「老後の収入が不安…」「働けなくなったときのために何らかの収入が欲しい…」と感じている皆さんは、不労所得に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
人生100年時代ではあるものの老化には勝てませんから、将来の収入減を確保するためにもできるだけ収入を得る手段を確保しておきたいのが正直なところでしょう。
ですがいざ不労所得で収入を得ようとすると、どうしてもリスクや手段選びで迷ってしまうものです。
そこで今回は、不労所得を始めようと考えている方向けに、実際に行われている不労所得の種類から、始める時の注意点まで徹底的に解説していきます。
お金の心配をしたくない人向けの不安解消法9選!将来の不安を解消しよう
退職金がなくて老後が不安!退職金なしの家庭が老後資金に備えるポイントを解説します
不労所得とは労働以外で得られる所得のこと
不労所得とはその名の通り、労働をせずに得られる所得のことを指します。
中には自発的に管理作業や連絡のやり取りが必要になる場合もありますが、普段の8時間労働よりは少ない労力でお金を得られます。
またやり方によっては、通常の給与所得以上の収入が得られることもあります。
ただし不労所得で生計を立てられるようになるには、収益を獲得する仕組みづくりを徹底して行う必要があります。
仕組みづくりを行うには一定レベルのノウハウが必要になりますので、楽な道のりではありませんので注意が必要です。
ただし仕事を続けるよりもプライベートの時間を確保できますので、ワークライフバランスを意識した働き方ができるようになります。
実際に行われている不労所得8選
では実際にどんな不労所得が選択肢にあるのか気になりますよね。
実際に稼ぎを得ている人の不労所得は、大きく分けて以下の8つです。
- マンションなどの賃貸による家賃収入
- メルカリなどを活用した転売
- ブログなどによるアフィリエイト報酬
- 本の出版から得られる収入
- 株式・FXで投資を行う
- 投資信託を行う
- Youtube
- ブランド物などを登録してシェアする
以下で詳しく解説していきます。
マンションなどの賃貸による家賃収入
資産に余裕がある場合には、マンションや一戸建てを活用して賃貸住宅として貸し出して、家賃収入を得ることも検討してみてください。
駅に近い・商業施設へのアクセスが良いなどの好条件であれば、賃貸収入を継続して得ることも可能です。
不動産を購入して家賃収入で生活するためには、高額な貯蓄がないと手を出せない!と思う方も多いでしょうが、多くの人がローンで物件を購入して返済をしながら家賃収入を得ていくケースが多いのです。
しかし計画的に運用方針を立てていかないと、途中で入居者がいなくなってしまったり、不動産の価値が下がってしまい収支があわなくなってしまう可能性もあります。
また建物も時間の経過に応じて劣化していきますから、定期的にメンテナンスをしないと入居者が出てこなくなりますから、賃貸管理人としてきちんと勉強をしておく必要があります。
きちんと不動産投資に対する知識を付けたうえで、実行することをおすすめします。
メルカリなどを活用した転売
持っているブランドバックや限定品をメルカリなどで中古品として販売することも、不労所得の一環として実施している人も多いです。
メルカリなどのフリマアプリでは、実際に買うよりも安価に手に入れたい!と様々なユーザーが商品を日々さがしています。
希少性の高いものや限定物を購入して転売することで、継続的に収益を得ることも可能です。
しかし注意すべきは、人気コンテンツのグッズ販売やゲーム・スニーカーなどの限定商品の高額転売です。
転売ヤーという言葉も広まっているように、正規価格で購入したいユーザーの邪魔をすることにもなってしまいます。
また高額転売で誰も購入してくれなければ、自分の自腹を切った赤字になってしまいますし、晒しに合う可能性もありますのでモラルに沿った金額にすることをおすすめします。
ブログなどによるアフィリエイト報酬
ブログやWordpressを活用してサイトを作成し、記事内に広告を貼ってPV数に応じて広告収入を得るアフィリエイト報酬も人気の不労所得です。
運営しているサイトがだんだんと人気になってPV数が増えてくると、記事の更新に合わせてどんどん広告収入が増えていく仕組みです。
文章を書くのが好きだったり、SNSを活用して人を集めるのが得意な人の場合は、収益化につなげやすくなります。
ただしGoogleやYahoo!の検索エンジンのアルゴリズムに応じてPV数が変化していきますので、SEOの知識やアフィリエイト広告収入に関する知識がないと運用に失敗してしまう可能性もありますので、注意が必要です。
長期間かけてサイトを育成することで初めて収益化につなげられるので、地道な努力が必要です。
また不定期で行われるGoogleアップデートの影響も受けやすく、ブランディングができないと不安定な収入になってしまう可能性があります。
本の出版から得られる収入
現在個人で小説を書いたり漫画を描いている方の中には、SNSでのバズりをきっかけに出版社からお声がかかることもあります。
出版社から自分の作品が出版されると、印税や原稿料で収入を得ることも可能です。
勿論何回も打ち合わせをすることもありますし、作品を常に更新し続けなければいけないプレッシャーもありますので、完全な不労所得とまではいきません。
しかし本を出版して有名になることで別の仕事が舞い込んでくることもありますし、自分のブランディングも可能になります。
株式・FXで投資を行う
