家計管理をしっかり行い節約に繋げたいけど、実際に何をすればよいかわからないという人もいます。
やり方だけでなく自分に合った家計管理・節約方法を知り、なるべくストレスなく実践すると継続しやすくなります。
そこでこの記事では、家計管理で何をすればよいかわからない人に向けた対処法や、始める際の注意点を解説します。
目次
家計管理を始めるならどの方法で管理 するかを決めよう
節約するためには、毎日・毎週・毎月の収支をきちんと把握し、無駄をなくすことが大切です。
そのためには家計管理を徹底して可視化する必要があります。
そんな家計管理方法にはいくつかの選択肢があり、自分がやりやすい方法で行うのがおすすめです。
まずは家計管理方法の種類から、どれを選ぶかを決めることが第一歩です。ここではよくある家計管理方法を紹介します。
家計簿管理
家計管理をする方法で、多くの人がイメージするのが家計簿管理なのではないでしょうか。
毎月何にいくら使っているのかを把握しやすくなり、無駄を見つけやすくことについては、家計簿管理が一番と言っても過言ではありません。
毎日家計簿をつける習慣が身につくまでは大変ですが、最近はクレジットカードや銀行口座と連携し、自動的にアプリに入力される便利なものがあるので、そちらを利用するのもおすすめです。
袋分け管理
袋分け管理とは、生活費の中でも変動費に分類されるものを細かく分け、それぞれの予算を決めたうえで、項目ごとに袋に入れてそのお金で一か月やりくりする方法です。
給料日にまとめて下ろして袋に予算となるお金を入れたら、あとはそのお金でひと月過ごすため、ATMに行く手間や使いすぎ防止になる家計管理方法として、活用している人がたくさんいます。
予算決めや見直しなどの手間はありますが、お金を下ろして振り分けてしまえばあとはその範囲内で使うだけなので、家計簿が苦手な人も継続しやすい方法となっています。
共用口座で使うお金を適宜管理
夫婦で共有口座を作り、そこに生活費を入れてそこから生活にかかるお金を適宜下ろして使う方法もあります。
この方法のメリットは、共有口座なので夫婦それぞれがいつでも残高を確認でき、必要に応じてそれぞれが自由にお金を使えることです。
相手の使途不明金などがあると問題に発展してしまう可能性もありますが、事前にきちんと報告しておけば相手にお金をもらう手間が省け管理しやすい方法といえます。
家計管理で何をすればいいかわからない人向けの対処法
家計管理におすすめの3つの方法を解説しました。
それぞれの方法がどのようなものかはわかったけど、そもそも家計管理とは具体的に何をすればよいかわからず悩んでしまっている人もいるのではないでしょうか。
方法はわかっても、その具体的な始め方・進め方を知らなければ、何から手を付けていいかもわからず、家計管理が失敗に終わってしまう可能性が高くなります。
そこでここでは、家計管理で何をすればよいかわからない人向けの対処法を解説します。
何から始めればいいのか、どのように進めればよいかわからない人は、ぜひ参考にしてください。
家計で何を節約したいかを決める
まず家計管理をして何で節約したいかを決めてください。
決める際には、ひと月当たりの項目ごとにどのくらい支出があるのかを把握し、一番無駄が出やすいものを選ぶのがおすすめです。
家計管理・節約初心者が一番取り組みやすいのが、食費と日用品費です。
もちろんライフスタイルや家族構成によっても節約ポイントは変わってくるため、一概にこの項目の節約してくださいとは言えません。
あくまでも現在の家計を把握し、自分が何を節約したいのか・どれならしやすいのかで決めてみてください。
家計簿を継続して付けられる性格かを判断する
家計管理において家計簿の存在は非常に重要です。
しかし家計簿は継続して付けていかないと、家計のミエルカはできません。
継続して家計管理に役立てられるかは、性格の向き不向きがあります。
そのため自分が家計簿を継続して付けられるか、性格の面から判断することも大切です。
向いていないと家計簿を付けることを負担に感じてしまい、家計管理自体が嫌になってしまうこともあります。
しっかり家計管理をして節約を長く続けるためにも、家計簿に向いているのかを見極めて取り入れるようにしましょう。
クレジットカードや電子マネーで使うお金を把握しておく
近年は、クレジットカードや電子マネーを使ったお会計「キャッシュレス」が当たり前になりつつあります。
クレジットカードや電子マネーは、お金に触れずに安心・スムーズにものが購入できるだけでなく、それぞれのポイントなども貯まりお得に買い物ができるメリットがあります。
しかし現金が減らないことでつい使いすぎてしまうデメリットが心配です。節約する上で使いすぎや何に使ったかわからない状況は良くなく、クレジットカードや電子マネーにはその心配があり不安な人もいるでしょう。
そのような人は、月にいくらまでキャッシュレスで購入するのか決めて、把握することが大切です。
クレジットカードを電子マネーやチャージ型のものに変えて、あらかじめ予算をそこに入れておくのも有効な手段の一つです。
クレジットカードの場合は、使う店舗を決めるなどいくら使ったのかをすぐに把握できる状況を作っておくようにして利用してください。
家計簿アプリを使って簡単に家計管理
家計簿を継続して付けていけるか不安な人は、スマホアプリにある家計簿アプリの利用がおすすめです。
最近の家計簿アプリでは、銀行口座やクレジットカード情報を入力しておくと、自動で使ったお金を記入してくれるので、つい入力を忘れてしまう人も漏れがなく続けやすくなっています。
簡単に手間をかけずに家計簿を付けられる家計簿アプリを活用するという対処法で、家計簿をつけてみても良いでしょう。
直近で使ったお金を計算して支出を把握
