生命保険や医療保険に加入する際には、できるだけ保険金支払がスムーズに行われる保険に加入したいですよね。
これからライフネット生命の保険に加入を検討されている方で、「ライフネット生命の保険について調べて居たら不払いの話が出てきて、本当に加入していいのか」と不安に感じているかもしれません。
折角保険に加入するのに、保険金の支払いが受けられないのは不本意ですから、加入前に実態を知っておきたいところですよね。
今回はライフネット生命の保険金・給付金支払の実態について調査し、不払いの噂について徹底的に解説していきます。
目次
ライフネット生命はネット販売専門の保険会社
そもそもライフネット生命は、インターネットでの保険販売をメインに扱う保険会社です。
通常生命保険や医療保険に加入する際には、営業や専用窓口で保険の約款についての説明を受けた後に加入するのが一般的です。
しかしネットから保険に加入するとなると、契約内容を自分で確認して同意したうえで手続きをすすめますので、自分の責任で約款を確認していく必要があるのです。
ネットからの保険加入は、営業との面倒くさい駆け引きがないぶん、気軽に手続きを進められることで人気を集めています。
ライフネット生命では、ネットでの保険販売のほかにも、以下の特徴があります。
保険料の詳細公開を行っている
ライフネット生命は保険料に手数料分がどの程度含まれるかなど、保険料の詳細内訳を公開し、制度の透明化を図っています。
生命保険会社に支払う保険料には、純粋に保障として支払う分と、保険会社に支払う手数料分が分かれています。
他の保険会社では、加入者が支払っている保険料の何%が保険会社の手数料として徴収されているのか、公開していないことがほとんどです。
ライフネット生命では公式サイト上で、保険料に何円手数料が含まれているのかを一覧表で後悔しています。
「付加保険料」の項目を見れば、どの程度徴収されているかが一発でわかります。
保障内容がシンプル
ライフネット生命はインターネット上で保険加入手続きを進める観点の元、保障内容をシンプルに設定しています。
通常営業からの提案を受けるのが一般的ですが、保障内容をあえてシンプルに設定することで、加入者が保険を比較する手間を省いているのです。
加入者の手間を省く心も見もなされているので、安心です。
同性パートナーを受取人に指定できる
ライフネット生命は、定められた一定の基準を満たす同性カップルであれば、保険金の受取人を指定できるようになりました。
LGBTなど性の多様性が叫ばれる中で、なんと2015年にこの試みをスタートしました。
同居期間など一定の条件を満たせば認定を受けられますので、他の保険会社で同性のパートナーの保険加入を断られた方でも、安心して加入できる可能性が高いです。
ライフネット生命に不払いはある?実態を調査
保険加入手続きの簡素化や時代に合わせた試みを行うライフネット生命ですが、ネット上で評判を検索してみると「不払い」と表示されることもあります。
ライフネット生命の保険金・給付金支払について調査したところ、不払い問題が発生したとの情報は見当たりませんでした。
ライフネット生命の保険金・給付金支払の口コミを確認してみると、以下2つの声に分かれていました。
保険金の支払いがスピーディとの声が多い
ライフネット生命の保険金・給付金の支払いについては、支払がスピーディとの声が多くみられました。
ライフネット生命では、スマホやインターネット上から保険金や給付金の請求手続きが可能です。
保険金の申請時には、気が動転しているあるいはすぐにお金が必要なこともあり、迅速な対応が求められることがほとんどです。
申請からすぐに振り込まれたとの声もありますので、不払いが起きているとは考えづらいでしょう。
明治安田生命に給付金請求して2ヶ月経つけどまだ調査完了の連絡がない
そもそもその調査の原因自体、契約から5年経過してるから瑕疵責任期間が終了してるんで無意味なんやけども
ライフネット生命は同じ診断書ですぐに給付金支払ってくれたんやが( ・᷄ὢ・᷅ )— 山田花子 (@gon_10oct) September 4, 2020
ライフネット生命の保険金支払いまでのスピーディさが予想を超えている件。四年前の出産のときよりさらに請求手続きが簡単になった気がする。帝王切開で入院1週間なんてかなりテンプレだろうから、ホントに手のかかる案件だけに人手をかけて処理してるんだろうな
— みりん (@mirin_dogwood) May 10, 2018
ライフネット生命の給付金請求はスマホでめっちゃ簡単だったな
— 21世紀中年 (@ss_satoshi) July 18, 2017
先日の大腸ポリープ切除→入院で、ライフネット生命に保険金請求すべく、マイページにログインして質問に答え(チェックボックス、ちょこっと入力)、診療明細書と領収書をスキャンして画像送信(マイページからアップロード)したら、2日後に給付金振り込まれた。請求方法と迅速対応ぐっときた。
— 芦塚 (@kawatarou) March 22, 2019
保険金支払いを断られたという人もいる
ライフネット生命に保険金を請求したにもかかわらず、保険金の支払いを断られた人も一定数います。
所定の手続きを踏んだにもかかわらず、支払を認められずに不払いを受けたと感じている方も多いようです。
給付金対象と考えていたものが断られるなど、予想外の対応に困惑している声も見られます。
加入してるライフネット生命の終身医療保険、骨髄ドナーになった場合の入院手術に給付金つかないようだ。新参にはつくらしいが古参はダメらしい。アホらしいから解約かな。
— nipotan (谷口公一) (@nipotan) December 26, 2020
パートナーに万一の財産を残すには、投資信託+掛け捨て死亡保険と、変額保険と、どちらが税金も考慮して勝っているのかを3時間くらい調べ続けている。
その過程でライフネット生命の保険金支払い拒否割合が15%でワーストというサイトを見つけて驚愕している。— G-life@Tokyo (@TeAmo1776832) July 20, 2020
ライフネット生命での保険金不払いは加入者側に問題があることも
ライフネット生命での保険金不払いは、加入者側にも問題があることも多いのをご存じですか?
