住宅ローン地獄で老後破産の危機!原因と今からできる対処法を紹介

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夢のマイホームの購入のために、長期の住宅ローンを組もうと考えている皆さん。

最近のコロナ不況による影響で、住宅ローン地獄に陥る人が増えているニュースを見て、「自分も将来住宅ローン地獄にはまってしまったらどうしよう」と不安になってはいませんか?

住宅ローンは計画的に組んでいるつもりでも、将来のリスクに備えていないことで、知らないうちに返済苦に陥ることもあるんです。

これから住宅ローンを組むなら、出来るだけ事前に防ぐ対策を取っておきたいですよね。

今回は住宅ローン地獄に陥る原因から、陥らないための対策まで徹底的に紹介していきます。

これから住宅購入を控えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

住宅ローン地獄に陥ると起こる5つの問題

不安 お金の心配

住宅ローン地獄とは、契約した住宅ローンの返済が滞ってしまい、下記の5つの問題が発生して生活が苦しくなってしまう状態のことを指します。

  • 延滞金の支払いで返済額が膨らんでいく
  • 滞納から2~3か月で特則事情が届く
  • ローンの保証会社による代位弁済が行われる
  • 家を競売にかけられる&給与の差し押さえ
  • 信用情報に傷がつく

以下で詳しく説明していきます。

①延滞金の支払いで返済額が膨らんでいく

住宅ローン地獄に陥って返済額が膨らんでいくと、遅延損害金と呼ばれる延滞金が発生します。

遅延損害金は損害が発生した翌日から適用され、年利10%以上の利息を求められます。

本来支払う予定の返済額に加算されていくので、さらに延滞が続いていく可能性もあります。

②滞納から2~3か月で督促状が届く

1か月の延滞であればだれでも起こりうるミスですから、住宅ローン側も見逃してくれることが多いです。

しかし滞納から2~3か月経過しているにも関わらず、継続してい滞納していると、ローンから返済の督促状が届きます。

督促状は最初ははがきなど簡易的なもので届けられますが、最終的には内容証明など拘束力の高い方時報で送られてくることもあります。

③ローンの保証会社による代位弁済が行われる

督促状を無視する、あるいは滞納が延々と続いている場合、ローンの保証会社による代位弁済が行われます。

住宅ローンを組むときには、万一返済が滞ったときのことを想定して、債務を請け負う保障会社と契約を行うこともあります。

住宅ローン側で督促を行ってもこれ以上返済の見込みがないと判断されると、保証会社から残債の返済、つまり代位弁済が行われます。

この時督促を行う権利が、住宅ローン側から保証会社に移って、今後の返済は保障会社に対して行われることになります。

代位弁済後の保証会社は、借主である皆さんに対して、ローン側に支払った分の返済を求めます。

金銭だけではなく、抵当に入れられる物品での返済を求められることもあります。

基本的に保証会社が肩代わりした分の一括返済が求められますので、さらに返済が厳しくなってしまいます。

④家を競売にかけれられる&給与の差し押さえ

保証会社に返済できる金銭がない場合、家を競売にかけられてしまう事態に陥ります。

自宅を抵当に入れられてしまいますので、たとえ現在住んでいても住む家がなくなってしまいます。

また家だけではなく給与の差し押さえが実行されることもあります。

保証会社は下記の民事執行法第百五十二条の通り、債権者の給与や退職金に対しても差し押さえの権利を実行できます。

第百五十二条 次に掲げる債権については、その支払期に受けるべき給付の四分の三に相当する部分(その額が標準的な世帯の必要生計費を勘案して政令で定める額を超えるときは、政令で定める額に相当する部分)は、差し押さえてはならない。
一 債務者が国及び地方公共団体以外の者から生計を維持するために支給を受ける継続的給付に係る債権
二 給料、賃金、俸給、退職年金及び賞与並びにこれらの性質を有する給与に係る債権
2 退職手当及びその性質を有する給与に係る債権については、その給付の四分の三に相当する部分は、差し押さえてはならない。
3 債権者が前条第一項各号に掲げる義務に係る金銭債権(金銭の支払を目的とする債権をいう。以下同じ。)を請求する場合における前二項の規定の適用については、前二項中「四分の三」とあるのは、「二分の一」とする。

引用:e-gov法令検索「差押禁止債権」

つまり給与の4分の1までは差し押さえが出来ることになります。

給与の差し押さえ時には、勤め先にも連絡が行くことになるので、職場でも滞納していることがバレてしまいます。

⑤信用情報に傷がつく

代位弁済が行われて保証会社に返済対象が移った場合、信用情報に傷がつくことになります。

事故扱いとなり、クレジットカードの新規契約や今後のローン契約が認められない等の影響を及ぼします。

信用情報は金融機関がアクセスできる共有情報なので、返済が終わっても消えることはありません。

住宅ローン地獄になりやすい人に共通する特徴

住宅ローン地獄になりやすい人に共有する特徴は、大きく分けて以下の5つです。

  • 住宅ローン会社をよく調べていない
  • 退職金を頼りにしすぎている
  • 返済できない金額まで借りすぎてしまう
  • 金利の種類をよく理解していない
  • 定年退職後のライフプランを考慮していない

