海外旅行保険と留学保険の知っておくべき違いとは?補償内容や注意点について解説

海外旅行保険と留学保険の知っておくべき違いとは?補償内容や注意点について解説

【PR】保険のはてなの掲載広告について
保険のはてなは、企業とアフィリエイトプログラムを提携しております。 そのため当サイト経由で登録・利用があった場合、掲載企業からアフィリエイト報酬を受け取っております。 収益に関しましてはサイトのコンテンツ向上に使用し、より正確な情報提供を行ってまいります。

これから留学を考えている・控えている人は、海外でのもしもの場合に備えて保険に加入することを検討している方もいるかもしれません。

海外へ渡航する際に加入する保険は海外旅行保険と留学保険がありますが、双方の違いがよくわからない!なんて人もいるのではないでしょうか?

保険に加入するとやはり保険料がかかりますから、自分の留学に必要な補償だけを利用して保険料を必要最低限にしていきたいですよね。

そこで今回は、海外旅行保険と留学保険の補償内容の違いから注意点までわかりやすく解説していきます。

海外旅行保険とは

海外旅行保険とは、日本を出て海外を旅行する際に加入する保険です。

保険会社が発売している商品に加入する方法と、クレジットカードに付帯している保険を利用する方法の2つがあります。

しかしクレカに付帯している保険では、補償範囲や補償金額に限りがあります。

日本で加入せねばならず、加入時に申告した旅行期間しか保険の補償が受けられません。

しかしアメリカやフランスなどの医療費の自己負担額の高い国に渡航する際には、加入しておいて損はない保険です。

留学保険とは

留学保険とは、学生や社会人が海外留学する際に加入する保険です。

保険会社ごとの補償内容に変化はないため、比較せずに加入できます。

しかし留学先の国によっては医療費に大きな違いがあるので、滞在先の医療費によって保険を選ぶ必要も出てきます。

基本的に長期留学をする際は加入が必須になります。

海外旅行保険と留学保険は基本補償の内容に違いはない

実は海外旅行保険と留学保険の基本補償の内容は特に違いはありません。

両方の保険で補償される内容は以下の3つです。

①傷害・疾病死亡

海外に滞在中には病気やけがで亡くなってしまうことも考えられます。

保険会社に事前に申告した滞在期間中に発生した傷害・疾病で、指定期間内に亡くなってしまった場合には、この補償を適用してもらえます。

契約した補償金額を支払ってもらうことができます。

ちなみに、クレカについている海外旅行保険では傷害死亡のみが保障内容に含まれており、疾病死亡では保険金がおりませんので注意が必要です。

②傷害による後遺障害

滞在中には予測しないようなケガを負ってしまうこともあり、それによって今後一生残障害を負ってしまうこともあります。

海外滞在期間中に負ったケガによる障害も程度によって、補償金額が支払われます。

もちろん保険会社の定める条件をクリアする必要があります。

③治療・救援費用

海外で病気やケガを負ってしまった場合には、病院で治療を受ける必要がありますがすべての国が医療保険制度を導入しているわけではありません。

行く国によっては高額な医療費を請求されることもあります。

海外旅行保険や留学保険では、治療にかかった費用を実際にかかった分だけ補償してもらうことができます。

もちろん偶然予測もつかないような状況で起きたケガや病気にのみ適用されます。

海外旅行保険と留学保険の知っておくべき3つの違い

基本補償内容が一緒なら、海外旅行保険と留学保険は一緒のくくりでいいじゃん!と思う方もいるかもしれません。

実は基本補償内容が一緒なだけで、そのほかの細かい部分に決定的な違いがあるのです。

簡単にまとめると以下の3つです。

  • 補償対象になる施設の目的が宿泊か居住か
  • 保険の期間を延長できるか
  • 基本補償以外に付けられる付帯補償があるか

以下で詳しく解説していきます。

補償対象になる施設の目的が宿泊か居住か

通常海外旅行保険に加入する目的は、観光目的であることが多いので宿泊施設やホームステイなどの宿泊施設に滞在することがほとんどです。

そのため海外旅行保険で起きた損害は宿泊施設を拠点としているときに補償されます。

しかし留学、特に長期留学の際はホームステイではなくアパートやルームシェアなどの借家に住みますから、居住施設に滞在することになります。

居住施設に滞在している場合には、海外旅行保険では補償を受けられません。

そのため留学保険での補償は、居住施設に滞在しているときの損害や賠償を補償してもらえます。

保険の期間を延長できるか

通常海外旅行保険では、加入時に申告した滞在期間のみ保険の保証が受けられますので、運悪く滞在期間が延びてしまった場合でも保険期間を延長することができません。

また、クレカに付帯している海外旅行保険の保証期間は最長で90日と制限がありますので、それを超える期間は補償が受けられません。

しかし留学保険では、保険会社によりますが本人ではなく家族に日本での保険期間延長を申請することもできます。

もちろんすでに受けている補償額が保険料を上回っている場合や、保険利用数が保険会社の基準を超えている場合には延長ができないこともあります。

基本補償以外に付けられる付帯補償があるか

海外旅行保険では、上で挙げたような基本補償のみ利用できますが、海外旅行保険では以下の補償が付帯できます。

どれも海外で一定期間生活する上で重要な補償になります。

特約として付帯できますので、期間や必要性に応じて利用しましょう。

①生活用動産補償

留学ではルームシェアやアパートなど借家に住むこともあります。

借家で発生した盗難などで家財が損害を受けた場合に、補償を受けられます。

海外旅行保険でも携行品補償特約で家財の損害はカバーできるのですが、ホテルやホームステイ先などの宿泊目的の施設のみ対象になりますので、留学時に使用する借家で起きた損害に関しては補償対象外になるのです。

