新生活を始めて「食費を節約するために自炊をしよう…」と意気込んではみたものの、食費が一向変わらず悩んでいるそこのあなた。
もしかしたら自炊の方法が間違っているかもしれませんよ!
実家にいるころはお母さんが食材を購入していたため、自分で家計の食費をやりくりしたことが無い分、実際に節約する方法がわからず適当に自炊をした気になっている方も多いです。
今回は一人暮らしの自炊でよくあるNG自炊法から、自炊を使って節約を成功させるための方法まで、徹底的に解説していきます。
目次
一人暮らしで自炊しても節約にならないNG自炊法
一人暮らし=自炊が節約になると考えがちですが、以下の自炊法を取っている場合には、かえって食費がかかってしまうことがあります。
- 見たレシピに必要なものをその都度購入する
- 使いまわせる食材を購入しない
- 高い食材を購入している
- スーパーの特売日を利用していない
- 毎食完璧につくろうとする
以下で詳しく解説していきます。
見たレシピに必要なものをその都度購入する
見たレシピに必要なものを、その都度購入するのは自炊で節約を目指すにはNGな行動です。
一人暮らしで特に料理に慣れていない方は、レシピを参考に自炊を始めることが多いです。
節約レシピを見ていると、料理研究家さんたちがさまざまな食材を駆使して、食費を安く抑える方法を紹介しています。
しかし見たレシピに必要なものをその都度購入することで、新しい食材ばかりを購入することになります。
レシピ通りに作ろうとすることで、常に新しい食材が増えて出費が増えてしまいます。
使いまわせる食材を購入しない
使いまわせる食材を購入しないことも、自炊で節約ができない原因の一つです。
上述したように、レシピごとに使う食材は異なります。
ベースの食材を決めてレシピを検索しないで、その場の食べたいもので調べてしまうと、バラバラの食材を購入しなければなりません。
特に一人暮らしの場合は一食分に使う食材の量が少ないため、レシピ通りに買おうとして食材を購入してしまうと、必然的に食材が余ってしまいます。
使いまわせる食材を購入しないことで、毎回毎回新しく買い足すことになりますから、結果的に節約にはなりません。
高い食材を購入している
自炊と称して高い食材を購入してはいませんか?
カレーを作るからと単価の高い牛肉を購入、ルーがあるのにスパイスから作ろうと更新料を購入していると、用意する材料が増えてしまいます。
また健康を意識して野菜中心の生活にしようとして、ふんだんにたくさんの種類の野菜をつかってはいませんか?
肉よりも野菜が安いと思われがちですが、野菜は近年価格が高騰しており、季節によってはキャベツひと玉でも200円を超えることもあります。
野菜は季節によって価格帯が変わることが多く、災害の発生しやすい日本では特に価格帯が変動しやすいことで知られています。
価格変動の大きい食材を主力として購入していると、価格が変わったときに代わりが効かなくなってしまいます。
スーパーの特売日を利用していない
仕事終わりに就かれているからと、近くの適当なスーパーで食材を購入してはいませんか?
近所のスーパーをよく調べて、価格帯の安いところを積極的に利用しましょう。
スーパーによっては仕入れ先の関係上、他のスーパーよりも低価格で食品を販売しているところもあります。
また曜日によって安い食材が変わりますので、把握していないと高いときに購入してしまい損になります。
たかが10円20円程度の誤差と思っていても、毎回同じように購入していたら塵も積もれば山となってしまいます。
毎食完璧につくろうとする
毎食汁物とおかずを何品も作ろうとしてはいませんか?
