「ファイナンシャルプランナー相談は意味ない?」
「ファイナンシャルプランナーに何を相談すればいい?」そんな疑問を解消します。
ファイナンシャルプランナーはお金にくわしいプロですが、すべてに対応できるわけではありません。
この記事では、危険なファイナンシャルプランナーについても紹介するので確認しましょう。
ファイナンシャルプランナーの相談に迷っている人におすすめの内容です。
目次
ファイナンシャルプランナーへの相談は意味がないと言われる原因
「ファイナンシャルプランナーの相談が意味がない」と言われる理由には以下があります。
過去にファイナンシャルプランナーの資格を所得していると、情報が古い場合があるでしょう。
ほかにも、アドバイスされる内容が、似通ってしまうということも考えられます。
人によって知識にムラがある
仕事に関する知識は、人によってムラがあります。
ファイナンシャルプランナーも例外ではありません。
そのため、深い知識を持っているファイナンシャルプランナーは限られます。
アドバイスを受けても、深いところまで説明してもらえないこともあるでしょう。
ファイナンシャルプランナーからもらうアドバイスの内容が浅いと、自分で調べなくてはいけません。
具体的な対応策を教えてもらえなければ、相談料に見合ったサービスとはいえないので注意が必要です。
情報が古いファイナンシャルプランナーもいる
ファイナンシャルプランナーのなかには、知識や情報が古い人もいます。
古い情報を教えてもらっても、必ずしも意味があるとは言えませんね。
金融商品やローンの利率は常に新しくなっています。
最新情報をキャッチできていないファイナンシャルプランナーは、適切にアドバイスできないでしょう。
古い内容のアドバイスは、問題の解決が遠のく可能性があります。
「ファイナンシャルプランナー相談は意味ない」と言われる原因は、アドバイスの内容が古い可能性があることも理由です。
金融商品をすすめられる危険性がある
企業に勤務しているファイナンシャルプランナーの場合、金融商品をすすめられる可能性があります。
相談しているうちに、ローンや投資信託の話に切り替わっている場合は要注意です。
以下に加入するよう持ちかけられても、無理に対応する必要はありません。
- 生命保険
- 医療保険
- 投資信託
- 外貨預金
お金や家計で悩みがある人は、金融商品は適切かよく考えましょう。
断り切れない場合は「一旦持ち帰って考えます」と言ったように逃げることも重要です。
どのFPもアドバイスが似通うことがある
どのファイナンシャルプランナーも、アドバイスが似通ってしまうことがあります
とくに節約やお金の増やし方に関するアドバイスは、内容が同じようになりがちです。
生活する上で切り詰められる金額は決まっています。
お金を増やす方法も、提案できるバリエーションが豊富なわけではありません。
家計やお金の流れは個人で異なりますが、アドバイスの内容は大きく変わるわけではないでしょう。
どのファイナンシャルプランナーに聞いても、内容が同じように偏ってしまうことに注意してください。
ファイナンシャルプランナーへの相談は意味がある
ファイナンシャルプランナーへの相談は意味がないわけではありません。
お金の専門家である第三者から、具体的なアドバイスが受けられるでしょう。
日常的なお金の使い方に悩んでいる人も、ベストな対処法が学べます。
家庭のお金の悩みを解決できる
家計の悩みを解決できることは、ファイナンシャルプランナーに相談するメリットです。
支出が多いことに悩んでいる人は、どのような節約方法があるのか紹介してもらえるでしょう。
家計簿の計算が苦手な人も、適切な管理方法を教えてもらえます。
家庭の全般的なお金の悩みを解決できることは、ファイナンシャルプランナーの強みです。
専門的な視点からアドバイスを受けられる
お金にくわしいプロから専門的なアドバイスが受けられます。
ファイナンシャルプランナーへの相談で、お金の問題点が洗い出せることもありますね。
「家計が厳しいけれど原因が分からない」といった場合も、プロによるアドバイスがもらえるでしょう。
専門的な視点で助言してもらえることは、ファイナンシャルプランナーならではのメリットです。
第三者の意見が聞ける
ファイナンシャルプランナーに相談すれば、新しい解決策が見つかるでしょう。
家族や親戚以外の第三者から、お金に関する具体的な意見が聞けます。
同じ家で生活をしている人以外から、客観的な意見が聞けることはメリットです。
お金の使い道や支出額などに悩んでいる家庭は、問題点が見えてないことが多い傾向があります。
専門家へ相談することは、家計を見直すいい機会になるでしょう。
ファイナンシャルプランナーへの相談に意味がなくなるパターン
ファイナンシャルプランナーへの相談は、とくに以下の場合は意味がないと感じてしまうでしょう。