インターネットで加入する保険であるため、加入者側で確認すべき内容が多いことが理由として挙げられます。
よくある加入者側の問題としては、以下の5つがあげられます。
- 保険金支払条件に当てはまっていない
- 加入時に保険の約款に詳しく目を通していない
- 告知義務違反等で保険金支払い対象外になっている
- 提出した診断書に不備がある
以下で詳しく解説していきます。
保険金支払条件に当てはまっていない
保険金や給付金の支払い条件に当てはまっていない状態で、保険金を申請しても支払いは受けられません。
「入院や手術なら保険会社から保険金がおりるんだ」と安直に考えて申請した結果、条件照会で該当していないとされて支払いを断られることになります。
実は保険商品によって保険金の支払い条件の厳しさも異なりますし、保険会社によって判定基準も異なります。
ネット上で「この症状だったら基本的には支払いが受けられるよ!」との声を見つけても、鵜呑みにすべきではありません。
加入時に保険の約款に詳しく目を通していない
ネットで保険に加入できるため、加入時に保険の約款に詳しく目を通さずに、読み飛ばしている人もいます。
約款には保険金支払を受けない条件に付いて記載されているので、読み飛ばしてしまうと重要事項に気づけないまま保険金支払を請求してしまうという流れです。
保険の約款に詳しく目を通していないことで、ただ保険会社に書類を送るだけになってしまいます。
告知義務違反等で保険金支払い対象外になっている
ライフネット生命に加入時に告知している内容と、実際の通院状況などが異なり、告知義務違反と認められる場合には、保険金支払対象外になります。
冒頭でも紹介した通り、ライフネット生命はインターネットで保険に加入できるため、告知内容もすべてネット上で行います。
自分で把握している内容と、医療機関等に記録されている内容が異なることもあります。
保険金申請時にそれらが露呈して、告知義務違反のペナルティとして保険金支払がおこなわれないほか、保険の加入継続も難しくなってしまいます。
提出した診断書に不備がある
保険金の請求の際には、保険会社に対して診断書を提出する必要がありますが、内容に不備がある場合はもちろん保険金の支払いは受けられません。
医師に診断書の用途を伝えて居なかったり、内容がおざなりになっていて、支払い対象として認定を受けられないことが主な要因です。
診断書は医師にしか作成できない書類のため、保険金の支払いを左右する重要な材料になります。
保険金の支払いをスムーズに進める3つのポイント
上記の内容を踏まえて、保険金の支払いをスムーズに進めるには、以下の3つのポイントを踏まえておきましょう。
- 請求時の診断書作成を詳細に行う
- ネット保険ならわからないことはコールセンターに問い合わせる
- 保険の保障内容を事前に確認する
以下で詳しく解説していきます。
請求時の診断書作成を詳細に行う
保険金請求があらかじめわかっているのであれば、保険金請求時の診断書作成を詳細にするように、医師に伝えておきましょう。
医師の診断書作成は無料ではなく、簡易的なもので2000円程度、保険会社に提出するもので5000円近くかかります。
一度保険会社に診断書を突き返されて再度医師に作成してもらうのは、時間もお金もかかります。
事前に医師に「保険金の請求で利用するので、詳細に内容を記入してください」と伝えておきましょう。
ネット保険ならわからないことはコールセンターに問い合わせる
ライフネット生命はネット型の保険のため、手続きに関してわからないことは自分で調べるほかありません。
聞くのが面倒くさいからと自己判断で手続きを進めるのではなく、コールセンターに問い合わせて保険会社の判断をあおぎましょう。
コールセンター側もプロですので、わからない内容をきちんと教えてくれますし、できる範囲でのサポートをしてくれます。
また保険金請求に関しては、ライフネット生命で手続きに関するQ&Aも掲載されています。
わからないことは適宜聞くことをきちんと心がけていきましょう。
保険の保障内容を事前に確認する
保険金の請求前には、約款や支払い条件を確認して、本当に請求行為を行ってもいいのかを事前に確認しておきましょう。
条件に当てはまっていないのにもかかわらず、頬献金の請求をおこなっても、時間の無駄になってしまいます。
保険証券や公式サイトに掲載されているpdf等を参照に、条件を事前に確認しておくことをおすすめします。
保険金支払いで不満を出さないためには定期的な保険の見直しも重要
保険金支払で不満を出さないためにも、定期的に保険の見直しをおこなうことも重要です。
保険加入時にきちんと保障内容を確認していても、人間は忘れる生き物ですから内容が頭から抜けてしまうことも多いです。
またみなさんが時間の経過に応じて給料や生活の質が向上していくように、保険の保障内容もそれに合わせて変化していきます。
保険を放置していて必要な保障を得られなくなっては、意味がありません。
保険金支払いで損をしないためにも、定期的に保険の見直しは進めていきましょう。
ライフネット生命の保険金請求時には重要事項をきちんと確認しよう
いかがでしたか?
ライフネット生命では保険金の不払い問題は起きておらず、逆に保険金の支払いがスピーディとの声も見られます。
しかしネット型保険であるため、保障内容をよく確認していないがために、保険金の請求条件に当てはまっていないこともあります。
保険金請求時には約款等をきちんと確認して、不備がないかを事前に確認しておくことをおすすめします。