株式・FXで稼ぐのは不労所得の中でも特に人気のある方法です。
株価の値動きをチェックしながら株のやり取りを行うことで、安値で仕入れた株を高値で販売した時の収益を得られます。
始める時にはどの企業や業界の株の値が上がりそうかを判断して、仕入れる必要があるため事前に株式を公開している企業・業界について下調べを行う必要があります。
FXも市場の値動きに応じて変化が激しいものの、その分リターンも大きくなることがあります。
もちろん多額のお金が動くことになるので、元手ももちろん必要ですし損をするリスクも相応にあります。
しかし株式投資の場合、保有している株数や企業によっては、株主優待を受けられる場合もあります。
投資信託を行う
自分で投資を始めるのが難しい・こわい場合には投資信託を行うことも一つの選択肢に入れてみる事をおすすめします。
投資信託は信託会社側が投資家から受け取ったお金を自社で運用し、運用益を分配する形式で成り立っています。
投資は深い知識が必要であるほか、悪質なセミナーがはびこっている背景からも、知識を得る場所が限定されているためとっかかりにくいデメリットがあります。
投資信託であれば知識が少なくともリスクを把握しておけば気軽に始められますし、少ない金額から始めることも可能です。
もちろん手数料もかかりますが、投資の中でも比較的安全に投資を始めてみたい!という方におすすめの方法であるといえます。
Youtube
最近人気のYouTubeも、不労所得の一つとして数えられることが多いです。
面白いコンテンツを作成したりゲーム実況を行うことでファンを獲得し、チャンネル登録者数を増やしていくことになります。
YouTubeのアカウントを保有していればだれでも始められますし、誰でも有名になれる可能性を秘めています。
YouTubeの収益は主に表示される広告からの収入です。
視聴回数に応じて広告収入が増えていくほか、チャンネル登録者数に応じて広告の単価も上がっていく可能性があります。
ただし継続して動画をアップする必要があるほか、企画を行うのであればある程度の予算も必要になります。
同じく動画を作るのであれば、ティックトックにも活動の幅を広げてみる事をおすすめします。
ブランド物などを登録してシェアする
持っているブランド物のバッグが多数ある場合には、シェアサービスに登録してレンタル料金で収益を得るのも良いでしょう。
最近ではブランド物を自分で購入せず、一時的に使うためにレンタルする人も増えています。
人気のブランド物のバッグを持っている場合、シェアサービス上での需要が高い場合もあります。
登録することでレンタル料金が支払われますので、定期的に収入を得ることが可能です。
しかし人に貸す以上せっかく購入したブランド品が汚れてしまったり、経年劣化が激しくなってしまう可能性もありますので、注意が必要です。
初心者が不労所得を始める時の注意点
不労所得をこれから始める方は、下記の注意点も把握しておくことをおすすめします。
- 投資系はリスクがあることを把握しておく
- 勤め先から副業とみなされることがある
- 稼いだ分にも別途税金がかかかることがある
- 元手がないと挑戦できないものが多い
以下で詳しく解説していきます。
投資系はリスクがあることを把握しておく
投資系は一発当たると大きいものの、市場の値動きによって大幅に値崩れすることもあります。
収入の大部分を投資につぎ込んでいるときに株や為替が大きく下落してしまうと、一気に数十万、数百万円の損失になることもあります。
またセミナーに通うことを進められて受講料や情報商材の詐欺にあうこともあります。
投資系は大きなお金が動く半面、投資家や投資初心者を狙った詐欺が横行しているので、リスキーであることは覚えておきましょう。
務め先から副業とみなされることがある
不労所得で稼ぐ方法の中には、副業として判断されてしまうこともあります。
企業によっては副業を禁止しているところもありますから、副業をしていることがバレてしまうと違反措置を取られてしまうこともあります。
不労所得で稼ごうと考えている方は、一度会社にどれなら始めてもいいか確認を取ることをおすすめします。
また万が一会社に隠れて不労所得を得たい!と考えている場合には、確定申告の際に税金の納付方法を会社を通さずに自分で納める方法を選択するようにしましょう。
稼いだ分にも別途税金がかかることがある
不労所得なら給与じゃないから税金はかからないなんてことはありません。
稼いだ分にもきっちりと税金がかかります。
ただし個人事業主として運営しているものが多いですから、利益から利益を出すのにかかった必要経費を差し引くことができます。
確定申告の際にレシートを取っておくと、必要経費として差し引くことができますから、税金を軽くすることも可能です。
元手がないと挑戦できないものが多い
不労所得を得るためには、一定の元手がないと挑戦できないものが多いのも事実です。
また預貯金を全額投資につぎ込んでしまうと、生活防衛費まで使い込んでしまうことになります。
万が一何かがあっても対応できるだけの貯金は残しておいて、それでも余裕があるなら不労所得に挑戦することをおすすめします。
不労所得の種類を把握してどれから始めるのかを検討しよう
いかがでしたか?
不労所得は普段の労働よりも少ない労働時間で、収入を得られるチャンスを得られます。
しかし不労所得の種類をきちんと把握して、自分がどれに向いているのかを判断しないことには、始めるまでの障壁が大きくなってしまいます。
きちんと事前に情報収集をして、リスクを把握したうえで収益化につなげていきましょう。