に告知することです。
健康告知は保険会社の書類に記入したり、健康診断の結果を提出する必要があるなど、手間と時間がかかります。
この健康告知を再度受ける必要があるというのも、保険を解約し新たな保険に加入するデメリットと考える項目の1つです。
終身保険を解約してしまうと解約返戻金で元本割れするかも
契約している保険が終身保険の場合、解約すると解約返戻金があります。
この解約返戻金は契約した時期や内容にもよって違いますが、払込期間終了前の解約であると支払った保険料の総額よりも下回る金額しか受け取れない元本割れの可能性があります。
まとまったお金が必要だからという理由で解約しても、元本が下回ってしまうと損をするためデメリットとなることを覚えておきましょう。
保険の営業に解約を止められることがある
保険を解約しようとすると、担当の営業から引き止められることがあります。
中にはしつこく引き止めてくる営業もいるので、面倒だと感じることもいます。
なぜ営業がしつこく解約を止めるのかについては次でお話しますが、人によってはこれがデメリットとなってしまうこともあるでしょう。
保険を1度解約してしまうと、もとに戻すことはできません。
しっかりとデメリットを理解したうえで、適切なタイミングに解約をすることがおすすめです。
日本生命の保険を解約してペナルティが発生するのは営業側
日本生命では、保険を解約することで契約者ではなく営業担当がペナルティを受けます。
営業が受けるペナルティには、金銭的なペナルティや出世等の人事的なペナルティがあります。
金銭面でのペナルティは、新規保険契約時に受け取ったインセンティブやボーナスの返還を求められます。
人事的な部分では、査定に影響が出ることで出世に響くこともあるようです。
査定は給与やボーナスにも影響するので、営業としてはなんとしても回避したいと考え、引き止めることにつながります。
多くの場合、このようなペナルティは2年以内の早期解約で受けることが多いのですが、その理由は契約時に無理な勧誘など、営業や提案が適切ではなかったのでは？と判断されてしまうからです。
このような理由から、2年以上経った契約については、しつこい引き止めは減るでしょう。
日本生命の保険をスムーズに解約するなら直接保険会社に連絡しよう
日本生命の保険を解約するための手続き方法がわからないという人もいるのでは？難しい手続きではありませんが、具体的な流れを知っておくとスムーズに進みます。
日本生命の保険を解約するためには、まずニッセイコールセンターに連絡をし、解約したいと伝えましょう。
もちろん営業に連絡を入れても良いですが、引き止められてしまうとなかなかスムーズに進まないので、コールセンターがおすすめです。
連絡を入れると日本生命から解約手続き書類一式が送られてきます。
送られてきた書類を確認しながら、書類を揃えて必要事項に記入し返送します。
返送された書類を日本生命で確認し、解約の承認が下りれば解約手続きが終了します。
難しいことはありませんが、必要事項に記入ミス等があるとスムーズに解約が進まないので、わからないことや質問があれば遠慮なく連絡をしましょう。
他の保険を検討しているなら保険のプロに相談するのもあり
保険を解約したい理由には、保障内容に不満がある・保険料の負担が大きいなどがよく聞かれます。
もちろん日本生命で見直しても良いですが、他の保険会社の保険商品が気になる人は、保険相談窓口などにいる、保険のプロに相談するのもおすすめです。
保険相談窓口では、取扱いのある保険であれば会社を問わず紹介してくれます。
また保険だけでなく、お金に関することをトータル的に相談に乗ってくれるところもあるので、ライフスタイルやマネープランに応じた適切な保険の提案を受けられます。
特定の偏った保険提案ではなく、本当に必要な保障をわかりやすく提案してくれるので、無理なく保険に加入することができるでしょう。
日本生命の保険を解約するなら解約時のデメリットも把握しておこう
日本生命で保険を解約することで、契約者がペナルティを受けることはありません。
しかし契約している保険の内容や時期によっては、デメリットもあるということをきちんと理解しておくことが大切です。
保険を解約するときは、そういったデメリットを考慮したうえで手続きを進める必要があります。
また保障内容など加入している保険に不満がある時は、保険相談窓口などを利用して自分に最適な保険を見るけられるようにしましょう。