②留学継続費用補償

留学は月に多額のお金がかかりますから、ご両親に費用を負担してもらうことが多いでしょう。

しかし海外留学中に、ご両親のうち収入を支えている方が亡くなってしまった場合、留学を継続できない可能性があります。

留学保険では、留学中にご家族の中で収入を支えている人が亡くなってしまったり働けないほどの障害を負ってしまったとしても、留学を終えるまでの必要金額を支払ってもらえます。

③学業費用補償

留学最中に収入を支えるご家族が亡くなってしまった場合、あるいは留学している本人が亡くなってしまった場合には、留学を取りやめることになります。

留学を取りやめたことによって発生する学費の損害に対して一部を補償してもらえます。

④個人賠償責任

留学中には自分が損害を受けるだけでなく、不慮の事故等で他人に損害を負わせてしまうことも考えられます。

また居住施設を故意でなく破損させてしまった場合や汚損させてしまった場合に、家主から請求される損害賠償にも対応できます。

登校中や休日での外で起きた損害も補償範囲内に含まれます。

留学時に留学保険ではなく海外旅行保険を選ぶ時の注意点

留学時に留学保険ではなく海外旅行保険の方を選ぶ方は、以下2つの注意点をしっかり把握しておきましょう。

留学先によっては現地で留学保険に加入しなくてはならないかも

海外旅行保険に加入しておけば短期で滞在期間の延長もなければ補償は十分ですが、留学先の規定によっては現地で留学保険に加入させられることもあります。

留学でもしものことがあった場合に学校側が判断を下すこともあるので、留学先の規定を確認しておきましょう。

クレカの海外旅行保険保証期間終了後からの利用は出来ない

長期間留学を検討している方の中で、クレカの旅行保険を90日の保険期間をフル活用してから海外旅行保険に切り替えよう!と考えている方もいるでしょう。

海外旅行保険の規定上、保険期間は海外に滞在が始まってからスタートしますので、任意で保険期間の開始時期をずらすことはできません。

そのためクレカと海外旅行保険を併用することになります。

補償が重複することにもなりますが、クレカは無料で補償を受けられますので保険料は無駄にはなりません。

長期留学には向かない

何度もお伝えしている通り、海外旅行保険は旅行を目的としているので、多くの保険では愛大でも1か月までが補償期間になります。

そのため3か月や半年、1年以上の長期留学になると、補償が受けられないこともあります。

長期旅行の保険もありますが、長期間の滞在のリスクをカバーするなら留学保険の方が無難かもしれません。

2週間や1か月の短期留学には対応できます。

短期留学なら海外旅行保険でもOK?

夏休みを利用した短期留学なら海外旅行保険でも問題はありません。

短期留学の場合は一般的にホームステイとなりますので、海外旅行保険での補償対象内になります。

短期留学であれば期間があらかじめ決められていますから、滞在期間が延長する心配も少ないでしょうから、海外旅行保険でも十分カバーできるでしょう。

歯科診療はどちらも特約で補償を付ける必要あり

海外旅行保険も留学費用どちらも様々な傷害や疾病に対応できますが、歯科診療には補償対象外になります。

そのため虫歯の心配がある人や、歯肉の炎症など不安がある場合には特約として歯科診療を付帯するようにしましょう。

歯科診療を付帯するともちろん保険料もその分高くなりますので注意が必要です。

治療費用に免責金額は基本的にないので安心

保険には一般的に、免責金額が設けられています。

免責金額とは、保険の補償を受ける際に加入者が自己負担する金額のことです。

海外旅行保険や留学保険では治療費に関しては免責金額は設けられて居らず、契約した保険金の上限を超えなければ補償されます。

しかし賠償や損害に関しては、保険によっては免責金額が設けられていることもありますので注意が必要です。

目的や必要な補償にあわせてどちらを利用するかを決めよう

いかがでしたか?

海外旅行保険と留学保険は、基本補償の内容は同じですがその他で特約として付けられる補償や手続き等に違いがあります。

また滞在施設によって補償できるかも変わりますので、留学時の滞在先の種別によって保険を選ぶようにしましょう。

また、長期留学の際は滞在期間延長などのリスクもありますから、長期滞在に向いている留学保険を利用することをおすすめします。

自分の留学に合った保険を選んで、楽しい海外留学で学びを得てくださいね!

当サイトがおすすめする保険相談窓口3選