海外旅行保険の補償額はいくら必要?高額医療費に備えるための方法を解説

海外旅行保険の補償額はいくら必要?高額医療費に備えるための方法を解説

海外旅行は準備の段階でもわくわくして仕方ないものですよね。

しかし海外旅行へ行く際には準備の段階で、海外旅行保険に加入するのが一般的です。

海外は日本よりもはるかに医療費が高く、もし旅行先でケガや病気にかかってしまった場合、何百万円以上もの医療費請求が来ることもあるんです。

そこで気になるのが、海外旅行保険で補償してもらえる医療費はどの程度用意すればいいのかですよね。

できる限り適切な補償金額におさめて、無駄なくもしもの時に備えておきたいですよね!

そこで今回は、海外旅行保険に加入するときにいくらの補償額を選ぶべきかについて解説していきます。

5分程度で読み終わる内容ですので、ぜひ気軽に読んでくださいね!

海外の医療費は日本よりもはるかに高い

日本では国民皆保険として、保険料を国に納めていれば実際の医療費の3割のみを負担すればOKになっています。

しかし海外では国民皆保険制度を導入しているところは少なく、日本人が観光地として選ぶ国は軒並み医療費を全額自己負担しなければいけないことが多いのです。

国にもよりますが、観光地として選ばれやすいアメリカは医療費が特に高いといわれているんです。

全ての人が旅行先でケガや病気にかかるというわけではありませんが、自分がそうなら何という保証はありませんから、海外旅行保険に加入しておいてリスクに備えておくのがベストなのです。

アメリカで入院した場合

ではもし高額医療費を請求されるといわれているアメリカで入院した場合、どの程度かかるのか気になりますよね。

病院の体制にもよりますが、アメリカでは入院したときの1日の費用は日本円に換算して平均で20万円といわれています。

もしも病気の状態が悪く、集中治療室に入ることになった場合は一日平均で100万円かかります。

日本では個室入院の場合3万円程度、集中治療室に入った時には8万円程度で抑えることができますから、比較してみると気が遠くなりそうですよね。

しかも街中や滞在先で突然ケガや病気を発症してしまった場合、救急車で搬送されることになります。

救急車の搬送費用は日本では無料で利用できますが、アメリカは一回につき10万円以上が請求されることになってしまいます.

アメリカで手術した場合

もしもケガや病気の状態が悪く手術することになった場合、アメリカでは虫垂炎だけでも300万円請求されることになります。

また、これに合わせて入院費用も別途かかりますから、更に費用がかさみます。

もしもその病院で対処できない場合、違う地域の病院に医療搬送されることもあります。

医療搬送されるとそれに付き添う医師や看護師の費用もかかります。

意外とヨーロッパも高いので注意が必要

じゃあアメリカじゃなくてヨーロッパに行けばいいじゃん!と考える方もいるでしょうが、それらの国々も医療費は日本より高いです。

特に日本人の観光先として人気のフランスは、入院費用や手術費用は日本よりもはるかに高額です。

救急車の費用も掛かります。

海外旅行保険ではいくらの補償額を選べばいいの?

では海外旅行でのもしもに備えて加入する海外旅行保険では、いくらの補償額を選ぶのが適切なのか気になる人もいますよね。

結論を先に言うと、500万~1000万円の補償額を選ぶことをおすすめします。

詳しくは以下で解説していきます。

500万~1000万円は欲しい

病気はいつ発症してしまうか全く見当がつきません。

上でも紹介したように、簡単な入院費用や手術費用だけでも数百万円の請求が来てしまいます。

現在所持しているクレジットカードに海外旅行保険が付帯している場合でも、最大300万円分の補償しか受けることができません。

実はアメリカでは1000万円近い医療費を請求されることも実際に起きているのです。

軽い病気にかかったとしても治療費だけでクレカの補償額を超えることもざらにあります。

このように病気によってはクレカだけでは医療費をカバーできないこともあります。

もちろんすべての人が発症するとは限りませんが、生活習慣病や持病を抱えている人は健康な人よりも発症のリスクが高いんです。

病気を発症したらかかるのは治療費だけではない

海外で病気を発症したらかかるのは治療費だけではありません。

入院する際のベッドの費用や、搬送費用、最悪家族を現地へ呼ぶ費用も掛かります。

上に挙げたように、虫垂炎で300万円の手術費用がかかるのに加えて、入院費用や搬送費用がかかります。

海外旅行保険は一般的に医療費補償が無制限なので安心

保険会社が発売している海外旅行保険は一般的に補償額が無制限に設定されています。

そのため実際に支払った医療費を全額負担してもらうことができます。

最低でも必要な保障額は上に挙げたように500万~1000万ですが、それ以上の費用が掛かったとしても、海外旅行頬件に加入しているのであれば気にすることはないでしょう。

海外旅行保険の医療費補償とクレカの医療費補償の違いとは?

