家や土地など、不動産を所有していると必ず支払うのが固定資産税です。
金額が多いと「クレジットカードで支払いたい」と考えることがある人もいるのではないでしょうか。
実は2016年の税改正以降、固定資産税をクレジットカードで支払えるようになりました。
そこでこの記事では、納付方法やメリットを詳しく解説します。
目次
固定資産税はクレジットカードで支払い可能!
固定資産税は、長らく納税通知書が到着後に現金で払うこと仕組みでした。
金額が大きくなると「クレジットカードで支払えたらな」「現金で払うのが面倒だな」と感じていた人もいるのではないでしょうか。
しかし2016年の税改正によって、固定資産税を含む国税や地方税はクレジットカードで支払えるようになりました。
地方自治体によっては、まだ対応していない場合もあるため確認が必要ですが、数多くの自治体でクレジットカードでの納付が可能となっています。
固定資産税をクレジットカードで支払うメリット
固定資産税がクレジットカードで支払えることはわかりました。
今まで現金で払うことに不便さを感じていなかった人にとって、固定資産税をクレジットカードで支払うメリットは何なのか疑問に感じている人もいるでしょう。
そこでここでは、固定資産税をクレジットカードで支払うメリットを紹介します。
インターネット上で簡単に手続きできる
固定資産税をクレジットカードで支払う方法にも、メリットがあります。
クレジットカードでの納付は、インターネット上で誰でも簡単に手続きでき、24時間いつでも可能となっています。
そのため「忘れていた」と気づいたタイミングですぐに納付ができるのは、大きなメリットの一つとなっています。
クレジットカードのポイントが貯まりやすくなる
クレジットカードのポイントは、固定資産税の納付でも貯まります。
これもメリットの一つでしょう。固定資産税が10万円として還元率が1%の場合、1000円分のポイントが付きます。
現金で払っているとつかないポイントも、クレジットカードで支払うことによってポイントが付きお得になるのは、大きなメリットと言えます。
税金を支払った履歴が管理しやすくなる
クレジットカードで納付することによって、税金を支払った履歴がわかりやすく家計管理もしやすくなります。
クレジットカードには利用明細があるため、いついくら支払ったのかがすぐにわかります。
また生活費をクレジットカードで支払っていれば、家計管理が一元化でき管理しやすくもなります。
このようなメリットも、クレジットカード支払にはあります。
時間帯関係なくいつでも支払える
クレジットカード納付は、時間や休日に関係なく24時間いつでも支払えるのもメリットです。
納税書は、役所やコンビニなどで支払えますが、わざわざ足が向かない・面倒だという人もいるでしょう。
そんなときにクレジットカード払いであれば、夜中でも休日でも支払えるため出かけて支払う必要がありません。
クレカ機能で分割払いも対応してくれる
固定資産税を納付書で納付する場合は、原則一括です。
そのため金額が大きいと、支払が家計を圧迫してしまい困っている人もいるでしょう。
そのような人にもクレジットカードで支払うのはメリットです。
クレジットカードで支払ったあと、分割払いに変更でき無理なく支払えます。
現金ではできない支払方法ができるのは、クレジットカードを利用するメリットの一つです。
現金が手持ちになくても安心
固定資産税には納付期限があるため、そのタイミングで現金がないと支払えません。
そこでクレジットカードで納付すれば、口座引落までに現金を用意し入金しておけば問題ないため、手持ちの現金がない人も納税可能です。
「月末なら支払えるのに」など、納付期限に間に合わない人でも遅れることなく支払えるのは、メリットの一つなのではないでしょうか。
クレジットカード払いと現金払いどっちが節約できる?徹底比較検証します
固定資産税をクレジットカードで納付するデメリット
固定資産税はクレジットカードで納付できること、メリットがたくさんあることを解説しました。
ポイントが貯まる・分割にもできる・手持ちがなくても支払えるなど、良い部分もたくさんあり「今度からクレジットカードで納付しよう」と考える人もいるでしょう。
しかしデメリットもあるため、それを知ってから利用するかを検討するのがおすすめです。
ここでは、固定資産税をクレジットカードで支払うデメリットを紹介します。
納税証明書が手に入らない
納付書で固定資産税を支払った場合領収書が受け取れますが、クレジットカード払いだと受け取れません。
また納税証明書を発行してもらうためにも、日数を要することがあります。
すぐに納税証書や領収書が必要な人にとって、これは大きなデメリットの一つです。
また納税証明書を発行するのにも手数料がかかってしまうだけでなく発行されるまでに10日程度かかるため、すぐに提出する必要があるなどの場合にはクレジットカードではなく現金での納付を選択してください。
自分でいちいち手続きする必要がある
工程資産税をクレジットカード支払いするためには、自分で手続きをする手間もかかります。
納税方法はインターネットで納税サイトにアクセスし、納税情報やカード情報など入力して決済に進みます。
しかしこれは継続ではなく、支払う度に入力が必要で手間となってしまうでしょう。
もし忘れてしまいそうなど不安から継続して支払いたい場合には、口座振替で登録しておくのがおすすめです。
納税が確認されるまで時間がかかる
クレジットカードで固定資産税を支払った場合、納税が確認されるまで時間がかかってしまうのもデメリットの一つです。
納税確認が取れるのは、支払い手続きが完了してから約10日程度かかってしまいます。
この確認が取れないと、納税証明書の発行ができないため、急いでいる人はクレジットカード払いのおすすめはできません。
利用限度額をオーバーしてしまう可能性がある
クレジットカードには、利用限度額があるため固定資産税の金額が大きいと利用限度額をオーバーしてしまう可能性があります。
当たり前ですが、限度額がオーバーしていると固定資産税は支払えません。
またクレジットカードで納税できる金額は、地方自治体によって異なりこれをオーバーしていてもクレジットカード払いができません。
限度額があるために支払えない可能性があるのも、大きなデメリットとなっています。
クレジットカードで固定資産税を納付する方法
クレジットカードで固定資産税を支払う、メリット・デメリットがわかりました。
両方を知ったうえで、クレジットカードで支払うことに決めることが大切です。
そこでここからは、固定資産税をクレジットカードで納付する方法を紹介します。
税金納付用ホームページにアクセス
最初に税金納付用ホームページにアクセスします。
クレジットカード納付に対応している自治体では、納税専用サイトへのリンクか「モバイルレジ」と呼ばれるアプリが設置されています。
税金納付用ホームページにアクセスすると、納税したい税金が選べるので固定資産税を選んでください。
通知書に記載されている内容に従って納付手続きを進める
税金納付用ホームページで固定資産税を選んだら、納税通知書に記載されている納付書番号と確認番号を確認し入力します。
入力後に「納付情報照会」をクリックすると、納税する金額が表示されます。
金額があっていれば、決済に必要なクレジットカード情報を入力し決済をクリックすれば手続き完了となります。
注意!固定資産税以外で納付できない税金もある
固定資産税はクレジットカード納付できることはわかりました。
しかし全ての税金がクレジットカード納付に対応しているわけではなく、対応できないものもあります。
対応できるものは自治体によっても異なるため、クレジットカード納付に対応している税金の種類を調べてから支払うことを検討してください。
クレジットカードを利用して固定資産税をお得に支払おう
固定資産税は、クレジットカード納付に対応していること、メリット・デメリットとその方法を紹介しました。
クレジットカード納付に対応している自治体も種類も年々増えており、利用しやすくなっています。
クレジットカードで支払えば、ポイントが貯まる・分割で支払えるなどのメリットがありました。
もちろんメリットだけでなくデメリットもあるため、利用を検討する際には慎重に行ってください。