ガス代の高さに頭を悩ませている家庭も多いのではないでしょうか。
プロパンガスを利用している家庭だと、冬場に特に高額になる傾向にあります。
ガスは生活に関わるもののため、節約できないと思っている人もいますが、少しの工夫でガス代の節約は可能です。
そこでこの記事では、少しでもガス代を節約するための方法を紹介します。
ガス代は冬になると一番かさむ
ガス代は一年中同じ金額という家庭よりも、冬になるとかさむ家庭が多いのではないでしょうか。
ガス代は冬になると一番かさむのは普通のことで、その金額は2倍になるという家庭もあります。
冬になるとお湯を使う機会も増えるため、必然的にガス代が高くなるのです。
特に都市ガスよりもプロパンガスのほうが高い傾向にあります。
風呂の給湯器
夏場は暑いためお風呂は溜めずにシャワーで済ませてしまうという人もいますが、冬になると寒いため湯船にお湯を張って入浴する人もいます。
これもガス代が上がってしまう理由です。さらに追い焚きして入浴する機会が増えることも理由の一つとなっています。
また寒い冬になるとシャワーの温度上げて使う人もいますが、風呂の給湯器を使う機会が増えることで、ガス代が上がってしまうのです。
洗面時のお湯代
夏場には水で良くても、寒い冬になると冷たい水ではなくお湯を使って洗面をする人もいます。
お湯を沸かすためにガスを使っているため、夏よりもガス代がかかってしまうのは仕方のないことです。
さらに夏場より冬場のほうが水温が下がってしまい、温めるためのガスが余計にかかってしまいガス代が上がってしまうのです。
ガス代を節約できるコツ
ガス代は夏場より冬場のほうが高くなり、その金額は1.5倍~2倍の金額になるともいわれています。
特にガス代が高くなる冬場になると、その金額をもっと下げたいと頭を悩ませている家庭も多いのではないでしょうか。
そこでここではガス代を節約する方法を解説します。
少しでもガス代を節約する方法を知り、家計の負担を減らせるように出来ることから取り組んでみてください。
ガスと電気をセットプランで契約する
最近は電気とガスをセットで契約すると、料金が安くなるプランを用意しているガス会社もあります。
セットで契約することで、ガス料金だけでなく電気料金も安くなります。
また電気とガスを一緒にすることで請求もまとめられ、家計管理もしやすくなるメリットがあります。
追い炊き機能は極力利用しない
追い焚き機能はガス代を上げてしまう大きな原因の一つとなっているため、これを極力使わないようにするだけでもガス代節約になります。
寒い冬は感覚を空けずにお風呂に入るように意識するだけで、追い焚きの機会を減らしガス代を節約することに繋がります。
ちなみに追い焚きを1回減らすだけでも、年間6000円程度の節約ができると言われています。
お湯の温度は適温にする
お湯の温度を暑くしすぎず適温にするのも節約に繋がります。
一般的に湯船に張るお湯の温度は42度と言われていますが、38度程度にするだけでガス燃費量が減りガス代が安くなるのです。
またお湯の温度が低い方が温める時間も短縮され節約になります。
無理のない範囲でいつもより温度を下げて、ガス代を節約してみてください。
人数が少ないならシャワーで済ませる
凄く寒い日ではなく家族の人数が少ない場合には、シャワーで済ませるほうが節約になります。
湯船にお湯を貯めるのは、シャワーを15分程度出しっぱなしにしたときと同じと言われています。
そのため一人暮らしや2人暮らしなど、人数が少ない場合にはシャワーで済ませるほうが節約になるのです。
家族の人数に合わせてシャワーなのか湯船にするのか、使い分けるのも節約に繋がります。
節水シャワーヘッドを利用する
節水シャワーヘッドを使うのも、ガス代節約になります。
節水シャワーヘッドは水道代の節約なのでは?と思う人もいるかもしれませんが、シャワーに使う水の量を減らすことが結果ガス代の節約になります。
節水シャワーヘッドは、ヘッド部分に水を止めるためのボタンが付いており、簡単にシャワーを止められ節水に繋げています。
これを使うと、ガス代と水道代両方の大きな節約に繋がります。
製品によって節水力に差があるため、商品の値段と節水率を比べて選ぶのがおすすめです。
長時間ゆでる必要のあるものは圧力なべを使う
煮込み料理など長時間火にかけなければいけない料理を作る時には、圧力なべを使って時間短縮をしてガス代節約をしましょう。
通常の鍋でお肉や根菜類など、長時間火にかけて柔らかくする料理をするとガス代がかかってしまいます。
しかし圧力なべを使うだけで半分以下の加熱時間に短縮できます。
圧力なべがないと購入しなければいけませんが、長期的な目で見れば節約になるだけでなく料理も美味しくなるので、思い切って購入するのもおすすめです。
給湯器の温度を下げる
給湯器の温度を下げて使用するのも、節約のコツの一つです。給湯器の温度を下げて使用するだけで、年間1200円程度節約になります。
