火災保険で落雷で壊れたインターホンは修理できる!条件と注意点を解説します

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季節の変わり目には大気の状態が不安定になりますから、急な大雨や激しい落雷に見舞われることもあります。

地域によっては近所に落ちたり落雷によって停電が起きたりすることもあります。

やっと復旧したと思ったら「あれ?インターホンが壊れて使えない…」なんて状態に陥っている方もいることでしょう。

インターホンがなければ来客に気づけませんし、防犯上誰が来ているのかもわかりづらいですよね。

実は落雷で壊れたインターホンでも、皆さんが加入されている火災保険を活用すれば修理できる可能性があるんですよ。

そこで今回は落雷で壊れたインターホンを火災保険で修理するための条件と注意点、請求方法までまるっと紹介していきます。

火災保険で落雷で壊れたインターホンは修理可能

火災保険は名前に火災とついていますから、家が燃えたときにしか保険金を請求できないと思われがちですが、落雷でインターホンが壊れたとしても保険金を請求できます。

以下で理由を解説していきます。

インターホンは建物の設備の一部として認められるから

インターホンは電気で動いているため、電化製品のくくりとして考えられることが多いのですが、火災保険の定義上はインターホン=建物の設備の一部として認識されます。

火災保険では主に建物に保険を掛けることが多いため、建物設備の一部として認められるインターホンも同様に補償対象内として認められるのです。

ただし建物の設備の一部として認められるのは、壁にボルトなどで強固に固定されているもののみになりますので、取り外し可能なものや壁に立てかけられているテレビは保険会社に対象になるかを相談しましょう。

火災保険の「火災」保障で落雷の被害は補償できる

火災保険では火災以外の災害でも保険を活用できます。

火災保険の基本補償である「火災」の中に落雷の被害補償が含まれていますので、火災保険に加入していれば特約等必要なく保険金を請求できます。

ただし保険会社によって適用範囲が異なったり対応が異なるころもありますので、要注意です。

落雷で壊れたインターホンを火災保険で修理する3つの条件

落雷で壊れたインターホンを火災保険で修理するには、以下3つの条件を把握しておく必要があります。

  • 火災保険に「建物」保障が付帯されている
  • 免責金額以上の損害が発生している
  • インターホンの故障が経年劣化ではない

以下で詳しく説明していきます。

①火災保険に「建物」保障が付帯されている

火災保険の補償対象が建物を含んでいることが第一条件です。

基本的に一戸建てに住んでいる方は建物に補償をかけていることが多いでしょうが、賃貸契約されている方や保険料を安くする目的で保険をかけていない方も中に入るかもしれません。

保険の原則として保障がかけられていないものに対しては保険金が支払われない仕組みになっていますから、加入している火災保険に「建物」保障が付帯されているかをしっかり確認しましょう。

②免責金額以上の損害が発生している

火災保険などの損害保険では加入時に免責金額を設定し、保険金支払い時の負担割合を決定します。

火災保険では調査後に査定された保険金額から免責金額を引いた金額を実際に振り込んでもらえるシステムになっていますから、保険金申請する損害が免責金額以上でなければ相殺されてしまいます。

保険会社側は免責金額を設定することで費用負担を軽減できるほか、保険金詐欺を防ぐことができます。

金額を高く設定すればするほど、月々支払う保険料が安くなりますので経済的ではあります。

しかし保険料を目的に保険金申請をしすぎてしまうと損害額が免責金額を超えづらくなってしまい、保険金がなかなか受け取れないあるいは必要なタイミングで必要な金額が手に入らないなんてこともあります。

③インターホンの故障が経年劣化ではない

インターホンは家の内側と外側にありますから、、外側の機材は常に外の気候にさらされ続けるため劣化が早くなります。

インターホンの故障が経年劣化であると認められると、災害による被害ではないと判断されてしまうため保険金が下りません。

落雷前から調子が悪い場合には、保険金申請が通らないこともありますので、日ごろからしっかり管理しておくことg亜重要です。

火災保険でインターホンを修理する際の注意点

火災保険の適用条件に含まれているとしても、以下の注意点を把握していなければ「あれ?思ったのと違う…」なんてことにもなりかねません。

皆さんが落雷で壊れたインターホンを修理する際に注意すべきポイントは以下の3つです。

  • 保険金支払い方法によっては時価払いになる
  • 壊れてから3年以内に保険金申請する必要がある
  • 落雷の被害を証明する書類が必要になる

以下で詳しく解説していきます。

保険金支払い方法によっては時価払いになる

火災保険では損害の程度によって保険金の支払い方法が変わります。

修理の場合は業者から得た見積もりを元に、どれだけの費用が必要になるかを計算し、免責金額を差し引いた額が振り込まれます。

一方で損害の程度がひどく買い替えが必要な場合には、時価払いと再調達価額に基づく支払いの2パターンがあります。

契約時には保険金支払い時に買い替えが必要になった場合に、上記2つのうちから支払い方法を選びます。

時価払いは壊れた当時のインターホンの価格に基づいて保険金が支払われることになります。

一方で再調達価額の場合は新品を購入するときと同じ金額で保険金が支払われることになります。

時価払いを選択してしまうと、購入してから年月が経っているインターホンの場合最新式のものに買い替えるために、自己負担額が多く生じてしまう可能性があります。

支払い方法選択を把握してないと、思ったような金額の保険金が受け取れない可能性がありますので、注意が必要です。

壊れてから3年以内に保険金申請する必要がある

火災保険の保険金適用には時効が生じることを皆さんはご存じでしょうか?