以下で詳しく解説していきます。

①住宅ローン会社をよく調べていない

住宅ローン地獄に陥りやすい人の特徴として、住宅ローン会社をよく調べていないまま契約していることが挙げられます。

家を購入するときには住宅ローン会社との契約が必須になりますが、不動産会社から提案された会社にそのまま契約してしまうことがほとんどです。

しかし住宅ローン会社はごまんとあり、それぞれ金利やプランも異なります。

手数料も含めて計算しておかないと、返済額に大きな差が出てしまうこともあります。

②退職金を頼りにしすぎている

退職金を頼りにしすぎている方も、住宅ローン返済で苦しむ可能性があります。

現在、大企業であっても終身雇用が難しいとされています。

現在から数えた勤続年数で退職金を計算し、将来の返済に役立てられるト考える方は非常に多いです。

しかし途中でクビになる可能性もありますし、メンタル面の不調から転職を余儀なくされる可能性もあります。

必ず退職金をもらえるわけではありませんから、将来の返済の計画の主軸に考えている方は注意が必要です。

③返済できない金額まで借りすぎてしまう

返済できない金額まで借りすぎてしまうことも、住宅ローン地獄に陥りやすい人の特徴として挙げられます。

家の購入時には、銀行側から必要以上の融資の提案をされることも多いです。

銀行側はできる限り融資をして、利息で利益を得たいと考えますから、当然のことです。

確かに家の購入時には、家具家電を一新することもあるのでまとまったお金が必要になります。

しかし必要額以上を借り入れてしまうと、返済総額も膨らんでしまいますし、利息もその分増えていきます。

返済が可能な金額をきちんと把握しておいて、借りすぎには注意が必要です。

④金利の種類をよく理解していない

住宅ローンの借入時には固定金利と変動金利を選択できることがほとんどです。

固定金利の場合、あらかじめ決められた期間金利を固定するタイプと、全期間金利が固定されるタイプがあります。

不況になっても金利は変わらないので、毎月の返済額が一定になり返済計画が立てやすいメリットがあります。

一方固定金利の方が金利が最初から高めに設定されているデメリットもあります。

変動金利の場合は、市場の金利変動に応じて金利が変わっていくので、途中で返済計画が狂ってしまうデメリットがあります。

しかし金利が下がっている時期には、返済額が減るメリットもあります。

上記2つの金利の特徴を理解しないまま、ローンを組んでしまうことで、返済計画の狂いに気づけないことも多いです。

⑤定年退職後のライフプランを考慮していない

定年退職後のライフプランを考慮していないことも、住宅ローン地獄に陥りやすい人の特徴です。

定年退職後には再就職をして年金にプラスできる分を稼ごうと考える方も多いです。

しかし定年退職後は現役時代よりも収入が減ってしまう家庭が大多数です。

定年退職前には、職場によってはライフプランの講座が開かれるため、自分で作成してできたつもりになっていることも多いです。

定年退職後どの程度の収入になるかを計算して、ライフプランを立て直さないと、返済のプランまでくるってしまいます。

住宅ローン地獄に陥らないための3つのポイント

住宅ローン地獄に陥らないためには、下記の3つのポイントを把握しておきましょう。

  • 借入時にローン返済の返済計画をしっかり立てておく
  • 進められるがまま契約をしない
  • 頭金をできるだけ多くしておく

以下で詳しく解説していきます。

借入時にローン返済の返済計画をしっかり立てておく

借入時にローン返済と返済計画をしっかりと立てておくことが、住宅ローン地獄を事前に回避する一番の方法です。

将来のことはわからないまでも、事前に防げたであろう退職金の問題や、金利の変動によるリスクに事前に対処できる可能性があります。

特に注意したいのが子供の学費です。

子供は学校生活の中で自分の進みたい進路を決めていきますので、予想していない進路を選択する可能性もあります。

お金のかかる私立理系に進む可能性もありますので、学費も考慮した返済計画を立てましょう。

進められるがまま契約をしない

不動産会社から進められるがまま契約をしないことも、住宅ローン地獄を回避できる方法の一つです。

複数のローンを比較してみたり、他に住宅ローンを契約している人に相談してみて、自分に合ったローンを比較検討することも重要です。

進められるがまま契約するのではなく、自分にも選択肢があることを理解しておきましょう。

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頭金を出来るだけ多くしておく

頭金を出来るだけ多くしておくことも、住宅ローンの返済に苦しむ確率を下げる方法の一つです。

ローンを組む際には、頭金として数十万円~数百万円を支払うのが一般的です。

返済予定額から頭金が差し引かれますので、月々の返済予定額を大幅に減らすこともできます。

頭金を可能な限り多くしておくことで、将来の負担を軽減できます。

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住宅ローン地獄に陥らないように借りるなら適切な金額で

いかがでしたか?

借りる前に住宅ローン地獄の話題を見ると、将来が不安になって本当に借りるべきなのか迷ってしまうことも多いでしょう。

しかしきちんと事前に調べておいて、住宅ローンの返済の仕組みや返済に困る人の特徴を把握しておくことで、リスク回避を取れる可能性が高くなります。

適切な金額を把握したうえで、事前に返済計画を念入りに立てておきましょうね。

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