家計管理を始める前には、直近で使った固定費や変動費などすべてのお金を計算して、現在のひと月当たりの支出額を把握してください。
支出額を把握できていないと、何にお金を使っているのかわからず無駄使いを減らせません。
まずはお金の流れを可視化して、自分の必要な支出と無駄な支出を見つけることから始めてみてください。
やりくりできる限界に挑戦してみる
どの金額くらいまで下げてもやりくりできるのか、自分の限界に挑戦してみるのも対処法の一つです。
いくら頭で考えていても実際にやってみないことにはわかりません。
まずは前月の支出額を見て、このくらい節約できると思った金額から始め、成功すれば次月はもうちょっと下げてみると限界が把握できます。
このようにして、自分に最適な節約金額を見つけてみてください。
1週間で使えるお金を決めてみる
いきなり1ヶ月のお金をマルっと袋や財布に入れてしまうと、それまでの感覚でお金を使ってしまい足りなくなってしまうこともあります。
このような場合の対処法としては、まずは1週間で使えるお金を決めて、それを袋や財布に入れて使っていくのが良いでしょう。
1週間で使える金額を決めることで、その範囲内で生活するようになり結果的に1ヶ月の予算内で済ませられます。
小さな積み重ねで大きな節約になるように、いきなり長い期間で使えるお金ではなく、短期間ずつにすると家計管理しやすくなります。
家計管理を本格的に始める時の注意点
家計管理で何をすればよいかわからない人に向けて、対処法を解説しました。
まずは現在の家計状況を把握するために支出を洗い出し、無駄なポイントや節約したい項目を見つけてください。
そのあとどの方法で家計管理するのか、自分の性格を見極めて選択しましょう。
しかし実際に家計管理を本格的に始めるときには、いくつかの注意点に気を付けなければいけません。
そこでここでは、家計管理を本格的に始めるときの注意点を解説します。
最初から切り詰めすぎない
家計管理をしっかりして節約に繋げようと、最初はすごく気合が入ります。
食費など節約しやすいポイントを見つけると、すぐに大きな成果を目指して無理な切り詰めをする人もいますが、これは絶対にやめましょう。
最初から無理に切り詰めてしまうと、その生活が辛くなり節約生活が続か亡くなってしまいます。
家計管理をして節約を成功させるためには、長い時間を要することも少なくありません。
また光熱費や食費などを無理に節約してしまうと、体調を崩してしまうこともあり危険です。
まずはできることから始め、慣れてきたところで次のステップに進むようにしましょう。
変動費を大まかに決めすぎない
食費や日用品費などの変動に関して、大雑把に管理している人もいますが、そうではなくそれぞれを項目ごとに分け然り予算を決めてください。
大まかにしてしまうと「ちょっとくらいオーバーしてもいいや」となあなあになってしまい、結局予算から大きく離れてしまい節約も家計管理も失敗に終わります。
食費はいくら・日用品はいくら・娯楽費はいくらなど、細かく予算設定して守るようにしてください。
サブスクは適宜解約する
最近は動画配信サービスや食べ物など、あらゆるものに「サブスク」が誕生しています。
毎月一定の金額を支払えば使い放題など、有効に使えばとても便利なものです。
しかしサブスクの数が多くなると、それだけ支出が増えていってしまいます。
定期的にサブスクを見直し、不必要なものは適宜解約して管理するようにしましょう。
銀行口座からちょこちょこお金を引き出さない
制約や家計管理できない人の多くが、銀行口座からちょこちょこお金を引き出している傾向にあります。
これだと手数料はもちろん、足りなくなったらATMで下ろせばいいやとなり、無駄使いをしやすい状況を作ってしまいます。
ちょこちょこ引き出すのではなく、1ヶ月に必要な生活費を一気に下ろし、それ以降は特別なことがない限りATMへは行かないと決めると、節約に繋がります。
家計管理で分からないことがあればFPに相談してみよう
家計管理に関する方法や対処法・注意点を解説してきましたが、それでも「まだよくわからない」という人もいるでしょう。
そもそも支出の把握ってどうやればいいのかわからないなど、初めて家計管理してみようと思う人には疑問が多くあります。
そこで利用をおすすめしたいのが、ファイナンシャルプランナーさんへの相談です。
ファイナンシャルプランナーは、お金に関する知識を豊富に持っているので、家計管理方法の相談にも乗ってくれ的確なアドバイスをくれます。
またわからないことにも答えてくれるので、初心者は利用するべきといえます。
現在の支出から無駄を判断してくれる
ファイナンシャルプランナーは、現在の家計状況をヒアリングして、その中にある無駄を判断して教えてくれます。
どの部分が家計を圧迫しているのか、無駄な項目はないかなど、家計を把握するのが難しい初心者でもわかりやすく説明し、アドバイスをくれる存在です。
加入しているサービスを精査してくれる
サブスクや保険など、現在利用しているさまざまなサービスが本当に必要なのか、無駄がないかも精査してくれるのが、ファイナンシャルプランナーです。
必要だと思っていても、過剰なサービスになっているとその分を減らすだけでも節約に繋がります。
このような精査を専門的な知識の観点からアドバイスしてくれるので、本当に必要なものを残したまま無駄を省けるのです。
家計管理の分からないを無くして無駄を徹底的になくそう
家計管理に関するわからないについて解説しました。
老後や子どものために節約しようと思っても、何をすればいいかわからず結局何もできていないという悩みを抱える人もいるでしょう。
まずは難しく考えず、家計管理のわからないと無駄をなくし、自分ができることから始めてみてください。