リスクに備えるのは大事だけど、クレカで対応できるならわざわざ海外旅行保険に加入しなくでもいいんじゃないかと考える人もいますよね。

しかし、海外旅行保険とクレカは確かに両方とも医療費補償がついていますが、その手厚さや補償内容に違いがあるんです。

クレカだけで海外医療費に対処しようとすると、医療費の補償上限だけでなく補償内容が足りず、思わぬところで全額自己負担になってしまうこともあるんです。

海外旅行保険とくクレカの補償内容の違いは以下の4つです。

  • 病気による死亡補償の有無
  • 救援者費用の補償の手厚さ
  • 病気による治療費の補償額
  • 補償期間の違い

以下で詳しく解説していきますね。

病気による死亡補償の有無

実はクレジットカードには病気による死亡補償がついていません。

ケガなどによる傷害死亡では保険金がおりますが、海外旅行先で病気にかかって亡くなってしまった場合は補償を受けることができません。

一方で海外旅行保険は傷害死亡はもちろんのこと、病気での死亡も補償してもらえます。

救援者費用の補償の手厚さ

クレジットカードによっては救援者費用の補償が薄い場合もあります。

救援者費用は、海外旅行中にケガや病気になった際に家族を呼んで説明や付き添いをさせるために必要になります。

しかしクレジットカードによっては年間の上限限度額が決められていることもあり、長期入院になってしまった場合は上限を超えてしまうことも予想されるのです。

海外旅行保険では基本的には上限が無制限であることが多いです。

そのためもしも長期滞在になってしまったとしても、その分をしっかりカバーしてもらうことが可能なのです。

病気による治療費の補償額

病気による治療費の補償額にも違いがあります。

これまで紹介してきたように、クレジットカードでは最大でも300万円程度しか医療費を補償してもらえません。

もちろんクレカの場合は所持しているだけで無料で保険を利用できますが、もしも補償額を超えてしまった場合は全額自己負担になります。

一方で海外旅行保険では紹介してきたように医療費の補償額が無制限に設定されているところが多いですので、医療費がどの程度かかったとしても自己負担せずに済むんです。

補償期間の違い

クレジットカードは一般的に90日間の間補償してもらうことができます。

そのため何らかの事情で滞在期間が延びてしまったときに起きたケガや病気でも、期間内であれば補償を受けられます。

しかし、海外旅行保険では加入時に申告した旅行期間内に起きたケガや病気のみに補償が適用されます。

そのため、事情があって旅行期間が延びてしまったときに起きたケガや病気に関しては、補償対象外になってしまい自己負担になってしまう可能性があります。

海外旅行保険とクレカの海外旅行保険は併用できる?

海外旅行保険とクレカの海外旅行保険はそれぞれ違いがありますが、これらを併用できたらお互いの足りないところをカバーできて更に安心できるのでは?と考えた方もいるでしょう。

保険会社の提供する海外旅行保険とクレカ付帯の海外旅行保険は併用可能です。

クレカに付帯している海外旅行保険は、クレジットカードに加入した時点で無料で何度でも利用できるようになっています。

そのため、どちらか片方に絞る必要はありません。

日本の健康保険は活用できるが損する確率が高い

「日本で健康保険料を支払っているんだから、海外旅行先でも日本人として補償してくれないの?」と考える方もいるのではないでしょうか?

実は海外旅行でも日本の健康保険を活用することは出来ますが、内容が微妙です。

まず治療費は自分で一度建て替えたうえで申請しなければなりません。

帰国後、窓口で海外療養費の申請をする必要があり、全額が戻ってくるわけではありません。

また、通常日本で支払う医療費と同じように7割しか医療費を負担してもらえません。

さらに実際にかかった金額の7割ではなく、日本で同じ治療を受けた際の医療費の7割を負担してもらうことになるので、高額な医療費を請求された場合には割に合わないのです。

例えば、アメリカで虫垂炎にかかって総額400万円かかったとしましょう。

日本では約60万円かかりますから、申請することで42万円分は補償してもらえます。

しかし実際には400万円かかっていますから、358万円が実際の自己負担額になってしまうんです。

そのため健康保険制度を活用せずに、海外旅行保険やクレカを活用しましょう。

旅行先での高額医療費に備えて海外旅行保険へ加入を!

いかがでしたか?

日本は保険制度が整っているので医療費の自己負担額が軽減されていますが、海外では全額自己負担が原則ですから渡航先でケガや病気にかかってしまった場合は高額な医療費が請求されることになります。

日本では軽い手術でも、海外では数百万円が請求されることもありますから、クレカの保険だけでは対処できないこともあります。

補償額は500万~1000万程度あれば基本的には安心ですが、保険会社の提供している海外旅行保険は原則補償額が無制限なので加入しておけば安心です。

しかし海外旅行保険でも制約がありますから、クレカの保険と併用しておくことで補償を手厚くできるでしょう。

楽しい海外旅行でケガや病気にかからないことが一番ですが、もしもに備えて保険へ加入しておくようにしましょうね!