キッチンとお風呂の給湯器が一緒になっている場合は、シャワー中は温度を上げて使い、その間はキッチンで使わないようにしましょう。
またお湯を使わなくてよいときは、なるべく水で済ませるように心がけるのも節約になります。
強火ではなく中火で調理する
調理をするときは強火を使うとその分ガス代がかかってしまうため、節約のためには強火ではなく中火で調理しましょう。
特に高火力で長時間火にかけるような料理では、ガスの使用量が増えてガス代が高くなってしまいます。
調理を中火にするだけで、年間430円の節約になります。
火の調節だけで少しですが節約になるため、簡単にできる節約方法の一つといえます。
複数の調理を一気にやる
複数の調理を一つの鍋でできる場合には、一気に行ってしまうことでガス代節約になります。
煮る・焼くなど、複数を別々に調理するとそれだけガスを使用してしまいます。
これを同時に行えるものを一気に調理するようにするだけで、ガス代だけでなく時間の節約にもなります。
麺を茹でるときに野菜も一緒に茹でる、肉や野菜をそれぞれ耐熱袋に入れば味も気にならず一気に調理できておすすめです。
冷凍保存の食材は出来るだけ節約
冷凍保存して食材を解凍するときは、出来るだけ電子レンジを使うのもガス代節約になります。
冷凍されているものは、火を使って調理するよりも電子レンジを使って解凍するほうがガスを使わないため節約になるだけでなく、時短にも繋がります。
また野菜を茹でる・温める際にも、ガスを使うよりも電子レンジを使う方が早くて節約になりおすすめです。
ガスの料金が高いと感じたら、まず調理方法を電子レンジに変えてみるのが一番早い節約といえます。
IHヒーターを使う
ガス料金が高い場合、それを電気調理に変えることで値段を下げることも可能です。
ガスレンジではなく、電気屋さんなどで売られているIHヒーターを購入し、これを使って行うことでガス料金を大きく節約できます。
ガスレンジを使うよりもIHヒーターを使う電気料金のほうが安いため、家計の光熱費負担も減り節約になるでしょう。
余熱調理をする
調理する際に一旦火にかけ温めきったら、あとは余熱で調理するとガス代の節約になります。
余熱調理には保温鍋が必要なのでは?と思ってしまう人もいますが、普通の鍋でも調理後にタオルを巻いておく、調理時に鍋に蓋をするなどの工夫をすれば余熱調理は可能です。
温度を上げるまでにガスは必要ですが、それ以降は余熱調理を徹底しガス代を節約するレシピなども参考にしてみるのがおすすめです。
ガス代の支払い方法を変更する
ガス会社によっては支払い方法によって割引されたり、クレジットカードであればポイントが付いたりすることがあります。
そのため割引のある支払い方法や、ポイントの付くクレジットカード支払いに変更するのも節約の一つです。
口座振替で割引されるのと、毎月の支払いで付くクレジットカードポイントのどちらがお得なのか、じっくり調べてよりお得な支払い方法に変更して節約してみてください。
ガス代以外にも光熱費を節約しよう
ここまではガス代の節約方法について、そのコツを紹介してきました。
しかしガス代だけで大きな節約を目指すのは大変なことで、節約できている実感もしにくいと言えます。
そこでより大きく節約を実感するためには、電気代と水道代の節約も同時に行うことが大切です。
そこでここでは、電気代と水道代の節約について少し説明します。
電気代
電気代の節約には、
- こまめに電気を消す
- 使っていない家電のコンセントは抜く
- LED電球に変える
- 省エネ家電に買い替える
- 冷蔵庫の中身を減らして冷気が回りやすくする
等があります。
一つひとつの節約は小さくても、お金をかけなくてもすぐにできるものが多いのが電気代節約のメリットです。
出来ることから始めて、使っていない電気を消すなど習慣化できれば、大きな節約に繋がります。
水道代
水道代の節約には、
- 節水シャワーヘッドに変える
- シャワーを出しっぱなしにしない
- お風呂に貯めるお湯の量を減らす
- 洗い物をするときは水をためてまとめて洗う
などの方法があります。
特にシャワーのときに出しっぱなしにしてしまうと、1分間で20リットルものお湯を無駄にしていることになり、大きな無駄になってしまいます。
使わないときは水を止めることを意識するだけでも、水道代の節約に繋がるでしょう。
ガス代の料金を節約して家計の負担を軽減しよう
ガス代の料金の節約について解説しました。特に冬場のガス代の高さに悩んでいる人が多くいるでしょう。
少しでもガス代を節約して家計の負担を減らすためには、お湯の温度を意識する・調理時間を短くするための工夫などが大切です。
ただガス代だけ節約するのではなく、電気代や水道代も意識してトータルで光熱費の負担が減らせるように節約に取り組むことが、大きな節約に繋がります。