免許は公的な証明書類になりますので、車を持っていなくても持っている人も多いですよね。
しかし普段運転していなくても、友人とのドライブで運転を頼まれることもあります。
頻繁に運転していないと、万が一借りた車や友人の車で事故を起こしたらどうしよう…と不安になり、一応保険に入ろうと考えます。
しかし短期間の運転で自動車事故を補償できる保険として、ドライバー保険と1日自動車保険(ちょいのり保険)があるため、どちらが自分に適しているかわからないですよね。
今回はドライバー保険と1日自動車保険の違いを紹介し、どちらに加入すべきかを皆さんにお伝えします。
3分で読める内容にまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ドライバー保険と1日自動車保険(ちょいのり保険)の3つの違い
ドライバー保険と1日自動車保険(ちょいのり保険)の違いは、以下の3点です。
- 保険期間が1日か1年か
- 補償対象になる車の種別が豊富か
- 車両保険が付帯されているか
以下で詳しく解説していきます。
①保険期間が1日か1年か
ドライバー保険と1日自動車保険の違いは、保険期間が1日か1年かです。
1日自動車保険は、その名の通り1日だけ保障が欲しいときに加入します。
友人と遊びに行くときの運転交代要員など、普段運転せずに自動車保険にも加入していない方向けの保険です。
ドライバー保険は保険期間が1年に設定されています。
普段から運転をするものの、都内で自家用車を持っていないなど、車を持っていない人に向けです。
1年間が保険期間になり、更新することも可能です。
②補償対象になる車の種別が豊富か
1日自動車保険はレジャー目的の利用が多いため、自家用車など普通車のみが補償対象になります。
そのためトラックなどの特殊車両を運転した場合は、補償対象外です。
ドライバー保険は、普通車に加えて、バイクや原付、自家用貨物車が補償対象に含まれます。
車以外も運転する機会のある方は、ドライバー保険に加入する方が確実に補償を得られます。
③車両保険が付帯されているか
実は1日自動車保険には車両保険が付帯されていますが、ドライバー保険には付帯されていません。
そのため相手への補償は対応可能ですが、事故を起こした車の補償はできません。
仮に友人や親せきから借りている車で事故を起こしても、貸してくれた相手へ自己負担で弁償させられることもあります。
ただし1日自動車保険では、走行中の事故にのみ補償が適用されます。
ドライバー保険と1日自動車保険どっちを選ぶべき?
ドライバー保険と1日自動車保険を選ぶ際は、自分がどちらに向いているかを確認しましょう。
以下でそれぞれ解説しています。
ドライバー保険を選ぶべき人の特徴
ドライバー保険を選ぶべき人の特徴は、以下の通りです。
- 自家用車がない人
- 頻繁に運転する機会がある人
- 普通車以外でも運転する人
ただし自損分の賠償は補償対象外なので、借りる相手は慎重に選んだほうが良いでしょう。
1日自動車保険を選ぶべき人の特徴
1日自動車保険を選ぶべき人の特徴
- 1日だけ車に乗る
- 別居している親の車を運転する
- 最大1週間まで乗る機会がある
- 少人数で保険に加入したい
1日自動車保険は、1日だけ車に乗る人はもちろんのこと、最大1週間まで延長できるので、長期間旅行を検討している人にもおすすめです。
また別居している親の車を運転するときも、補償が使えます。
友人との旅行時に複数名で保険に加入したい方は、最大3名まで記名被保険者にできる保険もあります。
自動車保険に他車運転特約が付いていれば他者所有の車も補償可能
「自動車保険に入っているけど、他の人の車を運転するから」と1日自動車保険やドライバー保険へ加入を検討しているそこのあなた。
加入している自動車保険の補償内容を確認してみて、「他車運転特約」がついているかを確認してみましょう。
他人の車を借りた時に事故を起こしても、自分の自動車保険の補償内容で賠償できるので、他人の自動車保険を借りて気まずくなることもありません。
自分・配偶者名義の車はドライバー保険・1日自動車保険の補償対象外
自分・配偶者名義の車はどちらも補償対象外になりますので、注意が必要です。
普段は車に乗らないからと自動車保険に加入しないままでいると、いざ自家用車を使うときに無保険状態で運転することになります。
自賠責保険が使えたとしても、自損分や過失割合によっては、自己負担額が大きくなってしまいます。
あくまで第三者の車を運転するときにのみ、ドライバー保険と1日自動車保険は検討しましょう。
ケースに応じてドライバー保険と1日自動車保険を使い分けよう
いかがでしたか?
1日自動車保険とドライバー保険は似たような保険だと思われがちですが、保険期間や目的別に応じた補償対象車が異なります。
車の利用目的をもとに、どちらの保険に加入する方がお得かを、よく考えてから加入しましょう。
どちらも簡単に手続きできるので、急ぐ必要はありません。