毎食完璧に用意しようとすると、1食当たり500円以上かかってしまうこともあります。
レシピを見ているとすべてきれいに用意する気分になってしまいますが、一人暮らしの場合一口コンロで複数の料理を同時並行に作れません。
時間もお金もかかってしまいますし、電気代もかかりますので、経済的とは言えません。
自炊で節約を実現するための5つのポイント
自炊で節約を実現させるためには、以下の5つのポイントを心得ておきましょう。
- 節約食材をベースに作る
- レシピで代用できる食材を選ぶ
- 使わない食材は冷凍する
- おかずは冷凍食品を有効活用する
- 週末にまとめ買いをする
以下で詳しく解説していきます。
節約食材をベースに作る
節約食材を作る時は、食材を余らせないようにベースの食材を決めることが重要です。
以下で紹介する節約食材をベースに、レシピを検索してみましょう。
もやし
節約食材の代名詞といえば、もやしです。
もやしは暗所で栽培できるので、生育が天候に左右されることはありません。
焼きそばやスープなどのかさましに使えるので、満腹感も得られます。
スーパーによっては10円以下で販売されているので、毎食導入すれば食費を抑えられます。
ただしもやしは痛むのが早いことで知られています。
スーパーでも冷蔵しておかないとすぐに腐ってしまいますので、管理には十分注意しましょう。
毎食導入するなら1~2日で食べきらなければいけないので、隔日で購入するほうがいいでしょう。
鶏の胸肉
鶏の胸肉は高たんぱくで他の肉よりも安く購入できる食材です。
鶏のささみも節約食材として知られていますが、一般的にスーパーで販売されているのは筋がついた状態のものです。
筋を取るにはコツが必要ですし、手間がかかるので一人暮らしにはおすすめできません。
鶏のモモ肉よりも価格が安定していますし、脂身が少ない分ヘルシーなので、ダイエットにも向いています。
冷凍保存もできますし、特売や1キログラムでまとめて購入できるので、おすすめです。
キャベツ
キャベツはシーズンを狙えば安く購入できる食材の一つです。
カットキャベツではなくひと玉を購入するのがポイントです。
ゆでたものを冷凍したり、半玉を丸ごとお好み焼きに使うことで満腹感を得られます。
主食にもおかずにも使えるので、丸々使って一食分を作れるメリットもあります。
きのこ
きのこは暗所で菌栽培を行うので、どの季節でも価格が安定しています。
しいたけやマイタケ、しめじえのき等種類も豊富で、使い道も様々です。
スープに入れるのはもちろんのこと、炊き込みご飯に使うのもOKです。
天ぷらにもできるので、料理のバリエーションが広がります。
レシピで代用できる食材を選ぶ
レシピを見て、高い食材がある場合には代用できるものを探しましょう。
ルッコラなど、安いスーパーでは出回っていない食材を作ることも可能です。
葉物野菜であれば似たような触感のもので代用するのがおすすめです。
食材の特徴を生かして、同じレシピでもできるだけ安いもので済ませていきましょう。
使わない食材は冷凍する
使いきれなかった食材は、積極的に冷凍していきましょう。
根菜類やブロッコリーなどの野菜は、使いきれない場合冷凍したほうが、再購入コストを抑えられます。
また肉も一食分で食べきれない量の場合は、小分けにして空気に触れないように冷凍すると、2週間は持ちます。
キノコ類は洗わずに小分けにして冷凍することで、よりうまみが増すメリットもあります。
おかずは冷凍食品をうまく活用する
おかずを用意するときは、冷凍食品をうまく活用することをおすすめします。
からあげ等揚げ物類は、自分で一から作るとなると材料費もかかりますし、時間もかかります。
冷凍食品であれば既に完成された状態で食べられますし、チンするだけでOKです。
時間の短縮にもなりますので、是非一度試してみてください。
週末にまとめ買いをする
週末にまとめ買いをするのも有効です。
いちいちレシピを見るたびに食材を購入するのではなく、一週間の献立を事前に用意しておいて、週末にまとめ買いをするようにしましょう。
買い漏れを防ぐこともできますし、余計なものを購入しなくても済みます。
週末の特売がある地域なら、より安く食材をゲットできるチャンスです。
食費以外の固定費も節約するとさらに効果的
食費以外の固定費も節約すると、さらに効果的です。
光熱費や契約会社を変更したり、アンペア数を変えるだけでも基本料金を下げられます。
またテレビなどの大型家電を使っていないときにはコンセントを抜いておくことで、待機電力を減らせるので細々とした節約ができます。
ガス代も追い炊き機能を使わない、極力水を使うように心がけることで、料金を減らせます。
通信費は携帯料金やWi-Fiの契約を見直すことで、実現できます。
格安SIMに変更することで、基本料金を根本から下げられるのでおすすめです。
一人暮らしの自炊のコツをつかんで上手にやりくりしよう
いかがでしたか?
一人暮らしの自炊は何となくで始めてしまうと、かえって食費がかかることもあります。
自炊で節約するときのコツをつかんで、やりくり上手を目指していきましょう。