以下は、相談する相手が間違っている場合もあるので気をつけてください。
- 家族全員のライフプランがわからない
- 投資商品や保険を知りたいとき
- 税金関係の相談をしたい
- 法律にかかわる相談をするとき
家族全員のライフプランがわからない
家族全員のライフプランがきちんとわからない場合、相談の時期を変えましょう。
全員にヒアリングしてから、相談内容をまとめてください。
例えば、成人している子どもがいる場合、一緒に暮らし続けるか一人暮らしをするかで家計の計算は大きく変わります。
家族全員の今後のライフプランをきちんと尋ねることをおすすめします。
一人ひとりの計画をきちんと把握していないと、相談が無駄になる危険性があります。
投資商品や保険を知りたいとき
投資や保険商品を知りたい場合は、ファイナンシャルプランナーへの相談をおすすめしません。
ファイナンシャルプランナーは、金融商品の販売資格がありません。
投資商品や保険の制度について説明を受けられますが、商品のアドバイスはもらえないのです。
金融商品について詳しく知りたい場合、銀行や証券会社に相談しましょう。
税金関係の相談をしたい場合
税金関係の問題や悩みは、ファイナンシャルプランナーへの相談で解決できないことがあります。
ファイナンシャルプランナーは税金関係の具体的な相談を受けられません。
税金の申告や書類作成に関する質問は、税理士か税務署に相談しましょう。
税理士資格がある人に相談し、適切な回答をもらってください。
とくに、経営者や個人事業主の人は注意が必要です。
法律にかかわる相談をするとき
法律や法律に関わる事務の対応は、ファイナンシャルプランナーは禁止されています。
法律に関しての具体的な解決や手続きをする場合は、弁護士資格が必要です。
相続に悩んだ場合も一般的な相談は可能ですが、書類作成などは対応してもらえません。
ファイナンシャルプランナーの資格だけでは、法律に関わる幅広い対応は難しいでしょう。
トラブルで悩んだ場合は、ファイナンシャルプランナーではなく法律事務所への相談をおすすめします。
ファイナンシャルプランナーへの相談で聞いた方がいいこと
ファイナンシャルプランナー相談は、対応してもらえるものが限られます。
では、ファイナンシャルプランナーに聞いた方がいいことには、どんなものがあるのでしょうか。
適切なアドバイスがもらえるものをまとめました。
家計状況からライフプランを見直せるか
「今の家計状況からライフプランを見直せるか」といった相談は、ファイナンシャルプランナーに解決してもらえます。
家庭の状況を分かりやすく表にまとめ、どれぐらいの支出に減らしたいのか確認しましょう。
どんなことにお金をかけすぎているのか、減らせるとしたらどの出費か、具体的なアドバイスをもらってください。
お金を支払うときのポイントや、節約の方法なども教えてもらえるでしょう。
家族の生活や教育にかける費用についても相談できます。
ライフプランの基本的な考え方
ファイナンシャルプランナーはライフプランの基本的な考え方が備わっています。
収入と支出について、固定費の計算方法など詳しいアドバイスを受けてください。
教育費や住宅費などで悩んだ場合も、ファイナンシャルプランナーに対応してもらえるでしょう。
ライフプランで悩んだら、お金のプロを借りてください。
おすすめできないファイナンシャルプランナーの特徴
「ファイナンシャルプランナー相談の意味がない」と感じる理由には、担当者の力不足があります。
ファイナンシャルプランナーによっては、具体的なアドバイスがもらえないことがあるでしょう。
加えて、相談費用が高いことは不満を感じる原因になります。
金融商品を無理に進めてくる
ローンや投資信託などの金融商品を無理に進めてくるファイナンシャルプランナーは危険です。
保険会社や保険会社に所属しているファイナンシャルプランナーは、セールスを兼ねていることがあるので注意してください。
そもそもファイナンシャルプランナーが金融商品を勧めることは、ルール違反です。
ファイナンシャルプランナーから契約を提案された場合は、うまく断りましょう。
あいまいな回答が多い
質問に対してあいまいな回答が多いファイナンシャルプランナーは危険です。
ベストな答えを知らない場合があるので注意してください。
ほかにも、聞きたいことと答えがずれているときも、信頼できません。
相談者のニーズを汲み取る力が不足していたり、最新の知識が足りない可能性があります。
きちんと回答してもらえないファイナンシャルプランナーには、再度の相談は避けましょう。
ファイナンシャルプランナーの相談料金が高い
ファイナンシャルプランナーの料金相場は、1時間あたり5,000円〜1万円前後です。
それ以上の費用がかかる場合は、相談をよく考えてください。