火災保険では損害が発生してインターホンなど補償対象が壊れてから、3年以内に保険金申請する必要があるんです。

「すぐに直す必要がないから放っておいたけどやっぱり火災保険の保険金で修理しちゃおう」と考えても、壊れてから3年以内に保険金申請しないと請け合ってもらえない可能性があるので注意が必要です。

また時間が経過すればするほど、落雷による被害との関連性を証明しづらくなってしまいますので、直す気があるのならば早く対応してしまうほうが得策です。

落雷の被害を証明する書類が必要になる

火災保険会社に「落雷の被害で壊れました」とただ申告しても取り合ってもらうことはできません。

住んでいる地域で落雷が発生したことが証明できる書類が必要になりますので、注意が必要です。

気象庁が発表している観測結果や天気図、電気会社からの停電証明など公的機関から発行されている書類の提出が求められることもあります。

実は火災や水害などの災害においては公的機関からの罹災証明書が発行されるのが一般的なのですが、落雷に関しては災害としては認識されずに公的機関からの証明が発行されないんです。

自身でインターホンの故障と落雷の関連性を示す書類を探す手間も生じることは、覚えておきましょう。

落雷が発生したら他の電化製品の故障も確認しよう

落雷でインターホンが壊れる仕組みは電力サージと呼ばれる、落雷によって発生した電気エネルギーが電線などを伝って家庭内の電化製品に流れ込む現象がもとになっています。

そのため落雷でインターホンが故障したと思ったら、他の電化製品の故障も同時に疑うようにしましょう。

特に精密機械であるパソコンやエアコン、テレビなどが被害に遭いやすい傾向にあります。

また常にコンセントに接続されている電化製品も同様に、落雷による大規模な電流の流入の負荷がかかる恐れがあります。

インターホンを修理するために火災保険会社に保険金請求をするまえに、他の電化製品に支障は出ていないかを全て確認しておくようにしましょう。

以下の記事で夏場に大切なエアコンが落雷で壊れたときの、火災保険での対処法について解説していますので、参考にしてみてくださいね。

落雷でエアコンが故障!火災保険で保障できる?

壊れないためには雷が鳴った時点でコンセントから抜いておく

「保険会社に保険金請求するのが面倒くさい!」という方は壊れないために雷が近くでなった時点で、主要な電化製品のコンセントを抜いておくことをおすすめします。

コンセントの内部にある電流を通じて、雷による被害を受けることになりますので、大元から絶ってしまうことが一番の回避策です。

ただし冷蔵庫やパソコンなどは中に入っている生鮮食料品や保存必須の文書がありますから、コンセントを抜かない方がいい場合もあります。

家電製品は家財保険の補償対象に含まれるので注意

インターホンは電化製品ではありますが、上述したように壁にしっかりと固定されている建物の一部ですが、テレビやパソコンなどの家電製品に関しては家財保険を付帯している必要がありますので、注意が必要です。

同じ電化製品でも建物と付属しているかいないかで保険が適用されるかが変わります。

家電製品の故障が気になる方は、家財保険を付帯されているかも確認しておくとよいでしょう。

落雷で壊れたインターホンを修理するために保険金を請求する流れ

落雷で壊れたインターホンを修理するために保険金を請求する流れは以下の通りです。

  1. 損害保険会社に保険金請求に必要な書類を請求する
  2. 保険金請求に必要な見積もり書類を作成する
  3. 保険会社に請求書類を返送する
  4. 場合によって調査員の現地調査
  5. 被害状況に応じて保険金が支払われる

保険金を請求するには所定の書類が必要になりますので、保険会社に連絡して書類を届けてもらうように申請しましょう。

保険会社から書類が届いたら修理会社に依頼して、被害状況の査定や見積もり書類を作成してもらいましょう。

被害状況説明書類や保険金申請書類などをまとめて保険会社に返送後、場合によって調査員による現地調査が行われます。

被害状況が申請内容と相違ない場合に、査定保険金額から免責金額を差し引いた金額が支払われます。

保険金申請時にはインターホンの故障状況を写真で撮影することもありますので、詳細に撮っておくとよさそうです。

火災保険を上手に活用してインターホンを修理しよう

いかがでしたか?

最近ではいきなり雷雨に見舞われることもありますから、停電や落雷で電化製品が損害を受ける可能性は十二分にあります。

特にインターホンは防犯上も生活上も重要な設備ですから、壊れたらすぐにでも修理したいですよね。

火災保険の火災補償を活用すれば、落雷によって生じた損害を補償してもらうこともできますが、一定の条件や注意点を把握してから申請する必要がありますので、注意が必要です。

また落雷ではインターホンだけではなく他の電化製品も被害に遭っている可能性がありますので、同時に確認しておくとよいでしょう。

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