ただし提案書の作成などは別料金がかかるので注意しましょう。
具体的な料金体系について迷ったら、申し込み前に確認が必要です。
信頼できるファイナンシャルプランナーを選ぶ基準
ファイナンシャルプランナーの相談に意味がないわけではありません。
ただし、ファイナンシャルプランナーを探すときはコツが必要です。
相談しやすい相手かだけでなく、以下の点にも注意しましょう。
- CFPやAFPのFP資格を持っているか
- 中立的な立場で仕事をしているか
- アドバイスをきちんとできるか
- 相性がよく信頼できるか
- 相談したい分野の解決経験はあるか
- ほかの専門家とネットワークがあるか
- 無料FP相談をためしてみる
CFPやAFPのFP資格を持っているか
ファイナンシャルプランナーとして信頼できる証である、CFPやAFPを持っているか確認しましょう。
ファイナンシャル・プランニング技能士資格を持っていれば、ファイナンシャルプランナーとして活躍できます。
しかし、実はファイナンシャル・プランニング技能士は、学生でも取得できる資格です。
相談するときは、CFPやAFPを持っているファイナンシャルプランナーを選びましょう。
CFP認定者やAFP認定を持っているファイナンシャルプランナーは、実務レベルの能力があります。
2年ごとに決められた実務研修を経たファイナンシャルプランナーしか、CFPやAFPの資格を更新できません。
中立的な立場で仕事をしているか
中立的な立場で仕事をしているファイナンシャルプランナーは、信頼できます。
企業と提携していたり証券会社に所属しているファイナンシャルプランナーは、自社商品をアピールする可能性があります。
ほかに気になる商品やサービスがある場合は、積極的に質問しましょう。
ネガティブな情報だけを伝えられたり、最終的に自社商品を勧められたりしたら要注意です。
中立的な立場でアドバイスをしているファイナンシャルプランナーを探しましょう。
アドバイスをきちんとできるか
相談者の状況に合わせて、きちんとしたアドバイスが受けられるか確認してください。
ニーズに合わせた対応ができるファイナンシャルプランナーを選びましょう。
相談内容とずれていたり、的外れな回答をしたり、しっかりとアドバイスができないファイナンシャルプランナーは危険です。
アドバイスや回答を曖昧にせず、相談者の悩みを解決しているか、よく考えてください。
相性がよく信頼できるか
相談者によって相性のいいファイナンシャルプランナーは異なります。
同性の相談相手が良かったり、年上の担当者を希望したり、ファイナンシャルプランナーに求める条件は様々でしょう。
相談しやすい相手か、自分との相性を考えてください。
初回相談で頭に来たり嫌な思いをした場合は、無理にもう一度申し込む必要はありません。
年収や家計など、お金に関して話す相手なので、信頼できるファイナンシャルプランナーか見極めることは重要です。
相談したい分野の解決経験はあるか
相談したい分野について解決経験があるか、ファイナンシャルプランナーの経歴を確認しましょう。
ファイナンシャルプランナーによって、担当実績や得意分野が異なります。
家計管理やライフプランなど、自分が相談したい内容に向いているか確認してください。
相談実績を参考に、自分に合ったファイナンシャルプランナーを探すことをおすすめします。
ほかの専門家とネットワークがあるか
他の専門家とネットワークがあるファイナンシャルプランナーは強いです。
弁護士や行政書士、税理士などとつながりがあれば、幅広いニーズに答えてもらえるでしょう。
お金の問題を解決するためには、他の専門家の協力が必要なことがあります。
専門家とどのようなネットワークがあるのか、ファイナンシャルプランナーを確認してもいいですね。
無料FP相談をためしてみる
無料のファイナンシャルプランナー相談を試してもいいでしょう。
無料FP相談には、おもに以下のメリットがあります。
- お金のプロに無料で相談できる
- 有料の場合とアドバイスの質は大きく変わらない
- ファイナンシャルプランナーと相性が悪いときに乗り換えしやすい
万が一、担当者と相性が悪い場合、ファイナンシャルプランナーの乗り換えがしやすいでしょう。
無料で相談できるサービスですが、有料の場合とアドバイスの内容が大きく変わらないこともあります。
ファイナンシャルプランナーへの相談前に家計を見直そう
ファイナンシャルプランナー相談は、すべてのサービスに意味がないわけではありません。
ただし、お金に関する相談には自分が信頼できる相手を見つけましょう。
ローンや投資信託など金融商品を無理に売り込んできたり、他のサービスに誘導しようとする場合は要注意です。
CFPやAFPのFP資格を持っているかといった考え方も、ファイナンシャルプランナーを選ぶときに重要です。